miss_youの観てきた!クチコミ一覧

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Performing Body 2013

Performing Body 2013

玉川大学芸術学部

玉川大学大学3号館 演劇スタジオ(東京都)

2013/11/28 (木) ~ 2013/12/01 (日)公演終了

満足度★★★★

無題917(13-346)
13:00の回(晴)。11:40会場(3号館)着、入り口前は陽当たり良好、高台にあるためか少し風あるも快適。1年前と同じく構内工事中、ガガガガッ…唸り声が響く。案内によると135分、(10分×3の休憩あり)。12:05「予約済み」「当日」に別れて列。12:14受付(整理番号あり)。しばらくしたらキャンセル待ちになっていました。12:31開場、椅子席の前にベンチシート席。赤を基調としたみやすい会場。

2012/12の「2012」からで2回目、此処は3回目。昨年は1本でしたが、本年は「A(6作品)」「B(8作品)」…の二本立て、1作品は共通のようです。予約が遅かったので「B」のみとなりました。2つが「沖縄」、1つが「岩手」で「和」。13:06(前説、吉田さん、鈴木さん)〜15:18終演。個人的にはスピードがある演目が好きなのですが、バレエ作品もあり、今回は全体にゆったり。

自分の顔の(柔らかい素材)お面をつけた演目が新鮮、(頭の、表と裏。つまり前からみても後ろからみてみても「顔」)を絶妙に使い分け、アイデア(振付)しだいでこんな作品ができるんだ、と感心しました。

「和」モノは、どうしても周りの雰囲気(自然、山、海、空、風…戸外)が実際とは違うため、(これも個人的ですが)いつもちょっと違和感を感じてしまうのでした。また、ラストは「バレエ」と「コンテンポラリー」の並(兢)演でしたが異質な感じ。

最後は、スタッフの皆さんもステージに上がって大きな拍手を受けていました。自宅を出て片道2時間、それでも来てよかったと思うのでした。

DIVISION POINT -分岐点-

DIVISION POINT -分岐点-

いいむろなおきマイムカンパニー

こまばアゴラ劇場(東京都)

2013/11/27 (水) ~ 2013/12/01 (日)公演終了

無題916(13-345)
20:00の回(晴)。19:12会場着、受付(整理番号あり)、19:31開場。前説なし(受付で諸注意あり)、20:01開演〜21:24終演。マイムは某グループの公演が好きでみに行きますが、(当然のことながら)こちらとは見せ所や作風が違います。カバンが出てきたので「空間固定」でみせるのかな、と思ったらそうでもありませんでした。笑の接点が違ったようです。

ネタバレBOX

日常のなんでもない動作なのにハッとしてしまう、デフォルメされたカラダの動きが妙にリアル、ありえないのに実に統制がとれている集団…こんなシーンをみることができたら、と思います。客席に笑い声が起きていましたので、私には合わなかっただけだと思います。
半神

半神

絵空箱 共同演出企画

パフォーミングギャラリー&カフェ『絵空箱』(東京都)

2013/11/27 (水) ~ 2013/12/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題915(13-344)
20:00の回(晴)。19:35受付、開場。客席はコの字型、カウンター側が正面。前後2列でかなり段差あり。役者さんは舞台上。白い衣装、床にも白い布、壁には2人分が対になった4セットの衣装、中央に木製のベンチ、上手にピアノ、床に書籍、天井からはプラスチック片のようなものや手鏡。20:04、4人がベンチで寄り添い20:06暗転~21:16終演。

今まで、萩尾さんの作品を舞台でみたことはありませんでした。みてもダメだろうと思い続けてきたからですが、本作「半神」は原画(2009/12@西武池袋店)をみたことがあり、また、会場が絵空箱だということでみにきました。

驚くほど強烈、前日のダンス公演でもピアノが演奏されましたが、今夜の演奏も時には激しく、また寂しげな音色、照明も心情をよく現した使い方。で、もう一回みることにしました。

2013/11/28追記:萩尾さんは、私がちょうどSFを読み始めた頃に出会い好きになった方で、2009年に原画展をみて、2010年に対談を聴きに行きました。作品としては1970年代のものが中心で「萩尾望都作品集(旧版:第一期、赤い表紙)」が揃っていて、「百億の昼と千億の夜」「スター・レッド」「銀の三角」あたりは個別に。

「11人いる!」の映像(TVと映画)が好きになれなかったので何となくお芝居も避けていました。もっとも、萩尾さんの作品そのものではありませんが、映画の「1999年の夏休み」(これも舞台版はちょっと…)、芝居では「トーマの頃を過ぎても(2012/1@「劇」小劇場)」がよかったので、いつかきっととは思っていました。

会場に入ってみると、床〜天井まで物語の世界に彩られていました。原作は読んでいませんが、原画展で、その四角い枠の中、「絵」の奥からじっと見つめられている感覚、それをふたたび感じることができるのか…

「ふたり」はそこにいて、もう一組の「ふたり」はその周りを巡る。つながっている「妹と姉」、もう一組の「妹と姉」、この切り替えは予想を超えていました。大きな動きはないのですが、表情、セリフ、照明(明暗と激しさ)、そしてこの芝居により緊張感を与えているピアノ。

客入れ…ゆったり、開演…単音(もっと変調させると「Echoes」になりそう)、劇中…ノイズ、過激、炸裂する心、ピアノは多くのことを語ります。

劇中、正面の壁に映ったものはなかなかリアル。

コの字型の客席配置ですが、せっかくなら「姉妹」の視線をまっすぐ受ける正面席で。

余談ですが、三浦さんは、同じこの会場で「おおばんぶるまー」をみました(2011/9)。

ネタバレBOX

短編ということは知っていて、どう膨らませるのかなと思っていたら、すっと、入れ替わっていました。原作にもこのシーンはあったのか?ガラッと変る姉妹の表情、感情、別人のようです。叩きつけられた鍵盤が放つ悲鳴のような音、明滅するストロボ、感情に突き動かされるカラダ。生音とマイクでひろった声、程よい音量と残響。大満足。
『 belta 』<ベルタ> 

『 belta 』<ベルタ> 

ダンスマルシェ

SuperDeluxe(東京都)

2013/11/26 (火) ~ 2013/11/26 (火)公演終了

満足度★★★★★

無題914(13-343)
20:00の回(曇)。勤め先から歩いて19:20会場着、チケットは持っているのでそのまま待ちます。19:29開場、四角い舞台をコの字に座席が囲み、桟敷、丸椅子、背もたれのある椅子(たぶん3〜4列)の順、後方から埋まります。桟敷と舞台とはとても近く、やはり床の照明がコの字に、その間に黒いビニールシートのようなものが敷かれています。それは繋がっていて、上手の隅、黒い「木」に届いています。そこからはまた黒い枝が天井まで。

「ダンスマルシェ」は2作目(「羽音」@北沢タウンホール、2011/7)、ここは初めて、六本木ヒルズのすぐ近く。19:55前説(50分)、20:05開演~21:08終演。物語性のある、ピアノ演奏とも息が合ったダンスでした。

前半:野性、草原〜個性、都会〜少女〜レディ。サバンナに昇る半円の太陽に似た照明の中でうずくまる、生まれたてのようにカラダを震えさせる。立ち上がり、歩き、やがて女性に変る…お化粧、ヘアスタイル…黒いドレスを纏い軽やかに…それがいつしか自分ではないことに気がついて…。後半:ピアノとダンスとの即興。力強いピアノに呼応、早いテンポ、とても見応え、聴き応えがあり、お客さんもいっぱい、中学生らしいグループからご年配の方まで。

必要と十分

必要と十分

わっしょいハウス

新宿眼科画廊(東京都)

2013/11/22 (金) ~ 2013/11/27 (水)公演終了

満足度★★★★★

無題913(13-342)
19:30の回(曇~雨)。公演があることは知っていましたが、こりっちの登録がないため直前の予約...が終了していたので、当日券です。18:50受付、19:21中へ、1階のほうです。入って左側(前後2列)と手前(1列)が客席(L字)。舞台に...おもちゃの生物、象、恐竜、猫(?)、奥の棚にもダルマ他、場所にアクセントをつけているそうです。こちらは(劇団名は知っていました)初めて。19:31前説(犬飼さん、85分)、空調が止まり、照明が変わって開演~20:59終演、アフタートーク21:05~21:33(ゲスト:ライター/編集者の九龍ジョーさん)。

ネタバレBOX

とても不思議、いつの間にか視点が移ろっていて、時間もあいまい、にもかかわらず「場所」についてはこだわる。

南長崎4丁目の住吉(であってる?)コーポ201号、壁も床も薄っぺら、階下の住人、宅配のおじさんがからんでくる...東京タワー、ツタヤ、有人宇宙船を小学校から打ち上げ、虚構がうずまきながら201号室に収斂。

脚本は2万3千字にもなったそうですが、一人芝居というコトバから(私が)想像するものとは随分違っていました(ですので★5)が、独特の味わい深さがありとても好み。

やはり此処は不思議な会場でした。
その日/比類なき明日の君へ

その日/比類なき明日の君へ

GULLCOMPANY

王子MON★STAR(東京都)

2013/11/20 (水) ~ 2013/11/23 (土)公演終了

満足度★★★★

無題912(13-341)
15:00の回(晴)、地下への階段手前で待ち、14:31受付、開場。ここは初めて(王子小劇場の「裏」あたり)、四角い舞台を半円形の客席(パイプ椅子、3列)が囲み、壁際にはソファ席。天井はドーム型で、大きなミラーボール。15:06開演~16:54終演。16:55~17:14アフタートーク。亜矢乃さんのお名前があったのでみに来ました。こちらは初めてでしたが、かなりよかったです。アフタトークでネタばれ、解説を聞いて、あぁそうだったのかと何となく気がついていた(素足)ところや、全く気がつかなかったところなど…「その日」。「比類なき〜」のほうは「SF」、この集団の目的、それを取り巻く社会状況、待っているのは「光る眼」「幼年期の終り」のように異質な世界なのでしょうか。

地を渡る舟 -1945/アチック・ミューゼアムと記述者たち-

地を渡る舟 -1945/アチック・ミューゼアムと記述者たち-

てがみ座

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2013/11/20 (水) ~ 2013/11/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題911(13-340)-2回目
14:00の回(晴)。初日に続いて2回目です。単なる印象ですが、それぞれの役が持つ宿命、志の部分がより深くでていたのではないかと思います。開演までの「雑踏の音」、話し声、バイク、池袋のホーム...。13:55前説(アナウンス)、
14:04開演~16:39終演。
「春のおたよりに始まった今年の「てがみ座」公演、本日で終了、来年の公演を待ちましょう。
茜色に染まった昭和初期の風景、土と共にあった生活、版図への野望、夜空に流れる焼夷弾、揺れる大地、一切を焼き尽くされてもなお再生する生命力、流れる文字はかな文字から現代語へ、行き交う人もいつしか携帯電話に。一時も止まることのない「時代」を感じるのでした。

紅小僧

紅小僧

劇団桟敷童子

ザ・スズナリ(東京都)

2013/11/14 (木) ~ 2013/11/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題910(13-339)
13:00の回(快晴)。12:15会場着、受付、12:30開場(指定席が先)。前列2列のベンチシートが自由席、A~Iが指定席。もちろん自由席。目の前に迫る舞台、雑木林が左右の壁を覆っている。組まれた木片の頭に付いているのは、ムンクの叫びのような「像」。風の音が鳴っている。13:00前説、開演~14:49終演。この場所で今までのような大きな物語ができるのか...そんな心配は開演とともに吹き飛んでしまいました。

ネタバレBOX

世界が拡がれば結界は狭まる、固有の約束事「俗」は弱まる、記憶は薄れ、形あるモノだけが痕跡を残す。地に沈む赤い小僧、空を真っ赤に染め抜く紅葉は明日の予感。おとことおんな、おやとこ。分厚い手の感覚、見えないモノへの畏れ、聖なるものへの畏敬。

私がこの劇団をみるようになったのは「泳ぐ機関車」からで、まだ3作目。
ミメイ

ミメイ

劇団ピアチェーレ

Ito・M・Studio(東京都)

2013/11/23 (土) ~ 2013/11/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題909(13-338)
18:00の回(晴)。少し早く着きました。会場前で、今まで(3作)、昼間の公演だったことに気がつきました。深い青に染まった夜空、浮かび上がる遠くのビル群、鼓動のように光る赤い航空障害灯、手前の住宅はシルエットになり、窓の明かりがみえます。

17:30受付、開場。1列目桟敷席、2列目ベンチシート席、3列目以降椅子席。砂時計型のテーブルと極小の椅子、2セット。室温が「30℃」になるかも、ということでしたがそほど暑くは感じませんでした(場所によって違うのかも)。

こちらは4作目...1年半になりました。当パンに本公演で4年生が引退とあります。「MOMOS(2012/4)」、「表に出ろいっ!(2012/10)」...浅賀さん、山下さん、演出水野さん、そしてスタッフのみなさん(浅賀さんは、@横浜で客演されたときにみに行きました)。

最初どうしてみに行こうと思ったのか思い出せないのですが、「MOMOS」をみ終った後、次回もみに行こうと思ったことは覚えています。

迫りくる厄災、理想郷を求め、.崩壊と再生。意図的に重くならないようにしているようですし、名前の仕掛け、終盤の展開はなかなかの腕前。私の好きな小説に「喪われた都市の記録」という作品があり---1972年のSF作品なので古本でしか入手できない(ハルキ文庫ならどこかにあるか?)か、無に還るとも繰り返し立ち上がる---この作品と重なりました。ただ、もう少し切替--「ミカケ/シカケ」等、が視覚的にもはっきりみえていたらよかったかなと思いました。

4年生のみなさん、よい作品をありがとうございました。卒業後、それぞれの道を進むことと思います。もし、どこかの劇場でお会いできることがあれば出かけて行きましょう。

※細部までは理解できていないような気がするので、可能であれば、脚本を公開していただけるとありがたいです(MOMOSも)。


ネタバレBOX

11/24追記:「最後の審判」は、その意味で、人類の終わりの情景であると同時に、始まりの姿でもあるのだ。この『人類の始まりの姿』というのはねあらゆる危機災害災難に打ちのめされ、洗い流された果てに、なお生き残る人類の姿なのである。「ミケランジェロ(木下長宏 著)」より。※システィーナ礼拝堂「最後の審判」について。
ヴォイツェク

ヴォイツェク

ttu【2017年5月末解散】

酒井理髪店 2F スペース(東京都)

2013/11/22 (金) ~ 2013/11/25 (月)公演終了

満足度★★★★★

無題908(13-337)
19:30の回(晴)。焼き鳥屋(いい匂いが…)の隣、入口前で待ちます。19:13受付、19:15開場、狭い階段を上がり、案内された奥の席に座ります…「物件」の図面でいうと、右上。内部は「バートルビー」の時のようなつくりで…何もないただの部屋、窓を暗幕で覆うわけでもなく、窓の外はむき出しの街、階下から話し声が聞こえます。階段上がった左側にテーブル、ラジカセ、Mac、ハンドベル、E.ギター、アンプ。床の真ん中に白線のヒト型、3辺の壁際に客席、チラシでみると、右から時計回りで左側、中央の柱まで。「Vol.4」とありますがイベント参加作品を含め5作目です。
5月の福岡公演は行けなかったものの、今夜は出演された木村さんも客席に(ちょっとお話)、木村さんはダンサーで2011/5(@デイ・プラッツ)から、6〜7回みに行ってます。Vol.1〜3に出ていらした岩崎さんもダンサー、5月にpit北/区域の公演へ行きました。
公演前にいただいたメールに寒い可能性…とありましたが、一部のシーンで(演出上)そう感じることがありましたが概ね良好でした。
19:31前説(70分)、19:35開演〜20:53終演。「ヴォイツェク」は未読、本公演、ますます異色。

気になったので帰ってから確認すると、小川さん、shelf(2013/6@d-倉庫)でみていました。

ネタバレBOX

双方向の「会話」ではなく、意思疎通のための「身体言語」でもなく、状況を補完するための「音」や「光」でもないもので満ちた48.55㎡。

白線にあわせ重なるカラダ、広がる6本の腕..6本の腕の持ち主は三面六臂の阿修羅像...ゆえに、此処は修羅場なのでしょう。

付きまとうノイズ、繰り返すこと、従うことによってのみ過ごすことができる日常。

消えては現れる個体、此処は何だったのでしょう。視界に異質を持ち込もうとしているのか、「階段」の先は地獄ではないかと思えてくる。引きずりこもうとする俗世間の声、ノイズ。

不思議、混乱、異形...そして刺激的な空間と時間でした。

地を渡る舟 -1945/アチック・ミューゼアムと記述者たち-

地を渡る舟 -1945/アチック・ミューゼアムと記述者たち-

てがみ座

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2013/11/20 (水) ~ 2013/11/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題907(13-336)
19:00の回(曇)。18:35会場着、受付(受付は18:15から、指定席、座席は「Aパターン」)。舞台は古い木造の大きな部屋、横長の机(作業台らしい)、椅子、上手に棚、下手は2階への階段。奥は廊下、ガラス戸、雨戸が閉まっている。18:56前説(150分)、開場時から聞こえているざわめきが止まり列車の音(?)、くぐもった話声、時間通りに開演~21:29終演。正面に「1935年」「1943年」「1945年」と表示され、徐々に戦争の影が拡がってきます。
てがみ座は8作目(本年は3作、「おたより」を含み、スタンプラリー完結)、ここ数作は対面式でしたが、本作は通常の配置。七味さんがでるというのでどのような役なんだろうと思いながら開演を待ちました。遥かな昔ではなく振り向けばすぐ見え、手を伸ばせば触れることができるはずの「時代」、戦いが終わるその前までをひとつの部屋から描いた作品。ランプにかけられた黒い布は「灯火管制」でしょうか、戦争の影が徐々に沁み出してきます。大東亜共栄圏、空を覆う「B(BOMBER)」、敗戦の予感、そして舞台は一足飛びに現代へ。

月闇の詩 ‐羽衣の調べ‐

月闇の詩 ‐羽衣の調べ‐

劇団 夢神楽

テアトルBONBON(東京都)

2013/11/20 (水) ~ 2013/11/24 (日)公演終了

無題906(13-335)
19:00の回(曇)。18:32会場着、受付、中へ。1列目はパイプ椅子、2列目からは劇場の椅子。赤と青の舞台、竹の図柄、18:55前説(130分)、19:02開演~20分ほどしてタイトル表示とダンス、21:14終演。すみません、大きな物語だと思うのですが、よくわかりませんでした。天界と地上との争い...?

ネタバレBOX

当パンで物語の背景、構造、勢力関係、人物紹介があったら、もっと違った感想になったと思いますが、ほとんどわかりませんでした。物語固有の単語がでてきても、それが何なのかがわからず、なぜ争っているのか、目的は何か、刀を使うということは、時代はいつごろなのか..考えていると現代の会話になっていて...

整理できないまま終演してしまいました。
『タガタリススムの、的、な。』

『タガタリススムの、的、な。』

舞台芸術集団 地下空港

ギャラリーSite(東京都)

2013/11/14 (木) ~ 2013/11/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題905(13-334)ー2回目
19:30の回(曇)。今夜は入口に「受付19:00」の貼り紙あり、時間少し前、中で整列、19:00受付、台本を購入し会場へ。注射し、前回とは違う右サイド(長方形の長辺)、撮影用のカメラが入っていました。左側は演奏者他のブース、座ってみると「増殖島」もこの近くでした(そういえば自分で「椅子」を作りましたね)。当日券はキャンセル待ちだったようで、四方のベンチシート以外に椅子席も出ていました。

19:31前説(95分)、演奏が始まり〜21:18終演。

2回目ですが、やっぱり面白いのです、むちゃくちゃ面白い。ちょっとSF、主人公たちの逃避行と困難に立ち向かう勇気、思いがけない運命…これって、昔、SFを読み始めた頃、盛んに(繰り返し)読んでいたジュヴィナイルSFと同じテイスト…何回もみたくなるはずです。主役のお二人、磯村さん(初めて)、田代さん(3作目)、がまさにはまり役。通常、会場は動きませんが、役者さんは目の前を疾走、格闘、「中」と「外」の切り替えなどスピード感に満ち、場内が隅々まで物語で満ちていました。終演後、主宰の伊藤さんにご挨拶した時、それこそ全身全霊を込めて創っているとおっしゃっていました。それでもすぐにまた次回作をお願いしたくなるのです。

ネタバレBOX

仕掛けを全部オープンにし、それを「形」としてみせてくれます。暗転せず、主人公たちの状況にあわせ空間は色を変え(明かりと暗がり)、ちょっとした小道具、グラス、覆面、ハンドル…が場面の「らしさ」を深め、響くコーラス、Live感十分な生放送(中継)…どれもが冴えているのでした。
さめザわ

さめザわ

張ち切れパンダ

サンモールスタジオ(東京都)

2013/11/13 (水) ~ 2013/11/20 (水)公演終了

無題904(13-333)
19:00の回(曇)。18:30受付、開場。事務所のようであり、休憩室のようでもある部屋。中央にドア、コルクボード、行動予定表、カレンダー、地図、ポットにグラス、多段式の書類入れ、下手はロッカー(扉に、山田、ゆみ..名札)、上にはダンボール(えだまめ、ほうれん草、なす)、奥に着替用のコーナー、上手には事務机、椅子、テープカッター、電話機、、他にテーブルに椅子、ソファ。雑誌が山積み。天井近くにH鋼や配管、床はタイルカーペット、1列目ミニ椅子、2列目パイプ椅子...フラット、以降、段差あり。BGMは店内放送..?19:00前説(アナウンス、105分)、19:06開演~PM1:00の文字~20:54終演。「醜い蛙の子」をみたのは2011/5、2作目です。

ネタバレBOX

途中でお一人帰ったようです。なんだかわかるように思います。本作、あわなかったのか、ほとんどわかりませんでした。

全体に絶叫調、現実にはありえない展開(死んだふり、警官の行動、店員のいろいろ)、でも、喜劇でもなく不条理劇でもなさそう。キャラクターに差がないためくどく感じてしまいました。ここ(スーパー)の従業員はいつも(事あるごとに)ハイテンションという設定なのでしょうか…

影の薄い男と消え去る運命のスーパー、店舗の譲渡ならとりあえず権利証がいるだろうし、いや代金支払いと同時か…あれは実印だろう…契約書は甲乙、2通作らないのか…110番(人が死んでいる)したらもっと大勢で来るだろうし…

挨拶の唱和はもっときびきびやると思うけど、これで接客できるのか…

とは言っても、お客さんはたくさん入っていたし、終演後のロビーも賑わっていました。出ようともがいていると目の前にトツゲキのYさん、目でご挨拶。

SENTAKU  〜type02〜

SENTAKU 〜type02〜

削除

秋葉原アトリエ「ACT&B」(東京都)

2013/11/17 (日) ~ 2013/11/17 (日)公演終了

満足度★★★★

無題903(13-332)
17:30の回(曇)。昼はダンス公演を都内とは逆方向(北)でみていて、そのまま帰宅予定でしたが、夜公演を眺めていて本公演をみつけたのでやってきました。17:00受付、「どちらの劇団ですか?」と訊かれ「へっ???」、ちゃんと名前はあったので座椅子席に座ります。小さな当パンをみると「演劇カタログ 幻想絵画」???、勘違いしていました。蛻皮表演が2時間、ではなく、4団体×30分(^_^恥)、でした。

他の3団体(Pyxis、ゲマヒカ@もうすぐ一周年、劇団Extrajoket)は初めて。企画の意図として「外に向かって表現していく機会」を作る、とありました(毎月1回)、なるほどー。4団体みて、やっぱり30分でお話をまとめないと難しいなぁ、と感じました。

「ゲマヒカ」は「赤ずきん」「一休さん」のパロディー等、3人の朗読が面白く笑ってしまう、蛻皮表演はもちろんいつもの「味わい」。蛸谷さんは、@兎亭、salty rockの公演に客演していたのをみに行きました(2013/10)が、蛻皮表演は「信仰連鎖(2012/9)」以来。

さて、本作は「@まめ芝(未見)」の新バージョンでしょうか(type02)。ロボット、アンドロイド、クローン…と「人」との物語には、ほんのり哀しみの香りがするのです。有機、無機。自然、人工。寿命、耐用年数。感情、計算結果、オリジナルとコピー、異質なものとの交流が実は我々自身の周囲との関わり方だったりするわけですね。

そんな想いがするお話でした。

余談ですが、座椅子席は背中の部分が低いので結構背中が痛くなるものです。コートなどをたたんで背もたれにすると少しは楽。

Red

Red

Good ketchup

鴻巣市文化センター クレアこうのす(埼玉県)

2013/11/17 (日) ~ 2013/11/17 (日)公演終了

無題902(13-331)
13:00の回(晴れ、暖かい)。高崎線が不発弾処理で一部運休とあったので早めに移動、此処(鴻巣)は初めて、駅から会場まで一本道で約20分往復とも歩きます、11:52会場着、2階ロビー、大ホールでは吹奏楽のコンテスト、外の芝生ではお弁当を食べている中学生。12:00受付、12:33開場、座席はひな壇、高い天井、舞台には黒いカーテン、12:55ブザーが鳴り前説(60分)、12:59男(ピエロのイメージ)が現れ座席に、13:00開演〜14:09終演。子供さんも多く、その笑い声が聞こえてきます。「説明」に加え、ヴァイオリン演奏、タップ、アヒルや風船を使ってのパフォーマンス、いつもみに行くダンス公演とは違って、楽しさ重視…を全面に出した振付のように感じました。「ブレイク」はみたことがなかったのでこれはよかったです。

小ホールは最大306席だそうですが、当日はフラットエリアが舞台、固定椅子エリアが客席、H〜Qで180人。受付が開演1時間前で整理券が出ず、30分前開場、ちと時間を持て余してしまいました。

池田さん(お二人)は、江古田、セッションハウスなどでみていて、自宅からそう遠い会場ではないのでみにきました。

さくらの会-太宰 治『女生徒』より-

さくらの会-太宰 治『女生徒』より-

学習院女子大学 pafe.GWC実行委員会

学習院女子大学 やわらぎホール(東京都)

2013/11/16 (土) ~ 2013/11/17 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題901(13-330)
19:00の回(晴)。18:15正門着、スタッフの方がいらっしゃるので訊いてみると受付しているそうで、警備の方から「入講証」を受け取り中へ入ります。いつものように途中にもスタッフの方。受付(整理券あり)をするとソフトドリンクを勧められたのでいただきます。入場は、右側の通路奥、舞台袖から。19:01開場、しばらく位置の感覚がなくなりとりあえず桟敷席に座りますが、目の前にカーテンがあり様子がわかりません。座席後方は椅子席。虫の声が聞こえています。19:09前説(60分)、開演、女性がひとり~20:03終演。2011/12「冬の穴」から3年目、5作品目となりました。今年もチラシはみていたものの「ACT1、2」しかみていなくて、メールで案内をいただかなかったら見逃していました。

ネタバレBOX

「女生徒」は電車の中、青空文庫で復習済み、もうひとつの 「閏房哲学. (サド)」のことは知らないが、先日「最後の晩餐の真実」を読んだので、一部はなんとくわかったような気分になる。

舞台そでから入ったので座っているのは「舞台」..ということはカーテンの向こうは客席。当パンに載っている役者さんの写真がなぜ「客席」で撮られているのか...そういうことでした。

この視点が逆転したせいもあるでしょうが、会場が「生きているように」感じられ、夜、みなが寝静まる時間、ひとり、ふたりと座席の間から姿をみせ、お話を包み込む。流れるクラシック、明と暗を際立たせる照明、コマのような動き、(魔法の力で)からくり時計に姿を変える。

頭に巻いているのは包帯のようにも見え、胸に拡がる赤い沁みは...サドからきているのでしょうか。

小劇場で(ひな壇)客席を舞台にしたのをみたことがありますが、ホールの舞台に上がっての観劇は(一般人として)新鮮でした。ちなみに、2011年のポかリン記憶舎「冬の穴」は、ホールの中ですらなくロビーで演じられました。

真っ赤な「男」のメガネと赤鼻はajiで使っていたものですね。でも、青い飲み物が出なかったのは寂しい。
『タガタリススムの、的、な。』

『タガタリススムの、的、な。』

舞台芸術集団 地下空港

ギャラリーSite(東京都)

2013/11/14 (木) ~ 2013/11/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題900(13-329)
14:00の回(快晴)。建物の外で待ち、13:30受付、開場、入って行こうと右へ曲がり…見えた会場はやけに暗く、狭い…大きな倉庫みたいなものがある。その手前で手を出すように言われ左手を出すとペンのようなものが押し当てられる(痛いとか、くすぐったいものではない)。360°ぐるっと、「倉庫」と壁沿いに設けられた「客席」、その間の「通路」、そのすべてが舞台であり、どこで何が起こるかわからない。照明が暗いが「倉庫」の壁がブラインドであることに気づく、中で何か動いている。終演後、本作の美術は「増殖島(2011/12@本会場)」と同じ伊藤さんだと教えていただく(ソウダッタノカ!)、役者さんたちが「通路」でお客さんの誘導、全員、白い衣装、いたるところにジッパーが縫い付けてあり、靴も白。4作目です。14:00前説(90分)、14:02開演〜15:44終演。演奏、小道具、走る、歌う、生映像、芝居に引きずり込まれる「自分」、途切れることのない快い緊張感、会場を出ても感じるこの感覚、あ〜、とっても良かった!! (もう一回行けるか…)

長方形なので、横からのほうが広く、見やすいかもしれません。縦にみると(横幅がないので))役者さんが重なってしまいます。

ネタバレBOX

13:54一部のブラインドが開き、「内部」が見える…(正確ではないが)2.5人いる。田代さんがいないなと思っていたのですが、中でした。

入口で手に押されたのはLC(リキッドコンピュータ)だったらしい、脳の機能を補完するだけではなく、コントロールされる...。劇中、今が2053年であることが明らかになる。最後まで「会社」がなにをしているのかは明らかにならない。どこまで引っ張れるか..目いっぱい惹きつける力は「増殖島」に負けていません。

ブラインドを支える四隅の柱、能舞台の柱にも似て、集中力を高め,そこから出てくれば物語がより迫ってくるように感じます。ブラインドの開け閉めがリズミカルに行われ、空気をかき乱します。

劇中のバグのような、デジタルノイズのような現象、フルートを尺八のように吹く、カメラで撮ったものを天井に写し、モザイクまで施す。

異色の舞台は健在、何度でも見たくなるお芝居でした。

しゃらくせぇ!

しゃらくせぇ!

Project ONE&ONLY

「劇」小劇場(東京都)

2013/11/14 (木) ~ 2013/11/17 (日)公演終了

無題889(13-328)
19:00の回(曇)。18:27会場着、受付(整理券あり)、18:30開場。中央には白い布がかかっていて何があるのだろうと思わせる、板の間、下手に段差あり。時は江戸、なので何処かの大きな部屋、だけど流れていたのは洋楽。18:55前説(アンウンス、115分)、「R10-07B(再演希望)」からで4作目です。20:54終演。

ネタバレBOX

19:03(暗転せず)突然客席右、瓦版売りが登場、ポンポンと飛び出すセリフ、なにやら事件...鬼がでる。写楽は何者だったのか、という謎解きがどう展開するのか面白く見せていただきました。

ただ、いつもみていた「楽園」とちがって、座っている場面が多い(=動きが少ない)こと、ハコが大きくなった分、出ハケに時間がかかること、江戸言葉(べらんめえ口調)...これがけっこう難しいこと(そのせいか、セリフがかたい)、などが影響し、やや大人しいつくりになってしまったような印象でした。
僕の偉大なるアイザック・ニュートン

僕の偉大なるアイザック・ニュートン

feblaboプロデュース

駅前劇場(東京都)

2013/11/13 (水) ~ 2013/11/17 (日)公演終了

無題888(13-327)
19:45の回(曇)。19:04受付(整理番号あり)、19:16開場、黒いブロック壁、手前にも数個、床に舞台を前後に仕切る白線が一本。パイプ椅子にクッション、前方席はフラット、場内の照明が暗いため当パンが読みにくく、特に、隣の方の影が重なるとほとんど真っ黒。前説なしで19:48開演〜21:46終演、21:50〜22:01「38㎜」の歌。「38㎜」が出ると知らなかったのでビックリ(@王子のライブは2012/12でした)。そういう世界だという説明がないまま、日常的な話が展開され、間に、空想的な話が絡んでくるのですが、そうでなければならない核心的なものがどこにあったのか…がよくわかりませんでした。

ネタバレBOX

AI、自己学習はいいとして、核戦争(そんなすぐに造れるのか。というよりそれほど仲が悪いのか、この時代)、火星探索(コストが合わないだろうに)、異種の誕生(あそこまでいくには何千万年かかるだろうか、そうではなく宇宙人か地底人か)、テレパシー(とは言ってませんが…)…など、ちょっと考えてしまいました。

と言っても、お芝居は楽しくみることができました。白線の使い方、オープニングのタイトル表示、ミリナのキャラクター設定。

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