どきどきドッ近眼(若干老眼)の観てきた!クチコミ一覧

21-40件 / 66件中
ある冬の朝、Kは

ある冬の朝、Kは

タテヨコ企画

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2014/02/26 (水) ~ 2014/03/10 (月)公演終了

満足度★★★

Kの意図
狭い舞台で結構な出演者の数。いろいろ盛り込みすぎていて、ちょっとわかりにくかったですが、なかなか面白く、また考えさせられました。

ネタバレBOX

主な舞台は屋上。斜めになっていて、やりにくそうでした。Kは近藤かなと思うけど、他にもKと略せる役があり、そちらの視点での話でもあるし。女優さんが似たようなタイプが多かったです。

あかい壁の家

あかい壁の家

オフィス3〇〇

本多劇場(東京都)

2013/08/01 (木) ~ 2013/08/11 (日)公演終了

満足度★★★★

舞台の可能性を楽しむ。
予想にたがわぬ力作、意欲作でした。メッセージ性の強い作品ながら、本多の舞台いっぱいに役者が歌い舞う、それだけでも十分楽しめるでしょう。
大きな災難のあとには芸術もまた何かに目覚めるというけれど、このように消化(昇華)した渡辺えりさんに心から敬意を評します。
いささか盛り込みすぎ、というかまだまだ未整理という印象が強かったものの、ミュージカルではなく「音楽劇」とする作者の矜持がうかがえ、これぞ舞台!と感じました。熟成されて再演、再々演とつながっていってほしいです。

ネタバレBOX

中川さんの音楽、また彼の歌声がなにより素晴らしかった。林田航平くん、いつの間にかこんなところに。このまま骨太でいってほしいです。
それにしてもひとつだけ気になったのこと。フライヤーにいた根岸さんはどこへ・・・?
鮫に喰われた娘

鮫に喰われた娘

INGEL

CBGKシブゲキ!!(東京都)

2013/07/31 (水) ~ 2013/08/04 (日)公演終了

こんなゼイタク、なかなかないです!
2時間20分?!どこかで間延びしそう、きついな・・と思ったら、延びた分はほぼすべて野口さんの芸で埋められていました。これだけでも大満足!
KAKUTAの高山さんも熱演していてよかった。見逃さないでよかった。幸せでした。

ウィンカーを、美ヶ原へ

ウィンカーを、美ヶ原へ

kitt

駅前劇場(東京都)

2013/07/26 (金) ~ 2013/07/28 (日)公演終了

満足度★★★★★

本公演がmonoならこっちはstereo
とても面白かったです。土田さん特有の、ちょっとだけ日常離れしたタダシイ日本語のせりふ。それだけで新劇をいじっているのか、と深読みしながら、一語一句楽しみました。そして毎度ながら、きゅっと短ひきしまっているのがいい。
再演であて書きじゃないのに、それを感じさせない充実した舞台でした。大満足!

ネタバレBOX

恋人に嫉妬する年上の女性は、さしづめ金替さんかな。それから、初演時の役の性別そのままじゃないかもな、とも思いました。
役者さんはとてもうまい方と初々しい方両方でしたが、滑舌の悪い役者さんは役も観客もそこをいじって、笑いになっていました。
導入部のピアノのワルツがとても素敵でした。曲名はなんでしょう?家で聴きながら舞台を思い出したいです。
リアリアリアリアリアリアリアリアリアリア王~リア充王~

リアリアリアリアリアリアリアリアリアリア王~リア充王~

UDATSU

pit北/区域(東京都)

2012/11/09 (金) ~ 2012/11/11 (日)公演終了

ニートが立ち向かうって・・・
コントって、最初は客席をほぐしてもらわなきゃいけないのだなーと気づきました。
下ネタは嫌いじゃないけど、最初からテンション高すぎる役者さんたちに最後までついて追いつけませんでした。
オムニバスコントを「妄想」でつなげちゃっちゃーミもフタもないのではないかと。

pitは初めてだったのですが、面白い空間でした。

ネタバレBOX

同行した娘は一生懸命みていて、
「みんな声がよく出ていたね」「アクションシーンのつながりがわからなかっんだけど」「疲れた」とのことでした。

同感でした。
ひとよ

ひとよ

KAKUTA

シアタートラム(東京都)

2011/10/21 (金) ~ 2011/10/30 (日)公演終了

満足度★★★★

家族に横たわる暗く深い溝 でも・・・
一瞬も気の抜けない舞台でした。広いシアタートラムの両端いっぱいを使って、去来する人々。それがとても自然なのはさすがです。
舞台装置、よかったなー。
人物ひとりひとりやその関係性にスポットがあてられるのは見事だなーと思いながら帰宅後リーフをみたら、一人だけどこで出てきたのかどうしても思いだせない人がいた・・・
牛飼いと長男の嫁に救われましたが、あまりにも重いテーマ、これでいいのかなぁ。と少しのどにひっかかるのもまたよし。

ネタバレBOX

おとんがうざくて殺意を持つ、というのは、多かれ少なかれどの家族にでもあることなのでは と思います。そこをいきなり飛び越えたところから始まり、その後を残された人々はどう生きてきたか、という話なのですが、そこにはどうしてもそれまでに形成された人間性が垣間見えるはず。惜しむらくは、3人兄弟にそこが描ききれていないところ。
長男のどもり、次男の性格・・・最後の母ちゃんの慟哭だけがそれを垣間見せたように思います。

牛飼いの不思議な魅力、とてもよかった!
ハリーポタ子【5年ぶりの東京。たくさんのご来場、ありがとうございました。】

ハリーポタ子【5年ぶりの東京。たくさんのご来場、ありがとうございました。】

石原正一ショー

シアター711(東京都)

2011/09/23 (金) ~ 2011/09/26 (月)公演終了

満足度★★

歳ゆえ まだら受け
『ハリーポタ子』は是非関西イントネーションで!はりい「ぽ」「た」こと言いましょう。開演前のZMCで静かで眠くなるシアター711の観客席もいやおう泣くあっためさせしめられ、物販からは関西での活躍がしのばれました。

私がうけたところは間の小ネタ。大音響のロックにあってなきがごとしストーリー、ずっと急斜面直滑降状態の舞台に、逆に眠気を誘われてしまいました。

向いてなかったね、うん。

ほととぎす・ほととぎす

ほととぎす・ほととぎす

劇団青年座

青年座劇場(東京都)

2011/08/25 (木) ~ 2011/08/31 (水)公演終了

満足度★★

寝かけて悔い吐く トホホぎす
先日、「おおのの」の平塚らいてうをモデルにした芝居がとても面白かったので、実在した人物や過去の作品の脚色というところに興味をもって観にいきました。

新劇はほとんど初めて。きっちり結った日本髪(かつら?)にドレス、めちゃめちゃいい滑舌。テンポはアンダンテ。そして私は・・・zzz・・・いかん!

役者さんの力量は感じたけど、いまひとつよくわからない話でした。
私がいけないんですね。自分に向かなかったのだと思います。

上演前、劇場前は研究所生らしき若者で大騒ぎ。あれはなんとかならないのでしょうか。誰も注意しないし。
疲れてしまったけど、場内整理のお兄さんが一生懸命頑張っていたのは好感がもてました。

プール・サイド・ストーリー

プール・サイド・ストーリー

J-Stage Navi Produce

赤坂RED/THEATER(東京都)

2011/08/24 (水) ~ 2011/08/28 (日)公演終了

満足度★★★

井之上さん さらうさらうう
井之上さん目的で観に行き、その目的は充分に達せられました

あまり観ない部類の若者が弾け・・・という話だったけど
堅実な脇に支えられ はつらつとした姿がとても好感もてました
主役の恋人を演じた2人 いずれも初々しく 今後が楽しみです

電話でチケットをとったのですが システムがいまひとつ不明でした
また舞台装置の都合上 端の14番は見切り席だったと思います 
役者の顔がなかなか見えなかったり 可動式の小道具にもかかわらず役者が重なって見えなかったりしました
ベテラン制作だけに 対応が残念でした

井之上さんのせりふって エチュードからなのかなぁ
また語り部の青山さんの最後に呼ぶ搾り出すような一声に ベテランの凄みを感じました

待ち時間のギターによる「September(EW&F)」が心地よかった

見切れ席が残念だったので ☆一つマイナス

ネタバレBOX

『ロミオとジュリエット』を翻案した『ウエストサイド・ストーリー』ならぬ『プルサイドストーリー』
パンフの高橋さんの「昔の名作を翻案することで次世代に伝えることも、書くものの使命の一つではないか」という言葉に、観劇後非常に共感を覚えました

井之上さんがいわば「神父」の役だったのですが 科白でわざわざ「神父みたいに」っていうことはなかったんじゃないかな 
わかる人は言わなくてもわかるし わからない人は言ってもわからないと思いました







バッド・アフタヌーン

バッド・アフタヌーン

アミューズ

赤坂RED/THEATER(東京都)

2011/08/13 (土) ~ 2011/08/21 (日)公演終了

満足度★★★★★

いいのよ短くたって。面白くて、うまければ。
土田さんの演出なので、なんぞフジョーリなのかなと構えていたら、非常にわかりやすいシットコムでした。アテ書きのよく効いたスピーディな脚本で、達者な脇に固められ、ヒロシさんも頑張っていました。立ち姿がきれいですね。
並んで立つ土屋さんより小さいけど、バランスがいい方なんだと判りました。
土屋さんの長い手足をもてあましてる様も好きですけど。
そして平田あっちゃんのお約束の暴走っぷり!これを楽しみに来たのよ。ああ、わたしは今、人生を楽しんでいる・・・!と思いながら笑っていました(大げさ)。
そして菅原さんを知ってしまいました。猫ホテでもみていたはずなのに、こんなにキャラ立ちして・・・ということで、みなさんプロトタイプなわかりやすい話ながら、大いに笑って楽しんで、90分でおなかいっぱいでした。
最後に特筆すべきは、舞台装置の見事さ!奥行きを感じました。

『12』~12人の怒れる男より~

『12』~12人の怒れる男より~

LDH JAPAN

シアターサンモール(東京都)

2011/02/10 (木) ~ 2011/02/27 (日)公演終了

満足度★★★★

役者さんに役柄を振り分けた妙技。
レジナルド・ローズの不朽の名作として、幾度となく上演されている本作。映画もアメリカとロシアでリメイクされ、特に裁判員制度導入に合わせて、近年は蜷川さんはじめ続けて再演されています。大きなテーブルと椅子、そして換気扇以外のよけいな装飾を許さない舞台の上で繰り広げられる、12人の丁々発止。何度観ても、原作の素晴らしさに感嘆の感嘆惜しみない称賛を禁じ得ません。
今回、新鮮だったのは、役柄に役者を合わせたのではなく、一つの役柄の持つ複数のキャラクターを自然な範囲で役者に合わせた点ではないでしょうか。12人の中に女性を2名入れただけで、役割が原作とは微妙に変わっているところが、興味深かったです。

ネタバレBOX

はじめの方で、番号順に座っていた席をわざわざ入れ替える演出があり、なぜだろう、何があるのだろう・・とおもっていたのですが、大きい役者さんが前にいるとテーブルの向こう側の外波山さんがみえにくいからだったのですね。
最後に席に並ばれたのをみて、ようやく気がつきました。
グリング活動休止後、テレビでお姿を観ていた中野さんが陪審員1号で溌剌と演じておられて、嬉しかったです。
く・ち・づ・け

く・ち・づ・け

むーとぴあ

駅前劇場(東京都)

2011/02/04 (金) ~ 2011/02/10 (木)公演終了

満足度★★★★

贅沢な時間!種子さん、一生ついていきます。
駅前劇場で\4,500?高くない?って思っているあなた!
脚本・役者・舞台装置など、3本揃ったハズレなしのウエルメイドなお芝居が、こんな間近で観られるんですよ!

むーとぴあ第3弾。わかぎさんの脚本はさすが手練れ!武藤さんは相変わらず愛らしく、種子ねえさんは相変わらずおいしいところをもってきました。
最後はいささか唐突に終わってしまいましたが、スピーディなのは歓迎!

むーとぴあ3作、武藤さんいずれも可愛い役が続いていますね。
そろそろ癖のある役や汚れ役など、本領(?)を発揮してほしいなぁ。

ピアノピア

ピアノピア

インパラプレパラート

シアタートラム(東京都)

2011/02/03 (木) ~ 2011/02/06 (日)公演終了

満足度★★★★

「ピアノ」が見つめる流転輪廻。
作者は映画の好きな方なのでしょうね。ピアニストを巡る映画に駄作なしと思います。この作品は「ピアニスト」ではなく「ピアノ」が中心だけれど、モチーフ的には
海の上のピアニスト」や「戦場のピアニスト」を彷彿とさせるものがありました。
ピアノという楽器自体の、「そこにある≒動けない」という特性をうまくいかした、美しい物語でした。

またチャップリンのモチーフなど、作者の方の好きな映画が伺われるものでした。

ダンスも交えているというので、感情移入できるか心配でしたが、若々しさを感じさせるダイナミックな舞台では、違和感を感じさせませんでした。
ただ、個人的にはいささかtoo muchな印象かな。
欲を言えば、もっとピアノに絡んでほしかったです。

とはいうものの、これほど緻密で斬新なのにわかりやすい、というのは、素晴らしい!
今後が楽しみです。

ネタバレBOX

ピアノ役の女性、演技はよかったのですが、ピアノの音がなんとも残念でした。音色はもう少し演出できたかなと思います。なんといっても「スタインウェイ」なのですから。
オリジナルと思われる曲も、いまひとつ魅力に欠けました。

それぞれの衣装はとても素敵でした。内山さんが印象的でしたが、他の役者さんも、若さにあふれていて、はじめて「夢の遊民社」を観たとき、役者さんの活動量に驚いたことを思い出しました。

生まれ変わった人物が、同じしぐさでピアノをいじるなど、小道具としても要所でピアノを使うとさらによかったかた。

終盤のピアノの鍵盤を奏でたり、走馬灯の場面、よいのですが少し長いかった。年寄りには疲れました。



「神社の奥のモンチャン」 

「神社の奥のモンチャン」 

ゴジゲン

座・高円寺1(東京都)

2011/02/02 (水) ~ 2011/02/06 (日)公演終了

満足度★★★★

鬼の耳に涙。
本作は初回の再演とのこと。処女作とは思えない会話の小技がたくさんあり、くすくす、ふふふ、ワハハ、と種々反応してしまいました。
目次さんの恵まれた容姿と身のこなし、一分の隙のないなりきりぶりに、目を奪われました。

キャラクター的には、村長さんが好き。

1時間40分くらいになるとしまるかな、と思いました。
女優さんが割りと声が高い中、ムギ役の女優さん、存在感ありました。
そして松居さん 役者としてもよかった。ちょっと瑛太に似てましたヨ(笑)。

公演ごとにハコが大きくなっているゴジゲン。でも、旗揚げって、つい3年前のことなんですね。その躍進ぶりに目をみはると同時に、今のマスコミ偏重主義に踊らされることなく、堅実に松居ワールドを築いていってほしいと切に願っています。

はからずも節分の日に、やさしい鬼に泣かされました。



ネタバレBOX

狭い共同体の中での力関係とそれへの抵抗、そして本当の気持ちに素直に従えない人間の弱さ、おろかさ、イトシさなどが、あまりに善良でおろかなモンチャンと彼を取り巻く人々によって描かれていきます。

目次さん、しばらくモンチャンのイメージがぬぐえそうにありません。
暗転のあと、目頭が熱くなりました。




13人のスピード!

13人のスピード!

マグズサムズ

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2011/01/26 (水) ~ 2011/01/31 (月)公演終了

満足度★★★★

広角レンズの中のバスのような
お客さんが若めでした。テンションあげっぱなしのテンポのいいストーリーでした。そんな中、バスガイドさんのガイド声にホッとしました。それからOLさんも美声で上手でした。
たくさんの登場人物をテンポよく操るの、なかなか難しいことだったと思います。
バス、すごく立派でした。
また違うシチュエーションでのせりふ格闘技、楽しみにしています!


ネタバレBOX

年をとると、ずっと金切り声を聞いていると疲れちゃうんだよね。
途中の回想シーンあたりで緩急の「緩」がほしかったです。でもバスの前に走って出てきて、また走って戻るんじゃ、難しいかな。
そんな中、バスガイドさんのガイド声にほっとしました。OL役の方も美声でよかった。男優さんが割と背丈が似通っていて、個性づけが難しい印象でした。

脚本の彼は、なんだか一番オイシイ役だったような気もする。上手だからOKですが、前説であえて説明しないほうがさらに笑えたかも。楽しそうに何役もやってた(いじわるな中高年でごめんなさい)。
ソムリエ

ソムリエ

靖二(せいじ)

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2011/01/28 (金) ~ 2011/02/01 (火)公演終了

満足度★★★★

あったかさとわかりやすさ。それが一番大事だよね。
シンプルなユニット名とシンプルなタイトル。そして詳細な紹介にひかれて拝見しました。良心と懸命さを感じさせて、あったかくなる話でした。
本っていいよね。
ニッカポッカの土屋雄さん、最初はぎょっ!としましたが、さしはさむせりふひとつひとつで会話がしまる、お客さんが笑う。すっかりファンになってしまいました。絵本作家さんも、印象的でよかったです。
土屋さんに☆一つ進呈!

ネタバレBOX

小さな書店と、下手に小上がり。なかなかいい感じの舞台装置。
しかし、劇中の設定はこれだけ凝った舞台をまだまだ活かしきっていない印象でした。他にも細かいことはいろいろ気になりました。

知人が集まってお酒を飲むのに、和室じゃなくて売り場で飲んでたり(紙を扱っているところでありえない!和室で飲むでしょう)、座って話すであろうことを立ち話していたり、和室の奥(にあるらしき)の勝手でお茶入れて二階にもって言ったり・・・
知り合いとはいえ営業さんが、入ってくると売り場のテーブルの上にカバンを無造作に置くところとか、気になりました。

最初の登場人物の退場で、てっきり階上にも出入り口があるのかと思ってしまった。終盤、お父さんがなぜ家を出た後添いさんの消息をたずねないのか、などなど、・・最後に謎は解けるのですが、興味深い謎としてよりは、変じゃない?という違和感になって残っていました。
姉妹役の女優さん、面差しが似ていて、制服から私服に着替えて登場したときには、見間違えました汗
また、はたきを使うところがめちゃめちゃだった・・・!はたく棚とはたかない棚があったり、上からほこり落とすのにまた上はたいちゃったり・・・書店の特徴的な作業だけに、正確さを記しつつ、感情表現もできるチャンスだったんじゃないかと残念でした。
「ソムリエ」は「本の」という意味で、それも最後にああ・・・とわかるけど、ずーっと「ソムリエ」って題じゃなくていいんじゃないかな と思いながら観てました。
いずれも最後に「ああ・・・」と解決するのだけど。


憂鬱先生

憂鬱先生

てにどう

ザ・ポケット(東京都)

2010/06/09 (水) ~ 2010/06/13 (日)公演終了

満足度★★

高踏派?!それだけにあったまるのに時間が
作家の実生涯にその作品の登場人物を絡めた、凝った作りの作品。堂々巡りの会話の面白さに始まる脚本の上等さ、セットや小物、役者の演技も上級なのだが、わかりやすさがどうしてもおいてけぼりに。またダイアローグが多く動きの少ないので、佳境にいたるまでについていくのはけっこう大変でした。
でもやはり、各要素がよくできているので、そえっらがうまくあわさった瞬間には「いやー、巧み!」と感心しました。
役者さんがみな存在感のある姿かたちなのも、こころに残りました。

-初恋

-初恋

Cucumber

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2010/06/04 (金) ~ 2010/06/13 (日)公演終了

満足度★★★★★

よろしくない なんてことはないわねぇ
あいかわらずというか、回を重ねるほどに奥村さんの舞台美術がスゴくなっており、まずそれを見るだけでも価値ありです!
土田さん、ゲイ、千葉さん、片桐さん・・・いやがうえにも高まっていた期待をさらに上回る傑作でした。
土田さんも出演される本公演が一番好き・・と思っていましたが、撤回!

笑って笑って、終盤ぐっときました。
 

ネタバレBOX

今井さんのきれいな所作と見事な滑舌、片桐さん本領発揮のキレた演技、犬若さんのファッション、奥山さんもメリハリがありました。
そしてさすがの千葉さん!座をさらっていました。
終わりのケーナ?の音色や張子の虎、戸の向こうの見えないところにまで空間を感じさせる奥山さんの舞台装装置。
今井さんのフックの台詞がわすれられません。
おぼろ

おぼろ

ゲキバカ

吉祥寺シアター(東京都)

2009/12/16 (水) ~ 2009/12/23 (水)公演終了

満足度★★★

おなかいっぱい過ぎ。
吉祥寺シアターの規模で、濃ゆ~い時間をすごしました。
とにかくお客さんへのサービス満点ぶりには脱帽。テープ投げ、楽しかった。
自分的には、 ん~ここまでくると、ちょっと苦手。
ハルニさんのはけるときのたたらとか、瓦版売りのアニメ声とか、
てんこ盛り感、なんでもあり感とか、・・どうでもいいところが気になりました。
それから引っ張りすぎ、くどすぎ。後半佳境にいくほどに、萎えてしまった。
体力的に向いてないのかもしれません。
紙吹雪、きれいだったー。ギャグになる一歩手前くらい大降りだったけど。



 

はじめての食卓

はじめての食卓

むーとぴあ

駅前劇場(東京都)

2010/01/08 (金) ~ 2010/01/14 (木)公演終了

満足度★★

企画書そのまま。
脚本わかぎさんということで 笑ってやがて泣いて という
言って見ればベタなものを期待していきました
そして・・・そのベタぶりは期待以上
役者さんが上手なので笑いはおきたけど
捻りも深みもない 終って何も残らない
うまいからいいのかもしれないけど
岡田さん好きだから許せるのかもしれないけど
自分もそりゃ笑ったけど
4500円のチケット代が高く感じた

一作目見ていないけど 武藤さんはこんなホンワカしたキレイごとなだけの芝居はもったいない と発泡B-zinみてて強く感じるので あえて厳しめ
でも種子ちゃんよかったので 星ひとつおまけ

種子ちゃんに星ひとつ

ネタバレBOX

息子のお嫁さんを迎えるある家庭の食卓が間をおいて描かれるのですが
2場目で 大体その先の展開が読めてしまいます。
出産、喧嘩、門出、死。そして二人になったねーってとこまで、わかってしまう。

このページのQRコードです。

拡大