オーシャンズ・カジノ
北京蝶々
王子小劇場(東京都)
2012/04/18 (水) ~ 2012/04/30 (月)公演終了
満足度★★★★★
素晴らしい初日。
このテンションで13日間続くなんて・・・!!まるで夢の船の出航そのもの。ド派手なセット、ド派手な照明、ド派手な照明音楽、ド派手な照明アクション。そして実力派揃いの役者さん達が攻める攻める。リズミカルなスピード感に観ているこちらもついついリズムを取り、終始ノリノリで観てしまいました。楽しかったー!!!リピートします!
くろねこちゃんとベージュねこちゃん【ご来場ありがとうございました!!】
DULL-COLORED POP
アトリエ春風舎(東京都)
2012/03/14 (水) ~ 2012/04/08 (日)公演終了
満足度★★★★★
劇団初見です。
ハートフルでPOPで、しかし鋭い棘を持った刺激的な作品でした。ツイッターでのRTやこちらでの満足度の高さから(感想はネタバレを警戒して未読)、どんな闇に包まれたモンスター的な家族が描かれるのかと思っていたら。
その家族には確実に愛があり、登場人物の誰もがごく普通の人間だと私には思えました。だからこそ、噛み合わない歯車が悲劇へと向かうことの恐怖を強く感じて。じわじわと描き出されるそれは、とてつもない重苦しさを客席へと伝え、様々な環境で生きてきた観客に様々な感情を抱かせるに充分。しかし猫ちゃん達を中心に、一貫してPOPさを失わない・・・。
なんという劇団なのだろう、と心底震えました。脚本・演出はもちろん、役者力も、決して芝居を壊さない出迎え・見送りの温かいおもてなし感も。どれもが秀逸で、今まで私が見てきた小劇場の劇団としては最高の力を持った団体だと感じました。上演台本を買った私に気さくに話しかけてきてくれた谷さんに人柄の良さも感じ、劇団人気の高さの理由を体感して一気にファンになってしまいました。これからも観たいと思うに留まらず、演劇観さえ変えられた思いです。素敵でした。
Kon-Kon、昔話
世田谷シルク
pit北/区域(東京都)
2012/03/23 (金) ~ 2012/03/25 (日)公演終了
満足度★★★★★
ぎゅっ。
小さな劇場の舞台の上に、世田谷シルクという珠玉のような劇団の魅力がぎゅっと詰まった、素敵な素敵な公演でした。文字通り、狐につままれる感覚にスパイラルで巻き込まれるファンタジー。フェティッシュなダンスパフォーマンスと芝居の構成が絶妙で、鳴り止まない音楽と共に脳と身体に実に心地よく染み渡り、上演時間中全く目を反らせないほど楽しませていただきました。
今回特に、女声の演出が印象的。海の中のシーンでは、本当に水中にいるようで。主人公の「おじさん」のように、こちらの心も惑わされて、ずっとゆらゆら、ずっとふわふわ。不思議空間で幸せいっぱい、終始笑顔で見てしまい、あまりの素敵さに何度も泣きそうになりました。堀越涼さんの素敵すぎる落語を観られたのも思わぬ収穫でした。
囁く夜と飴玉のいくつか
スミカ
百想(re:tail別館)(東京都)
2012/03/14 (水) ~ 2012/03/19 (月)公演終了
満足度★★★★
あたたかく柔らかな幻想空間。
細い路地に入って、黒い内装の、しかしどこかしら温かな雰囲気のギャラリー百想。そこにベッドが置かれ、白い寝具にカーテンに。衣装や小道具のブランケットも全部白。または生成り。部屋の灯りと曇り空の太陽光とが柔らかな陰影を作り出し、空間を、そして4つの物語を実に美しく幻想的に演出。シンプルな灯りと、ちょっと冷えた空気も手伝って、スミカらしい柔らかな清涼感に包まれたお芝居となっていました。昼ver.とのことでしたが、夜verも見たいなと思いました。どんなに幻想的で素敵な空間になるのかと思わず想像。
日本の問題 Ver.311<公演終了しました。ありがとうございました!>
日本の問題
ギャラリーLE DECO(東京都)
2012/03/06 (火) ~ 2012/03/11 (日)公演終了
企画は良かったはずなのに
例の正座してのプレゼンテーションで何もかもが崩れてしまった。彼以外の誰もが「そんなことないよ、演劇の力で日本を変えることは可能だよ」と思ってるはず(と思いたい)なのに、彼に言葉を撤回させて土下座させるだけの「力を持った演劇」をどの劇団も提供できていなかった。彼自身にも、「そこまで言って何故役者として演じたのか」との思いを届けるだけの役者としての力が無かった。企画は良かったはずなのに。その企画で被災地にチケット代が寄付されるからチケットを予約したのに。お金はともかく、人一人、時間を割いて足を運ぶということの意味も考えなければ、創る側にとって演劇をする意味は本当に無いと思います。
-SORA-
PEACE
d-倉庫(東京都)
2012/03/01 (木) ~ 2012/03/05 (月)公演終了
満足度★★★
うーん。
PEACEはパワフルなパフォーマンスを通して笑顔で繋がりみんなで幸せになろうというコンセプトがストレートに伝わってくるとても素敵な劇団なのですが、今回はその良さが活かせるだけの準備が不足していたかなという印象。
シェルターで隔離されて育った子供達が空を見る、という希望溢れる物語ですが目の前の状況が過去なのか現在なのかの区別が容易に付かなかったり、地に足の着いていない演技にヒヤヒヤしてしまったり・・・。
今まではそれを超えて余りある好感度の高い表現で魅せてくれたのですが、公演も3回を超えたので、これからは自分達が信じる表現を観客に伝えるための精度をもっと高めていってほしいなと、劇団のファンとして僭越ながら思うのです。
それにしてもPEACEはイケメンのレベルの高さが異常。ジャニーズやD-BOYSにいてもおかしくない男の子がゴロゴロいます。それなのに和田亮一くんの演出は安易なイケメン芝居に走ることなく、ダンスする笑顔の彼らを実に爽やかに魅せてくれて、こちらも自然と笑顔。旗揚げに強く感じたこの真っ直ぐ感が好きなので、次回楽しみにしてますね。
ドグラ・マグラ
劇団霞座
アートスタジオ(明治大学猿楽町第2校舎1F) (東京都)
2012/03/01 (木) ~ 2012/03/04 (日)公演終了
満足度★★★★
消化、そして昇華。
題材が夢野久作の奇書ということで、学生劇団がどのように舞台化するのか、果たしてクオリティはどうなのかとかなり楽しみにしていました。
結果、期待を遥かに超えて。 あの変質狂的な論文や散文の部分がものの見事に消化され、気の狂いそうなほどの堂々巡り感も「演劇として」実に力強く、退廃的な美しさで見事に舞台として昇華されていました。
この霞座という劇団の、自分達の信じる演劇を真摯に創り上げる姿勢と、醸し出すフェティッシュ感は結構私好み。公演後に一橋純平くんが所属したこともあり、注目していきたい劇団の一つになりました。
ビューティフル・サンデイ
東宝芸能
ル テアトル銀座 by PARCO(東京都)
2012/02/23 (木) ~ 2012/03/04 (日)公演終了
満足度★★★★★
心の交流。
ある晴れた日の日曜日の物語。 ゲイカップルの部屋に迷い込んだ、三十路の女性。
その三人の、心の交流。観ていて、心がとても温まりました。
物語に既視感を感じたりもしましたが、その普遍性の中で三人がとても魅力的に演出されていて、大きな舞台でも隅々まで伝わる空気に、言われもない温もりを感じました。
途中、大粒の涙がボロボロとこぼれて止まらなくて。 瀬名さん演じるちひろの心境がダイレクトに伝わってきて、でも決して心が痛いわけでもなく、染み入るようにとめどなく泣いてしまいました。
いえ、不倫してたわけじゃないのですが(笑)細かく揺れる女性の心にはやはり感情移入を激しくしてしまい。その末の、ふわっと心が温まる感覚。きっと創り手も客席全体も、同じ思いを共有してる。そんな感覚を観ていて感じて、ああ、演劇って素敵だな、観て良かったな、と思ったのでした。
2012年・蒼白の少年少女たちによる「ハムレット」
彩の国さいたま芸術劇場
彩の国さいたま芸術劇場 大ホール(埼玉県)
2012/02/20 (月) ~ 2012/03/01 (木)公演終了
満足度★★★★★
観劇史上、最高の。
類稀な美しさと愛しさに溢れた舞台となりました。黒と赤を基調にした衣装は荘厳で、重厚さを纏った役者さん達が舞台を縦横無尽に駆け回る姿が幻想的で美しく。中でも、奈落で繰り広げられる芝居・・・それは、亡き王の恨みの声であったり、オフィーリアの狂気であったり。劇中劇であったり、葬式であったり、と様々なシチュエーションでその場が使われるのですが、狭い空間なのに無限の広がりを感じさせ、「そこに行きたい」との憧憬まで感じさせられます。その舞台上で「ハムレット」且つ「ハムレットを演じる役者」として生きていた川口覚くんの実力の確かさと美しさは、上演時間(4時間近く)を絶え間なく愛しいものにしてくれました。この舞台は、私の観劇史上最高の舞台です。これを超える舞台に出会える予感が今のところありません。(逆に、誰か超えてくれるのを待ってます。)
dogma/黒髪と魚の足とプレシオサウルス
劇団パラノワール(旧Voyantroupe)
サンモールスタジオ(東京都)
2012/02/03 (金) ~ 2012/02/12 (日)公演終了
満足度★★★★
黒の章。
うーん。良かったのですけど。良かったのですけど、再演=パワーアップ、でないと満足できない身体になっている模様。初演とあまり印象が変わらない・・・というより、兄がひょいのさんから宇野さんに変わったことで、ひょいのさんの飄々感が好きな私は「うーん」と思ってしまったのでした。しかしワイルドセクシーな宇野さんの兄は、妹への思いが妙にエロティック。そういった表現はないものの、「兄と妹と恋人」の精神的な三角関係を浮かび上がらせ、なんとも言えない背徳感を醸し出していました。これはこれで好きです。
バックギャモン・プレイヤード
カムヰヤッセン
吉祥寺シアター(東京都)
2012/02/09 (木) ~ 2012/02/13 (月)公演終了
満足度★★★★★
心からのダブルコール。
初・カムヰヤッセンです。郷愁感漂う民話のような始まりに、心臓は次第に温かくなり。そこから徐々に、未来への恐怖に冷たい感触が頭をもたげ。いつしかその冷たさが温かさを上回り、じりじりと焼けるような痛みに覆われ、慟哭の中に差すやわらかな希望にまた温かさが蘇る。当パンは読んでいませんでしたが、浮かび上がる物語からは明らかに今の日本を髣髴とさせられ、愛すべき古き良き日本が崩れ去る様に恐怖を覚えました。これは日本人のための寓話。テキストに沢山の言葉が散りばめられた、愛しい日本の物語。役者さんが全員素晴らしかったです。舞台の上で、物語の中で正に「生きて」いました。細やかな息づかい、素朴な笑顔。それぞれの心の変遷に、誰一人として目が離せませんでした。静かに崩れるバランス感やその再生、どれもが涙を禁じえません。客席の灯りがついても鳴り止まない拍手に二度泣きしました。素敵な時間でした、本当に観て良かったです。
dogma/黒髪と魚の足とプレシオサウルス
劇団パラノワール(旧Voyantroupe)
サンモールスタジオ(東京都)
2012/02/03 (金) ~ 2012/02/12 (日)公演終了
満足度★★★★★
青の章「dogma」、海賊ハイジャック最高傑作。
青の章「dogma」を拝見。役者さんの演技力が格段に伸び、戯曲に息づく登場人物の生が鮮やかに浮かび上がる見事な再演でした。川添美和さんの生命力溢れる演技もさることながら、役者さん一人残らずその過去、思想、そして未来までをも想像させる作り込みの深さ。素晴らしいクオリティ。
相変わらず目の前の光景は果てしなく美しく、そして残酷。息苦しく、腐臭さえするのに、観ているうちに這いつくばってでも生きようと思える。海賊ハイジャックの美学、ここに極まれり。その生命力を前に「生きよう」と思わない人はいないはず。元気いただきました。世知辛いですが頑張って生きます。
今夜だけ / × / ママさんボーリング(公演終了!感謝!御感想お待ちしています!))
MU
駅前劇場(東京都)
2012/02/02 (木) ~ 2012/02/05 (日)公演終了
満足度★★★★★
凄まじい狂いっぷり。
キレてました。変態でした。セクシーでした。MUで描かれる狂気は実は誰もがこっそり身に潜めていること。秘密の部分を掘り返されて、痛くて痛くて仕方ない。けれどそんな人間を大きな愛で慈しんでくれる、そんなMUの良さは今回も顕在。笑いました。そして、心の中で泣きました。
【前売り完売!!!当日券は若干枚数、販売予定】夏葉亭一門会vol.4
夏葉亭一門
王子小劇場(東京都)
2012/01/31 (火) ~ 2012/01/31 (火)公演終了
満足度★★★★★
昼の回を拝見。
落語の知識はゼロなので楽しめるかどうか不安でしたが、いざ始まってみると、素直に目の前の楽しさにすっかり引き込まれてしまいました。
最初こそ、いつもお芝居を観るように役者さんの「『落語家役』の演技」を観る感覚で見聞きしていましたが、次第に役者さんの震える手や熱演の汗に気付いて、ああ、落語ってお芝居とはやっぱり違うものなのだな、と実感。お話が分からなくなっちゃうこともあったのですが、この短い時間に掛ける役者さんの思いが伝わってきてとても温かい時間を過ごせました。
それにしても、堀越涼さんは凄かった・・・。枕も本題も、素に近いお顔でのお話から4人の男女の演じ分けまでが驚くほど巧みで、茶目っ気や色気まで放っていて素晴らしい出来栄え。客席の温かな空気の中、お話も技量も堪能させていただきました(*^-^*)これ観たら男女問わずみんな彼に惚れてしまうのでは?落語に興味を持つには充分な素敵さでした。
『渡り鳥の信号待ち』
世田谷シルク
シアタートラム(東京都)
2012/01/19 (木) ~ 2012/01/22 (日)公演終了
満足度★★★★★
永遠に続けばいい。
初めて観る本公演、期待以上に素晴らしかったです!!メルヘンチックだったりファンタジックだったり、キュートだったりセクシーだったり。それらが決して散漫になることなく、絵本をめくるように胸の高鳴りを以って、拡がり、展開していく。こんなに多角的で魅力的、かつ芸術的な演出は初めて観ました。
椅子の使い方もダンスなどのパフォーマンスも素敵すぎ。女性の美しさを引き立たせる振付やメイクや衣装も秀逸でした。刹那刹那が愛しすぎて、終わらないで欲しい、このまま永遠に舞台が続けばいい、と思いました。
炎さんの頭の中にはまだまだ沢山のアイデアやいたずら心や素敵な企みが詰まってるのでしょうね。世田谷シルク、また観ます。貪るように観ます。
学生版日本の問題
日本の問題
ギャラリーLE DECO(東京都)
2011/12/21 (水) ~ 2011/12/25 (日)公演終了
満足度★★★★★
Aを観ました。
学生演劇とはいえ、予想外の演劇レベルの高さにまず吃驚。そして「個」の問題を「公」に繋げることをストレートに表現しないスカした感が学生らしくていいな、と。『四次元ボックス』は笑いと無駄にカッコいいダンスでひたすら楽しく、直後の『声を出すと気持ちいいの会』では怒られた(汗)。役者も観客も日本国民も全員文字通り怒られた。直接怒られる演劇なんて初めてです(笑)
『ミームの心臓』は重々しさの中浮き彫りになる絶望と希望を描き出していましたが、このテーマに関しては震災後様々な団体で取り上げていたのでちょっと分が悪かったかも。でも3団体のバランスはとても良かったと思います。ああやっぱりBも観たかった。いい公演だったんだろうなぁ。
星の結び目
時間堂
こまばアゴラ劇場(東京都)
2011/12/22 (木) ~ 2012/01/02 (月)公演終了
満足度★★★
うーん、
時間堂さんはここ数年毎回拝見していて、「必ず心を温かくしてくれる」劇団としてお友達を連れて素敵な時間を過ごすことを楽しみにしているのですが、なぜか今回はいつも感じる温かなカタルシスが感じられませんでした。何故だろう、と思ったのですが、答えはアフタートークですぐに見つかりました。新しく劇団員になった3人の女優さん達の「伝える力」がまだまだなのかなぁ、と(ごめんなさい)。「廃墟」で凄まじい演技力を見せてくれた菅野さん酒巻さん鈴木さんといった好きな役者さん達がサポートに徹していたのも、私にとってはちょっと物足りなかったです。女優さん達とのバランスがよければきっと物足りなさは感じなかったとは思うのですが。良い評価ばかりのなか心苦しいですが、好きな劇団だからこそ、正直に書いてみました。
寿伝説(ハレルヤ)
白昼夢
シアターシャイン(東京都)
2011/12/22 (木) ~ 2011/12/24 (土)公演終了
満足度★★★★★
初アングラ。しかし眩しい。
「白塗りは表情が見えない」と聞いたことがあったので、実は楽しめるか不安でした。会場に入り、全体を見渡せる最後列に座ったら、案内係の方が「前の方が迫力ありますよ。楽しいですよ」としきりに勧めるので最前列に移動。最初はやはり、初めて体験するアングラ感にドン引き(笑)しかし、時間が経つに連れ、全身白塗り(そしてペイント)でもはっきりと分かる役者さん達の表現力の高さ、そして満ち溢れて迫り来るパワーにどんどん胸が高まって、最後の「ハレルヤ」(注:替え歌)の合唱で楽しさ爆発。ここで一緒に歌いたいという衝動を強く感じました。身体を動かすこと、声を動かすことって楽しいんだろなぁ、と舞台上の役者さん達が眩しく見えた素敵なお芝居でした。
ルート99
さいたまゴールド・シアター
彩の国さいたま芸術劇場 小ホール(埼玉県)
2011/12/06 (火) ~ 2011/12/20 (火)公演終了
満足度★★★★★
素晴らしい・・・。
年を取ること、生きること、成長し続けることの素晴らしさを強く感じさせてくれた感動的な舞台でした。震災後の社会不安が一層強くなるこの昨今に観られて本当に良かったです。沖縄問題に挑む人々の姿はそのまま私達の未来の姿を示唆していて、どのような思いで生きてきたか、その上でどう行動するか、そしてこれからどう生きるべきかを、若い恋人達に準えて心に訴えかけられて、えもいわれぬ清涼感に包まれました。ここ数ヶ月で、絶望と希望を描いた舞台はいくつも観ましたが、初めて「演劇で表現する」というその理想が昇華された思いです。素敵な舞台でした。さすが蜷川さん演出。
日本の問題
日本の問題
ザ・ポケット(東京都)
2011/11/27 (日) ~ 2011/12/04 (日)公演終了
満足度★★★★★
何故演劇で「日本の問題」を?
という疑問も多少ありはしましたが、「このタイトルを聞いただけで誰もが日本の問題について少しでも考えるきっかけになる。それって素敵なことなんじゃない?」くらいの軽い気持ちで観に行きました。
結果、純粋に「演劇」として高揚感を以って楽しめました。同じテーマで、同じセットで。8団体が全く違うアプローチで臨んできて、団体によって作品のクオリティに差はありましたが総じて満足です。4時間という上演時間が苦にならないほど楽しかったー!