朧の森に棲む鬼 公演情報 松竹「朧の森に棲む鬼」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    最後が少し残念
    「朧の森に棲む鬼」を観てきました。
    (2006/01/06 at 新橋演舞場)

    (以降、いきなりネタばれでグダグダなので要注意)

    ネタバレBOX

    敵の敵は味方という感じで集まるパートはやはり真骨頂。

    一方で残念だったのは、最後の台詞がマイクにかかった水のせい
    で聴き取り不可能になってしまったこと。
    最後の大見得が意味不明になってしまった。


    新感線の芝居ももう何度か観てきたせいか、伏線の張り方も分か
    ってきて、振られた時点で、あとはこれをどの時点でどういう風
    にして落とすのかを待つようになってきた。
    ただし、それを除いても、今回はカタルシスを感じる部分が少な
    かったような気がするのは気のせいか。
    カタルシスを感じさせるにはライが朧の森の主たちの力を簡単に
    受容し過ぎたところが分かりづらくなってしまった要因かなあ。


    話とキャラ(性格と外見)は、手塚治虫っぽい部分がちょっと好
    きだったりする。(話としては「百物語」あたり。)
    まぁ「百物語」は「ファウスト」がベースだったりするし、それ
    以前にあれとは違って主人公は黒いし、そもそもベースはシェー
    クスピアっぽいから…
    ううむ、書きながら訳判らなくなってきた。




    舞台の仕掛けは照明効果も舞台装置も相変わらず凄いなぁと思う
    し、そもそもが好きな題材やキャラだったのだが、それ故に余計
    あともう少しが欲しかったかなあということで。

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    2007/03/05 21:13

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