明け星の頃には ~セロ弾きのゴーシュ~ 公演情報 ゲンパビ「明け星の頃には ~セロ弾きのゴーシュ~」の観てきた!クチコミとコメント

  • キレイだ。
    シンプルな舞台装置ながら照明の使い方が効いていて、ニクい空間演出。お洒落なカフェ公演の雰囲気もあって良い気分でいられました。

    物語自体は他人との分かり合えなさや勘違いを主軸に、目崎さん演じるゴーシュを下敷きにした主人公の周囲を描いていくスタイル。各場面同士の繋がりは若干弱めに感じたものの、何より空間が統一出来ているので流れとして自然に観ていられた。

    これが企画公演となると、本公演はどうなっているのか。今回観られたのは収穫。いずれ本公演にも行ってみたくなりました。

    ネタバレBOX

    しばらく振りに行った風姿花伝。空間的にサンモールスタジオと似てるかな?

    早井さんも可愛らしかったんだけど、ああいう役を観るとどうしても清水那保さんを思い浮かべてしまって…。口調として、朗読の語尾が気になった。変化がなく同じニュアンスが続くので、その度にフレーズが終わってしまう物切れ感。思い浮かべながら読んでいるとか、次の行を気にしながら読んでいるとか、「。」に辿り着く度に多少の変化を付けて欲しかった。
    あと、事前にパンフを見ずに朝比奈親子が親子であるのを見逃すと、ひかりの登場は意味が分からなくなる可能性があって、その関係性は戯曲の時点でもうちょっと押し出しても良かったかも。

    各人物の知識の引き出しがちょっと浅く思えて、WEBで検索して租借せずに引用していた様な印象。例えば三田村は登場シーンからすると風水にハマっている様子だったものの、後に出てきたエピソードは六星仙術だった。平野が天体の知識を語る部分も、好きで気分が高揚して口にしているはずなのにイマイチ楽しそうじゃなったり。オタクが好きなアニメを語るのと同じシチュエーションなんだから、もっと熱くなって然るべきでは?

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    2013/05/07 01:00

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