二月花形歌舞伎
松竹
歌舞伎座(東京都)
2014/02/01 (土) ~ 2014/02/25 (火)公演終了
満足度★★★★
よかった
書き忘れていたのですみません。
『通し狂言 心謎解色糸(こころのなぞとけたいろいと)』
初見。歌舞伎の面白いところがてんこ盛りでよかった。
やっぱり花形は華やかで良い。
三月も期待。
うた歌うなら私は出る!【ご来場ありがとうございました!!】
劇団前方公演墳
小劇場 楽園(東京都)
2014/02/27 (木) ~ 2014/03/02 (日)公演終了
満足度★★
うーん・・・・・・
下記の皆さんの高評価の後に書きづらいのですが、私はあまり楽しめませんでした。期待が大きすぎたからかもしれません。
前説からの客いじりも「グダグダで長い」と感じましたが、その後の芝居も、ほぼ同じ感想。
役者の半分は、台詞が「棒」でした。
ミュージカルといいつつ、ほとんどの人が歌えていない(涙)
ソロで歌う場面のうつろいやすい音程がいたたまれなくて・・・・・・客席でこんなに動揺したのは久しぶりです。
最後、みんなで合唱して踊る場面は、明るく元気でよかったです。
生演奏のピアノはすばらしかったです。
『笑いと歌と踊りと生演奏と、なんなら涙満載で、 この際、一生ミュージカル専門の劇団になる覚悟でお送りします』
この紹介文に、やられました。この文章がネタだとわかっていたら、ちょっと違う見方ができたかも。
ごめんなさい。
とってつけたようですが、愛らしくて魅力的な役者さんもいて、ミュージカルじゃない芝居で観てみたいと思いました。
かもめ~21世紀になり全面化しつつある中二病は何によって癒されるのか、あるいはついに癒しえないのか、に関する一考察~
アロッタファジャイナ
ギャラリーLE DECO(東京都)
2014/02/26 (水) ~ 2014/03/02 (日)公演終了
満足度★★★★★
よかった。
世にチェーホフ好きは大勢いるようで、誘われるままに「かもめ」は過去二回ほど見ています。
そのチェーホフ好きたちの誹りを恐れずに言うならば、今回、三度目の正直のアロッタ版「かもめ」が一番感動しました。
過去二回は寝ちゃったもん。ごめんなさい。って、ここで謝ってもね。
登場人物は6人でしたが、意外なほど原作に沿った「かもめ」でした。
私の記憶する限り、主要なセリフはそのままだったと思います。
トレープレフの友人(?)や使用人などのセリフをメドヴェージェンコに言わせてましたが、それも不自然ではありませんでした。
5人の中二とたったひとりの大人の物語。よかったです。
たったひとりの大人が誰かは、ネタバレで。
今回、Aキャストを観たのですが、今日観て、Bもぜひ観たいと思いました。
が、いかんせん日にちが・・・
都合ついたら、土曜の昼に当日券で行きたいと思います。
国民の映画
パルコ・プロデュース
PARCO劇場(東京都)
2014/02/08 (土) ~ 2014/03/09 (日)公演終了
満足度★★★★
備忘録
再演だし、色々賞取ってるし、いまさらクチコミという作品ではないのだろうけど、自分の記録として。
実在の人物に外見からして似せようとする三谷演出。特に、ヒムラ―の段田安則、似すぎ(笑)
ゲーリングの渡辺徹は、ただでさえ太ってるのに(失敬)、さらに胴巻き。、元帥杖を振り回して登場。
小日向ゲッペルスは、足の引きずり方が自然すぎて、私は「あっ、小日向さん怪我しちゃったんだ」と勘違いした。(ゲッペルスがそうだったという知識はあとから聞いた)
笑いもあるが、ラスト一転して重苦しい。
その落差が上手いんだろうけど、個人的にはモヤッとした。好みの問題。
新進女優エルザ・フェーゼンマイヤー役の秋元才加が良かった。
AKBにいる時から、この子は美人で頭いいと思っていたが、やっぱりアイドルより女優としてのほうが魅力的。これからも期待。
幸福な職場(再々演)
劇団 東京フェスティバル
駅前劇場(東京都)
2014/02/05 (水) ~ 2014/02/12 (水)公演終了
満足度★★★★★
よかった!
「人を雇うこと」「雇われること」そして、「人間が働く意味」、シンプルに心に響きました。
ストーリーは、何の伏線もどんでん返しも無く、ベタなくらいにわかりやすい話です。そして、ひとの心を動かすのは、そういう衒いのない真っすぐなものだということを感じました。
今、仕事をしているこひとにも、働かずにプラプラしている人(私だよ)にも、とにかくみんなに見て欲しい。良い芝居です。
見終わった後、(色々反省もしましたが)優しい気持ちになりました。
折りにふれて見直したいお芝居です。何度も再演されているのもわかります。
Can you believe ファンタスケッチ?
演劇集団 Z-Lion
テアトルBONBON(東京都)
2014/02/04 (火) ~ 2014/02/09 (日)公演終了
満足度★★★
感動的
ファンタスケッチの奇跡は感動的でした。
ただ、個人的には「感動的」で終わってしまったのが残念でした。
(そこはネタバレで)
お話は良い話で、役者の皆さんには好感が持てました。
演出ですが、怒鳴ったり叫んだりしている場面が多かったのは、少々聞き苦しかったです。個人の感想です。
レーザービーム!
はらぺこペンギン!
駅前劇場(東京都)
2014/01/22 (水) ~ 2014/01/26 (日)公演終了
満足度★★★★
いい話
話が飛び過ぎてどうなるかと思ったら、きれいに回収されていた。
そして観終わって感じたのは、「ええ話や~」
思わず涙ぐんだところも。
その泣きそうな所で、フッと笑いを入れるタイミングも良い。
ただ120分はちょっと長く感じました。
ギャグもホロリとくる場面も、もう少し絞ってくれたらいっそう楽しめたと思います。
摩訶不思議でふざけたコメディーミュージカル『豚デレラ』
『劇団 もより駅は轟です』
OFF OFFシアター(東京都)
2014/01/06 (月) ~ 2014/01/08 (水)公演終了
満足度★★★
初笑い
ミュージカルということで楽しみにしていましたが、ぶっちゃけ、まともに聞ける歌がありませんでした(笑)
でも、そんなの関係ない。ベタな展開も下手な歌も(しつこくゴメン)、役者たちが身体を張った芝居で、まるっと包んで団子餅。グイグイ喉の奥に押しこんでくれます。詰まらせるわけにはいかないので、がんばって飲みこみました。
苦笑と失笑も含めて初笑い。
私が見た時も最前列はズラリと男性陣が陣取っていましたが、これから見る男性は、ぜひ最前列に座るべきだと思います。
キエフ・バレエ『新春特別バレエ』
光藍社
ゆうぽうとホール(東京都)
2014/01/02 (木) ~ 2014/01/03 (金)公演終了
満足度★★★★
眼福
ヤン・ヴァーニャさんの跳躍力。これぞバレエという美しさでした。
お顔も立ち姿も中世ヨーロッパの王子様です。お正月から眼福でした。
オリガ・ゴリッツァさんのクララは若々しくて愛らしかったです。
ナタリア・マツァークさん、むっちゃ美人でした。が、それ以上に後ろ姿のオデットの背中から腕にかけての動きが印象的でした。
エレーナ・フィリピエワさん、安定した技。
しかしオーロラ姫の衣装と、シンデレラの衣装がほぼ同じなので、隣の人は勘違いしていたような気がします。
もっというと、ダイアモンドのオリガさんとも勘違いしていたみたいで、なんだかな。(オリガさんは、よく知らない人ですが、いまひとつ調子悪かったように見受けました。気のせいならすみません。)
3作品の華やかな場面を堪能できて、得した気分です。
やはりチャイコフスキーはいいですね。
平成25年12月歌舞伎公演「主税と右衛門七」「弥作の鎌腹」「忠臣蔵形容画合」
国立劇場
国立劇場 大劇場(東京都)
2013/12/03 (火) ~ 2013/12/26 (木)公演終了
満足度★★★★
ゴーヤ
年末になって、ここに歌舞伎関係の感想をまったく書き留めていなかったことに気付いた。歌舞伎納めはこの作品だった。
個人的には、11月12月の歌舞伎座の忠臣蔵より面白いと思った。仮名手本はもうお腹いっぱいだから。
本編を知った上で「忠臣蔵形容画合(ちゅうしんぐらすがたのえあわせ)」を見ると可笑しさが増す。
最近白塗りがよく似合うおっとり美人さんになった米吉の「婆や」のアクセントが「ゴーヤ」と同じだったのは、あれが正しいのかどうか、通の人に尋ねたい。
銀色の蛸は五番目の手で握手する
ポップンマッシュルームチキン野郎
シアターサンモール(東京都)
2013/12/27 (金) ~ 2013/12/30 (月)公演終了
満足度★★★★★
相変わらず面白い
正当な笑いと、ブラックな笑いと、泣かせる展開に、溢れるサービス精神。
ポップンマッシュルームチキン野郎を観るのはこれで6作目ですが、一つのパターンが出来上がっていると感じました。
過去、ブラックが強かったり泣きが強かったりで、やや私の好みには合わない作品もありましたが、これはバランスがとれていたと思います。
役者さん達みんなに、お客を楽しませたいという「お・も・て・な・し」の心が感じられました。それは、観劇後のロビーにも溢れていて、今年の観劇納めがこの芝居でよかったと思いました。
パンフレットは2000円で、劇団四季なみ!(に高い・笑)と思いましたが、とても読み応えがありました。これは2000円の価値ありです。
治天ノ君
劇団チョコレートケーキ
駅前劇場(東京都)
2013/12/18 (水) ~ 2013/12/22 (日)公演終了
満足度★★★★★
逃げない
天皇という運命から最後まで「逃げなかった」大正天皇、彼を支える皇后節子、そして有栖川宮はじめとする周りの人々に、大いに泣かされ、考えさせられました。
登場人物全員に芯があり揺らぎがないので、全ての人物に好感をもてました。どの立場もとてもよくわかる。脚本素晴らしいです。
描かれる三代の天皇が事実とは思わない(そう思わせそうなところには恐れも感じる)けれど、フィクションして『天皇とは何か』を見る者に問いかける優れた芝居だったと思います。
また、ひとりの人間として『いかに生きるか』ということにも答え(suggestion?)をもらった気がします。
西尾さんは「熱狂」の時からファンですが、今回も、とてもとても良かったです。(言葉が見つかりません)
そして、他の役者の皆さんも、みんな「その役そのもの」に見えました。
明治天皇も、昭和天皇も、大隈重信も。
中でも松本紀保さん演じる皇后節子の品格と優美さ、皇室の女性そのものでした。声、表情、立ち姿、全てが洗練されていました。紅一点、芝居の要。
上手く言えないのですが、心うたれました。感動しました。
良いお芝居をありがとうございます。
性病はなによりの証拠
ブラジル
王子小劇場(東京都)
2013/12/04 (水) ~ 2013/12/08 (日)公演終了
満足度★★★★★
面白かった
登場人物のキャラが立っていて、たたみこむような会話で、かなり笑わせてもらいました。
ずっと笑って見ていましたが、観終わった後には「あたりまえの生活ができることって幸せなんだなあ」と思わせてくれる芝居でした。
ギョーザ丸、出港す
トリコロールケーキ
新宿眼科画廊(東京都)
2013/11/23 (土) ~ 2013/12/04 (水)公演終了
満足度★★★★
笑いました
相変わらずシュールでナンセンスな笑いでしたが、いつになくユルくなくて、パンチのある会話の笑い(センスを感じました)が多かった気がします。
と言っても、私が観た4作の中でですが。カッコ当社比みたいな。
ラストがもう少し締まるといい。
個人的に、金子役の川口雅子さんが良かったです。
富士の破れる日【全日程終了しました!ありがとうございました!】
声を出すと気持ちいいの会
武蔵野芸能劇場 小劇場(東京都)
2013/11/30 (土) ~ 2013/12/03 (火)公演終了
満足度★★
ちと分かりにくい
舞台がとても広く見えた。
穂高みさきさんのたたずまいは好き。
あとの役者さんたちは、小さく見えた。劇場が大きすぎたのかな。
脚本もちと分かりにくい。
後半の展開は良かったけど(しかし分かりにくい・笑)、前半は退屈。
やはり富士山を語るのは難しいね。
大仰な説明文に期待し過ぎたのも敗因か。
プレ旗揚げ公演『女海賊ビアンカ』
劇団つきかげ製作実行委員会
【閉館】AiiA 2.5 Theater Tokyo(東京都)
2013/11/27 (水) ~ 2013/12/01 (日)公演終了
満足度★★★★
良かった
原作のマヤちゃんのひとり芝居から想像していたものとは全く違った、「まさかのミュージカル(しかも大勢キャストがいる!)」だったけれど、思いのほか良かった。
舞台はミュージカルにしては質素だったけれど、影絵を使った演出などうまく雰囲気を作っていた。
『女海賊ビアンカ』は原作『ガラスの仮面』の中で約70ページも割いている芝居だけれど、今回、読み返してみたら、原作のセリフがそのまま使われていて、「ものすごく原作に忠実」ということが分かった。
この劇団つきかげが、これから先も『ガラスの仮面』の中の芝居を再現してくれるなら、追いかけて行きたい。『ジーナと5つの青い壺』とか。
Kの昇天~或はKの溺死~
MAG.net
こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)
2013/11/27 (水) ~ 2013/12/03 (火)公演終了
満足度★★★
幻想的な雰囲気を堪能しました
影法師役の末原拓馬さんが素敵でした。
朗読劇なのに、若干、カツゼツの悪い人がいたのは残念でした。
大昔に観た「トーマの心臓」のアンテ役だった及川くんが、相変わらず若くて驚きました。
いのうえシェイクスピア「鉈切り丸」~W.シェイクスピア<リチャード三世>より
パルコ・プロデュース
東急シアターオーブ(東京都)
2013/11/08 (金) ~ 2013/11/30 (土)公演終了
満足度★★★★
期待通り
麻実れいさんと若村麻由美さんが素敵でした。
麻実さんは、出番はそれほど多くないのですが、出て来た時の存在感!圧倒されました。以前、「サロメ」でも同じ感想を書いた気がしますが、とにかく圧倒されるのです。すごい人です。
そして若村さんは、お綺麗で、はっちゃけていました。この二人の姿を見られただけでも、高いチケット代の甲斐はあったと思います。というか、そう自分に言い聞かせています。
話は、やっぱり、IZOで肌に合わなかったとおり、今回も合わなかった。
演出も、新感線ならドッと笑えただろうなギャグやかぶり物が空回りしていて、ちと辛かったです。
辛かったと言えば、巴御前は出て来るたびに辛かったです。
生瀬さんがひとりで明るいムードを作ってくれていたあたりは、よかったです。あれがなかったら暗すぎでした。
サンゴクシ
ショーGEKI
こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)
2013/11/16 (土) ~ 2013/11/24 (日)公演終了
満足度★★★
長かったですね
公式HPの特設サイトを見て、すごく期待していました。ひとりひとりのキャラクター設定が丁寧に書かれていて、『ナナヤミ』についても、ある程度想像できる説明があり、舞台を見る前からその世界を楽しんでいました。
それだけに、実際の舞台が期待ほどでなくて、残念でした。
他の皆さんも書かれていますが、戦闘シーンと同じセリフの繰り返しが、長く感じられました。
役者さんには素敵な方も多く、物語の世界観も(こなれていませんが)悪くないと思いますので、演出を変えて、もう少し短く(2時間以内で)できたら面白かったと思います。
シダの群れ 第三弾 港の女歌手編
Bunkamura
Bunkamuraシアターコクーン(東京都)
2013/11/06 (水) ~ 2013/11/30 (土)公演終了
満足度★★★
シリーズもの
なのに初見なので、ぶっちゃけよくわかりませんでした。
最初のうち、出て来る名前とその人間関係を整理するのにていっぱい。
パンフレットを買ったら、人物相関図が載っているようでしたが、その1500円を出せないと思ったくらいのお芝居。
阿部サダヲスキーなんですが、期待したほど彼の魅力が感じられなかった。
小泉今日子を見るためにチケット代を出したような感じ。
生キョンキョンは素敵でした。あんな高いヒールはいて、よく動けるなあとか。
キョンキョンいなかったら☆二つ。