
星屑とボタン
三角フラスコ
こまばアゴラ劇場(東京都)
2007/10/19 (金) ~ 2007/10/21 (日)公演終了
満足度★
伝えたいことがわかりにくい。
一番描きたいことは人なのか、場所なのか、想いなのか、全然つかめず。空間・時間の飛び方や登場人物の在り方も不可解。86分。

腹筋善之介 超本気一人芝居 Big Bell
吉本興業
駅前劇場(東京都)
2007/10/12 (金) ~ 2007/10/14 (日)公演終了
満足度★★★
確実におもしろいけど、疲れる
確実におもしろいけど、疲れる。
ひとり芝居というものを初めて観た。腹筋善之介のは、また独特の形態の芝居なのかと思うが、彼の所作・言葉にずっと集中し続けた状態で進む為、腹筋本人も相当疲れるだろうが、観てる方もかなり消耗する。
1時間半くらいがいいところではないだろうか。
ストーリ中に出てくるキャラが、前作のあれだったり、それ以前のあれと関係があったりと、大きな目にみたときに伏線が沢山あって、長年のファンはそれだけ楽しめる。

海野広大 戦います
脱線劇団PAGE・ONE パートII
シアターブラッツ(東京都)
2007/10/11 (木) ~ 2007/10/14 (日)公演終了

15 minutes made vol.2
Mrs.fictions
ザムザ阿佐谷(東京都)
2007/10/18 (木) ~ 2007/10/21 (日)公演終了
満足度★★★★
「柿喰う客」圧巻
7団体、それぞれ色々な持ち味を持っている劇団が集結した15分間オムニバス。
どちらかというと若い劇団が多い中、やはり圧倒されたのが「柿喰う客」。ものすごいパワー、運動量。(次公演と同じ衣装でしょうか、)衣装までも凝っています。
観客の心を一番引っ張っていたと思います。
あとやはり気になったのが、「ろりえ」。
会話のテンポも早く、遅く、また早く。細かいところまで演出が入っているよう感じました。
そして後半。女性が濡れるとエロさを感じてしまうのはどうしてでしょうか(笑
ちょっとドキドキしてしまいました。水モノをああやって使うこと自体、舞台に光が入るのは当然ですし、悪く言えばヒキョウな手口ですが、やぱり衝撃的。素敵な舞台でした。

15 minutes made vol.2
Mrs.fictions
ザムザ阿佐谷(東京都)
2007/10/18 (木) ~ 2007/10/21 (日)公演終了
ごっつぁんです
全劇団初観劇
1)虎のこ
劇団紹介文にあった「圧倒的なスピード感とテンポ」が見られなかったのが残念。
でも、普通にイイ話でした。
2)多少婦人
前半と後半で異なる作・演出の作品。
後半の、言葉遊びとフィジカルな表現が好み。
スピーカーからの声がもっと聞き取りやすいと良かった。
3)ろりえ
会話の間とズレが楽しい。と思っていたら最後は強引な力技で持っていかれた。
次の本公演(2008年4月25日~28日早稲田どらま館)を見ることに決めた。
4)圧力団体イクチヲテスガ
「アルゴリズム体操」みたいな、ぶつからないダンスは面白かった。
豚肉役を厭味なく演じられる豊田可奈子が貴重な存在。
5)M.O.E Project
「萌え」の忠実な舞台化。
単なる真似ではなく、かつ過剰にもならない絶妙なツボを狙っているのか!?
次回公演(12月21日~23日浅草橋アドリブ小劇場)多分見る。
6)柿食う客
99%パワー芝居。ラストショットだけ静かなオチ。
本公演ではどういうバランスでやるのかな。
7)Mrs.fictions
パンフレット記載の作品紹介を読んで抱いた期待を超えず。

籠釣瓶花街酔醒
サニーサイドウォーカー
シアターブラッツ(東京都)
2007/10/16 (火) ~ 2007/10/21 (日)公演終了
満足度★★★★★
猛烈に面白い。
猛烈に面白い。集客力はキャラメルボックスのファンによるところが大きいような気がするが、それをさておいても、めちゃくちゃ面白い作品。
広報宣伝をうまくやればロングランでいけるはずなのに、なぜこんなに短期間な公演なのだろう。
公演タイトルは「かごつるべ さとの えいざめ」と読み、歌舞伎作品の1つ。今回の公演は、この「かごつるべ~」を絡め込んで山元清多が現代演劇の戯曲に落とし込んだ作品。
解説というのか内容の話は誰かにまかせる。。。
ともかく面白い。
あと。西沢栄治の演出作品を観るのはこれで3作目だが、ハズレがない。

そのときどきによって
タテヨコ企画
Galeri KATAK・KATAK(東京都)
2007/10/17 (水) ~ 2007/11/11 (日)公演終了
満足度★★★★★
太陽の光の中で観るお芝居
観た。
良い作品だった。
同じ時刻に同じ場所で生きてる、動いてる人達を横目でそっと覗き観る、そんな感覚とでも言うんだろうか。
まったく横田さんは良い場所を見つけたなあ。
頭が下がる。
今回のカタカタ祭りという3本立てのお芝居は、劇場での上演をしない。
場所は「ギャラリー」である。
ギャラリーといってもそれぞれいろんな場所があると思うので、人それぞれ思い描くものは違うだろうから「ああ、ギャラリーかあ!」とはならないだろうけど、少なくとも私は、数年前タテヨコ企画の上演した同じ作品をあの場所に観に行った時、「へえ!」と思った。
なんつー風通しのよい場所だ!!
と感動したのを覚えている。
その場所に着いて受付をすませ、扉から会場に入る・・・と、目の前に、こちらを向いた客席がどんとある。
はて?
身体の向きを180°変えて客席に座る。
前を向くと、向かいの通りが見えるガラスの壁と自分が入って来た入り口がある。そこを出入りするお客さん達。
ほー。
こっちが舞台なのか!
ってな感じで。
なんていうか、たまらない開放感だ。
そんな場所が、今回の場所。
車やバイクに乗って外から登場する役者。
かと思うと全く関係のない親子連れとかおばあさんとかが、すたすたとその道路を通り過ぎて行く。
どっちが生でどこまでがお芝居なのか、その境界が一瞬くらくらと分からなくなるのです。
作、横田修。
演出、片山雄一。
同じ様に、きっと観ている人には分からないかも知れないけど。
どこまでが台本の力で、どこまでが演出の力なのか。
それがいいんだと思います。
切ない兄妹のお話ですが、
でも今日私は、明るく楽しく生きて行く人の姿の方が、昼間の経堂のお天道様に照らされてぽっかり浮かび、とてもとても愛おしかったです。
あーまた明日からの日常に戻るのに勇気がいる。
![月並みなはなし[07再演版]](https://stage-image.corich.jp/img_stage/m/326/stage3261_1.jpg)
月並みなはなし[07再演版]
時間堂
インディペンデントシアターOji(東京都)
2007/10/19 (金) ~ 2007/10/29 (月)公演終了
満足度★★★★
前作公演より格段に面白い。
前作公演は小演劇界の極上との評価にも関わらず私的には大NGで「いったこれのどこが面白いのか教えて欲しい」とネットで書いたほどだったが、今回の作品はかなり面白い。まずテキストが魅力的。再演だけのことはあるか。ストーリの進展が楽しめるし役者の個性・カラーも楽しめる。
ただ、なんだろう、★x5(私の基準だと「明日また観たい」と思う作品)ではない。キャストが替わったらまた観たいのは確かだが、今回は一度でまぁいいかなと思ってしまう。
スタイルは前作と同じくスタンダードな会話劇。

cryptograph
マレビトの会
アトリエ劇研(京都府)
2007/10/19 (金) ~ 2007/10/22 (月)公演終了
満足度★★★
美しい絵画
を、音楽を聞きながら見ているような感覚だった。
海外を巡るこの作品を観て、マレビトの会をどのように観れば楽しめるのか、少しわかった気がした。

音楽劇 「三文オペラ」
世田谷パブリックシアター
世田谷パブリックシアター(東京都)
2007/10/09 (火) ~ 2007/10/28 (日)公演終了

スペインの芝居
TPT
ベニサン・ピット(東京都)
2007/10/13 (土) ~ 2007/10/28 (日)公演終了

レッドが消えた日
劇団TOP
プラネットホール(大阪府)
2007/10/20 (土) ~ 2007/10/21 (日)公演終了
満足度★★★★★
やっぱり面白い人たちです。
戦隊物のノリといい、会社員の事情といい、ズバリ世代がぴったしで、なかなか身に迫るものがありました。
林さん演じる敵ボス・シャチョーンの邪悪さ(しかしどこか少年ぽさがかわいくて心惹かれる)、その部下、ブチョーンの松本さんの静の存在感、シャインズマン・ピンクの坂本さんの純粋さが特に印象に残りました。
レッドの挫折はよく分かる。理想を持ち続けることの虚しさというか。
でも、結局は信じ続けるしかないんじゃないでしょうか。それにレッド、あなたには素敵な仲間がいるじゃない!<誰なんだ…
いや~だいぶ心の闇が浄化されました。ありがとう~

「トワイライト王女」〜孤独が中途半端で困る〜
天然スパイラル
三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)
2007/10/18 (木) ~ 2007/10/21 (日)公演終了
満足度★★★★
娘役主演
ファンタジーで主演が宝塚OGだったり男役芝居があったりと、宝塚的。娘役主演は宝塚じゃありえないですが、もし実現したらこんな感じかも。

時空〜ダンディズム
「時空」プロジェクト実行委員会
シアターBRAVA!(大阪府)
2007/10/20 (土) ~ 2007/10/21 (日)公演終了
満足度★★★
昔懐かし
汀さんや洋さんの現役時代の代表作の歌が歌われ、汀さんのことは知らないけれど、洋さんの現役時代の色々なことを懐かしく思い出した。
汀さんの歌を洋さんが、洋さんの歌を汀さんが歌ったり、汀さんの名場面を洋さんと再現したり、という楽しい趣向もあり。
また、OSK・OGメンバーによるダンスシーンもあり、久々に洋さんと沙月さんが組んでのタンゴが観られたのは嬉しかった。
超個人的には、もっと女役率が高くても良かったな、と思いましたが。

IZO/また冬が来て~IZO2~
劇団前方公演墳
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2007/10/16 (火) ~ 2007/10/21 (日)公演終了
満足度★★★
成長していたな・・・
続けて両方観劇したので、この世界観にドップリ入り込めたので、それなりに楽しめたんですが、マナーの悪い観客が多かったのは残念だったな・・・
「IZO」は初見だったけど、「IZO2」は初演を観ており、殺陣や着物姿の振る舞いに関しては、成長していましたね。初演の時の着物姿は、ちと滑稽だったし・・・
また、初演で感じていた気になる点もかなり解消されていたかな・・・
ただ、「IZO」の殺陣はやはり若手中心だったせいか、ちと迫力に欠ける部分はあったかな・・・「受け」を待っているところが多かったし・・・
2作品を観て感じたけど、出来れば主要の役どころ(特に岡田以造)は同じ役者で観たかったですね。

第二章『流れ姉妹〜ザ・グレートハンティング〜』
真心一座 身も心も
赤坂RED/THEATER(東京都)
2007/10/05 (金) ~ 2007/10/21 (日)公演終了
満足度★★★★★
極上の小劇場です。スゴかった。
いいものみさせてもらいました。こんなに面白い小劇場演劇は、ちょっと普通じゃ考えられない。奇跡のような組み合わせがさらにいい方に昇華する。いいですねえ。まずお話がしっかりしている。連続ドラマのような構成になっているので、伏線もしっかりしているし、泣かせどころ笑わせどころをしっかりと心得ていて、なおかつ作者の照れかくしみたいなくすぐりの部分もかえってぐっときたりして、面白い。役者はいわずもがな。しかも脇を固める人までが手練れで、その手練れがあえて同一芝居に何役も兼ねて出入りを繰り返す、その細かなシーン・せりふがきっちり決まっていてお芝居が締まるのです。第一章を見逃したのが残念でなりません。DVDとかになっていないんですかねえ?第三章必ず観に行きます。三章からの人も行くべきです。ただ演劇初心者の人が見たら、あまりの面白さにほかがみられなくなっちゃうかもしれないくらいの出来のよさなんだな、これが。

ツーアウト
自転車キンクリーツカンパニー
新宿シアタートップス(東京都)
2007/10/17 (水) ~ 2007/10/28 (日)公演終了
満足度★★★
魅せ方に工夫が・・・
ホンも演者も良かったとおもうんだけど、魅せ方にもうひと工夫あった方が良かったかな・・・
あまり緩急がなかった感じもしたし・・・同じ様に流れるシーンにちと退屈してしまいました。

おこめ
毛皮族
本多劇場(東京都)
2007/10/13 (土) ~ 2007/10/21 (日)公演終了
満足度★★★
懐かしい2本立て
昔懐かしい映画2本立てロードショーみたい。
本編「おこめ」は演劇というより立体講談「小平義男一代記」って感じ。
「おこめ外伝」は、いかにもB級らしく、バカで楽しい。
一部と二部の澤田さんは別人みたい♪
覚悟して見に行ったら予想外に面白かった(笑)

「トワイライト王女」〜孤独が中途半端で困る〜
天然スパイラル
三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)
2007/10/18 (木) ~ 2007/10/21 (日)公演終了
満足度★★★★
フィナーレがあまりにおバカ過ぎ。
真面目に演劇に1取り組んでるように見せて、毒をちりばめたり劇構造や話自体を茶化してみたりと斜に構えた姿勢が素敵。120分。

ロマンス
こまつ座
世田谷パブリックシアター(東京都)
2007/08/03 (金) ~ 2007/09/30 (日)公演終了
満足度★★
観てきました
松たか子さん、歌が超うまいーーー
大竹しのぶさん、めちゃんこ演技うまいーーー
途中で歌いだすミュージカル系が苦手なのですが、この舞台は大丈夫でした。
ちょっと思っていた芝居&脚本と違っていて私の好みではありませんでしたが、演者が皆さんとても上手だったし、まあまあ普通に面白かったです。