
ミュージカル「カーネギーの日本人」
東京芸術劇場
東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)
2007/02/10 (土) ~ 2007/02/13 (火)公演終了
満足度★★★★
考えさせられる舞台!重いです
パンフレットに”おりも政夫”の名前を見つけ、
「懐かしい~!!フォーリーブスだぁ~」と
郷愁にかられちゃいました。
お話は、第二次大戦中にニューヨークで暮らしていた日本人たちの物語です。
おりも政夫扮する歯科医を中心に、1944年6月6日『史上最大の作戦』で有名なD-day、
ノルマンディ上陸作戦の日から始まります。
日本人とは何?と考えさせられる舞台です。

肖像 オフィーリア
シアターオルト Theatre Ort
自由学園明日館 講堂(東京都)
2007/02/01 (木) ~ 2007/02/04 (日)公演終了
旧・女学校の講堂を借景に、
旧・女学校の講堂を借景に、ビジュアルにも耳心地も、とても美しいお芝居でしたよ。
こういうのも借景というのかな? でも旧・女学校の講堂を舞台に、というのとは違うのだよなあ・・・。
じっさいの芝居も、女学校を舞台に繰り広げるシーンが沢山あって、イメエジは折り重なってその場所に堆積していく。のだけれども、それは決して物理的な(「舞台装置」と言う意味での)場所ではなくて、もっと、イメエジとか、意味とか、歴史とかが堆積した場所<トポス>としての、女学校なんですよ。
それを実際にかつて女学校だった場所でやる、というのが、一見すると場所に喚起されて場所に当て書きされた構成台本のようなのだけれど、場所の本来持つ強い物語性と、抽象度の高い舞台の進行・物語構成とがあいまって、だんだんとズレていく。ズラされていく。
心地よい90分でした。

チャンドラ・ワークス Chandra Works
少年社中
ザ・ポケット(東京都)
2007/02/07 (水) ~ 2007/02/12 (月)公演終了

繭文
黒色綺譚カナリア派
ザムザ阿佐谷(東京都)
2007/02/08 (木) ~ 2007/02/13 (火)公演終了

ぬけがら
横浜未来演劇人シアター
相鉄本多劇場(神奈川県)
2007/02/08 (木) ~ 2007/02/12 (月)公演終了

空想上洋品店
劇団ぎゃ。
ぽんプラザホール(福岡県)
2007/02/09 (金) ~ 2007/02/11 (日)公演終了
満足度★★★★
用意周到な作品
見せ方がこっていた。
かなり時間をかけて準備したんだろうなあというかんじ。
チケット、パンフ、映像、スタッフの衣装にいたるまで、こだわりが随所に見られた。

空想上洋品店
劇団ぎゃ。
ぽんプラザホール(福岡県)
2007/02/09 (金) ~ 2007/02/11 (日)公演終了
満足度★★★★
歌って踊って着替えて大忙し!
楽しかったです。制作・衣装・情宣美術・音楽・照明・小道具・・・等等、芝居周辺が充実しているのもとってもうれしい。

ぬけがら
横浜未来演劇人シアター
相鉄本多劇場(神奈川県)
2007/02/08 (木) ~ 2007/02/12 (月)公演終了
満足度★★★★
意味のある140分。
ゆったりとした座席。中央、若干上手側の好位置で満喫。
役者がいきいきと見える熱い演出でした。もし夏に観ることがあったらまた違った印象な作品かもと。

不透明な室温
劇団バームクーヘン
タイニイアリス(東京都)
2007/02/08 (木) ~ 2007/02/12 (月)公演終了
変幻自在の3トップ
今公演の作は、今村圭佑。120分。
cinra magazine STAGE【世界の劇団】 http://cinra-magazine.net/vol.12/CONTENTS/STAGE/BAUM.HTM

地獄八景・・浮世百景
北九州芸術劇場
世田谷パブリックシアター(東京都)
2007/02/09 (金) ~ 2007/02/18 (日)公演終了
満足度★★★
気楽に楽しめた♪
パンフで紹介してる落語以外にも大ネタ小ネタ、ちょっとしたくすぐりまで、いろんな落語が入れ込んであって楽しいお話でした。
冒頭で松尾貴史が「見終わってなーんにも残りません♪」みたいなことを言ってましたが、そのとおりで、頭パーにして気楽に楽しむのがよいかと。
クライマックスではちょっとカタルシスもあり(でもアホらしさは忘れず)
世田谷パブリックシアターよりもコマ劇や明治座のほうがしっくりくるような気がします(笑)。そういう意味では、期待はずれに感じる人がいるかもしれません。

正しい街
飛ぶ劇場
にしすがも創造舎 【閉館】(東京都)
2007/02/10 (土) ~ 2007/02/11 (日)公演終了
満足度★★★
携帯から投稿してみたり。
演出一つ一つのアイディアは面白いと思います。
遊びを入れてくる感じなので、世界に入り込むというよりは、観て楽しむ感じかなと。それが描きたいものと合ってないように感じる部分もありました。

浮世混浴鼠小僧次郎吉
流山児★事務所
精華小劇場(大阪府)
2007/02/09 (金) ~ 2007/02/12 (月)公演終了
満足度★★★
行ってよかった
天野さんの演出の美しさに、わあ・・と思った。大絶賛というには、物足りない部分もあるのだけど。
「おもしろかった」「おもしろくなかった」という以上に、行ってよかった・・と思える公演だった。
40年芝居続けてはる人の重さは、やはりすごい。

コオル
strange GARDEN
萬劇場(東京都)
2007/02/09 (金) ~ 2007/02/13 (火)公演終了
満足度★★
状況設定はしっかりしないと・・・
作家(主宰)の「演劇で世界を変えたい!」という思いは伝わってくる作品だったけど、状況設定を曖昧にしてしまうと、いくら上手に終わらせても、「どうして?」というコトしか残らなかったな・・・

Black Jack Pizza
仁3プロデュース
OFF OFFシアター(東京都)
2007/02/01 (木) ~ 2007/02/04 (日)公演終了

夜合樹(ねむ)
快飛行家スミス
松陰コモンズ(東京都)
2006/05/27 (土) ~ 2006/05/27 (土)公演終了
満足度★★★★
みました
タイムスリップしてしまったような感じでした。
古民家と雨とか、周囲の住民の子供の声とか、自然とBGMになってて、素敵でした。
しいて言うと、ちょっぴり短かったかなあ。後15分くらい観ていたかったです。

正しい街
飛ぶ劇場
にしすがも創造舎 【閉館】(東京都)
2007/02/10 (土) ~ 2007/02/11 (日)公演終了
満足度★★
設定の陳腐さから抜け出せず
閉鎖的コミュニティで進行する頽廃を、外部からそのコミュニティを訪れたものが目にしていく、という構造の物語。
ちらし裏にあった劇評の転載にあるように、RPG的展開で、そういったゲームを連想させる仕掛けの演劇への導入(ト書き朗読の文体など)は面白い。
しかしこの異常コミュニティが「宗教カルト」とした時点で、観客の脳味噌内の想像力を開くのが一気に難しくなってしまうのだ。われわれが想像する現実よりはるかに突出した異常性をもったオウム事件をわれわれは知っているからである。フィクションのレベルでもすでにオウムの呪縛から逃れるのは難しいのだ。
この設定の陳腐さから、「正しい街」も逃れ得なかったというのが私の印象である。予定調和の中の驚きのない物語。個々の人物造形の精密さ、役者の表現力もいまひとつ。

浮世混浴鼠小僧次郎吉
流山児★事務所
精華小劇場(大阪府)
2007/02/09 (金) ~ 2007/02/12 (月)公演終了

夜合樹(ねむ)
快飛行家スミス
松陰コモンズ(東京都)
2006/05/27 (土) ~ 2006/05/27 (土)公演終了
満足度★★★★
雨
古民家での芝居。
季節柄天候は雨。でもそれが良かった、かな。
話の内容も雨。
窓も開け放したままの、物凄い開放感のなかの語りだった。
雨の季節に雨の話。運も実力のうち、かな。

父と暮せば
劇団青年座
小劇場 楽園(東京都)
2007/02/10 (土) ~ 2007/02/12 (月)公演終了
満足度★★★
「一人語り」から「一人芝居」へ
昨年の青年座劇場でのスタジオ公演では「一人語り」と銘打っていたものから今回は「一人芝居」と副題を変えての上演
オリジナルでも映画でも「おとったん」は《実態》として眼前に居るのがこの戯曲のポイントと言えばポイントなのだが、それを一人語りにすることで、主人公の心中の煩悶というものが際立っていた。

繭文
黒色綺譚カナリア派
ザムザ阿佐谷(東京都)
2007/02/08 (木) ~ 2007/02/13 (火)公演終了
満足度★★★
ポップに軽やかに
この劇団独特の懐古調の雰囲気は残しつつも、アングラ風味は影を潜めポップで軽やかな舞台に仕上がっていました。
主人公の引篭もりな小説家である、次男の飄々としたキャラクターが魅力的です。この次男に振り回される兄弟姉妹もそれぞれ個性的で、バラエティ豊かな演技が楽しめました。