独りぼっちのブルース・レッドフィールド 公演情報 ポップンマッシュルームチキン野郎「独りぼっちのブルース・レッドフィールド」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    復讐
    チケットプレゼントにて鑑賞。110分。面白い。

    ネタバレBOX

    25年前に一家をギャングに惨殺され、銃声を近くで聞くと25年前の記憶に戻るという障害を持ったブルース(渡辺徹)は、同じく家族を殺されたインディアンのヌータウ(加藤慎吾)と協力しつつ日記で記憶を呼び戻しながら、ギャングの一団を20年以上かけて一人ひとり射殺していく。最期の敵討ちの際、相手の顔をみて動揺するブルースだったがヌータウが槍で突き殺し、復習が終わる。その夜、かつての相棒(横尾下下)が現れブルースに真相を突きつける。ブルースはヌータウへの復讐のため長い旅に出て、10年後、ヌータウと対峙し銃を突きつけるが…。

    18禁の回でなかったせいかシモは薄めだけど、その分話に入れたのかも。純粋に楽しめた。妙ちくりんなキャラで引き込み、まっとうなストーリーで心臓を射抜いてくる。ギャングがブルースの家族を殺していくシーンのシリアスさもほどよくよかった。

    実は、ブルースの一家はギャングに殺されておらず、ヌータウの子をブルースが殺したことに対する復讐だったという、確かに「明日誰かに話したくなる復讐劇」(二重の復讐)だったのは見事。看板に偽りなしだった。ヌータウの復讐劇(嘘の日記でブルースに自分の家族を殺させる)としてみると、恨みつらみの深さがうかがい知れ、恐ろしさが増す。
    ラスト、ヌータウを殺せず、銃声で記憶が戻ったブルースに(憎き敵に)「友達だ」と告げるヌータウという〆も綺麗だなと。欲を言えば、ここらへんの心の動きの表現がもっとあってもよかったと感じたけど。なんにせよ、殺さなかったブルースも心変わりしたヌータウも、憎しみの連鎖を断ち切って、新しい人生を歩んでほしいなと。

    開演前の「ビーズ物語」もまた、面白かったよ。

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    2015/02/26 18:34

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