ある冬の朝、Kは
タテヨコ企画
【閉館】SPACE 雑遊(東京都)
2014/02/26 (水) ~ 2014/03/10 (月)公演終了
あかい壁の家
オフィス3〇〇
本多劇場(東京都)
2013/08/01 (木) ~ 2013/08/11 (日)公演終了
満足度★★★★
舞台の可能性を楽しむ。
予想にたがわぬ力作、意欲作でした。メッセージ性の強い作品ながら、本多の舞台いっぱいに役者が歌い舞う、それだけでも十分楽しめるでしょう。
大きな災難のあとには芸術もまた何かに目覚めるというけれど、このように消化(昇華)した渡辺えりさんに心から敬意を評します。
いささか盛り込みすぎ、というかまだまだ未整理という印象が強かったものの、ミュージカルではなく「音楽劇」とする作者の矜持がうかがえ、これぞ舞台!と感じました。熟成されて再演、再々演とつながっていってほしいです。
鮫に喰われた娘
INGEL
CBGKシブゲキ!!(東京都)
2013/07/31 (水) ~ 2013/08/04 (日)公演終了
こんなゼイタク、なかなかないです!
2時間20分?!どこかで間延びしそう、きついな・・と思ったら、延びた分はほぼすべて野口さんの芸で埋められていました。これだけでも大満足!
KAKUTAの高山さんも熱演していてよかった。見逃さないでよかった。幸せでした。
ウィンカーを、美ヶ原へ
kitt
駅前劇場(東京都)
2013/07/26 (金) ~ 2013/07/28 (日)公演終了
満足度★★★★★
本公演がmonoならこっちはstereo
とても面白かったです。土田さん特有の、ちょっとだけ日常離れしたタダシイ日本語のせりふ。それだけで新劇をいじっているのか、と深読みしながら、一語一句楽しみました。そして毎度ながら、きゅっと短ひきしまっているのがいい。
再演であて書きじゃないのに、それを感じさせない充実した舞台でした。大満足!
リアリアリアリアリアリアリアリアリアリア王~リア充王~
UDATSU
pit北/区域(東京都)
2012/11/09 (金) ~ 2012/11/11 (日)公演終了
ニートが立ち向かうって・・・
コントって、最初は客席をほぐしてもらわなきゃいけないのだなーと気づきました。
下ネタは嫌いじゃないけど、最初からテンション高すぎる役者さんたちに最後までついて追いつけませんでした。
オムニバスコントを「妄想」でつなげちゃっちゃーミもフタもないのではないかと。
pitは初めてだったのですが、面白い空間でした。
ひとよ
KAKUTA
シアタートラム(東京都)
2011/10/21 (金) ~ 2011/10/30 (日)公演終了
満足度★★★★
家族に横たわる暗く深い溝 でも・・・
一瞬も気の抜けない舞台でした。広いシアタートラムの両端いっぱいを使って、去来する人々。それがとても自然なのはさすがです。
舞台装置、よかったなー。
人物ひとりひとりやその関係性にスポットがあてられるのは見事だなーと思いながら帰宅後リーフをみたら、一人だけどこで出てきたのかどうしても思いだせない人がいた・・・
牛飼いと長男の嫁に救われましたが、あまりにも重いテーマ、これでいいのかなぁ。と少しのどにひっかかるのもまたよし。
ハリーポタ子【5年ぶりの東京。たくさんのご来場、ありがとうございました。】
石原正一ショー
シアター711(東京都)
2011/09/23 (金) ~ 2011/09/26 (月)公演終了
満足度★★
歳ゆえ まだら受け
『ハリーポタ子』は是非関西イントネーションで!はりい「ぽ」「た」こと言いましょう。開演前のZMCで静かで眠くなるシアター711の観客席もいやおう泣くあっためさせしめられ、物販からは関西での活躍がしのばれました。
私がうけたところは間の小ネタ。大音響のロックにあってなきがごとしストーリー、ずっと急斜面直滑降状態の舞台に、逆に眠気を誘われてしまいました。
向いてなかったね、うん。
ほととぎす・ほととぎす
劇団青年座
青年座劇場(東京都)
2011/08/25 (木) ~ 2011/08/31 (水)公演終了
満足度★★
寝かけて悔い吐く トホホぎす
先日、「おおのの」の平塚らいてうをモデルにした芝居がとても面白かったので、実在した人物や過去の作品の脚色というところに興味をもって観にいきました。
新劇はほとんど初めて。きっちり結った日本髪(かつら?)にドレス、めちゃめちゃいい滑舌。テンポはアンダンテ。そして私は・・・zzz・・・いかん!
役者さんの力量は感じたけど、いまひとつよくわからない話でした。
私がいけないんですね。自分に向かなかったのだと思います。
上演前、劇場前は研究所生らしき若者で大騒ぎ。あれはなんとかならないのでしょうか。誰も注意しないし。
疲れてしまったけど、場内整理のお兄さんが一生懸命頑張っていたのは好感がもてました。
プール・サイド・ストーリー
J-Stage Navi Produce
赤坂RED/THEATER(東京都)
2011/08/24 (水) ~ 2011/08/28 (日)公演終了
満足度★★★
井之上さん さらうさらうう
井之上さん目的で観に行き、その目的は充分に達せられました
あまり観ない部類の若者が弾け・・・という話だったけど
堅実な脇に支えられ はつらつとした姿がとても好感もてました
主役の恋人を演じた2人 いずれも初々しく 今後が楽しみです
電話でチケットをとったのですが システムがいまひとつ不明でした
また舞台装置の都合上 端の14番は見切り席だったと思います
役者の顔がなかなか見えなかったり 可動式の小道具にもかかわらず役者が重なって見えなかったりしました
ベテラン制作だけに 対応が残念でした
井之上さんのせりふって エチュードからなのかなぁ
また語り部の青山さんの最後に呼ぶ搾り出すような一声に ベテランの凄みを感じました
待ち時間のギターによる「September(EW&F)」が心地よかった
見切れ席が残念だったので ☆一つマイナス
バッド・アフタヌーン
アミューズ
赤坂RED/THEATER(東京都)
2011/08/13 (土) ~ 2011/08/21 (日)公演終了
満足度★★★★★
いいのよ短くたって。面白くて、うまければ。
土田さんの演出なので、なんぞフジョーリなのかなと構えていたら、非常にわかりやすいシットコムでした。アテ書きのよく効いたスピーディな脚本で、達者な脇に固められ、ヒロシさんも頑張っていました。立ち姿がきれいですね。
並んで立つ土屋さんより小さいけど、バランスがいい方なんだと判りました。
土屋さんの長い手足をもてあましてる様も好きですけど。
そして平田あっちゃんのお約束の暴走っぷり!これを楽しみに来たのよ。ああ、わたしは今、人生を楽しんでいる・・・!と思いながら笑っていました(大げさ)。
そして菅原さんを知ってしまいました。猫ホテでもみていたはずなのに、こんなにキャラ立ちして・・・ということで、みなさんプロトタイプなわかりやすい話ながら、大いに笑って楽しんで、90分でおなかいっぱいでした。
最後に特筆すべきは、舞台装置の見事さ!奥行きを感じました。
『12』~12人の怒れる男より~
LDH JAPAN
シアターサンモール(東京都)
2011/02/10 (木) ~ 2011/02/27 (日)公演終了
満足度★★★★
役者さんに役柄を振り分けた妙技。
レジナルド・ローズの不朽の名作として、幾度となく上演されている本作。映画もアメリカとロシアでリメイクされ、特に裁判員制度導入に合わせて、近年は蜷川さんはじめ続けて再演されています。大きなテーブルと椅子、そして換気扇以外のよけいな装飾を許さない舞台の上で繰り広げられる、12人の丁々発止。何度観ても、原作の素晴らしさに感嘆の感嘆惜しみない称賛を禁じ得ません。
今回、新鮮だったのは、役柄に役者を合わせたのではなく、一つの役柄の持つ複数のキャラクターを自然な範囲で役者に合わせた点ではないでしょうか。12人の中に女性を2名入れただけで、役割が原作とは微妙に変わっているところが、興味深かったです。
く・ち・づ・け
むーとぴあ
駅前劇場(東京都)
2011/02/04 (金) ~ 2011/02/10 (木)公演終了
満足度★★★★
贅沢な時間!種子さん、一生ついていきます。
駅前劇場で\4,500?高くない?って思っているあなた!
脚本・役者・舞台装置など、3本揃ったハズレなしのウエルメイドなお芝居が、こんな間近で観られるんですよ!
むーとぴあ第3弾。わかぎさんの脚本はさすが手練れ!武藤さんは相変わらず愛らしく、種子ねえさんは相変わらずおいしいところをもってきました。
最後はいささか唐突に終わってしまいましたが、スピーディなのは歓迎!
むーとぴあ3作、武藤さんいずれも可愛い役が続いていますね。
そろそろ癖のある役や汚れ役など、本領(?)を発揮してほしいなぁ。
ピアノピア
インパラプレパラート
シアタートラム(東京都)
2011/02/03 (木) ~ 2011/02/06 (日)公演終了
満足度★★★★
「ピアノ」が見つめる流転輪廻。
作者は映画の好きな方なのでしょうね。ピアニストを巡る映画に駄作なしと思います。この作品は「ピアニスト」ではなく「ピアノ」が中心だけれど、モチーフ的には
海の上のピアニスト」や「戦場のピアニスト」を彷彿とさせるものがありました。
ピアノという楽器自体の、「そこにある≒動けない」という特性をうまくいかした、美しい物語でした。
またチャップリンのモチーフなど、作者の方の好きな映画が伺われるものでした。
ダンスも交えているというので、感情移入できるか心配でしたが、若々しさを感じさせるダイナミックな舞台では、違和感を感じさせませんでした。
ただ、個人的にはいささかtoo muchな印象かな。
欲を言えば、もっとピアノに絡んでほしかったです。
とはいうものの、これほど緻密で斬新なのにわかりやすい、というのは、素晴らしい!
今後が楽しみです。
「神社の奥のモンチャン」
ゴジゲン
座・高円寺1(東京都)
2011/02/02 (水) ~ 2011/02/06 (日)公演終了
満足度★★★★
鬼の耳に涙。
本作は初回の再演とのこと。処女作とは思えない会話の小技がたくさんあり、くすくす、ふふふ、ワハハ、と種々反応してしまいました。
目次さんの恵まれた容姿と身のこなし、一分の隙のないなりきりぶりに、目を奪われました。
キャラクター的には、村長さんが好き。
1時間40分くらいになるとしまるかな、と思いました。
女優さんが割りと声が高い中、ムギ役の女優さん、存在感ありました。
そして松居さん 役者としてもよかった。ちょっと瑛太に似てましたヨ(笑)。
公演ごとにハコが大きくなっているゴジゲン。でも、旗揚げって、つい3年前のことなんですね。その躍進ぶりに目をみはると同時に、今のマスコミ偏重主義に踊らされることなく、堅実に松居ワールドを築いていってほしいと切に願っています。
はからずも節分の日に、やさしい鬼に泣かされました。
13人のスピード!
マグズサムズ
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2011/01/26 (水) ~ 2011/01/31 (月)公演終了
満足度★★★★
広角レンズの中のバスのような
お客さんが若めでした。テンションあげっぱなしのテンポのいいストーリーでした。そんな中、バスガイドさんのガイド声にホッとしました。それからOLさんも美声で上手でした。
たくさんの登場人物をテンポよく操るの、なかなか難しいことだったと思います。
バス、すごく立派でした。
また違うシチュエーションでのせりふ格闘技、楽しみにしています!
ソムリエ
靖二(せいじ)
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2011/01/28 (金) ~ 2011/02/01 (火)公演終了
満足度★★★★
あったかさとわかりやすさ。それが一番大事だよね。
シンプルなユニット名とシンプルなタイトル。そして詳細な紹介にひかれて拝見しました。良心と懸命さを感じさせて、あったかくなる話でした。
本っていいよね。
ニッカポッカの土屋雄さん、最初はぎょっ!としましたが、さしはさむせりふひとつひとつで会話がしまる、お客さんが笑う。すっかりファンになってしまいました。絵本作家さんも、印象的でよかったです。
土屋さんに☆一つ進呈!
憂鬱先生
てにどう
ザ・ポケット(東京都)
2010/06/09 (水) ~ 2010/06/13 (日)公演終了
満足度★★
高踏派?!それだけにあったまるのに時間が
作家の実生涯にその作品の登場人物を絡めた、凝った作りの作品。堂々巡りの会話の面白さに始まる脚本の上等さ、セットや小物、役者の演技も上級なのだが、わかりやすさがどうしてもおいてけぼりに。またダイアローグが多く動きの少ないので、佳境にいたるまでについていくのはけっこう大変でした。
でもやはり、各要素がよくできているので、そえっらがうまくあわさった瞬間には「いやー、巧み!」と感心しました。
役者さんがみな存在感のある姿かたちなのも、こころに残りました。
-初恋
Cucumber
三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)
2010/06/04 (金) ~ 2010/06/13 (日)公演終了
満足度★★★★★
よろしくない なんてことはないわねぇ
あいかわらずというか、回を重ねるほどに奥村さんの舞台美術がスゴくなっており、まずそれを見るだけでも価値ありです!
土田さん、ゲイ、千葉さん、片桐さん・・・いやがうえにも高まっていた期待をさらに上回る傑作でした。
土田さんも出演される本公演が一番好き・・と思っていましたが、撤回!
笑って笑って、終盤ぐっときました。
おぼろ
ゲキバカ
吉祥寺シアター(東京都)
2009/12/16 (水) ~ 2009/12/23 (水)公演終了
満足度★★★
おなかいっぱい過ぎ。
吉祥寺シアターの規模で、濃ゆ~い時間をすごしました。
とにかくお客さんへのサービス満点ぶりには脱帽。テープ投げ、楽しかった。
自分的には、 ん~ここまでくると、ちょっと苦手。
ハルニさんのはけるときのたたらとか、瓦版売りのアニメ声とか、
てんこ盛り感、なんでもあり感とか、・・どうでもいいところが気になりました。
それから引っ張りすぎ、くどすぎ。後半佳境にいくほどに、萎えてしまった。
体力的に向いてないのかもしれません。
紙吹雪、きれいだったー。ギャグになる一歩手前くらい大降りだったけど。
はじめての食卓
むーとぴあ
駅前劇場(東京都)
2010/01/08 (金) ~ 2010/01/14 (木)公演終了
満足度★★
企画書そのまま。
脚本わかぎさんということで 笑ってやがて泣いて という
言って見ればベタなものを期待していきました
そして・・・そのベタぶりは期待以上
役者さんが上手なので笑いはおきたけど
捻りも深みもない 終って何も残らない
うまいからいいのかもしれないけど
岡田さん好きだから許せるのかもしれないけど
自分もそりゃ笑ったけど
4500円のチケット代が高く感じた
一作目見ていないけど 武藤さんはこんなホンワカしたキレイごとなだけの芝居はもったいない と発泡B-zinみてて強く感じるので あえて厳しめ
でも種子ちゃんよかったので 星ひとつおまけ
種子ちゃんに星ひとつ