独りぼっちのブルース・レッドフィールド 公演情報 独りぼっちのブルース・レッドフィールド」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.7
21-40件 / 50件中
  • 満足度★★★★★

    あの時確かに「劇場」中を掌握する力を感じました
    (観劇二回目感想すいません)
    先に最前列でR-18ステージを観てしまった為、
    今回の二度観、ど真ん中席普通ステージでは
    どういう感想を抱くのだろう?と自分でも思っていました。


    パンフレット含めて読み込んだ上での二度観という事で、
    各演者の所作/台詞に隠された伏線を眺めつつ、
    いつの間にかやはり物語の世界に引き込まれていました。

    「知っている」からこそ分かる、
    単なるやりとりでないその「重さ」を受け止めながら。。。


    まず、PMC野郎のお芝居は軽めの笑わせる展開と思わせておいて、
    (観直すと気づく)かなり意味深な伏線張りまくってるんですよね。

    1度「ラスト」を観たからこそ分かる、復讐劇でありながら
    基本「おちゃめ」と言っていいほど気のいい連中の明るいお芝居の中に
    物語を根底から覆してしまうほどの展開への
    「伏線」が程よい割合で差し込まれているという。


    そして、PMC野郎の更にすごい所は、物語の起伏どんな場面でも
    そこまでのストーリー設定を上手く活かした笑いの小ネタを差し込んで
    「大爆笑」を取ってしまう、という事。

    ※ 「笑いネタ」の取り扱いにおいては、
      自分の中では劇団「PMC野郎」が一番かも知れません。


    観劇していて「楽しみ」「悲しみ」「憤り」など色々な感情を
    舞台上から受け取って、観客も同様に感じているからこそ、
    いきなり、それもちゃんと物語と繋がった笑いの小ネタが差し込まれる事に、
    思わず劇場中が「大爆笑」させられてしまう
    (えっ!あの人そんな事になってたの!的な)、
    観客の「心のスキマ」を突かれるような見事な笑わせ方が出来ているなあ、と。




    昔、同じ劇場で全く別の舞台公演を観た際、
    舞台最前列からわずか3席程度後ろになっただけで、
    舞台上で演じている役者の感情と熱が「全く伝わってこない」という事がありました。

    本劇場の構成、
    ・ 前半分は平台(=前の人の頭で舞台が見えにくい)、
    ・ 後ろ半分は段差式(=遠いので演者の表情は分からないが舞台自体は見える)、
    について、
    その時は「本劇場自体が広さと構成の関係もあり、役者の熱を伝えにくい」
    と考えていました。


    しかし、今回ブルースレッドフィールド(渡辺徹)と「アイツ」の熱場面、
    劇場のど真ん中席の自分にはその表情までは観えませんでしたが、

    はっきりいって「胸ぐらをつかまれるぐらい」に、気持ちを持って行かれました。
    ※ もしかしたら初回最前列観劇時の(2人の表情の)
      記憶が残っているのかも知れませんが、

    「アイツ」はすごかった、そしてそれを受け止める
    ブルースレッドフィールドもまた熱かった。


    感情伝播の話をすると、役者さんが演技に「熱」(感情)をのせたとして、
    観客にその感情が伝わる(伝播、共感する)距離は、

    ・ 役者の熱量
    ・ 役者の演技の上手さ
    ・ 物語の良さ(場面の盛り上がり具体)
    などが関わってくると思います。


    ある舞台では、最前列/目の前で号泣する演者を観ながら、
    まったく涙腺が緩まない事もありました。


    しかし、本劇の「あの場面」はすごかったと思います。

    劇場ど真ん中の自分は「アイツ」とブルースレッドフィールドの
    言葉のやりとりから目(耳)を離せず、目は涙に潤んでいました。

    そして、お互いの気持ち、語っている心情とその状況が痛いほど
    リアルに心に浮かびました。

    ※ 勘違いでなければ、あの瞬間、劇場中が
      舞台上の2人の芝居(感情)に支配されていたと思います。


    二度観てなお、これだけの求心力を持っている、
    「独りぼっちのブルースレッドフィールド」、
    間違いなく名作認定ものですね(´;ω;`)

    ネタバレBOX

    ヌータウ(加藤慎吾さん)に惚れたわ。

    これまでの舞台でもその役どころと上手さは感じていましたが、
    ヌータウはがっちり自分の心を掴んでしまいました。

    ブルースレッドフィールドの(偽りの)復讐劇の中、
    ブルースと食事を取る度に
    「トマト入ってるぞ」
    「人参くれ」
    とこの(偽りの)復讐劇を何年も何年も続けて来た中で
    (奇しくも)育まれてしまった”友情”、
    だからこそこのやり取りが重い(´;ω;`)


    そして、(最後と定めた)ビル・バセットの殺害計画の中で
    「この復讐が終わったらどうするか?」について、
    ブルースは「自分が信じていた家族の敵討(かたきうち)の後」として、
    ヌータウは「(ブルースを騙して)ブルースの血縁全てを殺すという復讐の後」として、
    それぞれの想いを持って語り合いますが、
    そこにも”友情”、そしてヌータウに生まれた葛藤が・・・


    (何も知らない)ブルースの友情に対して、
    (騙している)ヌータウもついほだされ始めてしまう・・・


    本当の最後の血縁エリナを殺さず、消えたヌータウとアナ、
    そして「真実」を知ってヌータウとアナを追うブルース。。。


    今回2度目の観劇ですが、今回の全役者さんの
    熱量はとてもとても高かったと思います。

    ※ 特に渡辺徹さんが「ヌーーーーーータウ!!!!」と叫ぶ辺りから


    10年の時を経て、ヌータウとアナの元に現れたブルース。
    ヌータウの言葉を聴いてなお、
    ブルースは「自分自身にその家族を殺させた」
    ヌータウを殺そうと思っていたのでしょうか。

    あの時、ヌータウの家族達が出てきた事で

    実際には無かった出来事である、
    「自分が自分の家族をギャングから守ろうとして守れなかった」、
    あの場面を思い浮かべたのでしょうか、

    そして暗転とともに一発の銃声。


    記憶を捨てたブルース。


    西部開拓時代、インディアン達を殺して
    土地を奪うことを生業(なりわい)としながらも
    「正しい人になりたかった」というブルースのその心情、

    そして犯してしまった多くの罪、

    そして罪に対するヌータウの仕返し、

    (これも他の感想者さんが言っていた事でしたが)
    誰もが正しいとは言えない、

    そんな時代の中で、ただ1つヌータウとブルースの間に
    生まれた友情だけが最後の真実だったのでしょうか。


    (1回目の観劇では印象に残りませんでしたが)
    ブルースの最後の言葉
    「悪くない、悪くない」、

    そして娘にイヤリングを渡して抱き合う姿が、
    ブルースの夢を最後の最後に果たしたのだなあ、と
    これまた涙が止まりませんでした。
    ※ 完全に感情伝播の距離を超越してます。胸ぐら掴まれてます。


    自分でも何書いてるんだか分からなくなってしまいましたが、
    とにかく「すごい物語」「すごいお芝居」でした。


    PS.舞台セットの使い方も上手かったです。
      回転舞台が素早い場面転換の他、真の復讐の旅である10年のその道程の激しさを表す様(さま)など。
      そして、映像なのか幕なのか背景に描き出された過去のブルースの行いと
      自分が葬った家族達の場面など。
  • 満足度★★★★★

    今日にでも誰かに話したくなる復讐劇
    楽しみにしていたPMCの本公演を観劇。期待以上の脚本、豪華な役者陣も素晴らしい熱演。一緒に観た友人も大変満足したようで観て良かった。
    公演中なので以下ネタバレで。

    ネタバレBOX

    何といっても脚本が素晴らしく、復讐の捻りが大変面白い。
    役柄には相変わらずの擬人化した物が活躍しているが、今回は人間だけでもストーリー的には問題ないのかも。でもいた方が、断然面白い(笑)
    豪華な客演陣もPMCの舞台に馴染んでおり、次回作にも出て欲しいと思った。笑いと復讐のやるせなさに溢れ、一度しか、観劇出来なかったのが悔やまれるほどの舞台でした。
    他の人達にも話したい!

    客入れ時の、寸劇「B’○物語」も必見。
  • 満足度★★★★★

    なんだいっ
    ただのコメディかと思ったら、感動してしまいました。110分飽きさせない素晴らしい作品です。

  • 満足度★★★★★

    ものすごいエネルギー
    あんなに色んな馬鹿馬鹿しいネタを(誉めてます!)これでもかってくらい拘って、クオリティ高くぶちこんでくるのに、いつも感心。感服。

    そして、怒濤の笑いを抜いてストーリーだけ追うと、呆然とするほど、どうしようもなく残酷で哀しみに溢れている。

    こんな劇団さん、他には知りません。衝撃。完敗。

  • 満足度★★★★

    とりあえず
    ありきたりな言葉で申し訳ないですが、笑いまくって感動しました。
    この作品は見れば見るほど熱いものが込み上がってきます。

    ネタバレBOX

    戦闘シーンが斬新すぎて!カメラて!!!初めて観た、銀蛸のじゃんけんアクションも「なんやこれ!(笑)」と思ってましたが、シャッターを切ることで相手を倒すなんてPMC野郎さんでしか考えつかないことですね。あの画像、ブロマイドとして欲しいくらいです。
    今回も個性豊かなキャラがたくさんですが、その中でもサボテンやサソリたちとブルースとの絡みがもう少しあるのかと思っていたので、ちょっと残念でした。
    個人的には、ナップサック好きすぎです。
    最後のヌータウの台詞と表情が、アナの安堵(かな?と思ってます)からくる涙で、もう涙は止まりませんでした。
    週末にまた観るので、一旦ここまで。後にまとめたいです。
  • 満足度★★★★

    馴染んでた渡辺徹!(笑)
    仮装、着ぐるみいいねー!突っ込みも!
    個人的にはこれだけで満足できるのですが、
    こんなおふざけも確固としたストーリーとテーマがあるからこそ、面白かったです。

    ネタバレBOX

    オペラ、”イル・トロヴァトーレ”が頭をよぎりました。
  • 満足度★★★★

    悲しき復讐劇
    いつもながらのPMC野郎の定番ストーリーには引き込まれますね。今回は往年のラガー刑事の参戦があり、さすがの存在感に、画面が大いに引き締まります。頭の中で、勝手に例の「たらちゃーん」のテーマを流しながら、大いに笑い、泣かせてもらいました。

  • 満足度★★★★★

    これはおもしろい!!
    こちらの劇団さんは初めて観ましたが、とってもすばらしかったです☆
    過去公演の評価が高いのも 納得です。

    ネタバレBOX

    すべてにおいてハイレベルでした!  かぶり物キャラが 意外と違和感なくて、 お話も 最後に感動できちゃう とっても良い感じ☆ 
    ナップサックには笑いました! 最高です!  
    あと、 劇中、スクリーンに映し出される 動画の質の高さは 特筆もの
    とにかく 笑えて 泣けて 最高でした☆               4.5点
  • 満足度★★★★

    復讐
    チケットプレゼントにて鑑賞。110分。面白い。

    ネタバレBOX

    25年前に一家をギャングに惨殺され、銃声を近くで聞くと25年前の記憶に戻るという障害を持ったブルース(渡辺徹)は、同じく家族を殺されたインディアンのヌータウ(加藤慎吾)と協力しつつ日記で記憶を呼び戻しながら、ギャングの一団を20年以上かけて一人ひとり射殺していく。最期の敵討ちの際、相手の顔をみて動揺するブルースだったがヌータウが槍で突き殺し、復習が終わる。その夜、かつての相棒(横尾下下)が現れブルースに真相を突きつける。ブルースはヌータウへの復讐のため長い旅に出て、10年後、ヌータウと対峙し銃を突きつけるが…。

    18禁の回でなかったせいかシモは薄めだけど、その分話に入れたのかも。純粋に楽しめた。妙ちくりんなキャラで引き込み、まっとうなストーリーで心臓を射抜いてくる。ギャングがブルースの家族を殺していくシーンのシリアスさもほどよくよかった。

    実は、ブルースの一家はギャングに殺されておらず、ヌータウの子をブルースが殺したことに対する復讐だったという、確かに「明日誰かに話したくなる復讐劇」(二重の復讐)だったのは見事。看板に偽りなしだった。ヌータウの復讐劇(嘘の日記でブルースに自分の家族を殺させる)としてみると、恨みつらみの深さがうかがい知れ、恐ろしさが増す。
    ラスト、ヌータウを殺せず、銃声で記憶が戻ったブルースに(憎き敵に)「友達だ」と告げるヌータウという〆も綺麗だなと。欲を言えば、ここらへんの心の動きの表現がもっとあってもよかったと感じたけど。なんにせよ、殺さなかったブルースも心変わりしたヌータウも、憎しみの連鎖を断ち切って、新しい人生を歩んでほしいなと。

    開演前の「ビーズ物語」もまた、面白かったよ。
  • 満足度★★★★★

    ほんとお勧め!!!最高でした!!
    PMC野郎の劇を初めて観に行きました!!劇団のタイトルからして、コメディ覚悟で観に行きました笑 たしかに、コメディ要素いっぱいで、すごく笑いました!!!けど、シリアスなシーンもあって、ラストシーンでは号泣してしまいました!! 舞台セットも設備も、キャストさんたちの演技も素晴らしいので、ぜひ観劇好きな人も、挑戦しようとしてる人も観に行ってください!!お勧めです!!! 私はもう1回行こうと思ってます笑

  • 満足度★★★★★

    彼はどんな思いで引き金を引いたのか。
    ポップンマッシュルームチキン野郎(PMC野郎)初観劇。
    以前からコメディフェスティバルでの活躍ぶりを聞いていながら、
    今まで観れていなかった。

    ネタバレBOX

    とても良く出来た戯曲、物語で、エンタメとしても演劇としても、
    肩肘張らずに観れながら、色んな楽しみがあって、素晴らしい。

    西部劇というのはある程度固定のイメージが定着したジャンルで、
    そこが魅力的でもあるし、そこからどう描いていくのかも重要。

    PMC野郎は初観劇だったので、
    本公演で毎回どういったテイストなのかは分からない。
    だが今回、たとえしゃべるサボテンやサソリやナップサックが出てきても
    その不条理に違和感はなく世界観へ入っていけた。
    それ以外にも普通に笑える部分も多々あったし、飽きない。

    腕の立つガンマン、ブルース・レッドフィールド(渡辺徹)は
    25年前にギャングに家族を皆殺しにされ、
    それ以来、犯人たちを探して復讐の旅を続けている。
    唯一の弱点は、ギャング襲撃の際に負った後遺症により、
    至近距離で銃声を聞くと記憶が25年前に戻ってしまう
    記憶障害を持っていること。

    この設定が物語を楽しむ核となっている。
    一発で仕留めなくてはいけない。
    一つ復讐を終える度に25年間書きためた日記を読み返しては
    記憶を取り戻す等々。

    ただミステリーの様な謎解きを求められる話ではないので、
    西部の復讐劇に思わぬ展開が、といった感じで
    そのまま素直に観ていくと楽しいのではないかと。

    ブルースにあこがれるサボテンジョー(サイショモンドダスト★)と
    サソリのスティーブマック(野口オリジナル)、
    彼らをまとめるナップサック(NPO法人)。
    同じギャングに家族を殺されたネイティブのヌータウ(加藤慎吾)と
    妹のアナ(増田赤カブト)。
    ブルースのライバルを称するジャンボ・ジャンゴ(CR岡本物語)と彼の弟分、ジャイロ(古舘佑太郎)、ジャック(高田淳)。
    保安官事務所で出会った男装のフランス人、フランソワ(小岩崎小恵)等々。
    この一緒に旅を続けるキャラクターたちの魅力も
    中心となっているPMC野郎の劇団員の皆さんはじめ素晴らしいし、
    主演の渡辺徹さん、萩野崇さんをはじめとする客演陣も好演だった。

    この復讐劇が、
    真実が判明した際には全く逆の意味を持った復讐となっており、
    その悲しみと苦しみが心を揺さぶってくる。

    若い頃から、家族を持って汚い仕事からは手を引き
    「善人でいたかった」というブルースの想いが、
    死に物狂いの旅の果て、最後の引き金とともに、
    全ての憎悪の記憶の繋がりをも断ち切る。
    その思いに対し応える、ブルースの昨日までの敵であり今日の友。

    最期の時を迎えて果たして彼は、
    本当に25年もの記憶が消えたままだったのか。
    そんな想像の余地を残すようにも思えたところも
    演劇として好きだし、本当に面白かった。
    良い時間を過ごせて、自分の中では
    西部劇で一番好きな話になったと思う。
  • 満足度★★★★

    至れり尽くせり山盛りエンタメで楽しかったー!
    野口オリジナルさん目当てに観劇。
    気になる人がいたらまた気軽にホイホイ見に行きたいので、今後も継続して要チェックになりそうです!

    ネタバレBOX

    開演前パフォーマンスって何やるのかなーと思ったら、なんと短編のお芝居!
    分かりやすいから途中から見ても大丈夫そうだけど、早めに入っていたので最初から見られて良かったです。本編とは関係ないけど、関係ある気もするし、そのムズムズもよかった!
  • 満足度★★★★

    西部劇
    本公演二回目のポップンマッシュルームチキン野郎さんの観劇。
    客入れパフォーマンスと呼ばれる寸劇から拝見しましたが、まるでディズニー映画の本編の前のショートムービーのようなお得感でした。
    前回より内容が濃いかったのでずっと見入ってしまいました。驚きました。
    本編は、数人の銃さばきが気になるものの舞台でやる西部劇の要素は満たされていて良かったです。吹原さんの才能に感服です。ラストシーンは目頭が熱くなりました。

    ネタバレBOX

    ナップザックのNPOさんの力の抜き加減がとても巧みでおもしろかったです。若い頃のブルース役の方、初めて拝見しましたが華のある良い役者さんだと思いました。インディアン役の加藤さんが熱演すればする程ラストシーンが見えてしまったのがちょっと残念でした。あわさんはとても美しくてとてもおもしろかったのですが、極端に出番が無かったので、もっと本編に関わった役が見たかったです。登場シーンのインパクトは凄くて、どうしたらあんなおもしろい演出が思い浮かぶのか驚きです。
    客入れパフォーマンスの印象が強く残っていて、B'zを聞きたくなってしまいました。
  • 満足度★★★★★

    初日観劇
    PMC野郎「独りぼっちのブルース•レッドフィールド」観劇しました!
    前説からのコントギャグ最高(*'∀'人)♥*+初っ端から大爆笑
    そしてオープニングにも細かなギャグとコントも散りばめて
    また、大爆笑⁽⁽ૢ(⁎❝ົཽω❝ົཽ⁎)✧oそれだけじゃなく銃アクションも素晴らしい
    登場人物もそれぞれ個性的に表現されていて観る側の私達は
    毎回(笑)を、堪えるのが必死です!これはリピーターしたくなりますね!٩(๑^o^๑)۶そんな訳でまた、中日に、観に行来ます(笑)

  • 満足度★★★★★

    初PMC野郎でした
    去年夏に知ってから、気になっていた劇団さんでした。
    今回もすごく気になってました。
    あらすじを見てすごく気になったのが「信頼のおけるサボテンの相棒」です。
    初観劇しましたが、開演前のパフォーマンスも面白く、本編も笑いどころ満載、シリアスなところはめちゃくちゃシリアス、泣けるところは自然と涙が流れる素敵な作品でした。
    サボテンの相棒も納得。
    復讐劇の結末は、ぜひご自身の目で確かめられるとよいと思います。

  • 満足度★★★★★

    堪能しました
    かなり期待しての観劇でしたが、その期待をはるかに上回る面白さでした。
    割とシリアスなストーリーを、センス溢れる笑いをちりばめ、開演前の寸劇含め、ラストまで2時間余りがあっという間、無駄と思われるシーンが一切なく、最後まで堪能しました。
    渡辺徹さんはさすがの存在感でしたが、まあ、あえて彼が主役じゃなくても良かったのかなあ?終演後、上演台本や「グッズ付」過去作品のDVD等を衝動買い。
    唯一残念だったのが、お子様連れのお客さん。ここじゃ声出しちゃダメなんだよ、ということをまだ理解できない年齢の子供を連れてくる親も、その入場を認めるのも、未就学児童ではないのかもしれないけど、ルール違反ではないかと。

  • 満足度★★★★★

    銃声のトラウマ
    ナンペイ事件をご存知でしょうか?
    わたしの在学中にこの事件が起き、報せを聞いた先輩たちが泣き崩れる様を、声にならない悲鳴をあげる様を目の当たりにしました。
    その年以降の文化祭などでは、劇中やSEでの銃声の効果音が禁止されました。
    今まで、銃で人を…人の頭を撃ち抜く可能性のある作品観賞は避けてきました。なので前作の『うちの犬はさいころを振るのをやめた』も観るか迷い、今作もだいぶ迷いました、実は。

    今年1月の上映会にて、前作『犬コロ』を初鑑賞。
    正直、恐怖でした。観ながら若干後悔していました。
    でも、観終わった時、恐怖や嫌悪感にあたたかさが勝ちました。ほんの少し前に進めた気がしました。
    そして、今作。
    撃ち抜くシーンや銃声はやはり恐怖を感じますし、今後も完全に克服することはないでしょうけれど、吹原幸太さんの本にはそれ以上にあたたかさがあるのです。恐怖感や嫌悪感を払拭できる『大きな愛』を感じるのです。あの銃撃戦は涙が出るほど笑って、そして表現方法に感涙でした。
    そして、本当に素敵なエンディングで、もう少し前に進める気がしています。

    思えば…
    ポップンマッシュルームチキン野郎公演のおかげで
    下ネタが入った作品もある程度観ることが出来るようになりました。
    今度は銃の番。

    重い話を書きました。
    目を覆い、耳を塞ぎたくなるような壮絶なシーンと、どうにも笑いが止まらなくて酸欠気味になるシーンと。
    シーンだけでなく、舞台美術、照明、音楽、映像、ライヴ、笑い、役者さん、全てのバランスが絶妙です♪

    ネタバレさせずに書くってむずかしーい、





  • 満足度★★★★★

    全てが絶妙
    タイトルも絶妙なら、フライヤーと予告編に出しているキャラクターやあらすじの「露出加減」も絶妙。キャスティングも素晴らしく、特に渡辺徹さんと沖野晃司さん、それに古舘佑太郞さんはわたしの目を釘付けにさせてくれた。

    シンプルで美しい物語にいろんな枝葉をつけてはいるが、主軸たる物語はけしてぶれず、またその枝葉が絶妙であるし物語の邪魔をしていない。
    多少の強引さはPMC野郎のカラーだと感じているし楽しめばいいと思っている。言葉(セリフ)のテンポや抑揚などの演出が心地よく、大変気持ちよく観られる。

    マイナス点を述べるとしたら、
    登場人物が多くお一人の役者さんが何役かこなされていることがあるため、
    やや混乱するかもしれない、ということくらいだろうか。
    それくらい、マイナス点が少ない印象。

    「明日誰かに話したくなる復讐劇」のコピーに偽りなし。
    こりっちでは予約できなくなっていた千穐楽、今なら予約ができる。予約可の状態になっている今のうちに予約をおすすめする。

    ポップンさんの公演では毎回のことだが
    主題歌もよく、iTunesで購入ができたりするとファンとしては嬉しい。

    以下、ネタバレBOXにて。

    ネタバレBOX

    パンフレットで吹原さんが書かれている通り、「西部劇」×「復讐」×「記憶」という組み合わせがまず絶妙。よくぞここに辿り着かれたな、というくらいの快作。
    復讐の連鎖を終える一撃、憎しみの感情を忘れる選択をした一瞬。
    忘れたい記憶が無い人間など一握りだろう、忘れたい記憶があっても、それでも記憶と共に生きていく現実を見つめ直すような作品。

    タイトル「独りぼっちのブルース・レッドフィールド」はまさにその通りなのであるが、劇中彼がまったくの独りになるのはごく一部で、最期は(長きにわたり孤独であったとしても)自分を慕う人物に囲まれて「悪くない、悪くない」と孤独でないことを喜ぶ姿が描かれる。渡辺徹さんのたしかな演技力がブルースの弱り切った最期を表現していることに感激しながら、吹原さんの愛について心を震わせる物語の最後。

    感動、という2文字には違和感があっても、「心を振り動かされる」という表現であれば多くの賛同が得られるのではないだろうか。
    2時間弱(開演前の寸劇も含めればもう少し長い)でめいいっぱい心を揺さぶられる観劇ができたことに感謝。
  • 満足度★★★★

    完成度高し
     ブルースはガンマン。近くで銃声を聞くと25年前に逆戻りしてしまい、以降の記憶が一切なくなる記憶障害を持っている。彼の前職は、ネイティブアメリカン狩りである。が、25年前、弟が町でならず者たちといざこざを起こし、為に一家は襲われてブルース以外の全員が殺された。彼は復讐を誓った。然し、彼は銃声を聞くと25年前に戻ってしまうのだ。一発で仕留めなければならない。(追記後送)
     

    ネタバレBOX

     いつもながら、所々に仕掛けられた飛躍の見事さと歴史的事実とその歴史に翻弄された者たちの悲しみ、苦しみをキチンと錘として用いて物語を普遍的な高みに導く辺りは流石である。
     また、回り舞台と箱を用いて出捌けをスムースにし、スピード感を維持、途切れ目のない舞台作りをしている点でも、この劇団のサービス精神が遺憾なく発揮されている。どんでん返しの見事さ、ラストの哲学の深さも、役者陣の出来も上々。
  • 満足度★★★★★

    本物だ
    PMCさん、元々面白いし、いろんなアイディア満載でとても楽しい劇団さんでしたが、今作はキャスティング含めて本格的な作品で、見応え十分でした。

    前作より、二段も三段も成長しています。

    主役の渡辺徹さんはじめ、客演陣の皆さんも劇団員の皆さんも素晴らしく、客入れから退場までの劇団のホスピタリティも良く、大満足です。

    期待を裏切らない良作でした!

    ネタバレBOX

    普通に考えればありえない、サボテンや、サソリや、ナップザックなども
    途中で感覚が無くなるほどはまってしまい、どうでも良くなりました。。。

    プレゼント一杯の最前列で満喫でした!

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