さくはなし
人体色彩画廊I’NN
pit北/区域(東京都)
2014/03/14 (金) ~ 2014/03/16 (日)公演終了
華燭
劇団TANTOO
アトリエTANTOO(東京都)
2014/04/20 (日) ~ 2014/04/23 (水)公演終了
パンゲア【アンケート即日公開】
劇団バッコスの祭
パフォーミングギャラリー&カフェ『絵空箱』(東京都)
2014/05/15 (木) ~ 2014/05/25 (日)公演終了
『I’NNS→I’NN2』~街・かう・人~
人体色彩画廊I’NN
レンタルスペース+カフェ 兎亭(東京都)
2014/11/01 (土) ~ 2014/11/10 (月)公演終了
アイ・アム・アン・エイリアン
学習院女子大学 pafe.GWC実行委員会
学習院女子大学(東京都)
2013/11/25 (月) ~ 2013/12/01 (日)公演終了
そこまで悪くないですよ。
現時点で★2.5だけど、もっと多くの人が観たら平均3.2くらいはあるんじゃないですかね。少なくとも3は超えてるはず。個人的な感覚ですけどね。
いくつもの作品で踏襲されてきた、全員合致を前提とした決議が物語を生む話。
説明文にある通り、同条件のドナーに対してどちらに移植をするか決定を出すまでが描かれています。誰を生かして誰を殺すのか、極論を言えばそういう事。そんな立場になった時、人はどんな言動・行動を選ぶのか。何を守って何を晒すのか。熱さも冷たさもある目の離せない会話劇でした。
因みに先にコメントされたお二人、話の筋をネタバレさていますからそれはBOXにお書きください。
永い遠足
サンプル
にしすがも創造舎 【閉館】(東京都)
2013/11/17 (日) ~ 2013/11/25 (月)公演終了
久々に観たサンプル。
族から離れて旅する話だった。(恥ずかしながら今でもこの二文字を書き間違えそうになる時があります)
タイトルの文字を拾えば「永遠」が含まれていたり、残る「足」も読み替えれば人として何か「足りない」という連想が出来るし、音だけなら「人間は考える葦だ」という著名なフレーズも思い浮かぶ。あれだけの内容が込められているのだから、タイトルにも込められているのだろうと勝手ながら妄想してしまう。…けどまぁ、作者の真意はよく分かんないですね。
個人的にサンプル初見だった「カロリーの消費」も未だにタイトルの意味を考える事があります。人生そのものは単なるカロリーの消費だという意味合いを感じたのだけど、それだけではない気もして。
いつか人間社会から家族という構成単位が喪失する事はあるのだろうか?
少なくともこれまではどんなに歪であっても存在していた単位であって、だからこそ何百年も昔に書かれた戯曲から今も普遍に扱われるテーマでもあって。現在の日本の法律では教育や扶養や相続なんかが絡むとはいえ、「家族でなければいけない」というのはあくまで心情的な制約でしかない。繋がっているのは血であって、精神や肉体は繋がらない別の人間なのだから。
コメントの少なさはCoRichチケットを使っていないからなのかな。
勿論CoRichでの評価が世の全てではないので、ここでのコメントが少なくとも問題はないと思うものの、一部であっても好きな団体への注目度が低いのはいい気がせず。客席は埋まっていたし、ここを知り得ない演劇漬けでないライトウォッチャーが増えたという事か。
軽快にポンポコと君は
ぬいぐるみハンター
OFF OFFシアター(東京都)
2012/01/06 (金) ~ 2012/01/15 (日)公演終了
観たいトコだけ観ればいい。
下北沢に移ってもやっぱりわちゃわちゃがちゃがちゃ。いつも通りボーっと観ました。メッセージ性とか、どうなんだろ? 個人的には「くちびるぱんつ」のラスト付近のちょっとしたきゅんな感じと同じくらいに感じましたが。物語を観たい人は物語を観ればいいし、わちゃわちゃしてるの観たい人はそれを観ればいいんじゃないでしょうか。
新劇団員もきっちりしっかり仕事をこなしていましたね。劇団員になる前からナイスな仕事振りでしたが、それが正解だったと再確認。
ろりえの鬼
ろりえ
シアター風姿花伝(東京都)
2014/01/28 (火) ~ 2014/02/03 (月)公演終了
ふざけとヒューマニズムのスペシャリスト。
1.何をやらかすか分からない。
2.でもとにかく破壊力は抜群。
3.迂闊に親しい人と観に行くと気まずくなる。
それが個人的なこれまでのろりえの印象。今回に関しては3を撤回したい。チラシの通り、親や家族と観に行っても良いかも。
広い会場で大きな舞台美術に慣れた感覚で観始めると視覚的には薄味に感じるかもしれないけど、役者の旨味はいつもの如く。思ってもいなかった角度から刺激的な味わいが攻めて来ます。
内容的にも話の流れ的にも洗練されていて分かりやすいです。未見の人にもオススメしやすい。自分が「お薦め!」をクリックしたのは割りと久し振り。既にろりえが好きな人にも、過去にろりえが好みに合わなかった人にもお薦めします。どの駅からも遠いので劇場までの道が不安ならタクシーを使うべきかも。チケット代にその料金を追加しても満足に至る作品だと思います。
Girls, be a mother【アンケート即日公開】
劇団バッコスの祭
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2014/02/05 (水) ~ 2014/02/11 (火)公演終了
足並みが揃っている。
小劇場の公演で開演10分前にあれだけ客席が埋まっているのを目にする事はそうそうない。クイズの配布の効果もあってか、観客に早く到着したい気持ちを持たせるのに成功していたのだろう。そもそも観たくなければ早く行く気にもならない。その意味で、開演前から客席の温まりは準備万端だった。
そして開演。
役者の足並みも揃っている。それぞれに与えられている役割をしっかりこなしている。思いを秘めた役、気弱な役、可愛い役、鼻に付く役。観ていて本当に分かりやすい。決して内容まで簡単ではないのに分かりやすいという点で、歌舞伎に近しかったのかもしれない。老若男女に通じる。それは大きな武器だ。
舞台の使い方が面白かったですね。
今回の主題をそのまま現しているデザインで、役者のアクティングエリアもそれに沿っています。ともすれば単調な動き方になりかねないのを、段差や奥行きの使い分けやアクションで見事に違和感なく立ち回っていて。
勝手な心配としては、違和感がなさすぎてあのデザインと役者の立ち回りに気付いていない観客もいるんじゃないかと。だとしたら勿体無い。
丹羽さんがいつもとちょっと違う役をやっていたのもポイントでしたね。そもそも現代人を演じる姿を見る機会があまりなかったかも(笑)。
リュウノセナカ
新劇団松葉ステッキ
アミュゼ柏(千葉県)
2009/03/28 (土) ~ 2009/03/29 (日)公演終了
遅ればせながら。
役者の演技が下手で説得力のある遣り取りが出来ない上に、やりたい場面だけ抽出した様な脚本。そして全く仕事をした跡の見られない演出。演劇という概念をレイプするに等しかった。
ナミヤ雑貨店の奇蹟
演劇集団キャラメルボックス
サンシャイン劇場(東京都)
2013/05/11 (土) ~ 2013/06/02 (日)公演終了
想像以上の想像通り。
勝手に抱いている「キャラメルっぽい」イメージの正にド真ん中。観ていてずっと「キャラメルだなー」と思い続けていました。
熱量とテンポの良さは流石。
普段なら笑わないだろうポイントや発言でも、こちらの隙間にスポッと入り込んで来ました。
雲の影
スポンジ
サンモールスタジオ(東京都)
2013/07/24 (水) ~ 2013/07/31 (水)公演終了
雰囲気は予想通り。
宣伝美術の第一印象に惹かれて観劇。
勝手に予想していた通り、人間の内面の暗い部分をフューチャーした内容でした。かといって終始お先真っ暗でネガティブな訳ではなく、なんとか生きようとしているからこそその重荷が余計に重みを増している感じ。それなりの社会生活を営んでいる人には何処か感じ入る所があるはず。それが心地よいか不快かは好みがあるだろうけども。それも含めて、人間は生きていかなきゃならんのだなぁ。
舞台美術。良いです。
開演前から既に世界観が確立している。音選びも適切。
明け星の頃には ~セロ弾きのゴーシュ~
ゲンパビ
シアター風姿花伝(東京都)
2013/05/03 (金) ~ 2013/05/05 (日)公演終了
キレイだ。
シンプルな舞台装置ながら照明の使い方が効いていて、ニクい空間演出。お洒落なカフェ公演の雰囲気もあって良い気分でいられました。
物語自体は他人との分かり合えなさや勘違いを主軸に、目崎さん演じるゴーシュを下敷きにした主人公の周囲を描いていくスタイル。各場面同士の繋がりは若干弱めに感じたものの、何より空間が統一出来ているので流れとして自然に観ていられた。
これが企画公演となると、本公演はどうなっているのか。今回観られたのは収穫。いずれ本公演にも行ってみたくなりました。
あかいくらやみ~天狗党幻譚~
阿佐ヶ谷スパイダース
Bunkamuraシアターコクーン(東京都)
2013/05/05 (日) ~ 2013/05/26 (日)公演終了
初スパイダース。
コクーンの広い空間であんなにシンプルな見せ方をするとは。勝手な思い込みで、結構ごちゃごちゃした視覚情報を与えてくるんじゃないかと思っていたものの。冒頭のほぼ無言でしばらく流れる時間は魅入った。見せ方よりも、感じさせ方だったか。
けれどその後の語り出してからがどうもなかなか響いて来ず。せっかく小栗さんの長台詞だったのだけど。距離の問題でもなかっただろうし、役者能力の問題でもなかった気がする。何故なのか判断が付かずにモヤモヤ。他、笑って良さそうな部分でも今日は客席の反応が鈍く。雨の影響?
小野武彦さんの存在感、声の深さに感銘。
(三島由紀夫『近代能楽集』より)
アムリタ
Studio Do Deux Do(東京都)
2013/05/23 (木) ~ 2013/05/24 (金)公演終了
密会。
公演というよりも密会の雰囲気。いけないものを観てしまった様な、でも心地よい恍惚感。
観た回の時間帯によって印象も変わるであろう、その違いも楽しみどころ。
くりかえし無限遠点
feblaboプロデュース
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2013/05/17 (金) ~ 2013/05/20 (月)公演終了
山岡さんの脚本を目当てに。
2週の内に3作品も担当してるなんて、こりゃなんかあるぜ。しかもfeblaboが脚本を書かせたとなれば、やっぱなんかあるぜ。てな感じで3作品とも観てみた締めがこれ。
駄目なダーウィン舎「いのちだいじに」を観た時点で山岡さんがこういうものを書ける予感はした。過去にこういうものを書いていたかどうかは別にして、引き出しの中に持っている気がしたのです。結果、そつなくこなしてくれやがりましたね。序盤3分くらいで「あ、この完成度はラストまで保障されてるな」と察して、安心して観ていられました。
出演者の達者具合も◎。
寅と卯
片肌☆倶利伽羅紋紋一座「ざ☆くりもん」
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2013/05/14 (火) ~ 2013/05/19 (日)公演終了
なるほど。
ひとまず、「時代劇はファンタジーになりやすい」という持論がある。意図してもしなくても、だ。
実際には現代を遡った設定なのだから世界観まで完全な虚構ではない。でも生活風習・言葉遣いなどが、現代人である客席の人々とは異なる。理解し合えない不思議さんがファンタジーな存在に感じられる様に、理解し切れない世界観もまたファンタジーになってしまう。その違いの架け橋となるのは、役者の存在感にどれだけ説得力があるか。気の強そうな設定の人物が本当に気が強そうに見えるかどうか。自信を持って演じ切っているか、その為に表面に現れる印象が結実しているかどうか。
この演目は、役者の仕事振りを観るべき芝居だった。
『ナツヤスミ語辞典』
演劇集団キャラメルボックス
新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)
2011/08/03 (水) ~ 2011/08/11 (木)公演終了
オーシャンズ・カジノ
北京蝶々
王子小劇場(東京都)
2012/04/18 (水) ~ 2012/04/30 (月)公演終了
ゼガヒデモ
Guesspell Project
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2013/03/27 (水) ~ 2013/03/31 (日)公演終了