満足度★★★★★
鑑賞日2017/02/19 (日)
無題2019(17-022)
18:00の回(晴)。
17:31受付、開場。予約確認メールにも劇団のサイトにも「整理番号順にご入場いただきます」とありましたがそうではありませんでした(?不思議?)。
BankARTには、過去ダンス公演を観に2回来たことがありますが3階だったのでこの会場(Kawamata Hall)は初めて、蜂の巣の中のような、古代の建造物内のような、でもなんとなく未来的な印象も。
大きな逆「ハ」の字型になった座席(ひな壇、ザブトンあり)、正面上部の白い板に小さな白い文字が流れています。右から左へ、¥、アルファベット、数字...。
舞台には黒に近い色の砂でいろいろな形の「輪」が6つ造られ、中に薄地の衣装が置かれています。石庭の石のような気がしました。
「それからの街(2015/11@site)」「シュガドノペラテ(2016/11@みんなのひろば)」、本作で3作品目。
なんでこんなに細長いチラシなのかと思っていましたが、当パンに貼り付けられた状態を見て、さらに戯曲全文が載っているので読んでみて、ナルホドと。
床部分を除き木製パレットが貼り詰められた場内は異様な雰囲気。
隙間のひとつひとつに何者かが潜んで(住みついて)いるような感じがしました。
18:04開演~19:10終演
基本的には「コトバ」の(気持的には)無限の展開、波紋のように拡散しあらゆるところで反響し、ぶつかり合う。ほどよく湿ったような会場の響きがいい感じでした。
衣装や砂の輪にも意味/意図があるのでしょうが、そこまで理解/推察がいたらず、きっと表面的な部分のみ楽しんでいたのだろうと思いますが、そういうことはよくあるので。
今年のTPAMは、横浜でttu「会議体」、小野彩加&中澤陽「宇宙からの文明(Civilization from Outer Space)」、Baobab「TERAMACHI」。自由が丘でH-TOA「これはペンです」。吉祥寺で砂地「アトレウス」。渋谷で「0db」を観ることができました。
調べますと平吹敦史さんは「チェインソング(2012/12@駅前)」を観ていました。