ちゃたらーの観てきた!クチコミ一覧

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二月花形歌舞伎

二月花形歌舞伎

松竹

歌舞伎座(東京都)

2014/02/01 (土) ~ 2014/02/25 (火)公演終了

満足度★★★★

よかった
書き忘れていたのですみません。
『通し狂言 心謎解色糸(こころのなぞとけたいろいと)』
初見。歌舞伎の面白いところがてんこ盛りでよかった。
やっぱり花形は華やかで良い。
三月も期待。

ネタバレBOX

http://ameblo.jp/imacoco2010/entry-11777141564.html
うた歌うなら私は出る!【ご来場ありがとうございました!!】

うた歌うなら私は出る!【ご来場ありがとうございました!!】

劇団前方公演墳

小劇場 楽園(東京都)

2014/02/27 (木) ~ 2014/03/02 (日)公演終了

満足度★★

うーん・・・・・・
下記の皆さんの高評価の後に書きづらいのですが、私はあまり楽しめませんでした。期待が大きすぎたからかもしれません。

前説からの客いじりも「グダグダで長い」と感じましたが、その後の芝居も、ほぼ同じ感想。

役者の半分は、台詞が「棒」でした。
ミュージカルといいつつ、ほとんどの人が歌えていない(涙)
ソロで歌う場面のうつろいやすい音程がいたたまれなくて・・・・・・客席でこんなに動揺したのは久しぶりです。

最後、みんなで合唱して踊る場面は、明るく元気でよかったです。
生演奏のピアノはすばらしかったです。

『笑いと歌と踊りと生演奏と、なんなら涙満載で、 この際、一生ミュージカル専門の劇団になる覚悟でお送りします』
この紹介文に、やられました。この文章がネタだとわかっていたら、ちょっと違う見方ができたかも。
ごめんなさい。

とってつけたようですが、愛らしくて魅力的な役者さんもいて、ミュージカルじゃない芝居で観てみたいと思いました。

ネタバレBOX

『うた歌うぐらいなら俺は出ない!』のタイトルだったら、移ろいやすい音程も笑ってすませられたかもしれません。

そして、ギャグならギャグで突っ走ってほしかった。
子どもが殺されていたり、メリーが撃たれて死んだり、そこは泣く場面なのかも知れませんが、ストーリーとしてついていけませんでした。
それで、最後に明るく歌われても・・・・・・
かもめ~21世紀になり全面化しつつある中二病は何によって癒されるのか、あるいはついに癒しえないのか、に関する一考察~

かもめ~21世紀になり全面化しつつある中二病は何によって癒されるのか、あるいはついに癒しえないのか、に関する一考察~

アロッタファジャイナ

ギャラリーLE DECO(東京都)

2014/02/26 (水) ~ 2014/03/02 (日)公演終了

満足度★★★★★

よかった。
世にチェーホフ好きは大勢いるようで、誘われるままに「かもめ」は過去二回ほど見ています。
そのチェーホフ好きたちの誹りを恐れずに言うならば、今回、三度目の正直のアロッタ版「かもめ」が一番感動しました。
過去二回は寝ちゃったもん。ごめんなさい。って、ここで謝ってもね。

登場人物は6人でしたが、意外なほど原作に沿った「かもめ」でした。
私の記憶する限り、主要なセリフはそのままだったと思います。
トレープレフの友人(?)や使用人などのセリフをメドヴェージェンコに言わせてましたが、それも不自然ではありませんでした。

5人の中二とたったひとりの大人の物語。よかったです。
たったひとりの大人が誰かは、ネタバレで。

今回、Aキャストを観たのですが、今日観て、Bもぜひ観たいと思いました。
が、いかんせん日にちが・・・
都合ついたら、土曜の昼に当日券で行きたいと思います。

ネタバレBOX

私は、このアロッタ版「かもめ」を見る前から「トレープレフって厨二だわ」と思ってました。(中二でもいいんですが、私的には2ch用語の厨二がしっくりします)
で、タイトルにあるとおり、トレープレフは当然ながら、ニーナもメドヴェージェンコも、中二でした。
そしてトリゴーリンまでも中二(笑)
トリゴーリンが中二病??と首をかしげる人もいるかもしれません。すみません。正しく言うならば、「中二病」ではなく「中二の思春期の少年を髣髴とさせる男」でした。
過去に見た老獪な成功者トリゴーリンではなく、天然美少女ニーナに出会って、中二に戻ったような愚かな(すみません、女目線でそう見えました)男。
お母さんにしかられて、いったん大人しくなるものの、また再発しちゃった~みたいな。
トリゴーリンを成功者のずるい大人ではなく、弱い男と見たのも今回が初めて。興味深かったです。

で、たった一人の大人(と私が思ったの)は、アルカージナ。
辻しのぶさんの演じる、女優、母親、女、の傲慢さ身勝手さ、そして哀れさが染みました。私の歳のせいでしょうか、最も感情移入したのは彼女です。

そして、もうひとり、染みたといえばニーナ役の宇野愛海さん。
私の知るニーナは、向上心の強い、女優志望の若い女。その生き様には好感もてなかったのですが、宇野ニーナは、まったく違いました。
ピュア、天然、天使、小悪魔、いやいや、結局まるっと、中二でいいよね。きらめく14才という意味での中二。
十代半ばの少女の持つ魅力が、ニーナという女性をまったく憎めない存在にしてしまいました。あのニーナが相手なら、トレープレフもトリゴーリンもメロメロだよ~。
宇野愛海さん、前回の「被告人~裁判記録より~」でも注目しましたが、まだ15才だそうです。
15才の彼女が、略奪愛の末に出産してその子どもを亡くし、女優の夢も破れて故郷に帰ってきたニーナをどう演じるのかと思いましたが、
「私はかもめ、いいえ、そうじゃない。私は女優」
「大切なのは名誉でもなければ成功でもなく、ただ一つ、耐え忍ぶ力なのよ」
泣きながらニーナの言葉を紡ぎ出す彼女に、こっちも涙が出ました。
(ちなみに、私の後ろの席の人は号泣)
私の半分(うそ、三分の一)も人生経験ないのに。愛海、恐ろしい子。←白目で

全体的にわかりやすく、感情移入もしやすく、かもめの入門版としても秀逸ではないでしょうか。

ただ、ラストのダンスシーンだけが、腑に落ちませんでした。
中二を脱し切れなかったトレープレフの妄想ということでよろしいでしょうか。

国民の映画

国民の映画

パルコ・プロデュース

PARCO劇場(東京都)

2014/02/08 (土) ~ 2014/03/09 (日)公演終了

満足度★★★★

備忘録
再演だし、色々賞取ってるし、いまさらクチコミという作品ではないのだろうけど、自分の記録として。

実在の人物に外見からして似せようとする三谷演出。特に、ヒムラ―の段田安則、似すぎ(笑)
ゲーリングの渡辺徹は、ただでさえ太ってるのに(失敬)、さらに胴巻き。、元帥杖を振り回して登場。
小日向ゲッペルスは、足の引きずり方が自然すぎて、私は「あっ、小日向さん怪我しちゃったんだ」と勘違いした。(ゲッペルスがそうだったという知識はあとから聞いた)

笑いもあるが、ラスト一転して重苦しい。
その落差が上手いんだろうけど、個人的にはモヤッとした。好みの問題。

新進女優エルザ・フェーゼンマイヤー役の秋元才加が良かった。
AKBにいる時から、この子は美人で頭いいと思っていたが、やっぱりアイドルより女優としてのほうが魅力的。これからも期待。

ネタバレBOX

「権力者が芸術を愛する事は罪か」というゲッフペルスの問いに、ゲーリングが「罪じゃない。が、芸術から愛されることはない」というセリフが印象に残った。
幸福な職場(再々演)

幸福な職場(再々演)

劇団 東京フェスティバル

駅前劇場(東京都)

2014/02/05 (水) ~ 2014/02/12 (水)公演終了

満足度★★★★★

よかった!
「人を雇うこと」「雇われること」そして、「人間が働く意味」、シンプルに心に響きました。
ストーリーは、何の伏線もどんでん返しも無く、ベタなくらいにわかりやすい話です。そして、ひとの心を動かすのは、そういう衒いのない真っすぐなものだということを感じました。

今、仕事をしているこひとにも、働かずにプラプラしている人(私だよ)にも、とにかくみんなに見て欲しい。良い芝居です。

見終わった後、(色々反省もしましたが)優しい気持ちになりました。
折りにふれて見直したいお芝居です。何度も再演されているのもわかります。

ネタバレBOX

私が観た回で、たまたま入り口近くに障がい者の方がいらしていました。
「勤めてるんで来ました」とおっしゃっていたので、ひょっとしたら日本理化学工業の従業員の方かもしません。
始まるまでの間、かなり大きな声でスタッフの女性にいろいろなことを質問していました。
それをはたで聞きながら「やっぱり知的障がい者と意思の疎通を図るのは難しい」などとぼんやり思っていたのですが、芝居が始まってすぐに、そのことを恥ずかしく思わされました。
さとみちゃんの周りの人たち、みんなあたたかく優しい。
自分もこんな職場で働きたいと思ったら、私自身が変らないと、ですね。

ありがとうございました。

Can you believe ファンタスケッチ?

Can you believe ファンタスケッチ?

演劇集団 Z-Lion

テアトルBONBON(東京都)

2014/02/04 (火) ~ 2014/02/09 (日)公演終了

満足度★★★

感動的
ファンタスケッチの奇跡は感動的でした。
ただ、個人的には「感動的」で終わってしまったのが残念でした。
(そこはネタバレで)
お話は良い話で、役者の皆さんには好感が持てました。

演出ですが、怒鳴ったり叫んだりしている場面が多かったのは、少々聞き苦しかったです。個人の感想です。

ネタバレBOX

廃校間近の小さな大学、美術学科の教室で夜スケッチをすると、震災で死んだ人が生きかえる、というのが『ファンタスケッチ』の奇跡でした。
生きかえるといっても、完全に生きかえるのではなく、夜だけ、大学の中だけ。
「朝になったらふぁっと消えて、夜になったらまた大学のどこか、だれもいないところに現れる」そうで、幽霊ではなくて「おファンタさん」と呼ばれています。

この設定は、ファンタジックで素敵だと思いましたが、私がどうにも気になったのは、この奇跡を前にしての人物のセリフや行動。
ちょっとしたところかもしれませんが、個人的に「無理」
それで、感動できずに終わってしまいました。

例えば、スケッチでおファンタさんを呼び出した美術部員が、事態を飲み込めない一度死んだ人間に、「神様ありがとうとか、言いなさいよ」とか「ちっ、なんだよ。せっかく生きかえらせてやったのによ」とかいうセリフ、嫌悪感しか覚えません。
その「神様」は(好意的に解釈すると)自分たちのことを指しているのではないのかもしれませんが、「生きかえらせてやった」という言葉は明らかに傲慢です。
幸いにも死なずにすんだ人間が、死んだ人間に言うセリフじゃないなあ、と、私は思いました。

また、よみがえったひとたちの行動も、腑に落ちませんでした。
一度死んだ人間が、もういちどこの世界と接するチャンスを得た時に、「またいつ消えるかわからないから」楽しくやろうとジャンケンで一升瓶を回し飲みする。ちょっと違うんでないか?

「せっかく生きかえったんだから、何か言っておきたいことないの」と、死んでいない美術部員のほうから促されていましたが、本当に一度死んだ人間なら、そしてまたいつ消えるかもしれないのなら尚更、促されずとも語りたい言葉は山のようにあるのではないか。

そんな風にこまごまと「なんか違う」と感じたまま観てしまい、ラストでも感動しきれませんでした。
「夜中」に「あんな小さな赤ちゃん」連れてきちゃダメだよと(笑)

ファンタスケッチ現象を納得させる場面が、何度も繰り返されましたが、それも叫び声とともに、クドく感じました。

教授が心臓病で余命短いという話も、盛り込みすぎかな。

ファンタスケッチの奇跡を中心に、シンプルに、教授と娘、生きかえった人々の想い、に焦点を当ててくれれば、より心に染みたと思います。

最後の舞台挨拶、「命削って演じます」という言葉が印象的でした。
ありがとうございました。

レーザービーム!

レーザービーム!

はらぺこペンギン!

駅前劇場(東京都)

2014/01/22 (水) ~ 2014/01/26 (日)公演終了

満足度★★★★

いい話
話が飛び過ぎてどうなるかと思ったら、きれいに回収されていた。
そして観終わって感じたのは、「ええ話や~」
思わず涙ぐんだところも。
その泣きそうな所で、フッと笑いを入れるタイミングも良い。

ただ120分はちょっと長く感じました。
ギャグもホロリとくる場面も、もう少し絞ってくれたらいっそう楽しめたと思います。

ネタバレBOX

個人的には、おじいちゃんが戻ってきて、歌ってくれたところで終わってもよかった。
レイザーラモンだけは、色んな意味で、見ていてつらかった(笑)
しかし、あのお寒い前説で不安がらせておいて、それもネタだったというのには、拍手を送りたいです。

忍者のしつこい下ネタも、ちょっと引いていたのですが、最後にあのオチかと納得した次第。
バイトの女の子が、物分かりよすぎておせっかいだったのも、なるほどな~。

なんで天道家の人たちだけ時空警察に記憶を消されなかったの?とか聞くのは野暮ですね。

摩訶不思議でふざけたコメディーミュージカル『豚デレラ』

摩訶不思議でふざけたコメディーミュージカル『豚デレラ』

『劇団 もより駅は轟です』

OFF OFFシアター(東京都)

2014/01/06 (月) ~ 2014/01/08 (水)公演終了

満足度★★★

初笑い
ミュージカルということで楽しみにしていましたが、ぶっちゃけ、まともに聞ける歌がありませんでした(笑)
でも、そんなの関係ない。ベタな展開も下手な歌も(しつこくゴメン)、役者たちが身体を張った芝居で、まるっと包んで団子餅。グイグイ喉の奥に押しこんでくれます。詰まらせるわけにはいかないので、がんばって飲みこみました。
苦笑と失笑も含めて初笑い。

私が見た時も最前列はズラリと男性陣が陣取っていましたが、これから見る男性は、ぜひ最前列に座るべきだと思います。

ネタバレBOX

石原さとみちゃんと大林素子さんの大塚歌劇団、振付が良かったですね。
他にも、歌はともかく(本当にしつこくゴメン)、バックダンスの振付が良かった場面ありました。
キャストと役名を書いたものが無かったので、初見の私は、役者さんの名前がわからないのが残念でした。特に雪路役のさとみちゃん(←違う)可愛かったので、またどこかで観たいものです。

名前と顔がわかるのは、最初から知っていたβさんと、アフターイベントでのバナナの喰いっぷりが良かったボブ美さん。(しゃべりながらも全部食べていましたよね)
ボブ美さんの歌舞伎の睨みの様な表情、劇中で堪能しました。これで今年は風邪引かないですむ。といいな。
キエフ・バレエ『新春特別バレエ』

キエフ・バレエ『新春特別バレエ』

光藍社

ゆうぽうとホール(東京都)

2014/01/02 (木) ~ 2014/01/03 (金)公演終了

満足度★★★★

眼福
ヤン・ヴァーニャさんの跳躍力。これぞバレエという美しさでした。
お顔も立ち姿も中世ヨーロッパの王子様です。お正月から眼福でした。
オリガ・ゴリッツァさんのクララは若々しくて愛らしかったです。
ナタリア・マツァークさん、むっちゃ美人でした。が、それ以上に後ろ姿のオデットの背中から腕にかけての動きが印象的でした。
エレーナ・フィリピエワさん、安定した技。
しかしオーロラ姫の衣装と、シンデレラの衣装がほぼ同じなので、隣の人は勘違いしていたような気がします。
もっというと、ダイアモンドのオリガさんとも勘違いしていたみたいで、なんだかな。(オリガさんは、よく知らない人ですが、いまひとつ調子悪かったように見受けました。気のせいならすみません。)

3作品の華やかな場面を堪能できて、得した気分です。
やはりチャイコフスキーはいいですね。

ネタバレBOX

アナスタシヤ・シェフチェンコさん、大きな白鳥の時にひとりだけ長い手足で目立っていました。ので、「ノンナ」と脳内で勝手に名付けました。
私のバレエ知識は、全部、山岸涼子先生の『アラベスク』からです。
漫画で見た場面が、実際の舞台に登場すると、なんとも言えない高揚感がありますね。
平成25年12月歌舞伎公演「主税と右衛門七」「弥作の鎌腹」「忠臣蔵形容画合」

平成25年12月歌舞伎公演「主税と右衛門七」「弥作の鎌腹」「忠臣蔵形容画合」

国立劇場

国立劇場 大劇場(東京都)

2013/12/03 (火) ~ 2013/12/26 (木)公演終了

満足度★★★★

ゴーヤ
年末になって、ここに歌舞伎関係の感想をまったく書き留めていなかったことに気付いた。歌舞伎納めはこの作品だった。
個人的には、11月12月の歌舞伎座の忠臣蔵より面白いと思った。仮名手本はもうお腹いっぱいだから。
本編を知った上で「忠臣蔵形容画合(ちゅうしんぐらすがたのえあわせ)」を見ると可笑しさが増す。

最近白塗りがよく似合うおっとり美人さんになった米吉の「婆や」のアクセントが「ゴーヤ」と同じだったのは、あれが正しいのかどうか、通の人に尋ねたい。

銀色の蛸は五番目の手で握手する

銀色の蛸は五番目の手で握手する

ポップンマッシュルームチキン野郎

シアターサンモール(東京都)

2013/12/27 (金) ~ 2013/12/30 (月)公演終了

満足度★★★★★

相変わらず面白い
正当な笑いと、ブラックな笑いと、泣かせる展開に、溢れるサービス精神。
ポップンマッシュルームチキン野郎を観るのはこれで6作目ですが、一つのパターンが出来上がっていると感じました。
過去、ブラックが強かったり泣きが強かったりで、やや私の好みには合わない作品もありましたが、これはバランスがとれていたと思います。

役者さん達みんなに、お客を楽しませたいという「お・も・て・な・し」の心が感じられました。それは、観劇後のロビーにも溢れていて、今年の観劇納めがこの芝居でよかったと思いました。

パンフレットは2000円で、劇団四季なみ!(に高い・笑)と思いましたが、とても読み応えがありました。これは2000円の価値ありです。

ネタバレBOX

しかし、パンフレットの袋とじを開いてしまったがために、置き場所に困る物になりました。

サッカーシーンよかったです。解説も笑えました。
「ふわーっとした感じのフォーメーション」とか、思いがけないツボがあって聞き逃さないように必死。

実名がバンバン出て来るキョーレツなネタもいいのですが、だれも気付かなそうなセカチューパロなんかも笑えました。

高橋ゆきさんが初の美人役というのにも、感慨深いものがありました。
杉岡あきこさんにも、いつかフツーの人の役を!

治天ノ君

治天ノ君

劇団チョコレートケーキ

駅前劇場(東京都)

2013/12/18 (水) ~ 2013/12/22 (日)公演終了

満足度★★★★★

逃げない
天皇という運命から最後まで「逃げなかった」大正天皇、彼を支える皇后節子、そして有栖川宮はじめとする周りの人々に、大いに泣かされ、考えさせられました。
登場人物全員に芯があり揺らぎがないので、全ての人物に好感をもてました。どの立場もとてもよくわかる。脚本素晴らしいです。
描かれる三代の天皇が事実とは思わない(そう思わせそうなところには恐れも感じる)けれど、フィクションして『天皇とは何か』を見る者に問いかける優れた芝居だったと思います。
また、ひとりの人間として『いかに生きるか』ということにも答え(suggestion?)をもらった気がします。

西尾さんは「熱狂」の時からファンですが、今回も、とてもとても良かったです。(言葉が見つかりません)
そして、他の役者の皆さんも、みんな「その役そのもの」に見えました。
明治天皇も、昭和天皇も、大隈重信も。

中でも松本紀保さん演じる皇后節子の品格と優美さ、皇室の女性そのものでした。声、表情、立ち姿、全てが洗練されていました。紅一点、芝居の要。

上手く言えないのですが、心うたれました。感動しました。
良いお芝居をありがとうございます。

ネタバレBOX

大正天皇と四竃の軍艦行進曲の場面では、涙だけじゃなく鼻水まで出ました。ほぼ号泣です。岡本さんの歌、素晴らしかったです。

最後の君が代と天皇陛下万歳!では鳥肌が立ちました。「熱狂」のラストと近い気持ちで。

大隈重信が大正天皇に言った「自分で作った神棚を拝む者はいない」の話は興味深かったです。あれは元ネタがあるのでしょうか。
今、書きながら松方弘樹の名台詞「神輿が勝手に歩けるいうなら歩いてみいや」を思い出しました。←絶対違う(爆)

すみません。最後の一文はふざけましたが、本当に良い芝居でした。
性病はなによりの証拠

性病はなによりの証拠

ブラジル

王子小劇場(東京都)

2013/12/04 (水) ~ 2013/12/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

面白かった
登場人物のキャラが立っていて、たたみこむような会話で、かなり笑わせてもらいました。

ずっと笑って見ていましたが、観終わった後には「あたりまえの生活ができることって幸せなんだなあ」と思わせてくれる芝居でした。

ネタバレBOX

遭難したときのリアリティは、確かに無かったけれど、そのシチュエーションコメディだと思って見たらかなり面白かったです。
(私は、演劇的な笑いにこだわってなくって、漫才的な笑いも好きだから)
お約束の展開も、好みでした。
ビールや食べ物の話が続くところは、くどかったかな。
他人が口から吐いた汚げなものを、顔に受け止める役者魂に萌え。
幻聴が『渚のバルコニー』というのも、個人的にツボ。アラフォーが一番楽しかった時代の曲だと思う。
ギョーザ丸、出港す

ギョーザ丸、出港す

トリコロールケーキ

新宿眼科画廊(東京都)

2013/11/23 (土) ~ 2013/12/04 (水)公演終了

満足度★★★★

笑いました
相変わらずシュールでナンセンスな笑いでしたが、いつになくユルくなくて、パンチのある会話の笑い(センスを感じました)が多かった気がします。
と言っても、私が観た4作の中でですが。カッコ当社比みたいな。

ラストがもう少し締まるといい。

個人的に、金子役の川口雅子さんが良かったです。

ネタバレBOX

唐突に始まる歌の、くだらない歌詞がツボにはまりました。
あのあたりの金子と男の会話が、私的に、この芝居のクライマックスでした。
富士の破れる日【全日程終了しました!ありがとうございました!】

富士の破れる日【全日程終了しました!ありがとうございました!】

声を出すと気持ちいいの会

武蔵野芸能劇場 小劇場(東京都)

2013/11/30 (土) ~ 2013/12/03 (火)公演終了

満足度★★

ちと分かりにくい
舞台がとても広く見えた。
穂高みさきさんのたたずまいは好き。
あとの役者さんたちは、小さく見えた。劇場が大きすぎたのかな。
脚本もちと分かりにくい。
後半の展開は良かったけど(しかし分かりにくい・笑)、前半は退屈。

やはり富士山を語るのは難しいね。
大仰な説明文に期待し過ぎたのも敗因か。

ネタバレBOX

村上光清がただの悪者小物にしか見えないのも残念。彼をもっと魅力的に描けたら、物語が深まったと思う。

あと、帝国陸軍の皆さんは麓に集まって、「噴火の阻止」をどうやってなそうとしたのだろう。
プレ旗揚げ公演『女海賊ビアンカ』

プレ旗揚げ公演『女海賊ビアンカ』

劇団つきかげ製作実行委員会

【閉館】AiiA 2.5 Theater Tokyo(東京都)

2013/11/27 (水) ~ 2013/12/01 (日)公演終了

満足度★★★★

良かった
原作のマヤちゃんのひとり芝居から想像していたものとは全く違った、「まさかのミュージカル(しかも大勢キャストがいる!)」だったけれど、思いのほか良かった。
舞台はミュージカルにしては質素だったけれど、影絵を使った演出などうまく雰囲気を作っていた。

『女海賊ビアンカ』は原作『ガラスの仮面』の中で約70ページも割いている芝居だけれど、今回、読み返してみたら、原作のセリフがそのまま使われていて、「ものすごく原作に忠実」ということが分かった。

この劇団つきかげが、これから先も『ガラスの仮面』の中の芝居を再現してくれるなら、追いかけて行きたい。『ジーナと5つの青い壺』とか。

ネタバレBOX

ただ、芝居の本筋としては、後半がバタバタし過ぎていて、ビアンカいつの間にシルバーを好きになっちゃってるの?と納得がいかないところも(笑)

原作では「シルバーへの愛を自覚しながら女だと打ち明けられずにいるビアンカ」という説明文があるのですが、そのあたりをもっと見たかったですね。

あの流れだと、最後まで、ビアンカの相手はアルベルトだと思ってしまいます。
一幕をもっとタイトにして、二幕でビアンカとシルバーの物語を作ってほしかったです。
Kの昇天~或はKの溺死~

Kの昇天~或はKの溺死~

MAG.net

こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)

2013/11/27 (水) ~ 2013/12/03 (火)公演終了

満足度★★★

幻想的な雰囲気を堪能しました
影法師役の末原拓馬さんが素敵でした。
朗読劇なのに、若干、カツゼツの悪い人がいたのは残念でした。
大昔に観た「トーマの心臓」のアンテ役だった及川くんが、相変わらず若くて驚きました。

ネタバレBOX

同じ梶井作品でも「檸檬」と「Kの昇天(あるいはKの溺死)」は小説としてのカラーがずいぶん違うと思っています。(個人的な印象ですが)
なので檸檬の「私」と「K君」が同一人物のように描かれているのには、違和感がありました。
できたら、「Kの昇天(あるいはKの溺死)」だけで見たかったです。

ファンサービスのアドリブタイムも、バランスとしてどうなのかなと。
あれが入ったことで、結局はイケメン芝居なのだなーと感じました。もちろん、好きな人には嬉しい時間だと思います。
私は、休憩時間(幕間)だと思って、見ていました。

セットは素敵でした。
月に昇って行く表現、月が近付く演出もよかったです。
いのうえシェイクスピア「鉈切り丸」~W.シェイクスピア<リチャード三世>より

いのうえシェイクスピア「鉈切り丸」~W.シェイクスピア<リチャード三世>より

パルコ・プロデュース

東急シアターオーブ(東京都)

2013/11/08 (金) ~ 2013/11/30 (土)公演終了

満足度★★★★

期待通り
麻実れいさんと若村麻由美さんが素敵でした。
麻実さんは、出番はそれほど多くないのですが、出て来た時の存在感!圧倒されました。以前、「サロメ」でも同じ感想を書いた気がしますが、とにかく圧倒されるのです。すごい人です。
そして若村さんは、お綺麗で、はっちゃけていました。この二人の姿を見られただけでも、高いチケット代の甲斐はあったと思います。というか、そう自分に言い聞かせています。

話は、やっぱり、IZOで肌に合わなかったとおり、今回も合わなかった。
演出も、新感線ならドッと笑えただろうなギャグやかぶり物が空回りしていて、ちと辛かったです。

辛かったと言えば、巴御前は出て来るたびに辛かったです。

生瀬さんがひとりで明るいムードを作ってくれていたあたりは、よかったです。あれがなかったら暗すぎでした。

ネタバレBOX

鳥居とカエルのかぶり物はいらないだろー。
サンゴクシ

サンゴクシ

ショーGEKI

こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)

2013/11/16 (土) ~ 2013/11/24 (日)公演終了

満足度★★★

長かったですね
公式HPの特設サイトを見て、すごく期待していました。ひとりひとりのキャラクター設定が丁寧に書かれていて、『ナナヤミ』についても、ある程度想像できる説明があり、舞台を見る前からその世界を楽しんでいました。
それだけに、実際の舞台が期待ほどでなくて、残念でした。

他の皆さんも書かれていますが、戦闘シーンと同じセリフの繰り返しが、長く感じられました。

役者さんには素敵な方も多く、物語の世界観も(こなれていませんが)悪くないと思いますので、演出を変えて、もう少し短く(2時間以内で)できたら面白かったと思います。

ネタバレBOX

三国志の軍師を女性設定にしたのは素敵でした(シバイ役の吉川亜州香さんの目力には惹き込まれました)が、せっかくの軍師が全く軍師として機能していない(笑)
ただひたすらチャンバラが続いていったのがなんともはや。
「あと残り3日!」となったら、いよいよ何かすごい作戦が展開されるのかと思いきや、今まで通りのやっぱりチャンバラ!!思わず笑ってしまいました。
で、最後はビーバップハイスクールばりのリュウビソウソウのタイマン勝負(笑)
そのジャンプ臭にはちょっと和みました。(あっ、ビーバップはヤンマガでしたね。)

せっかく三国志のキャラクターを使ってるのでしたら、その史実の人物の印象的なエピソードなどをアレンジして見せれくれるとよかったですね。

個人的に、リョフWithダンサーズの場面は、とても楽しめました。
巽徳子さん、ナナヤミ舞妓ダンサーズの6人、素敵でした。
それで☆一つ追加です。
シダの群れ 第三弾 港の女歌手編

シダの群れ 第三弾 港の女歌手編

Bunkamura

Bunkamuraシアターコクーン(東京都)

2013/11/06 (水) ~ 2013/11/30 (土)公演終了

満足度★★★

シリーズもの
なのに初見なので、ぶっちゃけよくわかりませんでした。
最初のうち、出て来る名前とその人間関係を整理するのにていっぱい。
パンフレットを買ったら、人物相関図が載っているようでしたが、その1500円を出せないと思ったくらいのお芝居。

阿部サダヲスキーなんですが、期待したほど彼の魅力が感じられなかった。
小泉今日子を見るためにチケット代を出したような感じ。
生キョンキョンは素敵でした。あんな高いヒールはいて、よく動けるなあとか。
キョンキョンいなかったら☆二つ。

ネタバレBOX

ああいう世界、好きな人は好きなのかもしれませんが、私はダメでした。
個人的な敗因として、ドンパチヤクザって、馬鹿にしか見えない(笑)
役者さんは好きな人いっぱい出ていたんだけどなあ。残念。

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