
韓国現代戯曲連続上演
韓国現代戯曲連続上演実行委員会
こまばアゴラ劇場(東京都)
2013/11/06 (水) ~ 2013/11/10 (日)公演終了
満足度★★★★★
どれも好み
特に最後の作品が好きかも・・。
どれも行間に想像力が溢れる作品ばかりだった。
一見シンプルな人情ものに見えるかもしれない。
でもそうではなくて、人の置かれた状況を想像するだけの優しさと底力、そして勇気がすべての作品にあふれていることが分かる。

栄え
MCR
駅前劇場(東京都)
2013/11/06 (水) ~ 2013/11/10 (日)公演終了
満足度★★★★★
凄い面白かった
出演者全員男+女性が一人という、
乙女ゲーム的な設定(やったことはないが
凄く面白かった。
明日クラゲ掬いに行くので早寝しないと・・・後日書き足します。
アラフォーメタボ居酒屋好き男性必見!(かもしれない気がしないでもない

つかまえてごらんなさい、箸で
GORE GORE GIRLS
インディペンデントシアターOji(東京都)
2013/11/01 (金) ~ 2013/11/04 (月)公演終了
満足度★★★★
妖精化
役柄上モテないと言いながら全然そういう感じのしない舞台上の登場人物達を観たら、現実の世界の男子らは反乱を起こすんではないんだろうか?
ちなみに細かい設定は全て男性だけれど、
このシェアハウスの住人、実際には女性をモデルにしてるんじゃないかとも思ったりした。

吉田光希(映画監督)×河西裕介(演出家)『ハアトフル』
浮間ベースプロジェクト
浮間ベース(東京都)
2013/11/04 (月) ~ 2013/11/10 (日)公演終了
満足度★★★★★
平日昼が良さそう
十分間に合うかと思ったけど、山手線遅れて埼京線各駅逃したら次20分後で、開演間に合わず。赤羽から戸田公園まで行って戻ったのに2分しか短縮できなかった。
夜はともかく平日昼は電車の本数少なくて大変だった・・(苦笑
随分酷い場所だなぁと思ったけれど、
ついてみると、平日昼の工場街だけあって、
平日昼のひっそりとした住宅街と違って人の気配の充満する場所のただなかだった。
帰りは駅前の公園に寄ってどんぐりを探してみたけれど、
公園のどんぐりハンター(=ちびっ子)に目ぼしいのは刈り尽くされたあとだったみたい。まぁ良いや。
池には釣り人や鷺(たぶん)までいて、夕暮れ時の公園には姿が見えないけれど、
いろんな野鳥の声があっちこちから響いていた。
こんな公演でもなければ訪れない場所で、
不便すぎるから非難轟轟かと思うけれど、
自分は行って見て意外とよかった。
夜行っても何もないけれど、
昼行くと、街のあちこちにゆったりとした人、忙しく働く人、両方の気配の充満する場所だった。
3階の柔らかい自然光が入るところなど、
流石映画監督が上演に選ぶ場所だな、と思った。
工場街で河や緑地の近くというのは、
自分も以前出かけたことがあるのだけれど、
レンズ越しに見てみると、なぜかどっか光が柔らかい。
ここは多分夜よりも平日昼の方が威力を発揮する場所なんじゃないかと思った。
ツイッターなんかで事前に感想をチェックしたりして良かった(笑
内容は、自分は悪くないと思った。
あとでもう少し書き足そうかと・・(苦笑

ニッポンヲトリモロス
劇団チャリT企画
インディペンデントシアターOji(東京都)
2013/10/25 (金) ~ 2013/10/30 (水)公演終了
満足度★★★★★
どういう作品と捉えるかで見方がだいぶ違うような・・
ルデコなんかの「チャリT」とかを念頭に置くと、
不完全燃焼感が漂うかもしれない。
劇場内にいて、観客の空気からそんな熱量を感じた。
・・ただ、自分としては、この舞台の色んな緩やかなアイロニーは分かったうえで、
一番雰囲気の似ている作家として、
昨年のTPAMで一部の暇人を沸かせた気がしないでもない
「セルジュの特殊効果」のフィリップ・ケーヌを思い出したりしてみた。
「こんなユルい皮肉じゃこの俺のアツいテンションは納まらない、帰る!」
という人間が現れるのもありえそうだとも思った。
ただ、日本人は、ヨーロッパの観客以上に異常に我慢強いため、
せいぜい寝るくらいかもしれない。
そんな中、観ていて、どうもこれは今までのチャリTと違うかもしれない・・
このゆるふわ感。
これなら、そこら辺でバッグにキノコやリラックマを付けている
政治に関心のない女子高生にも、
楽しんで観れるかもしれない。
あんまりアツい体温で全開では、
一部の熱狂的な人以外の大多数には受け入れられない。
そういう意味では、ノンポリの若い世代にも、
押し付けがましくなく、軽く観れるようで、
意外と想像力を広げれば
「ああも観れる、こうも観れる」というこの作品はイケるかもしれないという気がした。

ロラ・アリアス『憂鬱とデモ』
KYOTO EXPERIMENT 京都国際舞台芸術祭
京都芸術センター(京都府)
2013/10/25 (金) ~ 2013/10/27 (日)公演終了
満足度★★★★★
成程・・
舞台作品は、これ位シンプルで良いのかもしれない。
寄り添うようで、冷徹なくらい突き放すようにも見え。
透徹する美しさを湛えるようで、利己的な醜さを見通すようで。
憂鬱は才能の代償なのか?
豊かな人々が集う地域で満ちる憂鬱。
反対にデモに参加する群衆は、生活に苦しみながらも怒りと言う名の生命力に溢れているようにも見える。

演戯団コリペ『小町風伝』
BeSeTo演劇祭
こまばアゴラ劇場(東京都)
2013/10/17 (木) ~ 2013/10/20 (日)公演終了
満足度★★★★★
インスタントラーメンと幽玄
土曜日に観客席の中央寄りで観て、劇中で老婆に手を取られて、
「これは凄い」と思って、
千秋楽には当日券で入れたので、今度は老婆側に寄って見てみた。
インスタントラーメンを作る、僅か数分間かの間に視る幽玄。
最近、目にする韓国演劇のどれもが凄い。
演出家は、「これは日本演劇です」と言っていた。
確かにそうだと思う。
韓国の劇団が、まさに日本の劇団の誰もやっていない日本演劇の地平を切り開いているのだと思った。
日本の演出家も、古典(てほどでもないか)の演出をするなら
もっと別の素養を深く身につけた方が、
刺激的な作品を作れるのではないかと改めて感じたりした。

My Journey to the West
一徳会/鎌ヶ谷アルトギルド
アトリエ春風舎(東京都)
2013/10/15 (火) ~ 2013/10/21 (月)公演終了

ロストセブンティーン
私立ルドビコ女学院
インディペンデントシアターOji(東京都)
2013/10/17 (木) ~ 2013/10/20 (日)公演終了
満足度★★★★★
何となく行ったんだけど・・
しっかり練られていてとても面白かった。
割と早めに行ったけど、自分より前に並んだ人たちが最前列に次々座るのを見て「?」と思ったけど(通常の観劇好きの人は真ん中あたりに座ることが多い気がして)、つられなくて良かった・・舞台の上が女性ばっかなんで自分は少し後ろの方が・・緊張するしね(苦笑
演技も噛むところも無く、最近の小劇場にしては珍しいと思ったり。
何より勢いがあった。

愛のおわり
青年団国際演劇交流プロジェクト
KAAT神奈川芸術劇場・大スタジオ(神奈川県)
2013/10/11 (金) ~ 2013/10/14 (月)公演終了

真夜中の弥次さん喜多さん
KUDAN Project
こまばアゴラ劇場(東京都)
2013/09/27 (金) ~ 2013/10/06 (日)公演終了
満足度★★★★★
原作通り?
と言えば良いのかな・・
弥次喜多連載時のビームを毎月買っていたころのことを思い出したり。
原作の実は悲しい絶望的な匂いと天野天街が重なるととても良い。
10年前のグリーン、観たんだっけか、完全に忘れた(苦笑
10月5日追記~
2回3回観ても楽しめる舞台だと思いマス・・♨
悲壮であるというよりか、馬鹿馬鹿しさに笑って縞馬(笑
でもその馬鹿馬鹿しさも完璧に構築された虚構空間。
再演を重ねているせいかこりっちの書き込みも少ないようだけど、
今回の東京公演は演劇好き以外が多数見に来ている中で盛り上がっている中で見ると言う意味では割と必見かもしれない。
以前観てたっていいと思う。
やっぱり盛り上がって観たいし(笑
弥次喜多連載時(連載開始の時から凄かった)もビーム好きの友達らと「弥次喜多スゲェ!」と盛り上がりまくってたけど、ニッチな感ありだったしなぁ・・(笑
これだけひとつの場所で盛り上がった雰囲気のなかで見られるのが夢のようでとても嬉しい(媒体は違うけど
今日のマチネが千秋楽(東京の

TERROR PIZZA RIDERS 2013
GLENS
シアターブラッツ(東京都)
2013/10/03 (木) ~ 2013/10/06 (日)公演終了

マイホームマイホテルマイパートナーハネムーン/久保らの歩く道
コーヒーカップオーケストラ
OFF OFFシアター(東京都)
2013/10/02 (水) ~ 2013/10/09 (水)公演終了
満足度★★★★★
初日
最近日程が上手く合わなかったけどやっと観れた(苦笑
今回セットで取ったので久保もやっと観れます、しかも割安。
初日だったせいか、席の空もあったのでゆったり見れましたし、
上演時間も1時間45分くらいでちょうど良い感じ♨
舞台上を馬鹿が跳ね回っていてとても楽しかった!(笑

「伽羅倶璃」-カラクリ-
護送撃団方式
インディペンデントシアターOji(東京都)
2013/09/26 (木) ~ 2013/09/30 (月)公演終了
満足度★★★
2時間10分程度
席がだいぶ狭かった。
たまにしかこういう舞台を観ない人ならともかく、
しょっちゅう小劇場を観る人にはこういうのは相当辛いッス。
上演時間の長さを考えると、客席を広くとるか、
逆に上演時間を減らすかの二択ではないかと。
キツめのデニムとか履いていけないし・・(汗

エル・シュリケンVS悪魔の発明
ABCホールプロデュース公演
ABCホール (大阪府)
2013/09/22 (日) ~ 2013/09/23 (月)公演終了
満足度★★★★★
日に焼けた
屋外でビデオカメラの前で一群で水を求めてのたうちまわったりしたせいか、
この夏焼かないで済むかと思った日に焼けた(苦笑
群衆のずっと後ろなのに熱演のあまり水を求めて気も狂わんばかりになった気になって、
地面に何度も膝をついて膝が真っ黒になった。
膝の見えるハーフパンツを履いて行って良かったと心から思った。
史上最低の映画だったが、自分も出演しているため、
至上最愛の映画となった。
自分が死んだとしても「東京物語」を墓に入れることはないだろうが、
この映画のDVDが出たらぜひ購入して墓に入れたいと思った。
酷い映画だと思ったが、
これが仮にトムクルーズが名台詞を言った後に
自分たちがのたうちまわっている映像が出たら
自分たちがこの映画を台無しにしていると苛まれたことだろう。
主演が覆面で棒読みのお蔭で、
自分たちの名演技がこの作品に花を添えたような錯覚に無事陥る事が出来た(笑
後藤ひろひとは天才のようであるけれど、
大阪の人間は他の町の人間のように彼のことをそのような冷たい名詞で呼ぶ必要もなく、
只の気の良い阿呆であることが良く分かっているのではないかと思った(笑
山形で生まれた彼が大阪に向けて下手な字で書いた恋文であるように自分には思われた♨

五反田の朝焼け
五反田団
アトリエヘリコプター(東京都)
2013/09/23 (月) ~ 2013/09/29 (日)公演終了
満足度★★★★★
前観たのに
ちょっとブラッシュアップされていた。
初演?ぽい作品も捨てがたいが、安定感のあるダメっぷりが楽しめる今回のも捨てがたい。
「五反田肉祭り」・・正直、目黒区民としては目黒のさんま祭りの1万分の1も気にしてこなかった(中学生のころから古書の即売会でよく来る町ではあったけれど)のだけれど、これからは五反田を古書会館のある町ではなく、肉の町?として再認識するきっかけとなりそうだった。

東京に氷河期が来るって本当ですか?
ツリメラ
morph-tokyo(東京都)
2013/09/27 (金) ~ 2013/09/27 (金)公演終了
満足度★★★★★
会場向かいのビル
子猫が一杯いた。
会場にはツリメが一杯いた・・♨
ライブの後、子猫に見とれて財布を落としたけど、道ゆくサラリーマンが拾ってくれた。六本木は良い町だと思った(苦笑

排他的論理和の否定 - eXclusive Not OR -
まごころ18番勝負
インディペンデントシアターOji(東京都)
2013/08/28 (水) ~ 2013/09/01 (日)公演終了
満足度★★★★
舞台は面白かったんだけど・・
気のせいか会場内の一部臭気が・・暑さのせい?(37℃近くあった
・・でも、今日汗をかいたばかりのフレッシュな臭気ではないな、と思ってたら、
アフタートークをみてなんとなく納得?
客層ですか?
・・いや、偶然かもしらんけど(汗

木
ろりえ
サンモールスタジオ(東京都)
2013/08/22 (木) ~ 2013/09/01 (日)公演終了

pays de MIROIR vol.1
pays de MIROIR
シアターシャイン(東京都)
2013/08/03 (土) ~ 2013/08/04 (日)公演終了
満足度★★★★★
割と厳しい意見が多かったので・・
ちょっと書きにくかったけど(苦笑
当初あいている日程が完売していたので、無理かと思っていましたが、
ぶらっとダメ元で当日券買いに行ったらキャンセルが一人出ていて観れました。
れんこんきすたのダンスは・・
自分も社交ダンスとかそういった競技ダンスの映像なんかは目にするけれど、
別に技術は低くはないんじゃ、と思ったりした(目が無いと言われればそれまでだけど
男女ペアのダンスなんかはヨーロッパで競技ダンスとして発達して、
回転の角度の正確さなどで採点する(分かり切ったことではあると思うけど
のだけれど、そもそもヨーロッパで発達したものだし、
元はタンゴなんかもブエノスアイレスの路上で小石をよけながら踊ったり・・
と言ったように、技術点は後からついてきたもので、
色んなジャンルの技術を集めながら女性だけで和の要素も絡めながら
一から物語を紡いでいくこの団体のダンスに
あまり技術の完璧さを求めるのは、そもそもあまり意味が無いのではないか
と思ったりもした(苦笑
宝塚とも違うしなぁ・・
もっとも何度も言うように、別に技術が無い、という訳でもなく、
それぞれがそこら辺のアマチュアより技術がずっと抜けているのは良く分かった。
ただ、表情が一人ひとり衣装の色に合わせてなのか
ハッキリと傾向が区別されているし、
ダンスの中で表情や動きのリズムを商業ダンスのようにピッタリと揃えることは
そもそも明確に意図されて設計されていないように自分には感じられたし、
それでいいと思う。
また、主催の女性の腕・指の動きもなかなかのものだった気がする。
ユキ・シラユリ氏とLes Miroirsの舞台は安定していた。
Fleur du malが若干芝居慣れしていない印象を持ったけれど、
途中でこれは素舞台での公演だからどうしても
こちらが背景と台詞・衣装の間に違和感を持ってしまうからだと分かった。
何グループか集まっての同じセットでのイベント、あるいは準備期間ゼロの舞台では、
割とこういうことが良く起きる。
観客は、こうした作品が素舞台では不利であることは理解して、
ある程度背景は観ないようにして(苦笑
観劇するようにした方が良いと思う。
そうしないと悪いところばかりに目が行ってしまう。
劇団員より自分の方がたぶん年長かな、
と思うなら、そのくらいのゆとりと優しさは必要なのではないかと
思ったりもする♨
まぁ、自分が4劇団3000円できちんとした椅子席(座布団で休みナシなら地獄かも)ならコストパフォーマンスとしては十分すぎるかと思ったりもしたので割と贔屓目に見てしまったのかもしれないけれど、
暑い中あちこち移動しないで一か所で4つまとめて見られれば
自分は十分イベントを企画してくれた人たちに感謝する方だけど・・(笑