KUDAN Projectにつきましては、 参加資格の一つである「次回公演」がまだ決定の段階にまで至っていないという理由により辞退されました。
審査員による観劇は通常どおり行われましたので、採点結果はそのまま掲載させていだきます。
KUDAN Project
採点【KUDAN Project】

とてもいいものを見させていただきました。この作品は舞台でしか見れない!演者の表現の豊かさ、演出の良さ。特に映像を使っての表現は目を見張るものがありました。正直勉強になりました。是非、足を運んで見ていただきたい。

映像と演技の見事なコンビネーション、舞台に張り巡らされた面白い仕掛け、創意工夫を凝らした二人の対話など、KUDAN Projectならではの演劇を楽しませていただきました。最後のシーンでは涙が出そうになりました。ただ、これまでの作品を拝見していて期待が大きかったせいもあり、「ミタコトモナイ≪演劇≫」を堪能するまでに至らなかったのは少し残念でした。

半分わかっていながら最前列へ。お好きな方以外は4列目椅子席以降での観劇をお薦め致します。
前二作が、圧倒的なイメージの連鎖から生まれる質感や疾走感の果てに「無」に辿り着くのに対し、今回は「無」から立ち上げるという感じ。映像の見え方が違う分、席位置で多少感じ方は変わると思いますが、その「有」を生み出す部分の速度が思うように上がっていかず、なかなかイメージが走り出さない、そんな印象を受けました。
この二人芝居シリーズや、KUDAN Project、さらに言えば「演劇」が好きだからこそ楽しめる部分が大きかったと思います。

演劇関係者の方々にとっては手品のような仕掛けや映像の使い方など非常に興味深い作品ではないかと思いました。
ただ、ストーリーで笑ったり、感動するところはあまりなかったので、一般の友達にお薦めしたい作品という感じではなかったように思います。

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