大地をつかむ両足と物語
ニッポンの河川
ギャラリーLE DECO(東京都)
2011/02/15 (火) ~ 2011/02/20 (日)公演終了
怪物-カイブツ-
ブラジル
駅前劇場(東京都)
2011/02/13 (日) ~ 2011/02/20 (日)公演終了
満足度★★★★
みたー
異様に大きい赤ん坊=怪物というより、人間自体が怪物なのだというお話。無邪気な赤ん坊は本能だけで活動する怪物だし、子供を殺そうとする母親も怪物、嫉妬に狂った人間も怪物、ストカーも怪物...。
異質なものを怪物としてあつかう社会、そしてその社会に居る限り怪物になってしまうであろう亜希子。ある事件をきっかけに亜希子と息子は失踪するのだけれど、それは社会・常識という束縛から逃れ、自由な世界に飛び立ったような感じがして、ちょっと爽快であった。
南へ
NODA・MAP
東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)
2011/02/10 (木) ~ 2011/03/31 (木)公演終了
満足度★★★★
こわっ!
自分としては「"天皇制"に触れるのは危険」というイメージがある。
今回の「南へ」では、天皇制に対する日本人のあり方を観客に見せつける。日本人が、いかに天皇を利用し、天皇の名のもとに何をしたか、いかに踊らされてきたか。
「南へ」では、現代と300年前の時間を行き来し、時代が変わっても思想としての天皇制は民衆のなかに生きていることが、実にわかりやすく(というか、そのまんま)示される。さらに、戦前の日本と朝鮮の関係にまで言及してきて(近代の天皇制を語る上では避けて通れないとしても)「おいおい、大丈夫かな?野田秀樹、刺されないかな(笑)?」とまで思ってしまって、個人的にはとってもスリリングな観劇となった。
いちばんゾっとしたのは、天皇(?)を演じた、藤木タカシ&銀粉蝶がアマネの両親(朝鮮民族)も演じているところかな。これって「実は天皇の起源は...」ってことでそ?うひゃあ...
愛と青春の宝塚
フジテレビジョン
青山劇場(東京都)
2011/02/10 (木) ~ 2011/02/27 (日)公演終了
さめるお湯
あひるなんちゃら
OFF OFFシアター(東京都)
2011/02/09 (水) ~ 2011/02/14 (月)公演終了
雨と猫といくつかの嘘.
青☆組
アトリエ春風舎(東京都)
2011/01/30 (日) ~ 2011/02/08 (火)公演終了
ホーム ~はじめてテレビがきた日~
音楽座ミュージカル
グリーンホール相模大野(相模原市文化会館)(神奈川県)
2011/02/05 (土) ~ 2011/02/05 (土)公演終了
満足度★★★★
泣いた
音楽座ミュージカルの特徴って、「この世には神様がいて、それを信じさせてくれる」ところだと思う。豊さんが逝く場面では、確かに神様が存在していた
(と思う)。
カーテンコールで涙腺決壊。劇中で生き別れ・死に別れした登場人物たちが、役者ではなく役柄として全員登場するからなのだろうな。
チェーホフ?!
東京芸術劇場
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2011/01/21 (金) ~ 2011/02/13 (日)公演終了
満足度★★★★
えらい完成度高い
NHKの教育テレビで、たまに、大人が見ても鑑賞に堪えうるえらい完成度の高い番組に出会うことがあるけれど、そんな番組のような舞台だった。
俺のお尻から優しい音楽
五反田団
三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)
2011/02/04 (金) ~ 2011/02/13 (日)公演終了
満足度★★★★
くだらない♪
宣伝文句どおり、くだらなくて可笑しくて楽しい115分。
くだらないのだけれど、東洋からきた少年の音楽が、過去の因習からの脱却のきっかけとなるラストは感動的ですらある...
マンマ・ミーア!【2021年4月28日~5月11日公演中止】
劇団四季
電通四季劇場[海](東京都)
2010/12/12 (日) ~ 2011/09/04 (日)公演終了
新妻聖子ひとり芝居「青空…!」
トム・プロジェクト
赤坂RED/THEATER(東京都)
2011/01/25 (火) ~ 2011/01/30 (日)公演終了
SWEETS
ehon
座・高円寺1(東京都)
2011/01/19 (水) ~ 2011/01/23 (日)公演終了
満足度★★★★
衝撃的
物語は衝撃的だったが、神話や昔話の世界では、親殺し子殺しなんてのは定番。現代のリアルな話として描いているからこその衝撃。「リアルな大人の絵本」なわけだ...と思う。
浮標(ブイ)
葛河思潮社
KAAT神奈川芸術劇場・大スタジオ(神奈川県)
2011/01/17 (月) ~ 2011/01/23 (日)公演終了
満足度★★★★
砂
最期の場面が強烈。静かに命の火が消えてゆく美緒と、その美緒を奮い立たせようと叫ぶ五郎は、美緒とは対照的に激しく燃え尽きる蝋燭のよう。
誰も入っていけない二人の世界を、観客として見ることのできる幸せ。
藤谷美紀、きれいすぎる。文学の世界では、肺病は美人しか罹らない病気だと思ふ。
十二夜
Bunkamura
Bunkamuraシアターコクーン(東京都)
2011/01/04 (火) ~ 2011/01/26 (水)公演終了
満足度★★★★
幻のような
すべてが幻のような、そんな舞台だった。
松たか子の男装、ってやっぱり凛々しくてかわいらしい。女・多羅尾伴内みたいなコスプレ変身モノなんか見てみたいぞなもし。
もう一度、この手に
シベリア少女鉄道
王子小劇場(東京都)
2011/01/06 (木) ~ 2011/01/16 (日)公演終了
満足度★★★★
ひさしぶりのシベリア少女鉄道
オムニバスといいつつも、実はオムニバス芝居を演じる役者たちの話という構造。ぐだぐだな脚本、それぞれに悩みを抱えている役者たち...芝居はどんどんダメになっていくのだけれど、最後には自身を取り戻し「もう一度、この手に」となる。
予想を裏切る構造に完敗。
長編モノの「最初の100分は最後の20分のための壮大な前振りという構造」だと、マゾヒスティックなカタルシスがあるのだけれど、今回のような構造だと、見事だとはおもうけれどカタルシスは無いかなー。
STUDIO 54
宝塚歌劇団
【閉館】日本青年館・大ホール(東京都)
2011/01/14 (金) ~ 2011/01/21 (金)公演終了
満足度★★★★
面白い!齋藤先生GJ!
そのまま少女コミック化できそうなお話。齋藤先生は少女コミック大好きなんだろうな。今回のキャラクターデザイン・佐川 明日香さんのアメコミ風キャラで、ぜひコミック化して欲しい。
時代考証的には「ホントに1979年?」という箇所が少なくはないのだけれど、それをあれこれツッコむのは無粋で、70~80年代へのノスタルジーでつくられた現代のおとぎ話として見るのが正しい姿勢だと思う。
誰がために鐘は鳴る
宝塚歌劇団
東京宝塚劇場(東京都)
2011/01/01 (土) ~ 2011/01/30 (日)公演終了
満足度★★★★
見た
柴田センセー作品らしく、それぞれの想いが複雑に交錯する構図はドラマとしては面白かったのだけれど、大劇場向きの演目では無い様な気がする。「大劇場作品を見た-っ!」という満足感がなーんか感じられなかった。ハデハデーなショーが無いせいかな。
愉快犯
柿喰う客
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2011/01/07 (金) ~ 2011/01/16 (日)公演終了
満足度★★★★
新春
新春らしく松羽目モノの歌舞伎っぽい動きと演出(能・狂言というよりも、あれは歌舞伎だと思ふ)に大笑い。家族愛をストレートに謳いあげたクライマックスには、けっこう感動。SFっぽいオチも秀逸。
冬物語
三条会
ザ・スズナリ(東京都)
2011/01/05 (水) ~ 2011/01/09 (日)公演終了
ケータイ刑事銭形結・舞台
オデッセー
本多劇場(東京都)
2010/12/29 (水) ~ 2010/12/31 (金)公演終了