miss_youの観てきた!クチコミ一覧

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夏の夜の夢

夏の夜の夢

青年団リンク・RoMT

サンモールスタジオ(東京都)

2017/03/10 (金) ~ 2017/03/20 (月)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/03/10 (金) 19:00

無題2027(17-030)

19:00の回(晴)。

18:30受付(整理券あり)、18:40開場、L字の客席、奥の一番入り口側に座ります。役者さんたち数人がラフな格好で舞台上に、中央に枯れたような木が一本、天井にターンテーブルが逆さまに吊ってあります。

18:55前説(150分)、18:57全員ハケて、風の音、虫の声、19:04開演~21:37終演。

本作...野外劇「水神の森 眞夏の夜の夢(2016/9@東白髭公園)」で怪作を観ただけ、原作は読んだことなし。

L字の奥のほうが役者さんに近いし、壁沿いを行き来する役者さんがみえる。

お客さんに語りかけるような演技が「一座」の芝居を観ているような感じでとても楽しい。始まりはいつものようにセリフ回しに違和感があったものの、役者さんたちをひとりひとり追って行くうちに気にならなくなりました。

対面の客席だと気になったりするものですが...(観客を排した)リアルな情景を観るより、自分が観客と一緒にこの物語を観ているという雰囲気がよかったと思いました。

小林さんのダンスは過去の作品とも重なって神聖な感じを受け、どちらかというとパフォーマンス色の強い作品にでていらした中野さんは粒のそろった声で初めての長セリフを聴きました。

井上幸太郎さん「この世の楽園(2013/10@雑遊)」「丘の上、ただひとつの家(2015/2)」。
井上みなみさんは「バナ学eyes★芸劇大大大大大作戦(2011/6@水天宮)にお名前がありますがもちろん誰が誰だか??状態でした。
亀山浩史さん「空っぽの騎士2011/10@d)」。山田宏平さん「宇宙船(2014/9@王子)」。
小瀧万梨子さん「デジタル(2014/9@アゴラ)」他。
小林真梨恵さん「わたしたちのからだは星でできている(2016/7@青少年センター)」他。
中野志保実さん「わたしたちのことを知っているものはいない(2016/11@桜台)」他。

ジョシ

ジョシ

劇団トキ

シアター・バビロンの流れのほとりにて(東京都)

2017/03/10 (金) ~ 2017/03/12 (日)公演終了

鑑賞日2017/03/11 (土) 14:30

無題2026(17-029)

14:30の回(晴)。13:55受付開場、中央に脚立、囲むように正方形の島が3つ、ひな壇に設えた客席、14:31前説~開演~15:34終演。

「夏芙蓉(2016/8」が初めてで2公演目、演じるのはそのときにも出ていらしたお二人。

アマヤドリ広田淳一さんの作品(初演:2003/再演:2007)。アマヤドリの作品は何作か観ましたがどちらかというと苦手。WEBに公開されているので斜め読みしてみましたが全然わかりませんでした。
※よく読むと違うのかもしれません(感性が枯渇しているか?)

ですので観劇中も役者さんや演出がというのではないところで「?」状態。というわけで終演後、どうしてこの戯曲を選んだのかお訊きしたしだい。

ひとつ気になった点
「説明」に...引用...バイトの徹夜明けで帰る真夏の日本の「朝またぎ」とあります。ちょっともったいない。

DANCE Plan 2017

DANCE Plan 2017

(社)現代舞踊協会

こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)

2017/03/11 (土) ~ 2017/03/12 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/03/12 (日) 17:50

無題2025(17-028)

17:50の回(晴)

17:10(?)ロビー開場、17:30開場(はじめの整列順に)、17:50開演の挨拶。ここでは開場のかなり前から並ぶことが多いので前方席をご希望の方は早めにいらっしゃるのがよいと思います。

オープニング 日本舞踊(しぐさ)について17:50-18:02

本編(1)18:02-19:02 20分休憩...本編(2)を観ずにここで退席...。

12演目、ソロ、ユニット。

鷹栖歩莉さんが出るので観に来ました。鷹栖さんはトゥリル「DANCE ASSORT(2015/6@絵空箱)」で観たのが初めてで、その後なかなか機会がありません。山内梨恵子さん「Dance Gathering Performance vol.6(2016/2)」、澤原春海さん、中路久美子さん「DANCE PLAN2014(2014/2))」
もしかしたら他にも観ていた方がいらっしゃるのかも。

演じる時間はとても短く物足りなさを感じるものの、閃きや煌きを感じる作品に出会うとダンスはいいなとしみじみ思うのでした。

根も葉も漬けて

根も葉も漬けて

やみ・あがりシアター

中野スタジオあくとれ(東京都)

2017/03/09 (木) ~ 2017/03/12 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/03/09 (木)

無題2024(17-027)

19:00の回(晴)

18:31受付、開場。

やみ・あがりシアター4作目(2016/1@東演から)。

過去公演を除くと、依田玲奈さん「息が苦しくなるほどに跳ぶ(2016/11@NICA)」※加藤さんも...ですね。笠浦静花さんは「ビハインド スコアボード(2016/11@ラビネスト)」。

開演前、諸注意の中に上演中は帽子を...という内容があり感心(なかなかそこまでは聞かない。

19:02開演~20:37終演(ぴったり予定通り)。

真ん中に丸いちゃぶ台、永久に回り続ける星のように場面はグルグル回り、時間は戻りながら跳び、どんどん多次元化していくような錯覚。

夢には追いつけずブラックホールのごとき「東京(寒い)」でタイムループ、食事と家族と過ごす団欒(暖かい)には花びら(食用花)だけが鮮やかな色を放っている。

前作とはだいぶ違う印象。でも、よく考えると4作とも違っていました。

絵に描いたようにハッピーな人はひとりもいない、揺れながら消えてゆく蝋燭のように儚く脆い人生、そんなものだ。散った花は物悲しく、いつになったら(タイム)トンネルを抜けるのか。

※終演後、前作のDVDを購入、自宅でチラ見。やっぱり面白い。

一人芝居 桜の森の満開の下

一人芝居 桜の森の満開の下

KArNa

パフォーミングギャラリー&カフェ『絵空箱』(東京都)

2017/03/01 (水) ~ 2017/03/01 (水)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/03/01 (水)

無題2023(17-026)

19:00の回(曇~雨)。1時間前開場。18:15着で中へ。天井から桃色の薄布が垂れていて、中央には縦縞ということは桜の木のイメージか。

原作:坂口安吾はもちろん読んだことはなく、帰りの電車内で青空文庫を超斜め読み。
※人間椅子の同名曲はCDを持っていて良く聴きました。

当パンに「青山学院大学の音楽劇サークルに所属する同期3人」とありました。青学は昨年10月に青山祭公演「トキグスリ、売ってます。」を観に行きました。今週も公演「Night Prism」があるので行ってみようかと思っています。

18:55「5分おし」の告知、70~80分とのこと。19:05開演~20:15終演。

菅沼菜々子さんのひとり芝居ですが、個人的には「語り」のように感じました。「語り」は「かたりと(語り、津軽三味線、箏の3人)」をイメージしています。

1時間を超える上演時間、役柄を使い分け、動き、朗読のようなシーンを挟み、よくここまでできるものだと感心しました。

本筋からは外れますが、(wikiより)「ある峠の山賊と、妖しく美しい残酷な女」という設定において「妖しく美しい」はそのままでよいのですが、山賊というより凛々しい若武者に見えるのでした...でも、それはそれでもいいのか悩ましいところです(個人的には◎)。

薄布はずっとそのままかと思っていたら巧く使っていました。

ラフレシア

ラフレシア

白昼夢

王子小劇場(東京都)

2017/02/22 (水) ~ 2017/02/26 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/02/22 (水)

無題2022(17-025)

19:00の回(曇)

1Fで待つ、ややおして18:35受付、開場、ミニ椅子+パイプ椅子、前方中央に夢中席。

この作品の初演(2013/10@高円寺)から始まった白昼夢も8作目(かな?)。

当時、日芸作品とはいえ「生活図鑑」から「白昼夢」へのつながりはなかなかの衝撃で、特に印象に残っている作品です。

19:00アナウンス、120分。19:05開演~21:04終演。

古い洋館然としたセットにはちゃんと2階部分があり、窓の外は吹雪らしい。

少し前、「過去作品生オーディオコメンタリーの会」をちらちらと視聴、復習しました。

衣装やセットががらっと変わったこともあり、女性陣はますます妖艶に、男性陣はいよいよ限界に。

まさに魔女のコトバ「綺麗は汚い 汚いは綺麗」...んーちょっと違うかな。

迷宮の中での謎解き。「贋作・怪人二十面相」もそうでしたが、謎を追いかける展開のお話はいいものですね。

だいぶ、顔とお名前がわかる方が増えてきました。が、初めての方らしいと思い、過去の公演を調べると、三田悠希さん劇団PPP「Paints, Prawns, Piri Piri Party ペンキとえびのピリピリ・パーティ(2013/3(西荻)」にお名前が(同姓同名だったらごめんなさい)、とてもいい印象だったのですが、終演後、活動を終えるとお聞きしました。

二十世紀少年少女唱歌集

二十世紀少年少女唱歌集

文学座附属演劇研究所

文学座アトリエ(東京都)

2017/02/17 (金) ~ 2017/02/19 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/02/17 (金)

無題2021(17-024)

18:30の回(晴)。

18:00開場、事前の予約受付番号順に入場(赤優先、続いて青と黒)、昼間部の公演は2回目でもう卒業公演。

赤くさびついた色の舞台、波板トタン、井戸(ちゃんと水が出る、本物の井戸のように少し遅れて出る)、舗装されていない地面。

子供の頃と今とを並行させたお話、最初はつながりがわかりませんでしたが途中から「!」と理解する。

貧しさの中に希望をずっと押し込めていた時代、日々、ただ繰り返す日々。

本科生徒さん総出の作品は、自分の幼かった頃を思い出させるものでした。

研修科:「萩家の三姉妹(2016/5)」「キル(2016/8)」「お気に召すまま(2016/10)」「川を渡る夏(2016/1)」。
本科:「女の一生(2016/11)」。

普段ならまず観にいかない作品ばかりなのに此処には来てしまいます。本作では、生きてゆくことで精一杯、それでも夢を持つ者/だから忘れてしまった者たちの生活がよく(真っ直ぐに)伝わってきました。

演劇を志し、学ぶ生徒さんの作品だという思い入れがそう感じさせるのかもしれません。

山下智代さんだけはずっと前から観ていたので知っていますが、その他の方々の顔とお名前はすみません覚えられませんでした。でもどこかの劇場で出演されるとき、過去公演を調べて思い出すのではないかと期待しています。

Baobab レパートリーショーケース 2017

Baobab レパートリーショーケース 2017

Baobab

急な坂スタジオ(神奈川県)

2017/02/16 (木) ~ 2017/02/19 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題2020(17-023)

14:00の回(晴)。

13:30受付(整理券あり)、13:40開場、桟敷+椅子席。14:04開演~15:07終演。

初演(2014/5)は観ていません。神式(厳かに)と普段着(コミカル&ポップに)と闘い(獰猛に)。

「靴屑の塔(2016/9@吉祥寺)」から半年。

寺町通りは行ったことがあるとすれば修学旅行だろうが覚えていない。

衣装や演出に変化があり、緩急つけた振り付けは目を離せない。

Saturday Balloon

Saturday Balloon

ヌトミック

BankART Studio NYK(神奈川県)

2017/02/17 (金) ~ 2017/02/19 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/02/19 (日)

無題2019(17-022)
18:00の回(晴)。

17:31受付、開場。予約確認メールにも劇団のサイトにも「整理番号順にご入場いただきます」とありましたがそうではありませんでした(?不思議?)。

BankARTには、過去ダンス公演を観に2回来たことがありますが3階だったのでこの会場(Kawamata Hall)は初めて、蜂の巣の中のような、古代の建造物内のような、でもなんとなく未来的な印象も。

大きな逆「ハ」の字型になった座席(ひな壇、ザブトンあり)、正面上部の白い板に小さな白い文字が流れています。右から左へ、¥、アルファベット、数字...。

舞台には黒に近い色の砂でいろいろな形の「輪」が6つ造られ、中に薄地の衣装が置かれています。石庭の石のような気がしました。

「それからの街(2015/11@site)」「シュガドノペラテ(2016/11@みんなのひろば)」、本作で3作品目。

なんでこんなに細長いチラシなのかと思っていましたが、当パンに貼り付けられた状態を見て、さらに戯曲全文が載っているので読んでみて、ナルホドと。

床部分を除き木製パレットが貼り詰められた場内は異様な雰囲気。

隙間のひとつひとつに何者かが潜んで(住みついて)いるような感じがしました。

18:04開演~19:10終演

基本的には「コトバ」の(気持的には)無限の展開、波紋のように拡散しあらゆるところで反響し、ぶつかり合う。ほどよく湿ったような会場の響きがいい感じでした。

衣装や砂の輪にも意味/意図があるのでしょうが、そこまで理解/推察がいたらず、きっと表面的な部分のみ楽しんでいたのだろうと思いますが、そういうことはよくあるので。

今年のTPAMは、横浜でttu「会議体」、小野彩加&中澤陽「宇宙からの文明(Civilization from Outer Space)」、Baobab「TERAMACHI」。自由が丘でH-TOA「これはペンです」。吉祥寺で砂地「アトレウス」。渋谷で「0db」を観ることができました。

調べますと平吹敦史さんは「チェインソング(2012/12@駅前)」を観ていました。

会議体

会議体

ttu【2017年5月末解散】

artmania cafe gallery yokohama(神奈川県)

2017/02/11 (土) ~ 2017/02/15 (水)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/02/15 (水)

無題2018(17-021)

20:00の回(晴)。19:40受付、開場~2階へ移動、桟敷or椅子にすわる。

天井が低く、とても狭い、白い壁(新宿眼科画廊のミニチュア版)に写真、床にアコギ(ちゃんと手入れしなきゃ...)。

TPAMフリンジ...2015/2に鮭スペアレ「ロミオとヂュリエット」@黄金町を観ましたが2016年はパスしてました。今年はttu、2011/12の階段落ちから5年が経ちました。

滝腰教寛さんは「バートルビー(2012/5)」
大木実奈さんは「変身(2015/7)」と過去公演で。

大間知賢哉さんはなーんと!!「サイタマ・フロンテージ(2016/9@電車内)」で観ていました。やっぱり事前に調べておかないと…。※余談ですがこの電車内イベントは、もともと左藤英美さんが出るというので観にいったのですが、和田華子さん「奇跡の年(2015/10@KAAT)」「男子校にはいじめが少ない?(2016/11@のげシャーレ)」、藤倉めぐみさん「ドッグマンノーライフ(2016/6@ST)」「シュガドノッカペラテ(2016/11@成城学園前)」なども出ていました。

お客さんには外国の方も。前夜、自由が丘でH-TOA「これはペンです」観たのですが、そのときも狭い会場で隣に座った二人連れの方が今夜もいらしたのでびっくり。不思議なものです。

20:04開演~21:12終演、前半は2階、後半は増築された3階へ移動。

今までとはだいぶ印象が違う会話綴り。

先に「会議体」について知っていて、背景などについても理解しているとよかったのかもしれませんが、何もない状態で会場に来ています。

水、コップ、小さなラジカセ、レモン、ボウル、コーヒー、映像、バスガイドの音声。

目の前の景色が通り過ぎるように「会話」も近づき遠ざかる(ドップラー効果的な雰囲気さえ感じる)。

新しい発見も、思慮深いコトバも、振り絞って出てきた一言も、沈黙もない、普段の会話が起伏のないトーンで流れてくる。でも、それは日常そのもの。

何かが体内に残ったのだろうか...と丸い月に訊く。そんなに貯めたらカラダによくないよ、と言われたのかな?

CollaboナRation

CollaboナRation

こわっぱちゃん家

参宮橋TRANCE MISSION(東京都)

2017/02/03 (金) ~ 2017/02/05 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/02/03 (金)

無題2017(17-020)

19:30の回(晴)

19:00受付、開場。前2列は桟敷(座布団2枚)、後ろはパイプ椅子。舞台には白いテーブルと箱椅子、奥には劇場の階段がみえます。

ここは(ひょっとすると)激情コミュニティ「不在のD(2013/1)」以来かもしれません。トイレのドアは同じまま(上にひく)なのに中はウォシュレット仕様になっていました。。

いつもならこの会場には来ないのですが、(人間嫌い)岩井さんの「わるくないもん(2014/11@STUDIO543)」は初演を観ていたのと前月上演された「劇王Ⅲ(@ミラクル)」(このとき「こわっぱちゃん家」の森谷菜緒子さんは「人間嫌い」で参加)を観に行けなかったので直前ながら予約をいれました。

リナ役の三森あかねさんは観たことがあるなぁ~と思って後で調べると「至極滑稽亡者戯(2016/10@かもめ)」「壺を割った男(2013/2@)エコー」「増殖島のスキャンダル(2011/12@site」。

各劇団の作品(4)+合同がひとつの計5作品。

19:29前説(瀧啓祐さん、アナウンス、130分)、19:34開演~(19:58/20:25/20:53/21:24)21:57終演。

休憩なしなので終盤はお尻と背中が...。いろいろな世代の役者さんたち、サスペンス/ホラー的な要素、心理的な展開、心の交流とお得な作品集でした。

激情コミュニティ×maimuima つまみ食いvol.1

激情コミュニティ×maimuima つまみ食いvol.1

激情コミュニティ

Craft KOWA(東京都)

2017/01/29 (日) ~ 2017/01/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題2016(17-019)

18:30の回(曇)

18:15会場着、小さな正方形スペース、L字の客席はザブトンと椅子、椅子席に座ります。

2つのユニットのミニ合同公演。

maimuimaは「誤解です。(2011/12@バビロン)」からの4公演目。激情コミュニティは「不在のD(2013/1@参宮橋)」。

演目:マイム×2、映像×1、演劇×1。

最後の「深海鉄道」...当パンをみると佐賀モトキさん。初めて観たのは柿喰う客の「露出狂(2010/5@王子)」、そこから新良さんの「人デナシノ唄(2010/11@GARDEN」国分寺大人倶楽部「ホテルロンドン(2011/2@王子)」革命アイドル暴走ちゃん「騒音と闇 ?ドイツ凱旋ver.?(2014/9@アゴラ)」DART'S「In The PLAYROOM(2014/10@ミラクル)Straw&Berry「ワンダーランド(2015/2@王子)」とクセのある作品を結構観ているのになぜか気がつかないほどイメージが違っていて、終演後、声をかけるとやはり(当然ですが)ご本人。

いゃ、ビックリしました。「深海鉄道」というとおり、光が届かない神秘的で幻想的な深海を進む「鉄道」、なかなかのしっとり感で次の公演が待ち遠しい。

中澤梨佳子さん、ピアチェーレと舞☆夢☆踏で観ていて、気がつけばもう卒業とのこと。

『ひまなこなべ』朗読ライブ

『ひまなこなべ』朗読ライブ

ハックルベリーブックス

ハックルベリーブックス 2F(千葉県)

2017/01/29 (日) ~ 2017/01/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題2015(17-018)

15:00の回(曇)。

千葉柏には一度だけ来たことがあり、調べてみると「かごめ町ストライク(2011/8@アミュゼ柏)」でした。駅から少し南へ歩き、広い通りから一つ入ったお店「ハックルベリーブックス」ここの2Fが会場。

朗読の白石里子さんは青果鹿「楢ノ木大学士の野宿(2011/12)」からずっと観にいっていて、音楽の阿部明子さんもこのときに。

白石さんの舞台はスタジオ・ポラーノ「注文の多い料理店(2016/2@北沢タウンホール)」以来。

テキストは、アイヌの昔話、どいかやさん作の絵本「ひまなこなべ」。後半は萱野 茂さんの「ひとつぶのサッチポロ」。

間にアイヌの言葉についてやお茶をいただいたり、どいかやさんのお話を伺ったりの約80分。

お子さん連れの方が多く、会場は満席。

白石さんの横顔の向こうの壁に飾られた原画を眼で追いながら、声に揺られ、寒い国のどこか暖かい神様のお話に聴き入るのでした。

川を渡る夏

川を渡る夏

文学座附属演劇研究所

文学座アトリエ(東京都)

2017/01/27 (金) ~ 2017/01/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/01/27 (金)

無題2013(17-016)、無題2014(17-017)

両日とも19:00の回、18:10受付(予約順に整理番号)、18:30開場(赤文字が先、次に黒と青が5番ずつ)。

何もない舞台、手前から奥へ少し傾斜。10分休憩を含み150分との案内。

1/27(金)A組19:02~21:27、1/30(土)B組19:00~21:23。

文学座附属演劇研究所、研究生による「研修科卒業発表会」。「萩家の三姉妹(2016/5)」「キル(2016/8))」「お気に召すまま(2016/10)」、4公演目。本科の発表会「女の一生(2016/11)」を入れると5公演目。

文学座の本公演はてがみ座長田育恵さん作の「終の楽園(2014/7」1回だけ。

ここ最近、パフォーマンス色の強いもの、ダンス公演(コンテンポラリーダンス)へシフトしていることもあり普段観ることがないような作品ですが、昨年あたりから学生(高校生、大学生)演劇が面白く、各校に行ったり大会に行ったりしてきました。

セッションハウスの「UDC(University Dance Cross)」、関東大学学生ダンスΣ、日芸の「Dance Performance」、桜美林の@PRUNUS公演なども主役は学生で、ここの研究生も同じように感じ、続けて観るようになりました。

内容はSF的で、ジュブナイル物の味わい。タイムスリップ..いやコールドスリープに近いか。
レム「星からの帰還」、谷口ジロー「遥かな町へ」なども好きな作品。

2組、すこし演出(セリフ)が違っていたようですが、甲乙つけがたく。

布製肩掛けかばんを見たのは何年ぶりだろう。

川の向こうとこちら、とまったままの時間、追い抜かれてしまった時間、双子、入れ替わった姉妹、ここにはないはずの場所、いないはずの人、霧に囲われた世界が印象的。

生垣の女

生垣の女

よあさる 多摩美術大学卒業制作上演部門

ザムザ阿佐谷(東京都)

2017/01/27 (金) ~ 2017/01/28 (土)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/01/28 (土)

無題2012(17-015)

16:30の回(晴)。この回も予約なしの当日扱い、入口階段前で整理券を受け取り、じっと待ち、5分前に中へ。入ると...?ぐるっと回って舞台へ。
いつもの舞台/客席が逆の配置でした。勾配のある舞台(いつもは客席)に散らかっているのは生活雑貨、レンジ、菊正宗、服、NANA、ペットボトル、空き缶等々。客席はパイプ椅子。

16:31女が一人~開演~17:16終演。『本谷有希子「生垣の女」を朗読する女』。

原作の内容と朗読(演技、振付)をミックスしたような作品で、動く朗読。

本谷さんは、邦画も数本見ていた頃に「乱暴と待機(2010)」を、青山円形劇場で「甘え(2005/5)」を観た限りです。

黒メガネで、ぼさっとした髪型、家に帰ってくると一番ラクチンな格好で酒を呑み、スルメを噛み切る。

客席を上下左右に移動、読書にのめり込んでいるのか、そこに自らをみているのか、面白い構図。内容は...すぐにはイメージできないながら男と女の哀しさなのでしょうか?

多摩美の「造形表現学部」は今年度で廃部。

この卒業制作展は2015/1「めっけ!」@下北沢で「議題:ギタイ(711)」これも一人芝居、「4.48サイコシス(アレイホール)」
「創刊空飛ぶ帽子(Geki地下)」(妖精大図鑑)を観たのですが、翌年(冬の大三角)は時間があわず、今年も残念ながら2作品だけ。
※上野毛キャンパスでの公演には続けて行ってみようと思っています。

終演後、お訊きすると卒業後は演劇から離れるそうです。

ダンスOPAL2016 「NEWS」

ダンスOPAL2016 「NEWS」

桜美林大学パフォーミングアーツ・レッスンズ<OPAL>

PRUNUS HALL(桜美林大学内)(神奈川県)

2017/01/23 (月) ~ 2017/01/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/01/23 (月)

無題2010(17-013)/2011(17-014)

1/23(月)19:00、1/28(日)13:00、両日とも晴。60分前受付、30分前開場(チケット記載の番号に関係なく)。

最前列は(座椅子風)クッション席、2列目から椅子席。前説(75分)、1/23:~20:13終演、1/28:13:08開演~14:25終演。

1年生:5名
2年生:8名
3年生:8名
4年生:7名

DANCE OPAP 2015「PUPAⅡ」から1年余。自宅からだと2時間ほどかかる「PRUNUS HALL」ですが今回もリピート。

全員出てくると相当な迫力、スピードがあり自在な動きの中でも有機的な一体感は喪われない。ここが桜美林の原点ではないかとさえ感じるのでした。

ブラック(ダーク)からカラフル(コミカル)な衣裳(振付)まで、溢れる才能が如何なく発揮されたダンスでした。

アンティゴネアノニマス-フェノメノン/善き人の戦争

アンティゴネアノニマス-フェノメノン/善き人の戦争

お布団

シアター・バビロンの流れのほとりにて(東京都)

2017/01/25 (水) ~ 2017/01/29 (日)公演終了

鑑賞日2017/01/25 (水)

無題2009(17-012)

19:30の回(晴)。19:00受付、開場。パイプ椅子席(クッションあり)。舞台正面にスクリーン代わりの半透明ビニール、左右壁際に椅子(各4脚)、舞台にも椅子(背中合わせの3脚X2)、小さなテーブルと椅子のセット。天井には白いツイン蛍光灯など。黒い舞台に白。

19:34前説(大宮の電車以来の左藤さん)、80分、そのまま開演~20:50終演、トーク終了21:11(塩田さん)。

そもそもギリシャ悲劇には縁がないのですがゲッコーパレード「アンティゴネー(2016/4@旧加藤家住宅」」はなかなか刺激的(これがきっかけでその後ずっと観続けている)でした。

何で悲劇なのかがわからないので観るべきポイントなど大きくはずしているのかもしれません。

紀元前と遠い(らしい)未来とがいつのまにか入れ替わっていて、役者も役が交じり合っているようにみえる。「物語」としての骨格はなくなっていて、素材が持つもの(それが何かはわからない)がどこに残されているのか見つけられず。

親子/兄弟姉妹間の殺し合いは日本の歴史の中でもとくに珍しいものではなかったのでは?と思う。

ゾンビ、人体のマシーン化などや古代(文明)をベースに架空の世界を創る、というのはSFでは普通のこと。

今、再読中の「夜の翼(Nightwings1969)」のイメージで補完しながら観ていました。

全体の印象では紀元前にしろ、遠未来にしろ、永い時の流れが感じられず狭苦しい感じ、SF的なアイテムも活かされていないような気も。

会場が大きすぎるように感じました(あるいは、活かしきれていない)。

世界の果てまで

世界の果てまで

劇団+9

北池袋 新生館シアター(東京都)

2017/01/20 (金) ~ 2017/01/22 (日)公演終了

鑑賞日2017/01/21 (土)

無題2008(17-011)

14:00の回(晴)。

13:35受付、開場は、まぁいいのですが、受付予定時間になっても誰も出てこず、どうなっているのかの案内もない。役者かスタッフは出入りしている。普通は制作が状況を説明すると思うのですが...(数名待っているのは分かっているのに)、ちょっと残念。

こちらは初めて、劇団の紹介に「日芸2年」とあったので観に来ました。先日観た「はちぶんのいち」も2年生でした。

学生演劇の場合、観客のほとんどが関係者であることが多く(おそらく)知り合いが登場するとお話とは関係なく盛り上がります。本作も例外ではなく、ん・・・・と思いながら観ました。もちろん、そういうことはわかっていて観に来るのですが、それにしてもたいへん盛り上がっていました。

お話は寒さ真っ盛りの時期とは違い「祭の開催」をテーマにしたもの。ガンガンいくのかと思ったもののいろいろな大人の事情がからんで開催が危ぶまれる...と。

13:56前説、14:03開演~15:15終演。場所は神社の境内か、兄弟、行政と「関係」を基軸にお話が展開しますが、少し込み入っているように感じただの祭り好きなのか地元をなんとかしたいという思いなのか、もう少しメリハリをつけるとよかったのではないかと思いました。

当パンをみると「村長/神様」だけどういう役なのかが示されていますが、他の方は「役名」なので、話が始まっても人物像がなかなかつかめませんでした。どうしても説明口調のセリフが多くなってしまうので、村の概要(歴史)、人物の相関図などがあると事前の理解の助けになると思います。

月面歩行

月面歩行

上智大学演劇研究会

上智大学11号館719号室(東京都)

2017/01/21 (土) ~ 2017/01/21 (土)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/01/21 (土)

無題2007(17-010)

18:00の回(晴)。会場は正門入ってその先を右に折れた奥、11号館の7階。17:30受付、開場、椅子席(クッションあり)、奥から詰めてという案内だったのでその通りにしてみました(普段だったら好きな席に座るけど)。

舞台中央に四角い口を開けている井戸。タイトルの「月面歩行」...なかなか意味深。

上智の教室公演は3回目(ヅカ★ガール2012/7のばら~)、「DEEP BLUE(再演ver)2016/9」と本作。「DEEP BLUE」に出ていた新田遥世さんが出ているので観に来ました。

説明のとおりの内容。かつて夫を殺して井戸に捨てた女役の新田さん好演。穏やかな雰囲気から狂気の世界へと表情、声が豹変。妖女か魔女のような怖さ。

死体を引きずってきた女(今)、殺され井戸に捨てられた男(過去)、その間を自由に行き来する不気味さがよく出ていたように感じました。せりふに合せた音のタイミングもよかったです。

井戸の端に小枝が1本。井戸の底の男の周りの照明をもっと落として上部からのみとする、などちょっとした効果が加わると(森と夜空)周辺の状況が浮かび上がって行くのではないかと思いました。

よ~く考えると「それはちょっと無理なのでは?」と思うところ(どこから引きずってきたのだろう...等々)もありますがみなさんしっかり演じ切っていたように思いました。

ネタバレBOX

きっと動く、いやいやそんなことは...と思いながら観ていましたが、まさかホントに動くとは!!
聲香(こゑかほる)  北原久仁香 ひとり語り

聲香(こゑかほる) 北原久仁香 ひとり語り

語りと和楽の芸人衆 かたりと

登録有形文化財 島薗家住宅(東京都)

2017/01/15 (日) ~ 2017/01/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/01/15 (日)

無題2006(17-009)

15:30の回(晴)

15:10会場着、受付。

ここは「紅梅振袖(2014/11)」で初めて「かたりと」と出会った場所ですが、この界隈では何回か公演が行われているので、それほど前のことのようには感じません。

しかし、お天気はよいのですがなんとも寒い(冷たい)。受付の列に並んでいると(2月にもここで公演あり)「通し券」を、という方が結構いらっしゃいました。

定員25名とこぢんまりとしているものの、みなさんかたりとがお好きな方ばかり。

会場の登録有形文化財「島薗家住宅」は1932年に建てられたそうですが手入れが行き届いているからでしょう、古さを感じさせない造り。

今日は藤沢周平作「雪明かり」、藤沢氏の作品は読んだことはありませんが、今まで北原さんが採り上げた作品に一度もハズレはありませんでしたのでどんな情景が(雪とあるので、今日のように寒いだろうなと思いながら)見えてくるのか。

15:31前説、15:34開演~16:38終演(トーク含む)。

『人情馬鹿物語』(1955年・昭和30年初出)からの「紅梅振袖」と「雪明かり」(1976)。年代は大きく違えど、男女の儚くも辛くもあるつながりを描いた作品で、二人が最後にどうしたのか...異なる選択をお客さんはどう感じ取るのか。決めることなどできないのが恋する二人。

いつものように着物姿の北原さんは、背筋を伸ばし真っ直ぐ立ち、登場人物に代わって心情、情景を見せてくれました。

「ロミオとジュリエット」は全然ダメなのにこういった作品は好きなのはどうしてだろう、といつも思うのでした。

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