コマコ。の観てきた!クチコミ一覧

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proof

proof

コロブチカ

王子小劇場(東京都)

2008/12/25 (木) ~ 2008/12/29 (月)公演終了

満足度★★★★★

ブルーチーズ。
んん、いろんなことが綺麗でした。毎年この時期恒例のイベントになるといいなあと思います。こいけさんがまた素敵でして・・・熟した美味しいものをいただきました。

ネタバレBOX

少し多いよと言われたりするのかな、のキスシーン。
上手な役者の場合のみ(全体の演技が)乗り物酔いの症状が出てしまう私。
なので今回のように役者がいいぶん口の中は胃酸で溢れるわけです。
ということはそこに、きちんと人間臭い人がいたということだと思っています。

谷さんの翻訳、すんなり入ってくる台詞でした。
まだお若いのに、ナウい、ナウイ?をあそこで選んだところが一番面白かった。「不正解」なんかは文面で見たら冷たい言葉だけど、声に出して言われると面白い言葉と変わって、むしろ言われたいくらい。


すーっと眠くなる瞬間があったのは、退屈とか違和感があるとかではなくて、聞こえてくるものが耳の掃除をしているみたいで心地良かったんです。
いい音楽を聴いた時に鳥肌が立って眠くなる、そんな気持ちの良い感じ。役者には失礼でしょうけど、いい芝居中のウトウトが好きだったりします。
場面が切り替わる際の音楽、ポコポコした音で楽しかった。
小さいセット、少ない人数、それでもこんなに面白くできる。

美しい時間がありました。そんな一日。
ショート7

ショート7

DULL-COLORED POP

pit北/区域(東京都)

2009/04/29 (水) ~ 2009/05/06 (水)公演終了

満足度★★★★★

和の心
を感じた。

ネタバレBOX

両面観ました。心に(芯に)細胞に、響いたものはAプログラムと「薮の中」
ダルカラは本気でキレてるポップ。ビールの宣伝みたいだけど。巧いビール。どの作品も濃密でミリ単位よりも小さく感じるきめ細かい作り。

『息をひそめて』
昔、「床下仙人」という新築建設の間にこっそり床下に住んじゃおうっていう短篇があって、セットを見てそれを思い出した。女の下に男がいる図が、尻にしかれてるみたいで面白い。Bの中ではこの話が一番好き。

『エリクシールの味わい』
今回観たい人が結構いて、小林タクシーさんと伊藤靖浩さんを堪能できて良かった。伊藤さんがどんな風に歌うのかも見たかったので満足。あがささんはかすれた声がまたいつもと違う雰囲気で可憐。いきなり話の方向が変わってニクイ。歌詞カードが会場で見た時はピンクだったのに家に帰って見たらバイオレッドだった。いい夢をみたんだきっと。

『薮の中』
これは堀越涼さんの演技にあんぐり。襦袢はどんなの着てるのかなって袂をじっと見つめていましたら、次の瞬間女性になったのでわっとなりました。

『ソヴァージュばあさん』
今回、一番観たかった作品。机とスープとパン。これが揃った絵で観たかったのと火事のシーンに納得。小柄で可愛らしい堀川さんが、どんなばあさんになるのかと失礼ながら不安に思っていたのが、登場2秒でそれは無くなり・・・・首のラインを老けさせるために顎を引いて虚ろな目のその人はまさしくばあさんで。びっくり、こういうのが小劇場で観られるって。指をくっつけるシーンの堀越涼さんもまた印象的。

『BIoody Sauce Sandwich』
前回よりも今回のほうが断然いいと思います。ネタバレ読んでから挑んだのでドグラ・マグラのイメージを持って観劇。これこそ本気でキレてるポップな作品かも。万人向けではないにしろダルカラファンの友人二人はこれが一番好きだと言っていました。明るい不気味の面白さ。台詞のしっくり度がより高く感じたのはこれと「息をひそめて」

『15分しかないの』
前回の池袋15分祭りより更に、パキッと切れ味抜群な仕上がりに。もうすんばらしくて鼻血が出るかと思いました。前回は「元彼」が舞台の奥にいたので聞き取れない台詞もあったけど、今回千葉さんは前に出ていたので大丈夫。もう一回観たい。

『アムカと長い鳥』
衣装が話題になったようですが特に気にしない、ならなかった。風呂場なのに着ているのが不思議に映るのはあるけど30分はあっという間。実際淋しさで気が狂うと水に浸りたくなる。母体回帰?回によって全然違う印象がありそう。私が観た時は想いが本を超えた瞬間があって・・・・


格好いいポップも存在するんだけど底の方では倭の感覚があるというか。谷さんの仕事の細かさに多く触れました。旅館の女将。
★は全作品の平均。5を超えるものがあるのでこうなりました。
血を一杯抜かれた気がするなあ。面白かった。
役に立たないオマエ

役に立たないオマエ

ブルドッキングヘッドロック

サンモールスタジオ(東京都)

2008/05/22 (木) ~ 2008/06/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

ヨルの新宿。
とても楽しかったです、稲中卓球部な表情とかも。
最後あんな演技されちゃったので、ああ、ずるいって思いながらぐっときました。
懐かしく、こそばゆく。時々キックとパンチ愛のムチ。

愛妻は荒野を目指す

愛妻は荒野を目指す

チェリーブロッサムハイスクール

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2009/06/05 (金) ~ 2009/06/09 (火)公演終了

満足度★★★★★

暴れる人間交差点。
内容説明は苦手なので毎度のごとく感じたことだけ。

ネタバレBOX

これだけ一見、男性的力強さ、時に強すぎる場面が多い本であるのに、嫌悪感が何故出ないかというのは(あくまでも私は、です)作家の根底にあるいろいろな方面へ向かう愛、が深いからだろうと思う。特に根底にあり続ける子供たちへの愛。それが今までのどの作品にもありました。非常に女性的な感覚の強い作家で(と思ってます)「あなたを妊娠したい」なんかは「愛する人の子供さえいれば生きてゆける」といったメスの気持ちに似ている部分もあり、好き過ぎて食べちゃいたい、自分の中に取り込みたい、ひとつになりたい、いつも君を感じていたい、といった気持ちが入っていたと思う。今回の作品で一番共感した箇所です。
 荒川氏の振付。もっと激しいのがもっと観たいです、としつこく感想に書いていた(笑)私には嬉しいもので、振付の一つ一つに意味を潜ませているんでしょうね、これは何の意味だろうと考えるのも私の遊びになっています。今回は本を開いたり閉じたりという動き、イライラして髪をむしって集める動き、情報に操られた人間(ピエロ)みたいな動きなど・・・人数が多いので全部観きれなかったけど、本の言葉をきちんと拾っているんだなあと感心。
 右奥に潜むピエロと何度か目が合い微笑み合った今回の作品でした。
にしても東澤有香さん、いいなあ・・・またどこかで必ず観たいです。
イチキさんがカメラをかまえてステージが回転する時の曲名が知りたい。有名な曲ですよね。
 帰り際、「あーもうあたし死んじゃいたいよ、もうほんと死んじゃいたい、死んじゃいたい死んじゃいたい」とちょっと噛んでしまったことを猛省している三科さんを背に、帰路へと向かうのでした。
東京ノーヴイ・レパートリーシアター

東京ノーヴイ・レパートリーシアター

TOKYO NOVYI・ART

東京ノーヴイ・レパートリーシアター(東京都)

2008/12/18 (木) ~ 2009/05/30 (土)公演終了

満足度★★★★★

銀河鉄道の夜
とても小さい会場でありながらゆったりと贅沢な席。演出が素晴らしくって気持ちが良いしシンプルで丁寧。
開始早々好きな空気感もあって、後頭部に鳥肌が立ったのであら、これは眠くなってしまうかもと思ったら案の定ぽわ〜んとする。とても気持ちがいい。光の使い方もあって広い空間に感じました。二月、三月と続くみたいなのでワーニャ伯父さん、曽根崎心中も観たいな。
逃げない真剣さが伝わるいい劇団を見つけられて嬉しい。

ネタバレBOX

開始前のカーテンの向こうから聞こえるヒソヒソと楽しげな話し声。
これも演出ですよね。この向こうに子供がいっぱいいる。そう思うだけでワクワクしました。
耳に残るはシスターの歌声。彼女の歌がもっと聴きたいと思ったほど澄んだ歌声。

それにしても男性陣の声が落ち着くのなんのって。優しい声質。
毎回キャストが変わるということなので、時間とお金が許せばもっと観たいものです。26席?でしたか。贅沢な気分です。

そして飴、ありがとうございました。
リフラブレイン

リフラブレイン

MCR

駅前劇場(東京都)

2009/10/29 (木) ~ 2009/11/03 (火)公演終了

満足度★★★★★

あ〜なんと
面白い。前回は男と男の友情が強かったせいなのか初日を観たからなのか、あまり入ってこなかったけれど今回はもう、MCRの強さを堪能。カッコつけてない本当に経験したことから生まれる台詞ががつんっと胸の内に入ってくる。最近のMCRの中ではダントツ好き。笑いの中にもピリッとした緊張とスプライト。叱られたい。

東京裁判

東京裁判

パラドックス定数

pit北/区域(東京都)

2009/11/13 (金) ~ 2009/11/23 (月)公演終了

満足度★★★★★

傍聴席より
傍聴席からしか観てないですけど、視力良ければ席によってメモの内容まで見えて面白い。何も言うことないです。なので感想も書かずにきました。もう言葉は必要なく拍手に込めました。
子供の頃、教頭先生が顔を真っ赤にして東京裁判の不公平さ、滑稽さを懸命に話してくださいまして、君たちは黄色い猿と呼ばれない態度で生きなくてはならん、まずは日本産を食べなさい日本産の服を着なさい、と。小さい島国です。意識が薄まれば簡単になくなってしまう怖さもみました。野木さんこそなんとか賞にノミネートされて欲しい。硬質な芝居が好きな大人の方に。

インテレクチュアル・マスターベーション

インテレクチュアル・マスターベーション

パラドックス定数

シアター711(東京都)

2009/03/27 (金) ~ 2009/04/01 (水)公演終了

満足度★★★★★

弥生。
負けてない何にも負けてない。カッコイイー。野木さんの男性に対する尊敬のようなものを感じます。
今里さんの役を後日調べましたら、借りた金は忘れはしないけど恩に着ることはないぜっていうキャラクターがよく出ていたように思います。胸に残る言葉が多く演技はそれに乗っかるだけでないし、一言一言が丁寧に熱い。扉が多い会場も面白くて、去り際が綺麗。
演説のシーンは騎馬戦みたいな緊張感でぐっときてはっとしてまたぐっときた。(半年経って少し修正)

青森の雨

青森の雨

青森県立美術館

ザ・スズナリ(東京都)

2008/09/06 (土) ~ 2008/09/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

鈴なり横丁
韓国の役者さんも素晴らしかった。特に秀子役のコ・スヒさん。
もっと宣伝をしたら良かったのになあ〜と。勿体ない。
音楽から受けるイメージでは戦後の荒れた横浜っぽい雰囲気もあるのですが、開始早々の意外な展開は笑いました。
韓国語は解らなくても字幕があるので心配されてる方はご心配なく。
チラシのイメージを裏切らない、いい哀愁が漂っていました。
いつかソウル公演も観て韓国のお客さんの反応をみてみたい。
終わった後に素晴らしかった、と呟いたのが久しぶり。
弘前劇場と韓国の役者のコラボレーション、匂いの近い雰囲気の人達だからこそ可能なのかもしれないなあ・・・続けて欲しいです。

ネタバレBOX

二列目の一番左(客席からみて)に座ったのですが、目の前に座っている人が開始までずっと韓国語の唄を唄っていましてね、監督さんかな〜なんて思っていました。
始まった途端、カメラをまわしたかと思ったら徐々にステージに滑り込んでいいアングルで撮ろうとする。アダルトビデオの撮影だったわけです。

ほんと、コ・スヒさんは日本語なのにあそこまでよく感情込められたと思います。大人になっても子供みたいに泣くもんですよね。
花のゆりかご、星の雨

花のゆりかご、星の雨

時間堂

ギャラリーLE DECO(東京都)

2009/06/02 (火) ~ 2009/06/14 (日)公演終了

満足度★★★★★

気分転換
になった久々のお芝居でした。昔カフスボタンを集めていた時期がありまして、月に一度骨董屋に行くのがささやかな喜びになっていた私。今回の時間堂はそんな風景と重なる興味深いものでした。別の場所であれば木目調の家具でも置きたいところ。ですが会場は無機質なルデコであるからそれに合わせたんだと思います。
 扇子で小道具を表現するのは面白かった。これは何だ、次は何だ、と聞こえる音と共に楽しくわくわくしました。扇子に柄が入っていたようですが、無地の方が良かったように思います。時間堂なら黒では寂しく茶、濃紺、サーモンピンクなど合いそう。

 「月並み〜」の時も私は涙したのですが今回も同じく物語に入り込むと涙が出た。アンティーク品って夢にまで出てくるほど欲しい!って思えるものが年に一度か二度、あったりします。手に入れることは誰かの時間も所有する覚悟が必要で、手放すとなるとそれは相当な覚悟が要る。時間を手放す勇気。モノへの気持ちも身に染みました。母子物語に意識を持ったほうが作家は喜ぶのかしらと感じつつ、こっちに反応してしまいました。
 雨森さん。彼女が喋る前から彼女のオーラに鳥肌が立ち、ほわほわしてしまって何度かペンを落としそうになった。とにかく一人一人がいい役者なので演技でかなり接近してくるが不安にならない。手が触れてもこの人たちなら平気と思う。

 そして星野さんが祖母を演じるシーン。膝と膝を擦りつけてしずしず歩く様にチラシの和服が浮かびます。まさかアラーキーの撮る女のような色香が発せられるとは想像もしていなかったので驚きました。それがあって★五つに相成りました。全体的に教育テレビの科学の時間みたいで、私は好きですね。大人だって遊びたいから。

追伸。少し寂しかったところだけいいですか。地方のことで一般的に「何もない」としてしまいがちですが、せめて時間堂だけでも例えば「たんぽぽでネックレスを作れる女の子が多いです」とか「鮎の塩辛を作る名物ばあちゃんがいます」とか、都心にはない「ある」を言って欲しかったかな。

『プルーフ/証明(Repirse)』

『プルーフ/証明(Repirse)』

DULL-COLORED POP

SPACE EDGE(東京都)

2009/12/12 (土) ~ 2009/12/12 (土)公演終了

満足度★★★★★

内容分かっているけど
かなり真剣に観ました。

ネタバレBOX

前回公演から間もないので役者の立ち位置も記憶に新しく。

父役の中田さんがとても軽やかでびっくり。前回公演では初めのうちに観たせいか、既に死んでいる人間の役だからかロボットのような印象だったのが、12月12日の中田さんは違った。血が通った暖かみのあるお父さんだった。
重要なシーンでもある「死んでくれて嬉しい」の後、スッとキャサリンから離れるシーンでは今回腰をかける場所がない為、右の壁に寄りかかる。誰に今注目するべきなのか迷うことなく、こちらの方が自然に感じました。前回ここで人が重なるので誰を見るか視線に迷っているうちに、台詞を聞き逃したので次こそは!と、こちらも真剣であった。あと違う箇所は台詞の中の数字が1つ変わった(はず)と「ナウイ」の強調もあって若干ポップに。

ハプニングにも動じず、熱を切らさないで素晴らしい芝居でした。
清水さんの爆弾のように落ちてくる喜怒哀楽が更に進化して、お腹一杯です。
あと、私は当日パンフの「ごあいさつ」きちんと読む派です。むしろ楽しみにしているくらい。
春琴

春琴

世田谷パブリックシアター

世田谷パブリックシアター(東京都)

2009/03/05 (木) ~ 2009/03/16 (月)公演終了

満足度★★★★★

光。
初・舞台春琴でした。過去に物語は消化してからの観劇なので、内容を追うストレスなくステージ上で動く人々を楽しく拝見。煙のように物が移動する様は水の上にいるようでした。
初めてこの物語に触れた時は号泣しましたが今はマゾヒズムの面白さを楽しんでいます。何も知らずに行ったなら、後半おいおい泣いたことでしょう。笑いの要素があったのが意外でした。

私は佐助が好きで、これをチョウソンハさんがやると聞いた日にゃ、この役を日本人が演じる場合に彼を超えられるんだろうかと恐怖しました。体いっぱいの佐助がそこにいました。
深津さんはご自身の容姿に甘えることなく努力してきた方だと思う。人柄に才能と努力が重なった時、大きな光になるんだなあ・・・動いているものが何もかも素晴らしかった。


余談ですが、これから映画も観てみたいと興味のおありの方は、京マチ子、山本富士子も美しいですが、72年「讃歌」を個人的にお勧めです。耽美な世界とマゾヒズムが一番強い作品に思います。

その夏、13月

その夏、13月

チェリーブロッサムハイスクール

サンモールスタジオ(東京都)

2008/06/27 (金) ~ 2008/07/01 (火)公演終了

満足度★★★★★

いかに遡って思い出すか。
これは意見がわかれるのを承知でよくやったと思う。怖かったと思う。

からくりに気付くのが、会場だったり家に帰ってからだったり数日後だったりする。

いつも説明じみた台詞を入れないのが特徴なので、想像力のテストを受けている気分で頭をつかいますがそれが好きな人に。
勇気を持って万人向けではないこの台本を書いた人に拍手を送りたいです。


どの作品も共通して終わった後の空気が清いのは独特の雰囲気があるなぁ。
ラムさんと荒川さんは喋るだけでも面白い。
いつも以上にラムさんの母性を満喫しました。

ネタバレBOX

最後のシーンで感じたこと。

男は最初の男になりたがる。
女は最後の女になりたがる。

記憶で征服したいのは女のほうが強いかもしれない。
例えば、好きな人の子供さえいれば生きていける、というような妄想を維持しながら幸せを感じる女性特有の性質について触れたところに、ああーってなりました。

最後のハナの想いはよく伝わりました。

汝、隣人に声をかけよ

汝、隣人に声をかけよ

コマツ企画

王子小劇場(東京都)

2009/02/06 (金) ~ 2009/02/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

良いっ。
やや、まさかぐっとくる瞬間があると思っていなかったので不意打ちにやってきたそれは、あったかい。

ネタバレBOX

もう一つ二つ別に話を作れそうなのに、一つの芝居にまとめてあったのが贅沢だな〜なんて思いました。
ちょっと変わった人、に見える人には割と積極的に話かけるほうなのですが、相手からしたらこちらがちょっと変わった人なわけで。

コミュニケーション。自然から離れると本来持っていたはずのテレパシーを受け取る能力が薄まってしまうように思います。木や土から離れて暮らす影響は多分大きくて、でもそれはコンクリートの中から出た生活をしないと解らないと思う。今は言わないと伝わらない時代なので、お察ししてくれると当てにしていると、がっかりすることもしばしば。なので嫌でも話さなくてはいけない。元々話すのが苦手な日本人なのにです。相手の気持ちを察する勘のいい人と話す時って、言葉が少なくても伝わるから楽だと感じるけど、いつもそうはいかないので話すのが億劫でもあり。そして自分だって相手を疲労させているかもしれない。こうなりゃオリジナル象形文字を作ってしまおうかしら。一目でわかるやつ・・・・なんてことを考えてみる。何か考えたくなる、そんな作品。

コマツ企画の役者はもちろん、客演の皆さんも良かった。壊さないように大事に演技しているように感じました。ああ、ドゲスも観たかったなー。
ラストの大合唱は川島さんの和田アッコが耳に残りました(笑)
あと誰か、うる星やつらを歌っていたような・・・・
そして客演のセレクトがほんとに良くてピッタリ!
いいテーマだし非常に面白かったです。大ちゃん、他の芝居でも観てみたいです。観ながら興奮したのが久しぶりでした。あ、お尻を見たからではないのです(笑)
まるで算数を知らないこどもたち

まるで算数を知らないこどもたち

チェリーブロッサムハイスクール

ウエストエンドスタジオ(東京都)

2007/08/31 (金) ~ 2007/09/04 (火)公演終了

満足度★★★★★

二回観た。

よけいと感じる言葉が入らないから頭に残りやすい台詞。
とにかく渡部ラムさんの最後の走りは素晴らしかった。

お客さんがいい顔をしていた。

とける

とける

ブルドッキングヘッドロック

サンモールスタジオ(東京都)

2008/11/13 (木) ~ 2008/11/24 (月)公演終了

満足度★★★★★

人選がぴったし。
大人が楽しめる学園モノではまだこれ以上に楽しい作品を観たことがなく、2時間20分くらいでしたか、お尻は痛いけど細かい作りで退屈しませんでした。
皆さんいい。黒木絵美花さんのしとやかな演技がとても好きです。
品がある役者って貴重だと思う。
前回の続きですが、今回初めての方でもなかなか楽しめるかと。
悲しみや苦さも伴うけどサイコーに楽しい、このひとたち。
次は喜安さんに会いたいな。

背伸び王(キング)

背伸び王(キング)

コマツ企画

小劇場 楽園(東京都)

2010/04/21 (水) ~ 2010/04/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

面白いことぞ。
悪い人に思われたくないからできれば避けたい部分をも掴みにいく、作家小松さんの着眼点が好きだし、先手先手の感じがいつも凄いと思っています。濃いのに飽きない、コマツ企画の役者をじっくり観られて嬉しい。この人たち、ほんとたまんないです。初心者でも大丈夫。

甘い丘

甘い丘

KAKUTA

シアタートラム(東京都)

2009/10/30 (金) ~ 2009/11/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

春の声。
KAKUTA KAKUTA KAKUTAっ ああ、ああ、あああ。
休憩なしの2時間5分。

ネタバレBOX

夫が他所に女をつくり自分が捨てられてしまった後、逞しい人達の中で生きているうちに許す気持ちが芽生えていたのに、探偵から相手の女性が妊娠していると知らされた瞬間、憎悪の感情へ舞い戻る様子はみていて辛かった。一瞬で怒りが復活してしまうほど子供の存在とは大きい。
桑原裕子さんの役どころ(シュロ)が声とキャラにぴったりでとっても良かった。首を吊ろうとして止められてキレた時、一番まともに思えた。まともに爆発していてなんて可愛いのだろうとも思った。

「約束守れなくてごめんね」
「してないよ、そんなの」  のとこが特に熱くなりました。

いい役者が多くてお腹いっぱい。
#4 「愛憎」

#4 「愛憎」

MCR

新宿村LIVE(東京都)

2007/07/11 (水) ~ 2007/07/16 (月)公演終了

満足度★★★★★

台風の日でしたね。
お腹が痛くなるほど笑った。

旅、旅旅

旅、旅旅

ロロ

王子小劇場(東京都)

2010/05/06 (木) ~ 2010/05/09 (日)公演終了

満足度★★★★

これも観たなぁ
時間が経って思い出すと麻雀パイの動きみたいで面白かったです 「ここ」と「あっち」が至近距離で入れかわって、かなりアクティブでした

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