最新の観てきた!クチコミ一覧

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地球儀のはしっこの街のナマエは

地球儀のはしっこの街のナマエは

ノアノオモチャバコ

サンモールスタジオ(東京都)

2007/10/04 (木) ~ 2007/10/08 (月)公演終了

満足度★★

物足りない。
舞台の使い方や人の動きはとてもおもしろいんだけど、なんかぐぐっと来るものがなかったな。最前列で観たのに。迫力というのかエネルギーというのか。お話自体もなんだか散漫な印象でした。

ネタバレBOX

北に逃げてきた男の話かと思いきや、あまり男のエピソードは生かされず、村を2分する争いに発展する財宝船の話がメインに来てしまって。さらに村を襲っている異常気象と。どうつながりがあるのか、帰着点をどこにしたいのかがわからなかったです。
獅子吼 ~シンハ・ナーダ~

獅子吼 ~シンハ・ナーダ~

innocentsphere

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2007/10/04 (木) ~ 2007/10/07 (日)公演終了

10月4日(木)S
社会派直球勝負。スケールの大きな世界。

その夜の侍

その夜の侍

THE SHAMPOO HAT

ザ・スズナリ(東京都)

2007/09/29 (土) ~ 2007/10/08 (月)公演終了

10月3日(水)S
強引な展開ながらも独特の世界に心が震える。漢を見た!

ミザリー

ミザリー

コマ・プロダクション

シアターアプル(東京都)

2007/09/29 (土) ~ 2007/10/10 (水)公演終了

満足度★★★

恐怖と笑いは背中合わせ?!
二人しか居ない舞台なのに、全然、緊張感が揺るがないのが
本当に素晴らしい!
恐いんだけど可笑しくて、ヒドイんだけどラブリーでもある。
予想のつかない自分の想像を超えて起こる出来事に接してし
まった時、人は底知れぬ恐怖を感じるのかもしれません…。
お二人の熱演に、大拍手です!!

慈善 MUST BE DIE / マシュマロ・ホイップ・パンク・ロック

慈善 MUST BE DIE / マシュマロ・ホイップ・パンク・ロック

MCR

ザ・ポケット(東京都)

2007/10/03 (水) ~ 2007/10/14 (日)公演終了

満足度★★★

マシュマロ・ホイップ・パンク・ロック
ネタ的に、エグいスレスレのラインを走りながらも、振り返る余地を与えず笑わせ続ける、見事な構成。決して「演技で魅せます」とかではないんだけど、そのリアリティの削ぎ落とし方がかえって吉とでてるかんじ。コント的なスピードで次から次へと繰り出される、気の利いた台詞の数々。篠本美帆さんの「卑屈なくせにためらいがない」ねじれたキャラクターに大笑いしました。

ネタバレBOX

後半、やや蛇足だなあとおもうシーンも。セックスについて男女が語るくだりとか。そりゃたしかに言いたいこともあるだろうけれど、せっかくそこまでそのスピードで来てるんだから、一言二言でさらっとキメてほしかった。なんかそのあたりは、頭がよすぎるゆえの苦悩という気もします。もっと馬鹿になって。You must be 馬鹿。
その夜の侍

その夜の侍

THE SHAMPOO HAT

ザ・スズナリ(東京都)

2007/09/29 (土) ~ 2007/10/08 (月)公演終了

満足度★★

はじめて見ました
かの宅間守を彷彿とさせるような、良心の呵責も他人の事情も全く意に介さない「怪物」と、そいつに最愛のひとを殺された男の復讐(?)劇。慣れた身のこなしだなあと感心する場面は多々あるも、肝心の暴力シーンがいまひとつ。

ネタバレBOX

あんまり痛くなさそうなのに鼻血でてたり。そんなに声あげるものか?と思ってしまったり。「怪物」男に対するリアクション(怯え、なども含めて)が過剰におもえるの。うーむ……いや、リアクションを抑えろというより、「怪物」側の沸点がもっとあがってればいいバランスで見えるんでしょうけどね。そしてそれを想定して書かれた脚本のような気もしますし。あの空間を、観客席も含めて満たすくらいの「恐怖」の空気がつたわらないと難しいとおもう。物理的にどうしたらいいのかは私ごときにアイデアは出せないのですが…。

なんかそこの芯がしっかりしてれば、主人公のおっさんのへタレっぷりも強調されて、もっと愛せる作品になったんじゃないかとおもいます。

もうひとつ言うと、妹が殺されていながら犯人の男の身の安全ばかり心配する青木の気持ちが全くわからない。成り行き上そうなってしまった特殊な事情があったのかもしれないけど、そういう言及も見当たらないし。なぜこんなにみんな温情的なの?
獅子吼 ~シンハ・ナーダ~

獅子吼 ~シンハ・ナーダ~

innocentsphere

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2007/10/04 (木) ~ 2007/10/07 (日)公演終了

満足度★★

描くテーマが結果的にズレてない?
広い舞台に大きく作られた、3段の高さの抽象的なセット、それはピンポイントで描かれた話とあまりにギャップがありすぎ。114分。

ネタバレBOX

入れ子構造での話の構成が活きていない。大外枠である現代の、社会の姿勢に対する警鐘、主人公の自責の念が一番の核心なのに、内側の離島での沖縄戦の現実?が物語の大半を占めてしまっているために、肝心の外枠が蛇足気味。せっかく最近のニュースとテーマがかぶっているだけにこの点はもったいない。

現代の若手の作家が第二次世界大戦のことについて描くことを否定はしないが、さもこれがリアルだと思わせるように振りかざして提示するのは、作家の思考上・思想上のリアルを押しつけられたようで受け入れ難い。

冒頭の彷徨う魂達の求めた真実、これについてもちゃんと落とし前がついたとは思えないのだが…。

役者、大きな劇場+極限状態の設定だからとはいえ声張り上げすぎ。特に男優陣が聞き取りづらい。
Tingel GRIMM ティンゲル・グリム -眠れぬ森のおどけ奇譚-

Tingel GRIMM ティンゲル・グリム -眠れぬ森のおどけ奇譚-

まつもと市民芸術館

にしすがも創造舎 【閉館】(東京都)

2007/10/04 (木) ~ 2007/10/14 (日)公演終了

満足度★★★

絵にすると美しいのだけれど
何だか全体的には曖昧というか、弾けてない印象。
初日だから?
でもやりたいことはおもしろいから、ぜひやりきって欲しいです。

越前ファンタジア

越前ファンタジア

OSK日本歌劇団

越前市文化センター(福井県)

2007/10/03 (水) ~ 2007/11/04 (日)公演終了

満足度★★★★

初日
オープニングは聞き覚えが有る…天神祭だ!(越前バージョンになってました)景気よくスタート。悩殺されそうな娘役さんのカッコいいダンス。こころちゃんが愛くるしいラインダンス。もちろん黒燕尾の群舞。また、仕事の合間にきま~す。

豚と真珠湾

豚と真珠湾

劇団俳優座

俳優座劇場(東京都)

2007/10/04 (木) ~ 2007/10/14 (日)公演終了

戦争を見る角度が新しい。
男優陣のキャラの際立ちかたもよい。

過剰サスペンス劇場「家政婦はいた」

過剰サスペンス劇場「家政婦はいた」

マダマダムーン

サンモールスタジオ(東京都)

2007/09/27 (木) ~ 2007/10/01 (月)公演終了

マダマダムーン観劇
女性を描くのがウマイと思った。
それぞれ特徴、思惑のある女性たち。
過剰、しかしキメの瞬間はやりすぎず絶妙なニュアンスで演出されている。
リアルすぎず、ニセモノすぎないそれぞれのキャラクターはどれも愛すべき人々だった。

ATTLIVE5

ATTLIVE5

ATT

国立オリンピック記念青少年総合センター・カルチャー棟・小ホール(東京都)

2007/09/21 (金) ~ 2007/09/21 (金)公演終了

満足度★★★★

より洗練されてきているのに感心
いつものように脱力系のナンセンスショートストーリーと他に類を見ないホンキ・実戦系アクションの組み合わせだが、おバカなギャグを見ていると「ホントにこの面々がアクションを演るのか?」というくらいギャップがあって、それがまた楽しい。

そのショートストーリーも回を重ねるにつれて、より洗練されてきているのに感心。今回は1編目の出だしがかつての連作ショートコント風だったり、2編目に大喜利風のパートをストーリーに組み込んだりというのが特に見事。

Mirror

Mirror

jorro

インディペンデントシアターOji(東京都)

2007/10/04 (木) ~ 2007/10/08 (月)公演終了

満足度★★★★

青年男女の恋愛風景
よくできていた。
上演時間は80分ほど。
雰囲気の作り方はとてもいい。
おおむね楽しめた。

しかしポツドールの亜流という感じでどうしても見てしまう。
登場人物の偏差値が若干ポツドールより上って感じで。

月とテロル

月とテロル

神様プロデュース

インディペンデントシアターOji(東京都)

2007/09/27 (木) ~ 2007/10/01 (月)公演終了

満足度★★★

虚構化の表現力
「人間は所詮、記号でしかない」という言葉が良く使われています。

記号の意味するものは?

って・・堅く考えていたら、この物語の登場人物は、タロットカードの大アルカナ22枚を象徴する22名という事で、タロットの表す月をイメージして作ってるみたい。。

もっとも、ワタクシ、タロットは良く知らないんだよね。。





小早川春人は、売れていない作家(=アルカナ「18.月」)です。
彼は、彼の目を通して見た、自分の周囲を物語にしようと試みますが、出版社にダメ押しされ、その作品の評価に一喜一憂します。


出版社からは見放され、絶望の果てにとあるテロ事件を起こします。

それは抑圧された自らの思想を主張するための最終的な強硬手段でした。

結局彼は、自ら輝くことの出来ない、けれども夜空に燦然と君臨するタロットの「月」ですが、それは太陽の存在によって照らされている。という事に気がつきます。。

最終的には大した要求もなくテロ事件を起こし、自害しますがそれまでのスピードある展開やコミカルな会話劇はセンスがあり、場面場面での面白さも観ていて飽きないし笑える。


この物語は現実とは程遠い虚構化する表現ということだが、そもそも、劇自体が虚像でしょ?

どうせ嘘話なら、最後の終わり方に気を使って欲しいよね。

・・つまり作家はピストルで脳を撃って自害するわけだけれど、そこには希望が全然ない。


観客の好みにもよるけれど、ワタクシ達が何のためにわざわざ時間を作って観に行くか?


2時間という時間の枠の中で夢や希望や楽しさや・・ほろりとした温かいものに満たされて明日の意欲に繋がる訳でしょう?


最後があれで満たされる?
そこに夢や希望やファンタジーがあるの?



「作品と自分(主観)の間に一線を引くことがとても難しいのです。 」って脚本家の言葉だけれど・・・


小難しい事は考えず、あれだけの早いテンポとセンスある笑いを提供できるなら、終わり方も考えて欲しかった。(・・)


っつーことで、嗜好に合わなかったのは最後だけ。
他は良かったっ!(^0^)





鬼が見る 夢の名は修羅

鬼が見る 夢の名は修羅

劇団TIME LIMITS

相鉄本多劇場(神奈川県)

2007/09/20 (木) ~ 2007/09/24 (月)公演終了

満足度★★★★

伝奇系アクション時代劇
前半は若干冗長な感があるが、後半は1つの大きな流れになり、登場人物それぞれの相棒、上司や部下、恋した相手などに対する「想い(あるいは思いやり)」などが表現され(これがイイんだなぁ)切ない幕切れまで一気で見応えがあるので休憩なし2時間半とやや長めながら、さほどその長さは感じず。

ところで由那を筆頭に女性キャラの死に際がそれぞれ良いのは脚本が女性によるものだからか?

一方、これは前半だけれど、遊郭の見習いのコがギャルピースをしたり、尾行する時にかえって目立つんじゃね?なファッションサングラスで変装(?)するなんて時代設定を無視した小ワザも好き。

時代設定無視といえば、このテの作品では定番化した印象もあるけれど、新旧とり混ぜた衣装もステキ。鬼側と人間側を往き来する人物の衣装による表現もナイス。

また、音楽も三味線からプログレ系、セミ・クラシック系まで各種取り入れてそれぞれ合っていたのが○。

Time Trouble 齢30

Time Trouble 齢30

劇団虎のこ

ギャラリーLE DECO(東京都)

2007/09/04 (火) ~ 2007/09/23 (日)公演終了

満足度★★★★

D:30を迎えようとする女達 Under30
Cチーム同様フレッシュな感じ。

総論的には芝居自体が面白いことに加えて6チームそれぞれに特色があるので全部観ても楽しかった、と言うよりむしろ全部観たのでより楽しめた。

さらに初演(未見)は萬スタジオ(現・萬劇場)だったのが今回は Gallery LE DECO 5(しかも3方囲みの客席)で、劇中設定の「渋谷の雑居ビルの1フロアに構えた事務所」に近く、臨場感もあって○

Time Trouble 齢30

Time Trouble 齢30

劇団虎のこ

ギャラリーLE DECO(東京都)

2007/09/04 (火) ~ 2007/09/23 (日)公演終了

満足度★★★★

E:30越えのオヤジ達 Over30
6チーム中最年長らしく落ち着いた感じの仕上がり。その意味ではFチーム同様、オーソドックスとも言える。しかし、このバージョンだけ主人公がメガネではなく代わりに「10%」がメガネだったのは何故?

JIRU II 【re:start】

JIRU II 【re:start】

プロデュース集団『JIRU』

ウエストエンドスタジオ(東京都)

2007/09/18 (火) ~ 2007/09/23 (日)公演終了

満足度★★★

ピカレスク系コメディ
登場人物の大半が胡散臭かったりアヤしかったりするピカレスク系コメディ。中盤にもう少しテンポがあればドタバタ感があって面白かったろうし、終盤の美術品価格批判はもう少し掘り下げて欲しかった。
一方、美術館を表現した舞台美術はとても良い。

SOUL FLOWER

SOUL FLOWER

ACTOR’S TRASH ASSH

ザ・ポケット(東京都)

2007/03/28 (水) ~ 2007/04/01 (日)公演終了

個別で観るか、全体を見るか。
個人的に「観る」は芝居に使い、それ以外を「見る」としています。場面ごとの繋ぎが暗転の中の映像でした。それが挟まれる度に前後の場面に若干の差異を感じたのです。なので、ある意味でオムニバスだった様な気もしなくないのです。個別に観たら芝居です。でも全体で見るとそれ以外のものを見ていた様な感覚があります。

昇鳴蛇 ‐CRY:ME SNAKE‐ 

昇鳴蛇 ‐CRY:ME SNAKE‐ 

エムキチビート

阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)

2007/03/30 (金) ~ 2007/04/03 (火)公演終了

その蛇は脊髄を昇った。
観ていて2回くらいゾクッとしたのです。両隣の見ず知らずのお客さんは盛り上がりの場面でグスっとしていました。団体に対して失礼な言葉として捉えないで欲しいのですが、「なんでこんな人がこんなトコに…」みたいな役者が複数紛れていました。そんな方々が出たくなる芝居なんでしょうね。順番がおかしくなりますが、あの始まり方は卑怯です。カッコ良過ぎる。

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