満足度★★★★★
鑑賞日2017/02/17 (金)
無題2021(17-024)
18:30の回(晴)。
18:00開場、事前の予約受付番号順に入場(赤優先、続いて青と黒)、昼間部の公演は2回目でもう卒業公演。
赤くさびついた色の舞台、波板トタン、井戸(ちゃんと水が出る、本物の井戸のように少し遅れて出る)、舗装されていない地面。
子供の頃と今とを並行させたお話、最初はつながりがわかりませんでしたが途中から「!」と理解する。
貧しさの中に希望をずっと押し込めていた時代、日々、ただ繰り返す日々。
本科生徒さん総出の作品は、自分の幼かった頃を思い出させるものでした。
研修科:「萩家の三姉妹(2016/5)」「キル(2016/8)」「お気に召すまま(2016/10)」「川を渡る夏(2016/1)」。
本科:「女の一生(2016/11)」。
普段ならまず観にいかない作品ばかりなのに此処には来てしまいます。本作では、生きてゆくことで精一杯、それでも夢を持つ者/だから忘れてしまった者たちの生活がよく(真っ直ぐに)伝わってきました。
演劇を志し、学ぶ生徒さんの作品だという思い入れがそう感じさせるのかもしれません。
山下智代さんだけはずっと前から観ていたので知っていますが、その他の方々の顔とお名前はすみません覚えられませんでした。でもどこかの劇場で出演されるとき、過去公演を調べて思い出すのではないかと期待しています。