yucky@メタ坊の観てきた!クチコミ一覧

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MOTHER

MOTHER

劇団青年座

紀伊國屋ホール(東京都)

2008/11/21 (金) ~ 2008/11/30 (日)公演終了

最もマキノ氏風
ひとりひとりキャラの立つ著名な作家たちを、
まとめて群像劇風に仕立ててしまう、脚本力に深く感心。
与謝野晶子役のキムラ緑子さんが、大当たり。

春立ちぬ

春立ちぬ

劇団俳優座

俳優座劇場(東京都)

2008/11/20 (木) ~ 2008/11/30 (日)公演終了

満足度★★★

節分は人生の決起式
いじめを家族の視点から捉えた秀作。
最初変わり者に描かれる大叔母が、エンディングに向け
家族の精神的支柱の役回りに変化する脚本が、面白い。
女優さんたちの中高生役も違和感なく、他もベストキャスティング。
中盤の大叔母の長台詞は、少し冗長ではある。
作りこまれた家屋のセットは、俳優座のクオリティを感じさせた。

マクベスがいっぱい!

マクベスがいっぱい!

CAPTAIN CHIMPANZEE

ザ・ポケット(東京都)

2008/11/26 (水) ~ 2008/11/30 (日)公演終了

これぞ真に迫る!?演技
役者の声が、自身の本音?ともシンクロして、真に迫ってきた。
守護霊の設定は、前半要らないなと思って見ていたが、
エンディングにかけ生かされて、納得。
ポケットのハコを縦横無尽に使った、盛りだくさんな演出も面白かった。
もう少しコンパクトにした方が、引き締まったかもしれない。

ドンコの大冒険

ドンコの大冒険

劇団スタンド・バイ

劇場MOMO(東京都)

2008/11/18 (火) ~ 2008/11/24 (月)公演終了

アドベンチャーでない冒険物語
面白い台詞がちりばめられてはいるが、演出に一体感と勢いが無く、
物語が散漫な印象を受けた。
衣裳のセンスも良くなかった。
舞台奥全面の襖を使ったセットの使い方は、面白かった。
ドンコ役の主役女優さんの頑張りに拍手。

月の輝く夜に

月の輝く夜に

コマ・プロダクション

ル テアトル銀座 by PARCO(東京都)

2008/11/22 (土) ~ 2008/11/29 (土)公演終了

女心と空の月
大人の女性の恋心をコミカルに描いた作品。
一幕目のゆっくり進むSTORYから転じ、
二幕目は、恋の行方が何処に着地するのかハラハラさせられる仕掛け。
大地真央が、主人公ロレッタの心の揺れ動きを見事に演じきっていた。
オペラ観劇のシーン、ホリゾントいっぱいの月映と
繰り返し使われるテーマ曲が印象に残った。
ゆっくりめな転換が多用される演出は、意図的なんだろうが、
その冗長さが気にならなくはない。

SAMURAI 7

SAMURAI 7

ネルケプランニング

新宿コマ劇場(東京都)

2008/11/14 (金) ~ 2008/11/24 (月)公演終了

ちゃんばらエンターテイメントSF風
衣裳のセンスがGOOD。
レイザーラモンの存在感が凄い。
現役高校生のヒロイン、水野絵梨奈の柔らかい芝居にも感心。
アニメ版を意図した、舞台背景の映像は、要らなかったかも。

夕暮れ放課後ひみつきち

夕暮れ放課後ひみつきち

ペテカン

赤坂RED/THEATER(東京都)

2008/11/15 (土) ~ 2008/11/24 (月)公演終了

満足度★★

高評価だけれど
高評価で期待していましたが…。
現在と過去が交錯する構成のおかしさ作りに終始し、
全体としてのドラマが見え難くかったのが残念。
高校生時代と対比した大人の描き方が、希薄だった。
主役二人の役者さんのキャラ作りは好感。

赤シャツ

赤シャツ

劇団青年座

紀伊國屋ホール(東京都)

2008/11/12 (水) ~ 2008/11/18 (火)公演終了

坊ちゃんサイドストーリー赤シャツ版
坊ちゃんが出てこない設定が面白い。
シリアスなシーンもさりげなく笑わせるマキノの脚本力は流石。
廻り舞台風セットの使い方もセンス良し。
エンディングの赤シャツの台詞が沁みる。

ダンシング・オールドでい・クラブ

ダンシング・オールドでい・クラブ

劇団鳥獣戯画

ザ・スズナリ(東京都)

2008/11/12 (水) ~ 2008/11/16 (日)公演終了

満足度★★★

アラフォードタバタミュージカルコメディ
物語と芝居が、この劇団への期待値に反し、雑な感じは否めなかった。
開演前の趣向は面白い。
ミドルエイジの役者さんたちが歌い、踊り続ける気迫には、敬意を表する。

『愛の四部作~笑ってはいけない。これも真剣な愛の形~』

『愛の四部作~笑ってはいけない。これも真剣な愛の形~』

u-you.company

池袋GEKIBA(東京都)

2008/11/07 (金) ~ 2008/11/13 (木)公演終了

コメディ仕立て侮るべからず
小さなハコと、台詞のチカラの相乗効果が小気味良い。
客演の男性陣も良い。
音とあかりが洗練されれば、より良いものになったと思う。

いつか見る青い空

いつか見る青い空

弘前劇場

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2008/11/07 (金) ~ 2008/11/09 (日)公演終了

満足度★★★

「静かな劇」という括り以上のもの
会話のテンポとボリュームが、自然で心地よい。
無駄を排しつつも安定感ある芝居。
エンディングで想像力を試された。

テキサス芝刈機

テキサス芝刈機

クロムモリブデン

青山円形劇場(東京都)

2008/11/06 (木) ~ 2008/11/09 (日)公演終了

アート系+円形劇場
テーマは解るが、アイデアを詰め込み過ぎて、乱雑な感。
バラバラなキャラ設定、敢えて使われている不快な音響と、
収束して行かない物語は、この劇団のカラーなんだろうが、
好き嫌いは、避けて通れない。
宙に浮く建材とプラレールは、円形舞台ならではの演出で、面白かったが、
肝心の役者の演技は、背中ばかりが目についた。

サムライ 高峰譲吉

サムライ 高峰譲吉

東京ギンガ堂

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2008/10/29 (水) ~ 2008/11/05 (水)公演終了

満足度★★★

遊びの無い評伝劇
役者は真面目に演じているが、
キャスティングが違う(特に主役と渋沢栄一)ので、
かみ合っていない。
観客より協賛会社の方を向いているのかとも思える生真面目な演出。

0号

0号

ゲキバカ

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2008/10/30 (木) ~ 2008/11/04 (火)公演終了

主宰の才能を感じた。
BIG TREE が感涙に包まれた。
再演とのことで、流石によく練られている。
細かい笑いの取り方が上手い。
この劇団は、見続けて行きたいと思った。

プラスチックレモン

プラスチックレモン

アマヤドリ

吉祥寺シアター(東京都)

2008/10/31 (金) ~ 2008/11/05 (水)公演終了

初日観劇
口語的でもあり、感覚的でもあり、独特な世界観。
吉祥寺シアターのハコの高さとスケルトンを生かした演出には感心。
物語性は希薄だが、COOLなビジュアル。
観客を選ぶ芝居だと思う。

山の巨人たち

山の巨人たち

新国立劇場

新国立劇場 中劇場(東京都)

2008/10/23 (木) ~ 2008/11/09 (日)公演終了

満足度★★

戯曲の不可思議感が楽しめるか否か
戯曲の歴史的価値は、感じられるも
物語の面白さは、皆無。
セールスコピーにある“対立のコントラスト”も、明確ではない。
衣装と舞台装置は、さすが新国のスケール。

1945

1945

the company

世田谷パブリックシアター(東京都)

2008/10/25 (土) ~ 2008/11/03 (月)公演終了

客席はさびしかったが…
期待以上に良かった。
ミステリー仕立てだが、提示されるテーマは簡潔で好感を持った。
高低差のあるセットが、3階席にも優しい。
楽に向けて、更なる盛り上がりを期待したい。

任侠るねっさんす

任侠るねっさんす

劇団スーパー・エキセントリック・シアター(SET)

東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)

2008/10/11 (土) ~ 2008/10/26 (日)公演終了

本公演初見
三宅さんと小倉さんの駆け引きは、まるで夫婦漫才のような絶妙さ。
その二人と客演陣に挟まれて、SET団員は窮屈そう。
セット転換の多用は、大劇団の経済的余裕か。
任侠をコメディにするのは、
さすがの三宅氏にも難しかったようにみえる。

おわりのいろは

おわりのいろは

ホチキス

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2008/10/17 (金) ~ 2008/10/26 (日)公演終了

テンポは良い130分。
役者、演出、音響、各々に技巧を感じるも
物語としての面白み、重みには、欠ける。
段差の大きいセットを、大人数キャストが動き回る様は、お見事。

二葉さんの樹

二葉さんの樹

天然工房

ザ・ポケット(東京都)

2008/10/15 (水) ~ 2008/10/19 (日)公演終了

ゆるゆる感が美味しい☆
主演男優が良い味な、ゆるゆるラブコメディ。
ホンが良く出来ている。
ニセ兄妹の恋愛の機微が、もっと観たかった。

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