サヨナラ サイキック オーケストラ 公演情報 Mrs.fictions「サヨナラ サイキック オーケストラ」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    無題99
    やっとここでみることができました。「ビルの屋上」という設定なんですね。小さなビルの屋上、ちゃんと塔屋もあります。エコなのか塔屋の上には緑鮮やかな植物が植えられ、その壁は淡い緑色、周辺の手すりも、色あせていますが緑。
    周囲にはビルがひしめいています。合板でできているのでしょうか、窓が丸く、四角く切り抜かれたビルが都会の雰囲気を醸し出しています。正面奥、やや上には月...はなくて「非常灯」が、これも緑色に輝いています。ここをゴジラが「ちょっと失礼」と言って横切っても不自然ではありません。そんな舞台セット。椅子はパイプ椅子。できれば柔らかい座布団を1枚お願いします。

    ネタバレBOX

    BGMからセミの鳴き声に変わって暗転...制服を着た女の子がこちらを見つめています。チラシの子、北川さんですね?エスパーで魔美というとどこかで聞いたような。

    お話は「説明」にあるとおり。映画でいうと、「アルマゲドン」か「ディープ・インパクト」か、98年。20XX年ということは、これから先のことなのか、少なくとも、地球に大規模な影響を与えるような隕石との衝突なら正確な時期、軌道の計算はできるのであって、通常は終末論がはびこり、世の中は大混乱。

    ところが、本物かニセモノかわからない自称超能力者+異星人が、地球を救うため、屋上に集結。ちなみに、たまにエスパーとなるお話では「不定期エスパー」というものがあります(眉村卓著)。透視、霊感、予知、念写、宗教、宇宙人。

    迫りくる隕石が肉眼でみえるのに、屋上は諦めでもなく、前向きにもみえる締めくくりで、記念写真におさまります。まばたきする間もない、ほんの一瞬そっと重ねられた手。こうするなら、隕石はないほうがよかった。他のお芝居でも(今村さんが)最後に手を重ねる場面があったけど、こんな感じにして欲しかったというのはないものねだりか…。ふたりの、いえ、屋上のみんなの「明日」を想いながら帰りたかったな。

    初めはお互いを避けるかのように離れて座っていたのに、だんだんと近いてゆく様がよくみえてきます。お話しの展開が上手、それを演じる役者さんも。最後には肩を寄せ合い、その表情はみな幸せそう。普段の生活では得られることがない、理解と信頼。


    個人的な願望:
    奥の背景に映像(マンガっぽく)で軌道をそれる隕石が映され、この場合、誰がいいかなアメリカ(やっぱりX-MENかな)でもいいや、超能力で危機が回避されました…っていうのが観客にはわかるようなエンディングがいいな。

    霊感主婦役の萱怜子さん「天守物語」にでていらしたんですね。

    今までいくつか「おまけ」をみましたが、今夜のはちっともわかりませんでした。ついでに、「おまけ」でも原稿読みながら間違えちゃだめだと思う。

    今村さん、先日、他のお芝居のアフタートークにいらしてました。なぜか惹かれるのです。ほとんど、今村さん出演=みにいこう。

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    2011/08/28 00:41

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