『タガタリススムの、的、な。』 公演情報 舞台芸術集団 地下空港「『タガタリススムの、的、な。』」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    無題900(13-329)
    14:00の回(快晴)。建物の外で待ち、13:30受付、開場、入って行こうと右へ曲がり…見えた会場はやけに暗く、狭い…大きな倉庫みたいなものがある。その手前で手を出すように言われ左手を出すとペンのようなものが押し当てられる(痛いとか、くすぐったいものではない)。360°ぐるっと、「倉庫」と壁沿いに設けられた「客席」、その間の「通路」、そのすべてが舞台であり、どこで何が起こるかわからない。照明が暗いが「倉庫」の壁がブラインドであることに気づく、中で何か動いている。終演後、本作の美術は「増殖島(2011/12@本会場)」と同じ伊藤さんだと教えていただく(ソウダッタノカ!)、役者さんたちが「通路」でお客さんの誘導、全員、白い衣装、いたるところにジッパーが縫い付けてあり、靴も白。4作目です。14:00前説(90分)、14:02開演〜15:44終演。演奏、小道具、走る、歌う、生映像、芝居に引きずり込まれる「自分」、途切れることのない快い緊張感、会場を出ても感じるこの感覚、あ〜、とっても良かった!! (もう一回行けるか…)

    長方形なので、横からのほうが広く、見やすいかもしれません。縦にみると(横幅がないので))役者さんが重なってしまいます。

    ネタバレBOX

    13:54一部のブラインドが開き、「内部」が見える…(正確ではないが)2.5人いる。田代さんがいないなと思っていたのですが、中でした。

    入口で手に押されたのはLC(リキッドコンピュータ)だったらしい、脳の機能を補完するだけではなく、コントロールされる...。劇中、今が2053年であることが明らかになる。最後まで「会社」がなにをしているのかは明らかにならない。どこまで引っ張れるか..目いっぱい惹きつける力は「増殖島」に負けていません。

    ブラインドを支える四隅の柱、能舞台の柱にも似て、集中力を高め,そこから出てくれば物語がより迫ってくるように感じます。ブラインドの開け閉めがリズミカルに行われ、空気をかき乱します。

    劇中のバグのような、デジタルノイズのような現象、フルートを尺八のように吹く、カメラで撮ったものを天井に写し、モザイクまで施す。

    異色の舞台は健在、何度でも見たくなるお芝居でした。

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    2013/11/16 16:54

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