くりかえし無限遠点 公演情報 feblaboプロデュース「くりかえし無限遠点」の観てきた!クチコミとコメント

  • 山岡さんの脚本を目当てに。
    2週の内に3作品も担当してるなんて、こりゃなんかあるぜ。しかもfeblaboが脚本を書かせたとなれば、やっぱなんかあるぜ。てな感じで3作品とも観てみた締めがこれ。
    駄目なダーウィン舎「いのちだいじに」を観た時点で山岡さんがこういうものを書ける予感はした。過去にこういうものを書いていたかどうかは別にして、引き出しの中に持っている気がしたのです。結果、そつなくこなしてくれやがりましたね。序盤3分くらいで「あ、この完成度はラストまで保障されてるな」と察して、安心して観ていられました。

    出演者の達者具合も◎。

    ネタバレBOX

    練馬とか煙突とか「いのちだいじに」との微妙なリンクも楽しみつつ。
    作風的にはDAR'Tっぽいかな。

    個人的に残念に思えた点。
    「今回のアップデートで追加される概念は、死です。」。このフレーズを押した粗筋から、死が追加された後の向こう側を期待してしまったので、リアルかと思っていた場面がバーチャルだったというどんでん返しにはあまり心惹かれず。物語への目線を逸らしておくトリックではあるけれど、期待した部分への焦点が弱かったという期待外れ感も抱いてしまって。死が追加されたゲーム自体がどう進化するのかを考えていたので。
    同じく、パンフレット共に手元に渡された被験者用の資料も勿体無い。部屋割りとか進行プランを知ってこそはまってしまうトリックがあるのかと思ったのが、そこまで影響してなかったので。実際、そういうものがあっても読まない
    人もいるだろうから、そこに注力しすぎても戦術倒れになる可能性はあったけれど。

    触れてなさすぎに思えたのは、福山はどうして自分達が双子だと思い込んでいたのか。上演時間からすれば広げる必要のないサイドストーリーになってしまうかもしれないけど、疑問は残った。

    組み替え式の足場台を使ったのは、狭い舞台面でいくつかの空間を存在させるには良い手法。演劇よりもコントで使われがちな手法かな? そしてそれを場によって足場と照明の色彩を分けていたのも分かりやすかった。

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    2013/05/18 23:56

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