『12』~12人の怒れる男より~ 公演情報 LDH JAPAN「『12』~12人の怒れる男より~」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    役者さんに役柄を振り分けた妙技。
    レジナルド・ローズの不朽の名作として、幾度となく上演されている本作。映画もアメリカとロシアでリメイクされ、特に裁判員制度導入に合わせて、近年は蜷川さんはじめ続けて再演されています。大きなテーブルと椅子、そして換気扇以外のよけいな装飾を許さない舞台の上で繰り広げられる、12人の丁々発止。何度観ても、原作の素晴らしさに感嘆の感嘆惜しみない称賛を禁じ得ません。
    今回、新鮮だったのは、役柄に役者を合わせたのではなく、一つの役柄の持つ複数のキャラクターを自然な範囲で役者に合わせた点ではないでしょうか。12人の中に女性を2名入れただけで、役割が原作とは微妙に変わっているところが、興味深かったです。

    ネタバレBOX

    はじめの方で、番号順に座っていた席をわざわざ入れ替える演出があり、なぜだろう、何があるのだろう・・とおもっていたのですが、大きい役者さんが前にいるとテーブルの向こう側の外波山さんがみえにくいからだったのですね。
    最後に席に並ばれたのをみて、ようやく気がつきました。
    グリング活動休止後、テレビでお姿を観ていた中野さんが陪審員1号で溌剌と演じておられて、嬉しかったです。

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    2011/02/24 22:22

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