真夜中の弥次さん喜多さん 公演情報 KUDAN Project「真夜中の弥次さん喜多さん」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    原作通り?
    と言えば良いのかな・・
    弥次喜多連載時のビームを毎月買っていたころのことを思い出したり。

    原作の実は悲しい絶望的な匂いと天野天街が重なるととても良い。
    10年前のグリーン、観たんだっけか、完全に忘れた(苦笑

    10月5日追記~

    2回3回観ても楽しめる舞台だと思いマス・・♨

    悲壮であるというよりか、馬鹿馬鹿しさに笑って縞馬(笑
    でもその馬鹿馬鹿しさも完璧に構築された虚構空間。

    再演を重ねているせいかこりっちの書き込みも少ないようだけど、
    今回の東京公演は演劇好き以外が多数見に来ている中で盛り上がっている中で見ると言う意味では割と必見かもしれない。

    以前観てたっていいと思う。

    やっぱり盛り上がって観たいし(笑
    弥次喜多連載時(連載開始の時から凄かった)もビーム好きの友達らと「弥次喜多スゲェ!」と盛り上がりまくってたけど、ニッチな感ありだったしなぁ・・(笑

    これだけひとつの場所で盛り上がった雰囲気のなかで見られるのが夢のようでとても嬉しい(媒体は違うけど

    今日のマチネが千秋楽(東京の

    ネタバレBOX

    死人のことを思い返して、テープが擦り切れるようになっていく感じを、
    演出によって上手く表現している。

    言葉遊びの連続で日本人に生まれて良かったな、と感じた。

    後半のうどんのくだり、
    最初は噺家がやるみたいに何もなしで見えないうどんを啜り、
    次には本物のうどんで何も見えないと言って、
    登場人物とうどんが、生き残ったもう一方の人間の見ているマボロシだと暗示するところが悲壮でとても良い。

    幻想はより強くなってリアルを駆逐するが、
    夢見る人間はより盲目になっていく。

    今度は別角度からもっかい観てみよう。

    三重とかも行きたいな・・でも神社とか旅籠やじゃないのか。

    10月5日追記~

    飛び出す絵本に飛び出す喜多さん。
    絵本だって喜多さんだって触れられる距離なのに
    (実際飛び出す喜多さんの服は少し触れた(笑
    行く先は涅槃。

    弥次さんの「どうする?」を軸に
    擦り切れる記憶のループの中を
    甘い8㎜の光が駆け抜けるように
    虚実の景色が入り乱れる。

    終わりのない?

    ・・いや、たぶんこのシーンの直後に現実の喜多さんのリアルは終わりを告げている。

    伊勢へ行く旅路の雨宿りの旅籠。

    最期の1週間を走馬灯が繰り返す、繰り返す・・。

    自分も父親が余命1週間と言われてからの、結局死ぬまでの1か月のことを思い出したりしてみた。

    饂飩?

    あったのかなかったのか(笑

    親父が好きだったブリを病院に行く前に食べてきて、
    食事できない父親の代わりに食べてきたと言ったら、
    嬉しそうにうなずいていた時の事を自分も思い返してみる(苦笑

    あれからブリは少し塩味が沁みて思い出す。
    実際のブリの味がどうだったのか・・話して聴かせたはずなのにどうしてもしょっぱさだけがこみ上げる(苦笑

    たぶん弥次さんが食べていた(かもしれない)饂飩は塩梅の味。
    実際の味がどれだけアツアツで美味しかったのかも、
    喜多さんほどには覚えていないだろう。

    チケット発券が5時50~55分ころ。

    一旦近くのたこ焼き屋に戻って注文していたたこ焼き、アツアツのたこ焼き26個をダッシュで戻って平らげてから6時10分の開場にかろうじて間に合った(実話(笑

    死んだ喜多さんのようにのどを熱さで潤してから見てみたいと思った。
    金曜日夜に1回目観たときに思ったけど、この舞台は、もう一度観るときは腹の中アツアツ満腹にして、汗だくになって観たいと思った。

    無謀だし超意味ないと思ったけど、それくらいのテンションでもう一度観たいと思った(笑
    実際楽しかったし。

    死と食べ物は割と近い、と思う(笑

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    2013/10/05 08:02

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