熱海殺人事件 売春捜査官
クリームソーダのさくらんぼ企画
アートスタジオ(明治大学猿楽町第2校舎1F) (東京都)
2024/06/01 (土) ~ 2024/06/02 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
つかの作品はバリエーションが多い。それはつかの演劇に対する関り方の根本にあった態度から来ていることは周知の事実だが、今回選ばれた台本はその中でも極めて優れたものの1つであろう。先ずは、これだけの台本をよくぞ見つけ、演じたということにある。舞台美術は必要最小限。理想的である。演出、演技何れも若者にしか出来ぬスピーディーで切れがある、またその熱量が観客を撃つ力を持つ称賛すべきものであった。鏤められた膨大な科白が速射砲のように歯切れよく而も舞台という形式でしか実現されない卑語の多用と共に一種の清々しさと共に表現されるのは関わる者総て演者総てが若者であればこそだ。追記後送 華5つ☆
第壱部「綺譚 逢浄土桜心中」第弐部「DREAM-NeoJapanesque」
想組〜こころぐみ〜
小劇場メルシアーク神楽坂(東京都)
2024/06/01 (土) ~ 2024/06/02 (日)公演終了
12人の生まない日本人
笑の内閣
THEATRE E9 KYOTO(京都府)
2024/05/30 (木) ~ 2024/06/03 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
理論的には完璧でも、人間には変えていく力があるのよ。
普段、意識していないことに気がついた。
理屈を超えて変えていく力が人間にはあると思う、そして、ワケわからんなあと思っても、よく聞くことが大事、そこに、幸せになるヒントがある。
心にズシッときました、そして、泣けてきた。
見に行けて良かったです。
一つ意識として学習したかな。
ありがとう
聖ダジュメリ曲芸団
おぼんろ
Mixalive TOKYO・Theater Mixa(東京都)
2024/05/30 (木) ~ 2024/06/09 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
今まで観てきた おぼんろ公演は、ラストには滋味に溢れ 心魂が揺さぶられるといった印象だったが、敢えて この公演は面白く そして楽しませるといったことを前面に出したようだ。確かに近くに座っていた学生集団(参加者)は、喜んでいた様子。
公演はコロナ禍の不平等・不寛容といった状況下 いや もっと言えば戦時下の不条理を思わせるような内容だ。それを おぼんろ らしいー奇抜で派手な衣装、白塗りメイクー世界観で描く。それは一見 不気味で奇怪な寓話劇のようでもある。
おぼんろ らしさと言えば、やはり舞台美術や技術であろう。童話の挿絵のようなセット、美しくも妖しげな照明、優しく包み込むような音楽、その不思議で魅力的な雰囲気に酔いしれる。
説明にあるダニ・ノミ・マダニ、野良猫、もちろん人間も どんなに姿 形を変えようとも、その本質は変わらない。タイトルにも関連するが、その真を見極められるか否か、現代の世に問う祈りの物語のようでもある。
(上演時間2時間30分 おぼんろ らしい前説含め 途中休憩なし) 追記予定
第壱部「綺譚 逢浄土桜心中」第弐部「DREAM-NeoJapanesque」
想組〜こころぐみ〜
小劇場メルシアーク神楽坂(東京都)
2024/06/01 (土) ~ 2024/06/02 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
第壱部はお芝居、第弐部はショーという内容で盛り沢山でした。
お芝居は、役者さん達の妖艶な雰囲気とストーリーに惹き込まれ、何とも辛い巡り合わせに驚愕でした。
ショーは華やかで、色々な要素が楽しめて観応えがありました。衣裳も素敵でした。
とても楽しい時間を過ごせました。とても良かったです!
最初の二十面相
劇団身体ゲンゴロウ
北千住BUoY(東京都)
2024/05/23 (木) ~ 2024/05/26 (日)公演終了
『リベルテ Vol.27』
END es PRODUCE
本所松坂亭(東京都)
2024/05/24 (金) ~ 2024/06/30 (日)公演終了
ほがら村、避難訓練会議
NO DAY BUT TODAY IN ACT
上野ストアハウス(東京都)
2024/05/29 (水) ~ 2024/06/02 (日)公演終了
(株)デスゲーム工務店
電動夏子安置システム
赤坂RED/THEATER(東京都)
2024/05/29 (水) ~ 2024/06/02 (日)公演終了
かれこれ、これから
ONEOR8
新宿シアタートップス(東京都)
2024/05/31 (金) ~ 2024/06/09 (日)公演終了
Endless SHOCK
東宝
帝国劇場(東京都)
2024/04/11 (木) ~ 2024/05/31 (金)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
素晴らしかったです。
とにかく凄い演出の数々に圧倒され、あっという間に時間が過ぎました。
主演の堂本さんが命を削って演じる姿に、感動で涙腺が緩みました。
今年も観る事が出来て良かったと心から思いました。
12人の生まない日本人
笑の内閣
THEATRE E9 KYOTO(京都府)
2024/05/30 (木) ~ 2024/06/03 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2024/05/31 (金) 19:30
学校の統廃合の賛否を問うため、役場職員2名とランダムに集められた10名の市民によって始まってた会議。『12人の怒れる男』をおもわせる白熱する会議、テンポもよく時間が過ぎていくが、一人の男が「反出生主義」を語り始める頃から会議の方向が変わっていく。反出生主義を問う考えさせる演劇でした。
静かにしないで
TAAC
シアター711(東京都)
2024/05/24 (金) ~ 2024/06/02 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
舞台はデリバリー専門の飲食店調理場
使い込まれた感ある本物と遜色ない調理場セットは水道もガスコンロも使える
実際、調理が始まって良い匂いまでしてきたのには驚いたけれど、何より描かれるやり取りが真に迫ってリアル
兄弟二人で営む飲食店
最終営業日の焦燥感、それでも淡々としたひとコマから色んな事が伝わってくる兄弟モードに浸っていたところ、Uber配達員がやって来た事で空気が一変
この配達員との絡みで発生する空気感というのは公演回によって微妙に異なってくるのだと思う(実際アフタートークでもその様な話が)
自分の観た回ではハラハラする緊張感、固唾を飲んで見入ったけれど、別の回ではクスッとした笑いが出る日もあったのではないかと
どっちが良いとかでなく、受け手の観客が発する空気とか役者さんの瞬発力で変わってくる「ガチに生ものだなぁ」という舞台の魅力を感じることができたのがとても良かったと思う
家族(人)と向き合うにことに対して様々に考えさせられる内容が実に深い
現実ならここは見てはいけないと配慮してしまうシーンも配達員(高畑裕太さん)がバッキバキの目で凝視、しかも深入りしていくものだから、こちらも思わず凝視してしまうという構図
障害者の弟(永嶋柊吾さん)と兄(小林リュージュさん)双方の痛み、その表現力が凄い
大変な事だと思う。それでも・・・どこか清々しいラストに力が湧いてきました
こんな夢を見た。
まど劇
ライト商會三条店 2階ギャラリー(京都府)
2024/06/01 (土) ~ 2024/06/03 (月)公演終了
満足度★★★★
箱とかなりマッチしてた(溶け込んだ)内容
女性四人男性一人でシチュエーションを変えながら話は進む
作者のダイバーシティをとても上手く演劇の中に交えながら(というかそのままだったのかな)母への思いを中心… かなり苦しかったのだろうな〰️ しかし時代もだいぶ変わって来たから❗頑張って👊😆🎵
GFT版 贋作・桜の森の満開の下
突劇金魚
大阪市立芸術創造館(大阪府)
2024/05/30 (木) ~ 2024/06/02 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
観客は舞台の世界に迷い込んじゃうかのよう☆2つの世界を行き来する中で現実より台本の世界の方が魅力的に見えるのが面白い☆僕ならあの世界で鬼達と人間になれる日を夢見て缶蹴りしたい♪だから「鬼だった時の方が良かった気がする」の台詞が妙に説得力を感じたの★事実生きて行くのはシンドイの連続な訳でたまに観る演劇鑑賞が楽しいから頑張れてるようなものなのネ☆なんかそういう気持ちを見透かされてる気がして悔しさを感じると同時に参りました〜って気持ち良い敗北感を味わせてもらいました♪カスミのラストの台詞は爽快過ぎてもはや気持ち良かったな〜♪
(株)デスゲーム工務店
電動夏子安置システム
赤坂RED/THEATER(東京都)
2024/05/29 (水) ~ 2024/06/02 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
機関銃のようなセリフの応酬、おそらく普通の劇の台本の倍はあるかと思われるほどの笑いのネタを、観客席に浴びせかけてくれました。早い展開ながらも間合いが適切で、飽きることのない2時間でした。
役者さんの個性を生かした配役、演出も優れていたと思いました。
舞台装置も、狭い舞台に3点の踊り場を設けて、冗長になりやすい暗転や中幕などを使うことなく、早い展開に相応しいものだと感心しました。
とにかく「笑いたい」欲を叶えてくれた今回の公演です。ありがとうございました。
service day
劇団スクランブル
小劇場 楽園(東京都)
2024/05/29 (水) ~ 2024/06/02 (日)公演終了
良いキャンペーン
譜面絵画|FumenKaiga
アトリエ春風舎(東京都)
2024/05/25 (土) ~ 2024/06/02 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
若手の「何か挑戦してる」未知数舞台に目を向けてみた、という感じで観に行った。中々面白い。トークで劇中の各場面の意味合いをゲストが訊いていて、それに対する答えを聞いて「それ判らんやろ」と突っ込みを入れつつも、判らずとも響く全体的な趣きがあり、面白げな劇空間が出来ていた。
女性5名が演じ、場の条件から瞬間ふと生まれる「かのような」現代口語演劇の演技の面白さを味わったという感じだろうか。
テキストは簡素な中に(惹句にあるような)テーマが織り込まれている。
まほろばのまつり
劇団匂組
座・高円寺1(東京都)
2024/05/22 (水) ~ 2024/05/26 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
座高円寺の広い舞台が高木の林を切り開いた山中の一角が出現し、独特の方言で見せる村の習俗や時代性(戦中から戦後)が俳優によって醸し出される。途中不可抗力的な睡魔に襲われ、明かに抜けた部分(伏線)を踏まえた言及(回収)が終盤あったのでアチャーであったが、物語叙述の部分はともかく、世界観の提示という部分では、成功していた感触である。性愛と婚姻をめぐる慣習から、逸脱した夫婦関係も女と男がゆえあって一つがいになって何の支障があるか・・・原点回帰とは「縛る」ものでなく人を自由にするもの。そのメッセージが、あるいは作者のこの作品に込めた中心的なものでは?とは想像の範囲だが、良き哉、良き哉。
ピテカントロプス・エレクトス
劇団あはひ
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2024/05/24 (金) ~ 2024/06/02 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
いろいろ考えるなあ、と言うのが印象。内容はメッセージ性も強く、嫌いじゃないのですが、少し単調な感じも否めない。もう少し変化があると入り込めたかもです。
でも、挑戦的な内容で、新鮮ではありました。