グランプリ発表

審査員(3~5名)が第一次審査を通過した10作品を、日本各地の上演会場へ伺って審査し、
最終審査会議においてグランプリの1作品を決定しました。

最終審査会議

■審査基準
下記の6項目を[5段階]で評価し、最終審査会議にてグランプリ1団体を決定しました。

1 脚本 (歌詞・テキスト) チャートサンプル
2 演出
3 出演者
4 スタッフワーク
5 制作・運営
6 家族・恋人・友人同伴のお薦め度
それでは10作品の発表です!
グランプリ
グランプリ
グランプリ
関根純一 私はこの作品に対し変に感情移入してしまい、辛めに点数をつけていました。 しかし、その後この「紅の舞う丘」が私の中でずっとくすぶり続け、10作品の中で一番印象に残った作品となっていました。 色々と考えてみると、社長の悩み、 突き進む営業の女性。。。私もベンチャー企業を立ち上げた事のある一人として 「こんなにうまく行くか」なんて感情を持ってしまい。。。。舞台でうまく表現できていたからこそ、 私のような人間が「そんなにうまくいかない」というような思いを抱いたのだと考えています。 それだけ完成度が高かったのではないでしょうか。
森静子 リアルなことをシバイでやるのは、新しさがない。舞台というメディアを使わな くても表現はできるから、そっちでやればいいと思っていた。風琴工房は、リア ルだった。仕事があって、恋があって、夢があって、悩みがあって、笑いがあっ て、ごはんを食べていた。感動した。どの登場人物を追いかけようか、どの言葉 について考えようか。
メデイアの種類なんて関係なかった。私はこのシバイを見てとっても元気にな り、そして、泣けた。優勝おめでとうございます。 
高野しのぶ 「紅の舞う丘」は期待をはるかに上回る演劇作品でした。事実を基にした現代の物語を通じて、 目に見えなくても確実に存在するものを舞台上に生み出してくださいました。
スポンサード公演となった「砂漠の音階」(再演)は8月に北海道2ヵ所、10月に東京公演がある多地域3ヵ所ツアーです。昨年の初演ではきれいな言葉に宿ったきれいな心を受け取りました。キャストが一新されて生まれ変わった「砂漠の音階」が、東京と北海道を演劇の力でしっかり結びつけくれることと期待します。
木元太郎 作品はもちろんですが、劇団としての魅力や強さも大きかったと思います。 浮かび上がるモノヅクリへの思いは、風琴工房の真っ直ぐな姿勢が生み出したもので しょう。感動だけでなく、「元気」をもらえた一本でした。
次回公演『砂漠の音階』も楽しみにしています。北海道で観れたらきっと最高ですね。
松月虎次郎 素晴らしい! 観客の皆さんの笑顔と感動が一番溢れていた作品だったように思います。

グランプリ賞金100万円を次回公演にフル活用して頂き、
多くの人々に風琴工房様の作品に触れる機会を提供して頂ければ幸いです。
個人的にもまた素晴らしい作品に出会えることを楽しみにしております。

次回公演はこりっち社員全員で見に行かせて頂きます!
KUDAN Projectにつきましては、 参加資格の一つである「次回公演」がまだ決定の段階にまで至っていないという理由により辞退されました。
審査員による観劇は通常どおり行われましたので、採点結果はそのまま掲載させていだきます。
関根純一 「本当にありがとうございました」と各関係者にはお礼が言いたい。
この審査は本当に辛かった。各劇団の皆さんに賞をあげたいと思っています。
個人的に印象に残ったものは、スローライダー「Adam:ski」の会場をうまく使っ た演出や、時間堂「ピンポン、のような」の本当にピンポンのような演者のやり とり。などなど。。。工夫に工夫を重ねた良い演劇でした。
最後に、CoRich舞台芸術!を演劇に携わっている皆さんにもっと利用していただ きたい。自分の劇団だけでなく、他の劇団の方とコミュニケーションをとったり することも、もっとお勧めします。
せっかく全国の劇団の人たちが見て登録をしているので、全国で色々な劇団との やり取りをして演劇をもっと楽しいものにしてほしいと思っています。私自身 も、演劇がすばらしいものだとみんなに伝えていけるようにがんばり続けます。
森静子 時間堂とハイバイ、それから風琴工房で迷いました。それ以外にも素晴らしいチームワーク、素敵な脚本、魅力的な役者の方々がたくさんいらっしゃいまし た。ご応募してくださった方々、ありがとうございました。
個人的に最も惹かれたのは時間堂さんの「ピンポン、のような」でした。やられ た!と思ったのはハイバイさんでした。もちろん風琴工房さんを含めたこの3団 体の方々は、私の審査基準であった「プロデュースしたいと思うか」という観点 から甲乙つけがたいものがありました。繰り返しになりますが、全ての作品に打 たれるものが必ずあり、日本の文化を支える人たちがこんなにたくさんいて、こ のような審査に携われたことに心から感謝しております。
高野しのぶ 最終審査の計10回の劇場めぐりの中で一番心に残った旅は、名古屋まで観に行っ たNEVER LOSE「廃校/366.0(後日譚)」でした。会場ロビーにCoRichのチラシを 何枚も貼って宣伝してくださり、スタッフ・出演者の皆様が審査員を暖かく迎え てくださいました。インターネットという二次元の世界での出会いが、距離を越 えて実体のある人間関係へとつながったことが実感でき、このフェスティバルの 大きな意義はここにあるのではないかと思いました。
舞台芸術は人と人とを直接つなぐ芸術です。人間は顔を合わせるからこそ、言葉 を交わすからこそ、互いに理解を深め合い、寛容な心を持てるようになるのだと 思います。舞台芸術を通じた出会いが日本全国そして世界へとつながることで、 人間はより豊かで優しい交わりを生み出していけるように思います。
インターネットの舞台芸術フェスティバル「CoRich舞台芸術まつり!」が今後も 継続して開催され、人と人との幸せな出会いを与え続けてくれることを心から 願っています。
木元太郎 「審査員が全国どこでも作品を観に行く」というのが「CoRich舞台芸術まつ り!」の特徴の一つです。東京以外の地域の劇団に可能性が広がるだけでなく、 劇団が自分たちの公演計画を維持したままフェスティバルに参加できるのは重要 なポイントです。8割近くの応募が東京の団体からだった点には正直残念な思いもありますが、 スロウライダーや快飛行家スミスの公演のように、会場に大きな意味があ る作品に出会えたことは良かったと思います。
10組の作品の中で一番ぐっと来たのは、ハイバイの一つ一つの言葉です。「気ま ずさ」や「トラウマ」等と表される空気の中で漏れる言葉は、泣きながら笑えた り等、様々な感情が溢れるようなぎゅーっと締め付けられるような、そんな力を 持っていました。
このフェスティバルを通さなければ、出会わなかった公演・団体もあったと思い ます。グランプリの風琴工房はもちろん、10組のこれからの活動も追いかけてい きたいと思います。
松月虎次郎 「CoRich舞台芸術まつり!2007春」の開催の告知をさせて頂いてから最終審査をさせて頂く間、 一番強く感じたのは「舞台芸術が好きな人の情熱はすごい!」ということでした。
劇団員も観客も審査員も、皆「愛が溢れている」と感じておりました。
個人的に情熱のある人が大好きなので、フェスティバルの間 すごく楽しく豊かな時間を過ごさせて頂きました。

新しい出会いもたくさんあり、皆様にご支援頂きました。
 PRにご協力頂きましたキャラメルボックス 加藤さん
 CoRichの情報をいち早く伝えて頂いているfringe 荻野さん
 「くりっちくん」キャラを作成して配布頂きましたNEXT 郡山さん
 福岡から盛り上げてくださっている 高崎さん
その他にもたくさんの方々にご協力頂き、感謝しております。

「CoRich舞台芸術まつり!2007春」が、むちゃくちゃ楽しかったので
「CoRich舞台芸術まつり!2008春」も開催させて頂きます!!
来年もみんなで盛り上がりましょう!


皆さんの熱い思いとともにCoRichも成長させて頂ければ幸いです。
人々の笑顔と感動と愛が溢れる空間をWeb上で作れるよう頑張ります!


最後になりましたが、「CoRich舞台芸術まつり!2007春」に参加して頂きました劇団の皆様、クチコミを投稿頂きましたCoRichメンバーの皆様、審査員の皆様、有難うございました。
ニュース その1 「CoRich舞台芸術まつり!2008春」 次回開催決定!
2008年 3~5月に開催される公演を対象とする予定です。
ニュース その2 TOKYO★1週間 さらに別途フェスティバルも進行中!
雑誌『TOKYO★1週間』とCoRichで・・・?
詳細は7/3発売号のTOKYO★1週間で!

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