寂寥 【緊急告知!】25日(木)アフタートーク開催決定! ゲスト:土田英生氏(MONO)
セロリの会
「劇」小劇場(東京都)
2011/08/25 (木) ~ 2011/08/28 (日)公演終了
満足度★★★★★
無題102
小さな庭のような...洗濯物が干してあるし、チリトリがあって、木製の椅子やテーブル。でも上手はどう見てもカウンター。屋外でカウンターとは...などと開演前は考えていました。改めて粗筋を読んで、そうだったのかと納得。今日は最前列ではなく2列目に座りました。目をやると最前列は座布団三枚重ね。これはいいですね。ちょっと近めだったのでひとつ後ろにしました。
ネタバレBOX
お話が始まり、掃除をする女性。聞こえるのは、鳥の鳴き声、犬が吠える声。掃除をしていますが、ちゃんと床にゴミがあるのに感心。お客さんにかからないよう掃きとっています。
なんと、ここは建物の屋上でお店の開店直前だったんですね。「Bar 四季」。アイドルだった姉妹+一人、その母の夢だったお店、借金漬けになっていたかつてのアイドル、愛人をつくって去って行った父、亡くなった母、近所からは「姥捨て山」と揶揄される、田んぼに囲まれた場所でお店を、8/3は母の命日、この日のオープンを目指して。
4人姉妹、2人姉妹、アイドルのファン(唯一の男性)。仲がよさそうで、でもそれぞれの人生があって、行き違いをこえてお店はオープン。当日は花火大会、絶好のロケーションであるお店のオープン、浴衣姿。
役者さんにハマリました。矢尾家の春夏秋冬。
かごめ町ストライク
新劇団松葉ステッキ
アミュゼ柏(千葉県)
2011/08/25 (木) ~ 2011/08/28 (日)公演終了
満足度★★★★★
無題101
柏に来たのは初めてです。上野で常磐線に乗換え。商店街を少し歩いて会場へ。今日は商店街同士の「草野球」。出演者である加成さんが登録してくださったのでみに来ました。時間になり、会場に入ると...ベンチです。「ベンチだけで繰り広げられる」その通りです。青いベンチが2列。ペットボトル、メガホン、バットにボール。立派に...ベンチです。客席はというと、最前列の床は緑色、人工芝のようでもあります。どんなお芝居になるんだろうと思って待っていると、突然、前説が場内アナウンスで...、劇場内じゃなくてグランド向けです。ここまでやられると期待度は急上昇。暗転後、ベンチにはかごめ町の精鋭(?)が勢揃い。
ネタバレBOX
とにかく面白い。目の前はベンチで客席はグランドになります。バットの音、ミットにおさまるときの音は後方から聞こえてます。360°サラウンド。監督、マネージャ、プレイヤー、敵陣のスパイ、婚約者と多彩な人物が、ベンチを引っ掻き回します。隣町との統合が決まり、商店街は2つもいらないということで、負けた方が閉店..となるハメに。
3組の恋、弱点の克服、内輪もめでベンチは大騒ぎ、だから守備についてるのにベンチが気になる選手たち。かと思うと負けが濃厚になると意気消沈、秘密の飲み物で暴走、敵陣の様子なども適宜織り込んだり、ルールの説明も随所に。
ひとりひとりのキャラクターがイキイキとしていて、ホントに目の前で試合が行われているようです。ホームランの音、超剛速球の音がタイミングよく聞こえてきます。試合の展開はベタだけど、ただの草野球、大量失点からの大逆転は、わかっていてもワクワクものです。よくこれだけテンションを維持できるものだとビックリ。
終演後、外に出て仰ぎみれば、そこには夏色の空。加成さん、そして出演者のみなさん、楽しい時間をありがとうございました。
無花果キネマ
高襟〜HAIKARA〜
Dance Studio UNO(東京都)
2011/08/26 (金) ~ 2011/08/26 (金)公演終了
満足度★★★★★
祝 無題100
雨が降っています。押上の駅を降りて見上げるとスカイツリー上部は雨雲に覆われています。晩餐会から5ケ月、高襟のリハーサルです、と勢い込んで来ましたが。内容は...。横道にそれて、ようやく100番になりました。「観てきた!」の1号はなんと「悦楽晩餐舞踏会」なのです。そして100番も高襟。途中、番外もありますが、おめでたいことです。実は、番号を付けだしたのは最近のことで、こりっちのデータによると本作品で「194」作品目になるようです。リハーサルといっても、ゲネプロのように本番そのもののこともあるでしょうし、今回の様に「リハ」+「通し」みたいなものもあるのでしょう。以前、お芝居ですが公開前の招待にあたってみたことがありますが、本番と寸分違わない内容と完成度に驚いたものです。で、今回は...直前のトラブル続きにも関わらず、高襟かくあるべし、というパフォーマンスをみせていただき感謝。凱旋公演があるということでたのしみにしています。
ネタバレBOX
会場に来ていらしたのはダンスに関係する方々だったのでしょうか?私のようにまったくの一般客の方はどのくらいいらっしゃったのでしょうね。受付を済ませ椅子に座ると、アンケート調査がありました(どちらをみたいか)。1.「通し」or 2.「リハ+荒通し」、結果は「通し」が多数。なぜか高襟のメンバーは「2」を希望、お客さんの希望は「1」。ここでくじけず、ちょっとリハをやってしまうのはさすがです。
思い描いている完成形と現状と、どのくらいの差があるのかわかりませんが、粗さっぽさを満喫できたような気がします。創作の過程をみる機会などそうあるものではありませんし、演じながらもいろいろ試行錯誤されている様子が伝わってきます。作品としてはまだまだみせるレベルではないのかもしれませんが、今、でなければみることができなかった...そういった意味で、やっばり来てよかったと思っています。
フロアの入口と奥(窓側)、左壁際(こちらが正面)が観客席。実際は四角い舞台を客席が取り囲むそうですが、今夜、その一辺は鏡。ですので、正面席からはダンサーの後ろ姿もみえます。メニューは10位あるのでしょうか、いくつかピックアップしてリハーサルの様子を見せてくれます。位置、タイミングなどをチェック、その後、通し。一通り終わると飲み物が配られディスカッションへ。始まるとバラバラな雑談が続きましたが、なんとか司会をたて本論へ。アイデア出しみたいな感じの中で、やはりでたのがストーリーがあるのかどうか。ない、というご回答でしたが、では、なぜわざわざ単なる「動き」をみにくるのだろうか、という点。ここが自分でもよくわかっていません。この日の前後で4つのダンス公演をみています。「星の降らない夜明け前(CRUSH THE TYMKS:こまばアゴラ)」「踊りたいけど踊れない(TORANOKO P.A.C:座・高円寺2)」「お照さん(開座:森下アトリエ)」「金縛り(プロスペクト・テアトル:シアターX)」。主題のようなものがありそうでなさそうで。特に開座は、今回、3畳ほどの空間で舞ったのですが、ストーリーとかいうものは皆無、ただ不気味に蠢いています。いろいろ考えると、自然の動き(風、波、陽光)だったり、動物や魚や昆虫のようだったり。奥が深いですね。
明日の夕方出発でしたね。上海にはいけませんが、凱旋公演をみてもう一回、コメントしたいと思います。
サヨナラ サイキック オーケストラ
Mrs.fictions
上野ストアハウス(東京都)
2011/08/25 (木) ~ 2011/08/29 (月)公演終了
満足度★★★★
無題99
やっとここでみることができました。「ビルの屋上」という設定なんですね。小さなビルの屋上、ちゃんと塔屋もあります。エコなのか塔屋の上には緑鮮やかな植物が植えられ、その壁は淡い緑色、周辺の手すりも、色あせていますが緑。
周囲にはビルがひしめいています。合板でできているのでしょうか、窓が丸く、四角く切り抜かれたビルが都会の雰囲気を醸し出しています。正面奥、やや上には月...はなくて「非常灯」が、これも緑色に輝いています。ここをゴジラが「ちょっと失礼」と言って横切っても不自然ではありません。そんな舞台セット。椅子はパイプ椅子。できれば柔らかい座布団を1枚お願いします。
ネタバレBOX
BGMからセミの鳴き声に変わって暗転...制服を着た女の子がこちらを見つめています。チラシの子、北川さんですね?エスパーで魔美というとどこかで聞いたような。
お話は「説明」にあるとおり。映画でいうと、「アルマゲドン」か「ディープ・インパクト」か、98年。20XX年ということは、これから先のことなのか、少なくとも、地球に大規模な影響を与えるような隕石との衝突なら正確な時期、軌道の計算はできるのであって、通常は終末論がはびこり、世の中は大混乱。
ところが、本物かニセモノかわからない自称超能力者+異星人が、地球を救うため、屋上に集結。ちなみに、たまにエスパーとなるお話では「不定期エスパー」というものがあります(眉村卓著)。透視、霊感、予知、念写、宗教、宇宙人。
迫りくる隕石が肉眼でみえるのに、屋上は諦めでもなく、前向きにもみえる締めくくりで、記念写真におさまります。まばたきする間もない、ほんの一瞬そっと重ねられた手。こうするなら、隕石はないほうがよかった。他のお芝居でも(今村さんが)最後に手を重ねる場面があったけど、こんな感じにして欲しかったというのはないものねだりか…。ふたりの、いえ、屋上のみんなの「明日」を想いながら帰りたかったな。
初めはお互いを避けるかのように離れて座っていたのに、だんだんと近いてゆく様がよくみえてきます。お話しの展開が上手、それを演じる役者さんも。最後には肩を寄せ合い、その表情はみな幸せそう。普段の生活では得られることがない、理解と信頼。
個人的な願望:
奥の背景に映像(マンガっぽく)で軌道をそれる隕石が映され、この場合、誰がいいかなアメリカ(やっぱりX-MENかな)でもいいや、超能力で危機が回避されました…っていうのが観客にはわかるようなエンディングがいいな。
霊感主婦役の萱怜子さん「天守物語」にでていらしたんですね。
今までいくつか「おまけ」をみましたが、今夜のはちっともわかりませんでした。ついでに、「おまけ」でも原稿読みながら間違えちゃだめだと思う。
今村さん、先日、他のお芝居のアフタートークにいらしてました。なぜか惹かれるのです。ほとんど、今村さん出演=みにいこう。
明けない夜 完全版
JACROW
シアタートラム(東京都)
2011/08/25 (木) ~ 2011/08/28 (日)公演終了
無題98
よくできたセットですね。下手から、玄関、その奥には2階へ続く階段、中央には広めの畳部屋、ソファにテーブル、TVにステレオ。奥の障子を開くと木々におおわれた庭先が見えます。最前列左側だったのでよく見えませんでしたが、なぜか懐かしい佇まい。(ホントに)雨が降っています。
ネタバレBOX
一時期、推理小説にハマッていた時期があります。ちょうど新本格派とよばれる作家たちが登場してきた時期。「鮎川哲也と十三の謎」が88-89年。最近では、警察ものですと、佐々木譲の「道警シリーズ」とか。これらと比較するのもどうかとも思いますが、動機が弱いなと感じました。もちろん、実際の世の中では、追い詰められた理由などないまま、という例はざらにあるのでしょうが、お芝居ならではの「人の性(さが)」が描かれていてもいいのではないかな。(安全な客席で)みている者の神経を引きずり出し、そこに直接激痛を与えるような動機があっても。
役者さんはとてもよかったです。蒻崎さん、恵比寿のバーでみたときとはガラっと変わっているし、雪乃さん、LDKのときよりも大きくみえる。天木さん、とても同じ方とは思えないような切り替えぶり。
でも、当時、靴下はみんな白だったのかな?電話の声である程度わかっちゃう気もするし、指紋なんか採らないのかな、警察にバラしちゃダメなはずだけど、身内の犯行ということで対象者を絞り込んで取り調べを進めるとどうなるか…などと気になるのでした。
時間が前後し、当日、1ケ月前、3ケ月前、その都度(暗転中)上手側に、時間が示されますが、ちょっと長かったかと。
踊りたいけど踊れない
TORANOKO Performing Arts Company
座・高円寺2(東京都)
2011/08/24 (水) ~ 2011/08/25 (木)公演終了
満足度★★★★
無題97
6歳から20歳までの少女...まさにそのとおり。小さな女の子が精一杯踊る姿には、他のダンスではみることができないものがあるようです。きっと親御さんはとても喜んで(でも少しはらはらしながら)観ていらっしゃるのだろうなと思いました。絵本を題材にして、絵本から出てきたような妖精たちの踊りの先には、もう少し大人になったときの姿も見えるような気がします。YouTubeで「残夢ー ZANMU 2010」「A LITTLE BIRD IN THE SUNLIGHT」などを観ることができます。
CRUSH THE TYMKS単独公演「星の降らない夜明け前」
CRUSH THE TYMKS
こまばアゴラ劇場(東京都)
2011/08/23 (火) ~ 2011/08/24 (水)公演終了
満足度★★★★★
無題96
面白い!!これはとっても楽しくて面白い。どういうわけか、客席後方から男性がひとり携帯で話をしながら舞台へ。前説でした。おなじみの「お願い」をわざとらしく間違えながら(言っとくけど、ここに下ネタは要らないよ)説明します。ちょっと「くいだおれ太郎」に似ていますね。今夜は、3人の小さな女の子が夕陽に染まった空き地で遊んでいる風景、そんな印象をうけました。音楽と照明と、ダンスと笑顔。
ネタバレBOX
普通の女の子らしい衣装、そのまま歩いて外に行っても大丈夫。ピアノ、ギター、バンド、聴こえてくるいろいろな音楽、何本もの筋となって降り注ぐ光、淡い光、揺らぐ光、光を受け影も舞います。柔らかい腕、手首、指先の動き、光の波の中で泳いでいます。
「山手線のシーン」という案内。一人用(段ボール?)の車両に乗り込みつり革につかまって揺られ、あとの二人はコミカルな動きでちょっかいをだす。ん?車中にもかかわらずアタマに手拭(じゃあないけど)を乗せ、湯船につかっていい気分。左手前の個人用山手線、右奥の二人。
キャットウォークによじ登り、そこからランプを吊り下げ、その下ではひとりが椅子に腰掛けてのダンス、自分の右足を操る人形使い。
中学生、学生服に着替え、メガネをかけて、元気な男の子と女の子。
今までのダンスですと、ずっと息をひそめ、姿勢を変えるときの椅子の音にも気を使うのでしたが、今夜はゆったりと見ることができました。豊かな表情、目線。若さがあふれています。キャットウォークからやけくそ気味に投げつける紙吹雪がキラキラ、バサバサっと降り注ぎます。
1時間の演技が終わり拍手、挨拶のあと、パンフレットの裏に「あたり」があればプレゼント。ここらは熱演のあとなので呼吸を整えながらでしたが、すぐアンコールがありました。よく続くものだと感心…パチパチッ!!
夏の夜、夢の世界、3人の踊る女の子たちでした。
「くすり・ゆび・きり
エビス駅前バープロデュース
エビス駅前バー(東京都)
2011/08/21 (日) ~ 2011/08/30 (火)公演終了
満足度★★★★★
無題95
もとの路線に戻りました。今回は、ちゃんとだてさん出演を確認しての観劇。やっぱりみなさんいいです。いつものように、ドアからの出入りがあり、外でもお芝居が続いているようにみえます。随所にキツイところがありましたが、最後はちゃんとエビスらしく。役者さん、以前、ここでお芝居をみた方、他の会場でみた方。
ネタバレBOX
「本格焼酎」で勉強する由有(中村さん)、ここから開演。夏子(田中さん)にプロポーズする海士(平塚さん)...とおめでたい話で始まったものの、場面は離婚式へ。食堂の店員織絵(だてさん)を巻き込んだW不倫、司会者とライターとの**な関係。濃密な組み合わせの中、織絵はマイペースで仕切ります。お互いのトゲトゲしさはだんだんと、このバーの魔力によってほぐされて、ほどよくシェイクされたカクテルが出来上がり(相当甘いらしい)お話はおわり。
さて、だてさんの予定をみると。12月にここ。新宿眼科画廊が来年の2月か...「とても個人的な物語」から約1年。早いもんだ。
これは僕が神様になりたかったけれどなれなかった話で、僕の彼女が実は地球だったってオチが待っている話なわけで、
劇団エリザベス
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2011/08/19 (金) ~ 2011/08/21 (日)公演終了
無題94
だいたい、学生芸術祭というものがどのようなものなのか知らず、このお芝居がその参加作品であることを知ったのは、席について頭上を見上げたとき。さっきサイトのインタビューを読んだが、もひとつわからない。わからなくても誰も損はしないし、お芝居もそんな感じでした。開場前、入口で待っていると目の前を今村さんが通りました。アフタートークのゲストだったんですね。舞台上、下手、ぶら下がっているのは縞模様の惑星群。扇風機があって、上手では男性がひとり寝ている。しばらくすると女性が一人、扇風機にあたったり、シャボン玉、風車で遊んだり。風鈴を鳴らしてみたり(もっといい音の風鈴を)。シャボン玉、その小さく生まれた星々は扇風機に吸い込まれる前に消滅、まるで事象の地平線(ブラックホール)をみているようです。柔軟体操をする(湿布を剥がしている?)女。ドリンクを一気飲みする男。携帯で自身を撮る女。ドリンクの蓋がなかなか開けられない女。古風なタイプのカメラで写す男。グーとチョキで蝸牛をつくる男。爪を切る女。歯磨きをする女。体が硬い男。チラシで飛行機をつくる男(ちゃんと飛ばそうよ)。コマ送りのように10数秒でいろんな人が出入り。個人的には、開演時間までじっと待たないですむのでありがたい。いろいろ目に入ってくるのはいいけど、セリフはあまり耳に届かない。それだけ耳の皮が厚くなったということかも。
ネタバレBOX
萩尾望都さんのトークイベントに行ったとき「私はすぐに妄想しちゃうんです」と何回かおっしゃっていました。1971「11月のギムナジウム」1972「ポーの一族」1974「トーマの心臓」1975「11人いる!」20代半ばまででこれだけ書いている。若い人たちの妄想から生まれ育つものは、それだけでも眩しいはずだけど、なんだか本作品に光は感じなかった。何億光年も先まで届けるのならもっと光らなくちゃ。なんと言っても「メルト」という現象に意味はなく(「花と魚」の現象とは大違い)、なくても問題なさそう(舞台上の誰ひとりとしてビビってないし)だし、個人的には語感がよくない。
プール・プール・プール【終了しました。ご来場ありがとうございました!!】
演劇ユニットC720
タイニイアリス(東京都)
2011/08/19 (金) ~ 2011/08/21 (日)公演終了
無題93
舞台はプール、7番のスタート台、床にはコースのラインがみえ、天井には三角旗。フィットネスクラブというものに行ったことがないのでなんですが、こういった雰囲気なんでしょうか。エクササイズする人、泳ぐ人、サウナで汗を流す人。いろいろな人が日常を抱えながらも集まってくるようです。今日はあいにくの雨。半袖では寒いくらいです。懲りずに最前列に陣取ります。役者さんは同じような衣装だけど赤、緑、黄色などの色違いのバンダナ(?)。
ネタバレBOX
実は、重いものを背負っている人のエピソードが重なってくるので、夏だ、元気にカラダを動かそう!...ではなく、プールで泳ぐことは自らを浄化させる儀式のようでもありました。水に浸り、浮力に身を任せることにより沈んだ感情を重力から開放する。泳ぐ効果なのかもしれません。でも、認知症と包丁の組み合わせはどうもなぁ。もっと時間をかけて丁寧に扱ったほうが、と思いながらも、それだと他とのバランスもあるし…。エクササイズ/プール/サウナの3パターンをもっと視覚的に差別化するとより感情が高まると思います。水を表現するのは難しいにしても、泳ぐ仕草とブクブク音だけでなくもっとインパクトある照明があってもよかったのでは?だって「プール×3」なんだし。全般的に低音(温)状態が続いて、どこかで突き抜ける部分がくるのか、それとも、もっと深みに落ち込むのか、みながら悩んでいるうちに終わりとなりました。
増殖にんげん
ぬいぐるみハンター
ギャラリーLE DECO(東京都)
2011/08/16 (火) ~ 2011/08/21 (日)公演終了
満足度★★★★★
無題92
20:00の回。お客さん30人弱くらいでしょうか。これだけいらっしゃるとまったく緊張しません。別のところでも書きましたがXTCで役者さんと1対1だったのと、エビス駅前バーのように役者さんと最接近するお芝居があるので、気負わず観劇。んー、チョモランマは怪女だ。借金王(ダルビッシュにみえる)は小腹が空いていたのか...食事タイムと仕事か?書道や編み物の実演もあり、お菓子のおまけをもらったり。音楽大学の看板かと思ってみたら、手作りのギターなんですね。それぞれのコーナーがあってチョモランマの文字によりそっていたのはイエティか?みなさん元気。合いの手をうってシーンの切り替え。あー、楽しかった!
Sakura荘の夢
演劇サークルact
吉祥寺櫂スタジオ(東京都)
2011/08/19 (金) ~ 2011/08/21 (日)公演終了
無題91
きょうこさん...響子さんと同じ響き。ふらっとみに来ました。2日続けての吉祥寺で、ここは初めてです。サイトをみると「趣味のための演劇サークルです。メンバーは社会人と大学生で、決してプロではありません」とあります。その観点から少し気になったことなど。
ネタバレBOX
盛況(雨だから..ということではないと思いますよ)で、最前列の前に椅子席を設けていました。これはこれでいいと思いますが、最前列を選ぶにはそれなりの理由があるので、事前に追加席の可能性があることを告知すべきかと。当然、大幅に遅れてきたお客さんなので、すでに待っているほとんどのお客さんのために、手際よく対応してもらいたいなと思います。また、これはお客さんのほうですが、いつまでも平然と目の前に立っていられると興ざめ(どうも関係者の方のようでしたが...)、準備が整うまで待っていただくとか。
空調、効きすぎで相当寒いです。お芝居は「冬」という設定、お客さんは「夏」で着ているものが違いますが、これほど寒いなと感じたのはこの夏初めてでした。もしかしたら座った場所によるのかもしれませんが。
響子さんというのは、もちろん、めぞん一刻。語感を合わせたのでしょうか。住人の数だけやっかいごとがあり、それがお話しの幅を広げてくれます。となると、一癖も二癖もある人たちだといいんですけど、みなさんちょっとおとなしめ。結構、人数もいるので動きとか工夫されると、みているほうにも刺激となります。なんだか均等に(舞台上に)位置しているようにも見えます。
見えない人を見えるように、というのは難しいと思いますので、うまく話をつなげないととっかかりを見逃します。
同じ動作を繰り返すのはあまり関心できません。くどくならない程度に。
もっと季節感が出れば、と思うのですが、何故、夏ではないのでしょうね。
Nazca -ナスカ-
劇団銀石
吉祥寺シアター(東京都)
2011/08/18 (木) ~ 2011/08/21 (日)公演終了
満足度★★★★★
無題90
最後列です、ここから舞台を見下ろすとかなりの高さがあることに気がつきました、綺麗な舞台、動く舞台、感情の流れを導く音楽、照明、ひとりひとりの役者さん、そうか、こんなことができるんだ、と、少しわかりかけたように思います、なぜお芝居をみに行くのか、もう一回みようか迷っています、台本を買ったのでまた追記します。8/20追記。
ネタバレBOX
SFが好きだった僕へ。あの夏、1日1冊は読んでいた僕。ジュヴナイルからいきなり56億7千万年の時が流れる物語へ、その果てしなき流れの果ての喪われた都市の記録として残された永遠の終わりが新たな幻影の構成となり、そこに閉じ込められた時をかける少女は、果しなき旅路を終え、夜の翼を休め、闇の左手で地球の長い午後を天のろくろのように回し続けるのでした。なんて思っていた僕、創造の世界についていけないくせに文字を追っていた僕へ。今日は2回目、君に席を譲ろう。席は少し前になった、あの頃の君に見せたくてまた来たんだよ。なぜドキドキするんだろうね。
ほとんどの方が厳しい評価をしていらっしゃいます。他のお芝居でも同じようなことがありました。ところが、逆に、私は著名な戯曲(劇作家)がダメです。へそ曲がりなんでしょう。表通りより裏道、横道をすり抜けてみたことがないものをみに行きたい。SFはそんないい加減な者にも大きな愉しみを与えてくれました。2回目は台本を読んでの観劇ですが、1回目のときは、わかりにくいところがありました。「地球儀」と「地球木」は、なかなか聞き分けが難しい(台本17Pウツセミの「地球儀から聞き出してみよう」は「地球木」だと思うんだけど」)。いろいろな場面が入り組んで私は自分の時間を合わせ直すのに苦戦。なぜ武器を使って戦う。知(智 )の歴史は血の歴史、太古の遺跡は闘いの証なのか。星々の間に横たわる冷たい方程式、それは一方通行の時間。星座、光の王、は語りかけ、空気に揺らいで届くその光は物語を紡ぎ、願いを受け取り、たそがれに還る。それは去りにし日々、今ひとたびの幻。であれば、もうひとつの世界の物語としてもよかったのでないかと。それがたったひとつの冴えたやりかただったのかも。星座に零式戦闘機は似合わないと思う、わが赴くは蒼き大地なのだから。
さて、いくつわかりましたでしょうか。
映像と音楽で映画的な趣き。声はマイクでも拾っているんですね?。3人の乙女...ラインの乙女のようです。そうみると、舞台全体の使い方、昨年みた「指輪」、トーキョー・リング(キース・ウォーナ)に負けていないように思えてきます。舞台、手前と奥の使い方、白い柱の動きもよかった。
贋作 たけくらべ
劇団ドガドガプラス
浅草東洋館(浅草フランス座演芸場)(東京都)
2011/08/17 (水) ~ 2011/08/22 (月)公演終了
満足度★★★★
無題89
浅草の夏です。今年はサンバカーニバルがないのです。その代りというのではありませんが、初めての東洋館です。それなりに古めかしいつくりですが、お客さんの年齢層は広そうです。1時間前の受付時には少し並んでます。30分開場で入ってみると、最前列に座ると目線より舞台のほうが高そうだったので、(私としては滅多にありませんが)後ろの方に座りました。お芝居なら全体がみえる席、出演者がみたい方は前方がいいと思います...。途中、10分の休憩があって、終わったのは21:40頃だったでしょうか。観劇中は長いとは思いませんでした。
ネタバレBOX
女性陣が大活躍。お芝居、歌、ダンスと舞台の下まで降りてきます。舞台を目いっぱい使って元気あふれた内容でした。お色気をちりばめ、これだけ演じられるというのはみていて爽快です。実のところ、お話そのものはちょっとわかりにくかったです…。
たけくらべは読んだことがありませんが、美登利、信如、正太郎あたりがそうなのですね。
いつか / タルチュフ
こゆび侍
ギャラリーLE DECO(東京都)
2011/08/09 (火) ~ 2011/08/14 (日)公演終了
無題88
■タルチュフ■古典をみるが、やはりちょっとダメ。モリエールの少し前、シェイクスピアもダメなので、そういうものだと納得。演技(役者さん)ではなく、お話が(私には)退屈なのでどうしようもありません、申し訳ないです。
谷賢一・田中沙織 結婚式
DULL-COLORED POP
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2011/08/16 (火) ~ 2011/08/17 (水)公演終了
満足度★★★★★
無題87
とても幸せそうなお二人、ご親族のみなさんも嬉しそう。客席には舞台でお芝居をみた方々。玉置さんのお話にあったように、この時、この場所にいる、ということはすごいことなんだなとあらためて感じました。とりいそぎのご報告です。
チャイムが鳴り終わるとき
オーストラ・マコンドー
吉祥寺シアター(東京都)
2011/08/10 (水) ~ 2011/08/14 (日)公演終了
無題86
先日も別のお芝居でいじめを扱ったものをみました。どちらも学園もの、どちらもよかったと思います。E列が指定席のようです(指定席と書かれた紙がおいてあります。なんで指定席になったんだろう…忘れた)。それにしても、両端のブロック(客席)にはお客さんをいれないんだろうか。なるほど、舞台左右、椅子が吊らされていますね。学校というルール/掟/呪縛に捉えられている子供たちをイメージしました、というのは考えすぎか…。
奥に教壇、下手から3-4-4-4つの椅子。教壇は、前後左右に移動し、椅子の向きもそれに合わせて変わります。下手にエレアコが1本。すでに沢山の方がコメントしていらしゃるので、個人的な感想を。
8/16追記
ギターのことを少し。最初、チューニングしています。これはあえてこのシーンを組み込んだ、ということでしょうね。ロックのライヴは時間通り始まることはなく(ハコも大きいし)、ステージ上ではその間、ローディーが楽器のチェックをします。クラシックでもオーボエに合わせます。でも、ここでそこまでするかなと思ってしまいました。2010/4にみたムター(Vn)はチューニングをしなかった。
で、演奏ですが、ずっと弾くものとは思っていませんでしたし、邪魔にならなければ、などと考えていたので…、すみませんでした、とてもよかったです。始まりは生音に近く、ここというときにはボリュームをあげて、また、カポを使ったり、指、ピックなど出てくる音色もいろいろ。時々、芝居ではなく、ギターをみていました。
ネタバレBOX
小さい頃から集団生活(行動)が嫌いで、そのまま今に至ってしまいました。ですので、このお話しのようにみんなでという思い出はありません。ところが学園物などは好きで(憧れでしょうか)、読んだり、観たり。たまに時間があれば早稲田の学生会館まで芝居をみに行きます。いつも沢山の学生さんがいて、羨ましく思ったり。
さて、時間を意識しなかったのでそれだけ面白かったのでしょう。難しい話でもなく、首をひねっていてみるのが疎かになり、結局、筋がわからなくなることはありませんでした。お芝居をみたことがあるのは、後藤さん、神戸さん、梅舟さん、根本さんの4人(たぶん)。藤本さんは映画にも出ていらっしゃるんですね。8/20公開、都内だと、シアターN渋谷、よく通いました。そこでみた映画のひとつが「隣の家の少女」・・・悪夢そのもののいじめと虐待・・・原作ジャック・ケッチャム。よってたかってなぶりものです。
このお芝居で観たくなかったこと、終盤、お母さんは身を投げます。なぜ、陳腐な"モノ"を落とすシーンをみせるのでしょう?いままで自殺するシーンはいくつかのお芝居でみました。「ローヤの休日」...これは、あっ、と思いました。「昆虫系」自殺じゃないかもしれないけど、自ら選んだ、選ばざるを得なかったこととしてみました。この2つは大丈夫でした。本作品はダメでした。あんな安っぽいやり方で人の死をみせる必要があったとは思えないし、その感性がわからない。お客さんに伝える方法はいくつもあるのに…このシーンがなければ★5つだけど、あったので総合で大きくマイナス(故に、評価せず)。
印象的だったシーン…①ひとつひとつの椅子が上から照らされるシーン②上と下、4人がひとつの大きな絵として配置されるシーン③キャットウォークを使ったシーン④子供であり大人でもある彼/彼女たちが舞台に揃い、客席を見つめるシーン。こうみると静かなシーンばかりですね。
なんで神戸さんだけ靴じゃないの?
かみさまの匂い
東京マハロ
駅前劇場(東京都)
2011/08/11 (木) ~ 2011/08/17 (水)公演終了
満足度★
番外
これは、震災+ボランティア+不倫をかき混ぜてできたものを笑うブラックユーモアなのか?ずっと星3つ以下は評価しないことにしていたけど…
もし、頭を冷やして書けるようになったら追記。
ネタバレBOX
さて、なんでこんなに腹を立てたかというと、全編これ嘲笑としか受け取れなかったからです。震災ネタ、ボランティアネタはいいとして、劇団として、作家として、どう受け止め、演劇の世界で見せてゆくのか、ここが問われると思うのです。でも、優柔不断な長男の気まぐれでボランティアに参加だ!楽しいゾ。としか見えない。途中みていないところもあるけど、これって不倫相手の思いつきだった?芝居全体が軽いノリなんだろうけど、扱っている題材に対して軽すぎ。この芝居って、キャンディキャンディねたで盛り上がって、気楽にボランティアして自己満足、チョッと下ネタをはさんで、終盤は不倫と死でシッカリと締めくくる…だけど、けっして重苦しくしないように、なの?官能小説作家という設定、「感汗娘」これも笑い?お盆の時期に仏壇の鈴(リン)を打ち鳴らすのは、ブラックユーモアだなぁ。舞台セットはよくできていると思います。部屋の様子もいいし、奥の古本たちも、左は漫画、右は文学。襖も家具もいい色をしている。だけど、役者さんたちがここに住んでいるようにはみえませんでした。
サよりよろしくバー
渡辺美帆子事務所
ひつじ座(東京都)
2011/08/14 (日) ~ 2011/08/17 (水)公演終了
満足度★★★★★
無題85
渡辺様、昨日はありがとうございました。
いきなりですが、もともと有名どころの戯曲や演出家によるお芝居に関心がないので(ほとんど生理的にダメなので)、「サよりよろしくバー」という奇妙なタイトル、それもT.ウィリアムズだと確実にパスするのですが、渡辺さんの演出ということで(小瀧ソロに続き)観劇。
あまりサイトなどみないうえに、予習もサボるのでずっとこのタイトルだと思っていました(恥)。観劇後、ちょっと悔やむのでした。
さて、ここは始めてで、入ってみると中央に椅子が15脚ほど丸く配置されています。その真ん中には、ちょうどお腹の高さ位に天井から灯りがひとつ。部屋の周囲はすべて黒。床には黒いシートが敷かれています。椅子も黒くて、白のストライプ、シマウマのようで、渡辺さんも同じような服を着ていらしゃいます。
円陣を組んでいるようなものなので、目線を上げると他のお客さんが見えます。結構近いです。役者さんは3名。円の中では1人か2人。3人全員ということはありません、2人でいっぱいです。
終演後、お聞きしたのは、前作もお客さん同士、顔が見える配置だったのでそのような設定を続けているのかということ。最近はそうですというお答えでした。以前は映画ばかり観ていたので、他人の顔が視野に入るということはありませんでした。芝居の場合、円形劇場、舞台の左右、コの字に配置など見えることはよくありますが、今日はまるでみんな集まってミーティングでも始まりそうな雰囲気です。座席のわずかな隙間から役者は出入り。中、外で演じます。
帰りの電車のなかで検索すると直ぐに脚本がでてきました。娼婦街でのお話しだったんですね。終演後、お聞きした2つ目、男性は「男性の役なのか女性の役なのか…」、答え、娼婦の役です。相当迷って同性愛のお話しだと思ってみていました…(恥)。※8/17:追記です。どうしてかというと、ゴールディがベルトを外そうとするシーンがありましたよね。知らない人がみたらそう思う、と思いました。
自分に対しては「お勧め」。
ネタバレBOX
始まりはとても静か、つぶやくように語りかけます。冒頭、曲が流れる中、横になっているバーサ、見下ろすゴールディ…ほとんど動きません。全体に体自体の動きは少ないです。唯一、二人が争うシーンでは円の外を走り回り、取っ組み合いを始めます。ということは円の内側を向いているお客さんとしては、後ろを振り向かないと役者さんが見えないのですが、正面を見つめている方が多かったように思います。私はというと、みないともったいないので、ぐるっと見回します。別室の音響さん、照明さんはもちろん片隅で芝居を見つめている渡辺さんも視界に入ってきます。グリーンの照明が役者を照らします。リーナ役の女性は最初から一緒に席に座っています。グリーンのシマシマは偶然でしょうか。
いろんな演出があるんだなと感心。でも一つだけお願いしたいのは…男性、「BVD」のロゴが見えます。これはいきなり生活感が飛び込んでくるのでぜひ工夫を。
あと、私はいろいろな音(車、電車でも)が聞こえてもきにしませんが、静かなお芝居なので空調の音がそれなりに聞こえてきます(止めると暑いし)。
青山君よ、家が明けたら夜に帰ろう
コーヒーカップオーケストラ
シアター711(東京都)
2011/08/10 (水) ~ 2011/08/14 (日)公演終了
満足度★★★★★
無題84
まだ体調が悪いけど、面白かった、とても面白かった。基本的に動物はダメなんだけど、他の作品の羊に続き、本作品の猫は大好き。
ネタバレBOX
なぜ面白かったのかよくわからない。役者さんだったり、たまたま知っていることだったり、きっかけはなんでもいい。役者さんっていうのは結構あると思う。ただのミーハーですね。なので3チームとかあるお芝居だと他のチームでもいいのかはわからない。
劇中「Heartbreaker」のリフが流れ、69年のアルバム、いまでもZeppelinは人気バンドなんだろうか(私はよく聴くけど)?
猫:「羊」と共通するのは、そのふてぶてしいところ。いかにも可愛い動物ですよ、というのは苦手。
サランラップのホログラム にはたまげた。どこからこんな発想がでるんだ。
【よしさんのコメントをみて】 チケプレ+当日券は開演5分前でないと入れないというメールの件。私の場合、当選メールに①当日チケット引換順に整理番号を配布②開演5分前に整理番号の順に案内と書かれていました。ところが、実際は普通に30分前に入場(間違えではないかと思い、18:30ですねと確認)。まあ、座ったのはいつものように一番前の椅子席でしたけど。それでも、横に3席追加してましたから混雑具合は同じくらいだったのではないかと。