満足度★★★★
舞台の可能性を楽しむ。予想にたがわぬ力作、意欲作でした。メッセージ性の強い作品ながら、本多の舞台いっぱいに役者が歌い舞う、それだけでも十分楽しめるでしょう。大きな災難のあとには芸術もまた何かに目覚めるというけれど、このように消化(昇華)した渡辺えりさんに心から敬意を評します。いささか盛り込みすぎ、というかまだまだ未整理という印象が強かったものの、ミュージカルではなく「音楽劇」とする作者の矜持がうかがえ、これぞ舞台!と感じました。熟成されて再演、再々演とつながっていってほしいです。
ネタバレBOX
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2013/08/05 12:48
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