ヴォイツェク 公演情報 ttu【2017年5月末解散】「ヴォイツェク」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    無題908(13-337)
    19:30の回(晴)。焼き鳥屋(いい匂いが…)の隣、入口前で待ちます。19:13受付、19:15開場、狭い階段を上がり、案内された奥の席に座ります…「物件」の図面でいうと、右上。内部は「バートルビー」の時のようなつくりで…何もないただの部屋、窓を暗幕で覆うわけでもなく、窓の外はむき出しの街、階下から話し声が聞こえます。階段上がった左側にテーブル、ラジカセ、Mac、ハンドベル、E.ギター、アンプ。床の真ん中に白線のヒト型、3辺の壁際に客席、チラシでみると、右から時計回りで左側、中央の柱まで。「Vol.4」とありますがイベント参加作品を含め5作目です。
    5月の福岡公演は行けなかったものの、今夜は出演された木村さんも客席に(ちょっとお話)、木村さんはダンサーで2011/5(@デイ・プラッツ)から、6〜7回みに行ってます。Vol.1〜3に出ていらした岩崎さんもダンサー、5月にpit北/区域の公演へ行きました。
    公演前にいただいたメールに寒い可能性…とありましたが、一部のシーンで(演出上)そう感じることがありましたが概ね良好でした。
    19:31前説(70分)、19:35開演〜20:53終演。「ヴォイツェク」は未読、本公演、ますます異色。

    気になったので帰ってから確認すると、小川さん、shelf(2013/6@d-倉庫)でみていました。

    ネタバレBOX

    双方向の「会話」ではなく、意思疎通のための「身体言語」でもなく、状況を補完するための「音」や「光」でもないもので満ちた48.55㎡。

    白線にあわせ重なるカラダ、広がる6本の腕..6本の腕の持ち主は三面六臂の阿修羅像...ゆえに、此処は修羅場なのでしょう。

    付きまとうノイズ、繰り返すこと、従うことによってのみ過ごすことができる日常。

    消えては現れる個体、此処は何だったのでしょう。視界に異質を持ち込もうとしているのか、「階段」の先は地獄ではないかと思えてくる。引きずりこもうとする俗世間の声、ノイズ。

    不思議、混乱、異形...そして刺激的な空間と時間でした。

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    2013/11/23 15:56

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