
将棋無双・第30番 ~神局のヴァンパイア~
E-Stage Topia
上野ストアハウス(東京都)
2024/04/10 (水) ~ 2024/04/14 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
鑑賞日2024/04/10 (水) 19:00
この団体の公演は一昨年1月の江戸川崇(カラスカ)作・演出による「東京卍メロス」を観ただけであるが、今回の公演は黒薔薇少女地獄の太田守信が作・演出。
タイトルの「将棋無双・第30番」からこのシリーズ30作目かとも思えるが、「将棋無双」は七世名人三代伊藤宗看による詰将棋100番を纏め江戸幕府に献上された作品集のことであり、これらの詰将棋はなかなかその解答本が見つからなかったため、「詰むや詰まざるや」と言われたそうだが、中でも第30番は神局と称されているという。従ってその神局という第30番をモチーフにした物語ということだろう。
上野ストアハウスのさして広くもないロビーに入って、出演者の写真やトレーディングカードを購入するために、中高年の男たちが列をなしているのを見てイヤ~な気になった。若いカワイイ女優を集めてその物販で儲けようとする公演では、その内容の薄さに散々失望させられているからだ。その最たるものは高取英晩年期の月蝕歌劇団だ。
(以下、ネタバレBOXにて…)

達磨さんは転ばない
劇団龍門
シアターシャイン(東京都)
2024/05/15 (水) ~ 2024/05/19 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2024/05/18 (土) 18:00
この公演2度目の観劇。
こみいった内容の作品だが、ストーリーがわかった上で再見するのは、どこにどういう伏線が張られていたのかじっくり観る楽しみがある。
(以下、ネタバレBOXにて…)

達磨さんは転ばない
劇団龍門
シアターシャイン(東京都)
2024/05/15 (水) ~ 2024/05/19 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2024/05/15 (水) 19:00
初日を鑑賞したが、やはり村手龍太の描く舞台世界は(いい意味で)一癖も二癖も、と、そう思わせる作品だった。
(以下、ネタバレBOXにて…)

天の秤
風雷紡
小劇場 楽園(東京都)
2024/03/29 (金) ~ 2024/03/31 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2024/03/31 (日) 17:00
昨年の初演時に千穐楽での観劇を予定していたのだが、コロナ禍で楽前日と楽日だけが中止となり、観ることができなかった作品。
劇団としても出演者やスタッフにしても無事着陸できなかった無念が残っていたのだろう。幸いに7ケ月半を置いて再演となったが、私も懲りずに(笑)今回も千穐楽を予約。
大阪万博が開幕して2週間後の1970年3月31日、JA8315号機(愛称「よど号」)は羽田から板付(現在の福岡空港)へ向けて、普段どおり運航されていたが、赤軍派を名乗るグループによってハイジャックされた。これが日本初のハイジャック事件、いわゆるよど号事件である。
実は赤軍派が使用した日本刀・拳銃・爆弾などは、すべておもちゃや模造品であったことが後に判明しているし、まだ飛行機での旅行が珍しかった時代であり、当初の予定日の搭乗時刻にメンバーが遅刻して延期されたことなど、今から考えるとお粗末な事件ともいえるが、当時高校1年生だった私には緊迫したTVニュースの画面に釘付けだった記憶がある。犯人グループの「われわれは明日のジョーである」という声明も話題になった。
(以下、ネタバレBOXにて…)

鬼啖
troupe▲antLion
東日本橋A-Garage(東京都)
2024/05/09 (木) ~ 2024/05/13 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2024/05/11 (土) 12:00
かつて芸術集団れんこんきすたで上演された奥村千里による衝撃の二人芝居。
まず思ったことは奥村千里の戯曲は濱野和貴の尽力によりこのtroupe▲antLionで上演を引き継がれているが、やはり素晴らしい作品が多い。それだけに主宰だった中川朝子の不実によってれんこんきすたが解散せざるをえなかったことが無念でならない。
なにしろ奥村は作者としては日本劇作家協会の新人戯曲賞で最終審査に残った6人のうちの一人だった(対象作「Gloria」は審査員の坂手洋二や渡辺えり子の評価は大きかったが、実際には上演されていたにも関わらず「これって上演するの無理でしょう」という理不尽な理由で受賞を逃したのだった)し、演出家としても日本演出者協会の若手演出家コンクールで一次審査を通っていたのだ(二次審査が「木立によせて」となり、これは演者の力不足が大きかった)。
閑話休題、トリプルキャストの内のAチーム(町田恵理子&小松崎めぐみ)を鑑賞。定刻に開演。上演時間80分。
ただ12時開演(11時半開場)に間に合わせるにはかなり早く自宅を出ねばならず、朝食抜きで出たために、入場後のポップコーン食べ放題が有難かった(笑)。
(以下、ネタバレBOXにて…)

ナマリの銅像
劇団身体ゲンゴロウ
新宿スターフィールド(東京都)
2024/03/27 (水) ~ 2024/03/31 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2024/03/27 (水) 19:00
重い年貢にあえぐ農民の不満のはけ口としてのパチンコ屋での煽り放送を担当していたバイトの若者を天草四郎とすることで、彼の言葉が神の言葉として受け入れられる過程を描き、島原の乱の裏側に迫った意欲作。
着想の巧みさが物語の展開と見事にマッチし、そこにパチンコ屋で落ちている玉を拾って聖像を造る孤児を絡ませて、息詰まる舞台を創り上げていた。

ミュージカル版 『五色ロケットえんぴつ』〜気がつけば恋の話〜
劇団帰燕
高円寺K'sスタジオ【本館】(東京都)
2024/04/04 (木) ~ 2024/04/07 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
鑑賞日2024/04/04 (木) 19:30
4チームでの公演のうちのBチームを観劇。
初めての劇場。客席最前列にはソファが置かれている。
開場時から演技スペース面に5人の出演者全員が並び、客席と雑談を交わしている。客席を温める意味合いはあろうが、一方で声の大きな客との会話がうるさく感じられもする。一長一短だろう。
劇場版ポケモン等の脚本家・園田英樹が主宰し、旗揚げ公演に先立ってのプレ公演の第1弾という。
(以下、ネタバレBOXにて…)

長谷川圭一事件簿 ~Episode Zero~
劇団Cheminèe
エリア543(東京都)
2024/02/23 (金) ~ 2024/02/25 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★
鑑賞日2024/02/23 (金) 18:00
前夜の東久留米に引き続いて、この上井草駅も降りるのは初めて。当然この劇場も初めてなのだが、客席ひな段の前後が比較的高く作られていて、観やすい。
この劇団、主宰の西条萌が高校生の時に旗揚げし、コロナ禍で4年ぶりの公演だという。
セットはこの小さな空間にしてはきちんと造られている。
ただ、はっきり言って役者の演技レベルが低すぎる。
特に主人公の探偵・長谷川圭一を演じた役者がひどい。終始ヘラヘラ笑っているような表情で舞台の雰囲気をぶち壊しかねないひどさだが、他の役者陣も押しなべて低レベルなので、なんとかバランスがとれている状態。役者全員が学芸会レベルでしかない。
これで(上演時間1時間にも関わらず)3千円とろうなどとは烏滸がましいにも程がある。
準備期間が十分にとれず、これでは人様に観せるレベルに達しないとして、初日の数日前に公演中止を決めた団体も知っているだけに、尚更その感を強くする。
ストーリーも謎が謎を呼ぶといった手合いのものではなく、お手軽そのもの。このCoRichの作品説明には「初めから終わりまで一瞬も見逃せない」と書かれているが、羊頭狗肉も甚だしい。

ライブショー「ザ・アイドル-THE IDOL-」
WizArt
Cafe JINDO(東京都)
2024/02/22 (木) ~ 2024/02/25 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★
鑑賞日2024/02/22 (木) 19:30
団体名のWizArt はWizard(魔法使い)とWith Artをもじったものだろう。が、その舞台には魔法にかけられたように魅入られるものでも、芸術的に優れたものでもなかった。
ダブルキャストの空チームを鑑賞。
(以下、ネタバレBOXにて…)

サロメ
獣の仕業
シアター・バビロンの流れのほとりにて(東京都)
2024/02/23 (金) ~ 2024/02/25 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2024/02/25 (日) 18:00
オスカー・ワイルドの「サロメ」は昨年7月にすみだパークシアター倉で上演された無名塾の公演(演出:江間直子)も観ており、その舞台も素晴らしかったが、今回の獣の仕業による公演はそれを上回る濃密で、まさに一瞬も目を離せない、息を詰めて観入る舞台だった。
まず驚いたのが森鴎外の翻訳を使用していることだ。鴎外がこの作品を翻訳していたことなど全く知らなかったのだが、調べてみると鴎外のものが本邦初の翻訳なのだという。
そして劇場が〔シアターバビロンの流れのほとりにて〕だ。サロメの舞台となっている土地とも重なり、まさにうってつけだ。ただ、最寄駅からの距離が遠いのが難点だが、2,500円というチケット代を考えれば多少のことは…、と思いつつも冷たい雨が降っているとなればやはり辛い(笑)。
この公演の完成度の高さは、一にも二にもサロメを演じた雑賀玲衣の圧倒的な演技によることは誰も口を挟めないだろう。ただそれが素晴らしすぎるが故に作品全体としては多少の減点要素ともなるのだが…(それで★5つにできなかった。後述)
【後日、詳しく追記予定です】

夕暮れの旅人たち
表現集団蘭舞
シアター2+1(東京都)
2024/02/10 (土) ~ 2024/02/11 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
鑑賞日2024/02/11 (日) 17:00
西荻窪の劇場といえば遊空間がざびぃしか行ったことがないと思っていたのだが、この劇場への最後の曲がり角であるT字路で突き当りにCOOPとスーパーが並び立つ風景には見覚えがある。いつ来たんだろうと考えに考えて、かなり以前にハグハグ共和国所属の役者が一時期にそれぞれ違った劇団に客演した際に、それらの各公演をスタンプラリーよろしくサインを集めながら観て回ると景品が出る企画があって、その時に来た劇場のひとつだったのを思い出した。多分劇場名は今と違っていたと思うが…。
(以下、ネタバレBOXにて…)

Musical Collection 1 陽だまりに青
Muse:Am
シアターシャイン(東京都)
2024/02/09 (金) ~ 2024/02/11 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
鑑賞日2024/02/10 (土) 13:00
シアターシャインというごく小さな空間でミュージカルというのにまず驚いたものの、小さな空間だからこそ電子ピアノとマイクを用いないナマ歌でのミュージカルを味わえるのだともいえる。
渡辺七海は美人だし、スタイルも良く、歌声も美しい。
ただ難を言えば、物語が純粋な兄弟愛・崇高な人間愛を謳い上げて、あまりに素直すぎる。もっとドロドロとした葛藤だってあったはずだが、それがないのでそれぞれの人物が薄っぺらく感じられる。ゴッホが自身の耳を斬り落としたことについてもその心情を深く掘り下げることもない。綺麗事すぎて人間が描けていないともいえる。
そしてもうひとつ。開場されて客席に入った時からずっと、おそらく出演者の母親とそのご友人たちの一行がぺちゃくちゃと大きな声で世間話に花を咲かせている。折角舞台奥に「ゴッホの寝室(ゴッホの部屋)」の油絵(残念ながらこの絵はアルル移住の前に描かれているのだが)が投影されて、開演前から物語世界に浸ろうとしているのに、それができない。小さな空間だからこそ、そういう点にも配慮が必要だろう。

時代絵巻AsH 華ノ壱『葵姫〜あふひ〜』
時代絵巻 AsH
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2024/02/08 (木) ~ 2024/02/11 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2024/02/10 (土) 18:30
前夜に続いて2回目の観劇。今回は幕見席で後ろから2列目のセンター。
舞台装置は1週前に上演された「暁月〜あかつき〜」のものとほぼ同じながら、この作品ではあの28人に及ぶ登場人物と彼女らの着物の数…そんなに広い楽屋でもなさそうだし、大変だっただろうなあ。
この作品はシアターグリーン3劇場で実施されている演劇祭「グリーンフェスタ」の審査対象作品ではないが、もしかしたら「暁月〜あかつき〜」ではなく「葵姫〜あふひ〜」を審査対象として参加した方が良かったやもしれぬ。
ところでこの公演が華ノ壱となっているからには、今後も女性だけの舞台も続けていくということか…

時代絵巻AsH 華ノ壱『葵姫〜あふひ〜』
時代絵巻 AsH
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2024/02/08 (木) ~ 2024/02/11 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2024/02/09 (金) 18:30
大名席(2列目)のセンターブロック下手側通路脇で鑑賞。
3日に観た同団体の「暁月〜あかつき〜」と対をなす作品。「暁月〜あかつき〜」は幕末の日本で人斬り以蔵と恐れられた岡田以蔵を中心とした、従来のAsH作品同様に男だけが躍動する物語(時代劇で女性を登場させない作劇はかなりの困難がつきまとうと思われるのだが)。
そしてこの「葵姫〜あふひ〜」はAsHとしては初めての、女優だけで描かれる幕末の大奥の物語ゆえに期待が大きかった。
因みにAsHには男女混合作が2つだけある。それ以外に源平合戦の屋島の戦いの場で小舟に日輪の扇を立てて源氏に射てみよと誘う玉虫役で灰衣堂自身が後ろ姿のみで出たことはあるが…。
【以下ネタバレBOXにて】

兵卒タナカ
オフィスコットーネ
吉祥寺シアター(東京都)
2024/02/03 (土) ~ 2024/02/14 (水)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2024/02/13 (火) 19:00
反ファシズムのドイツ人作家ゲオルク・カイザーがナチスに弾圧され、スイスに亡命中の1940年に書いた戯曲だという。ナチスに弾圧されてスイスに亡命中だったということは、ナチス・ドイツと同盟を結んでいた日本に対しても好意的な感情を持っていた訳がない。
それは「戦場にかける橋」の原作者でもあるフランス人作家ピエール・ブールが日本軍の捕虜となり、その時の経験を基に「戦場にかける橋」を書いたのみならず、日本に占領された国を念頭において「猿の惑星」を書いた(当然ながら猿=日本人である)のを考えれば瞭然のことだ。
この「兵卒タナカ」も鋭く冷徹な眼でというよりも辛辣に皮肉たっぷりに描かれているといっていいだろう。搾取する側(天皇・国家)と搾取される側(国民)という図式も、当時のアジアにおいては白色人種が有色人種を搾取する側だったことを考えれば、ブーメランとして滑稽でさえある。
【以下、ネタバレBOXで…】

激流ノ果テ-再演-
劇団東俳
あうるすぽっと(東京都)
2023/09/30 (土) ~ 2023/10/01 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2023/10/01 (日) 15:00
昨年の池袋演劇祭大賞受賞作品。
セットの両端が切れているように見えるのは、昨年の劇場でのセットをそのままあうるすぽっとという大きな舞台に設置したためか。
(以下、ネタバレBOXにて…)

人生交換Ⅱ
劇団たいしゅう小説家
萬劇場(東京都)
2023/09/13 (水) ~ 2023/09/17 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
鑑賞日2023/09/17 (日) 12:00
CoRichで毎公演チケットプレゼントを行なっているものの、全くといっていいほど観劇後の「観てきた!」投稿が無いため、実際にはチケットプレゼントなどやっていないに違いないとユーザー間で疑惑が囁かれている劇団。
今回の私もチケットプレゼントに応募してみたが、やはりハズレた。
劇場に入ってまず感じたのは観客層がよくわからないこと。様々な年代の幅広い客層は小劇場というより商業演劇のそれに近いかもしれない。
舞台セットが照明の効果もあって美しく、かつSF的な感じもうまく出している。
5分遅れで開演、上演時間1時間45分。
(以下、ネタバレBOXにて…)

MARIONNETTE(東京公演)
劇団The Timeless Letter
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2023/09/28 (木) ~ 2023/10/01 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2023/10/01 (日) 12:00
ダブルキャストのteam FAKEを観劇。
関西の劇団で、4年ぶりの池袋演劇祭参加だという。関西の劇団で池袋演劇祭といえば、2014年に池袋演劇祭初参加にして大賞を獲得した京都の劇団ショウダウンを思い出さずにはいられない。それもシアター風姿花伝という不利な立地の劇場での2時間に及ぶ一人芝居でだった。
The Timeless Letterという劇団は初見だが、シアターグリーンのBIG TREE THEATERでの公演というのにまず驚かされた。かなりの集客力がなければ赤字必至となるであろうからだ。この回は観客に指定されていたのはセンターブロックのみで、上手側と下手側の両サイドは使われていなかった。となると、6割程度の入りか。
(以下、ネタバレBOXにて…)

同棲時間
亜細亜の骨
新宿シアターモリエール(東京都)
2018/08/02 (木) ~ 2018/08/05 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2018/08/03 (金) 19:00
日本では上演される機会がほとんどない台湾の戯曲である。台湾人3人で演じられ、時折日本語で会話がなされるが、概ねは台湾語で日本語の字幕が出る。
(以下、ネタバレBOXにて…)

燦燦SUN讃讃讃讃
かまどキッチン
こまばアゴラ劇場(東京都)
2023/08/03 (木) ~ 2023/08/06 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★
鑑賞日2023/08/04 (金) 19:00
初見の団体だが、正直言ってがっかりした。
衣替えから始まるクローゼットの中で衣類たちが巻き起こすてんやわんやのドタバタ活劇……とのことだったのだが、全くハジケない。頭で考えただけの会話劇といった感じで、迫ってくるものも注目させるようなシーンもまるでなく、途中で飽きてしまった。
なお念のために言うが、これはあくまで高齢者の一人としての繰り言である。今の若い人はこういう舞台が面白いと感じるのかもしれないし、それを否定するものではない。
(以下、ネタバレBOXにて)