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朧の森に棲む鬼

朧の森に棲む鬼

松竹

新橋演舞場(東京都)

2006/12/29 (金) ~ 2007/01/27 (土)公演終了

満足度★★★★

最後が少し残念
「朧の森に棲む鬼」を観てきました。
(2006/01/06 at 新橋演舞場)

(以降、いきなりネタばれでグダグダなので要注意)

ネタバレBOX

敵の敵は味方という感じで集まるパートはやはり真骨頂。

一方で残念だったのは、最後の台詞がマイクにかかった水のせい
で聴き取り不可能になってしまったこと。
最後の大見得が意味不明になってしまった。


新感線の芝居ももう何度か観てきたせいか、伏線の張り方も分か
ってきて、振られた時点で、あとはこれをどの時点でどういう風
にして落とすのかを待つようになってきた。
ただし、それを除いても、今回はカタルシスを感じる部分が少な
かったような気がするのは気のせいか。
カタルシスを感じさせるにはライが朧の森の主たちの力を簡単に
受容し過ぎたところが分かりづらくなってしまった要因かなあ。


話とキャラ(性格と外見)は、手塚治虫っぽい部分がちょっと好
きだったりする。(話としては「百物語」あたり。)
まぁ「百物語」は「ファウスト」がベースだったりするし、それ
以前にあれとは違って主人公は黒いし、そもそもベースはシェー
クスピアっぽいから…
ううむ、書きながら訳判らなくなってきた。




舞台の仕掛けは照明効果も舞台装置も相変わらず凄いなぁと思う
し、そもそもが好きな題材やキャラだったのだが、それ故に余計
あともう少しが欲しかったかなあということで。
うなさかのうた~海境之謡~

うなさかのうた~海境之謡~

演劇ユニット 金の蜥蜴

ブディストホール(東京都)

2007/03/01 (木) ~ 2007/03/04 (日)公演終了

満足度★★★★★

しっかりと堪能させていただきました。
「うなさかのうた−海境の謡−」のマチネの回を観てきました。
(2007/03/04 at 築地本願寺ブディストホール)


中央付近の席で前の人の背が少し高かったので舞台中央が見えづ
らい場所ではあったのですが、小屋は前回公演の「赤月夜」より
大きな小屋であったので、全体の鑑賞にはなんとか困らない程度。

で、今回も(というよりはこのユニットのコンセプトである)
能と芝居の融合ということでより多くのものを楽しむ事ができ
ました。

ネタバレBOX

惜しむらくは舞台の広さ(というよりは構造?)
前回よりも役者が増え、殺陣や能のスケールも広がった分、もう
少し広い舞台で観たかったかな。小屋の規模は大きくなくても
例えば赤坂DIE PLATZみたいに客席とシームレスで広々と演じ
られるところのほうが、より伸び伸びと演じられる事が出来た
かな。
その状態で照明などの演出効果も今回のように凝っているのを
やってもらえればなおベスト。
観ているとそれだけの可能性がいろいろな部分で見えている
ので、それがなおのこと残念でした。

とはいっても、能にしても殺陣にしてもキャラの立て方にして
も内容にしても良前回よりさらにスケールアップしたようで良
かった。

能は、前半の善如による芝居とのシームレスなものも、不比等
の少々ユニークな現代語訳の舞も凄く今後の可能性を感じられ
たし、後半の見せ場となる龍神祭の不比等と善如と竜女たちの
シーンに至っては本職能楽師の山井綱雄に対して暮川彰と女性
陣がある種束になってかかって行くという芝居上と現実の二重
の構図に見えて面白かった。(そのために暮川彰自身が前回よ
りやや引いた位置にいるというバランスも。)

笑いに関しては、これも詰め込み過ぎるとバランス悪くなるの
でやや抑えめにしたのかな。その分人数が多くてもそれぞれの
キャラを立たせるシーンがけっこうありバランスよかったと思
います。

殺陣はホント奇麗なのでもっと観たいという欲求にかられたなぁ。
能の方はそれじたいの密度の濃さがあったので、それとのバラ
ンスとして同じ尺、同じものでももっと広い場所であればより
生き生きと出来たような気がしました。
また、この殺陣が今回の山口喬司演じる沙羯羅のキャラクタの
良さを思い切り引き立てていたように思います。

キャラ立ては役割がはっきり分かれていてうまかったなぁ。
というよりは各自見せ場ありな上にそれぞれがはまっていて、
安心して観ていられました。

唯一もう少し欲しかったのが、山井綱雄一人二役のひとつと
なる房前のキャラクタ。不比等との色分けが見え隠れしていた
のですがここはもう少し落差を作って欲しかった。そうすると
ラストがより生きてきたのになぁとそこは少しだけ残念。

で、話の展開も根っこの話がしっかりしている分、奇麗に落ち
着いて膨らませられていて「ここがこういう形で発展する」と
いうことをあざとく感じる事も無くみせることができていて
素晴らしかった。
前回も感じたのですが、何よりも話としてのうまさを感じま
した。
ブレが無い分芝居の方も突き詰めていくとなお面白くなりそう。

キャストにしても舞台効果にしても凄く可能性を感じる分、
強く思いました。

ということでしっかりと堪能させていただきました。
次回も楽しみにしています。
ミセモノ

ミセモノ

トノチョ´

ザ・ポケット(東京都)

2007/02/28 (水) ~ 2007/03/04 (日)公演終了

Who Are You ? Who Am I ? II

Who Are You ? Who Am I ? II

RUSH!!

扇谷記念スタジオ・シアターZOO(北海道)

2007/02/09 (金) ~ 2007/02/11 (日)公演終了

満足度★★★★

一度では
理解できなかったので もう1度観ればよかったと後悔しました‥

初雷

初雷

文学座

紀伊國屋ホール(東京都)

2007/02/23 (金) ~ 2007/03/05 (月)公演終了

200703051400
200703051400@紀伊國屋ホール
2h30m休憩有り
今年観た作品では「ぬけがら」と並ぶ良脚本。

うなさかのうた~海境之謡~

うなさかのうた~海境之謡~

演劇ユニット 金の蜥蜴

ブディストホール(東京都)

2007/03/01 (木) ~ 2007/03/04 (日)公演終了

満足度★★★★

余は満足じゃ
古典作品の口語訳・現代語訳のような感覚が神話・伝説系の題材とうまくマッチしているのみならず、ユーモア、アクション、感動も盛り込むという、他に類を見ないユニークな公演。余は満足じゃ。

パレスチナの秋(とき)

パレスチナの秋(とき)

パレスチナ・キャラバン

テルプシコール(TERPSICHORE)(東京都)

2007/03/02 (金) ~ 2007/03/02 (金)公演終了

日本にない人生観
日本の演劇人、舞踏家、ミュージシャンと専門スタッフが、パレスチナのアーティストと共同で演劇作品を創作し、2007年10月にパレスチナ各地と日本の数都市をテント演劇で巡演する「パレスチナ・キャラバン」のプレ企画である、「パレスティナの秋」。今回は、アラブの詩人・ダルウィーシュ「壁に描く」を、大久保鷹、西田シャトナーら異色の組み合わせで、朗読劇に構成したものを上演した。

ネタバレBOX

何しろ、詩なので、理解するのがとても難しい。最初、今ひとつ乗りきれなかったのですが、中途、背景に、紛争で亡くなった男性が映し出されてからは、平和な日本とは全く違う人生観を持って生きている人々の輪郭がくっきりとして、思わず引き込まれた。
踊りに行くぜvol.7 SPECIAL IN TOKYO

踊りに行くぜvol.7 SPECIAL IN TOKYO

JCDN

アサヒ・アートスクエア(東京都)

2007/03/02 (金) ~ 2007/03/03 (土)公演終了

満足度★★★

茅ヶ崎の新人に注目
コンテンポラリー・ダンスの狭い世界では、面白い新人が出てきても、なかなか観客が発見するのは難しいもの。その中で、JCDNのこの『踊りに行くぜ』は、全国各地に散らばる新人の作品が観られるのだから、たまらない。その点では、既に評価を得ている山下残や康本雅子さんはもちろんのこと、茅ヶ崎オーディションからあがってきたという、まだ大学生の酒井幸菜さんに目が惹かれた。寝返りのポーズから連想する面白い動きを中心に、明るく、ほのぼのとした世界を展開。もっと観たくなる人でした。

絵空事を描いた父

絵空事を描いた父

演劇集団壺会

インディペンデントシアターOji(東京都)

2007/02/16 (金) ~ 2007/02/19 (月)公演終了

満足度★★★

女性ならではの美しい空間
端整な顔だちの女優さんたち、衣装、舞台芸術、音楽、照明・・・と、すべてにこだわりの感じられる、美しい空間でした。女の子たちの間のちょっとした会話でも、女性作家ならではの感性がびんびん伝わってきます。ただ、父親と娘たちとの関係性がもう少し色濃く描かれたほうが、観客に伝わりやすい作品になったような気がします。

TOWER OF LOVE

TOWER OF LOVE

とくお組

ギャラリーLE DECO(東京都)

2007/02/21 (水) ~ 2007/03/04 (日)公演終了

満足度★★★★★

最高
最高でした。
別の角度からも見たくてたまりませんでした。

次回も必ず行きます。

東京芸術劇場シアターオペラ

東京芸術劇場シアターオペラ

東京芸術劇場

東京芸術劇場 コンサートホール(東京都)

2007/03/03 (土) ~ 2007/03/03 (土)公演終了

満足度★★★★★

感激!
ジョン・健・ヌッツォさんの生歌には感激!
林正子さんのやわらかな歌声にもほれぼれしました。さっそく林正子さんが出演する来週のコンサートのチケットをとってしまいました。

ネタバレBOX

オーケストラの前のちょっとした仮説スペースでの舞台でした。
衣装も女性は白いワンピース。男性はシャツやスーツなどのシンプルな構成。
字幕が表示されるので、わかりやすいです。
ホールにはこのオペラをイメージしたアレンジメントが飾られていました。
Nf3 Nf6

Nf3 Nf6

パラドックス定数

planB(東京都)

2006/11/30 (木) ~ 2006/12/03 (日)公演終了

満足度★★★★★

面白い!
面白い!
男二人芝居。
ユダヤの強制収容所の地下にある将校の部屋、チェスをめぐる物語。
とても静かに進んでいく。少しずつ明らかになっていく、二人の関係・過去・どうすることもできない隔たり。


いやあ。面白かった。
久しぶりに、ここが劇場である、ということを忘れてたくらい、集中して観てた。
部屋の隅でのぞき見。

プライベート・ジョーク

プライベート・ジョーク

パラドックス定数

サンモールスタジオ(東京都)

2007/03/01 (木) ~ 2007/03/04 (日)公演終了

満足度★★★★

濃厚
やはり面白かった。
濃厚な空気。

ネタバレBOX

二時間、紡ぎ出される言葉と空気をとりこぼさないように、集中を必要とされる。心地よい疲労。

劇中に読まれる白い鳥の詩がとてつもなく好きです。
どっぷりぬるま湯おんせん街

どっぷりぬるま湯おんせん街

KUSARE芸道R

シアターブラッツ(東京都)

2007/01/25 (木) ~ 2007/01/28 (日)公演終了

満足度★★★★

2回観ちゃいました
ベタな喜劇(「コメディ」ではなく「喜劇」な感じ)に見せかけておいて、実はその奥に人情があったり、モロモロ計算されていたり、文字通り「笑いと感動の名作」な感じで満足度高し

アタッテル88 -6つの嘘-

アタッテル88 -6つの嘘-

カリフォルニアバカンス

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2007/01/26 (金) ~ 2007/01/30 (火)公演終了

満足度★★★★

こちらはサスペンス
アタマ10分ほどはコメディ・サイドの「黒いボタン」と共通ながら、こちらは息詰まるようなサスペンス。ダークでビターな結末が「黒いボタン」の中のセリフによって緩和される仕掛けも巧い

アタッテル88 -黒いボタン-

アタッテル88 -黒いボタン-

カリフォルニアバカンス

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2007/01/27 (土) ~ 2007/01/31 (水)公演終了

満足度★★★

アイデアに感服
開場時から仕込んでおいたネタを使って観客参加型のオープニングにし、しかもそれが劇中のクイズ番組の回想シーンになっているというアイデアに感服

たまたま、素敵。

たまたま、素敵。

“STRAYDOG”

サンモールスタジオ(東京都)

2007/01/23 (火) ~ 2007/01/28 (日)公演終了

満足度★★★★★

通算3度目
大好きな作品で、00年10月の初演、02年8月の再演と過去2回観ているのにもかかわらず、終盤の遺書が見つかるシーン以降の怒濤の優しさ攻撃にはやはり泣ける

ボクのサンキュウ

ボクのサンキュウ

“STRAYDOG”

サンモールスタジオ(東京都)

2007/01/24 (水) ~ 2007/01/29 (月)公演終了

満足度★★★

異種格闘技バトルロワイアル
作・演出が元ランニングシアターダッシュで客演にイキウメと演劇集団キャラメルボックスを迎えるという異種格闘技バトルロワイアルのような組み合わせを楽しむ

エロドラマ

エロドラマ

X-QUEST

サンモールスタジオ(東京都)

2007/01/13 (土) ~ 2007/01/21 (日)公演終了

満足度★★★

初日と楽を観まして…
初日にあった漠然とした違和感・異物感が大楽では見事にこなれていたことに感心。がしかし、エンディングについては『A.I.』を想起させる初演の演出の方が好きだなぁ

笑顔の砦

笑顔の砦

庭劇団ペニノ

駅前劇場(東京都)

2007/02/22 (木) ~ 2007/03/04 (日)公演終了

2007・03/04
駅前劇場。センター5列目で観劇。

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