最新の観てきた!クチコミ一覧

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水の簪(かんざし)

水の簪(かんざし)

謎のモダン館

ぽんプラザホール(福岡県)

2008/01/23 (水) ~ 2008/01/24 (木)公演終了

満足度★★★

究極の愛
前回のアジトと違い、全篇シリアスな展開でなかなかの見応え。
白濱さんのセリフがとても意味合い深いのだけど、時々ふっと
素に戻る感じが自然で良かった。「少年」は宗鶴だったんだな~

ムコウカタ

ムコウカタ

ちからわざ

新宿シアタートップス(東京都)

2008/01/22 (火) ~ 2008/01/27 (日)公演終了

満足度★★★

評価しづらいかも・・・
作品自体、どっち付かずの中途半端な処もあったし、途中でラストが判ってしまうし、そしてラストの仕掛けまで見切れているから、評価しづらいけど綴られていた言葉は良かったと思う。

時には心に響き、時には心に刺さる言葉のチョイスは好きだな・・・

初めて観た風琴工房の役者さん、もっと化けたら面白い役者さんになるんだろうな・・・

つっこみ御無用!

つっこみ御無用!

劇屋いっぷく堂

サンモールスタジオ(東京都)

2008/01/23 (水) ~ 2008/01/27 (日)公演終了

満足度★★★

ちょっと当たり前すぎたかな?
ペーソスも笑いも情緒も割と普通。お母さん役は泣き顔がいい。
息子もその辺にいそうな、いい加減なのに優しくて腹がたつ、おまけに彼女が輪をかけて腹がたつほど肝がすわってて、これまた今結構いそうな若者。
料理をする場面があるともっとよかったかな。

水の簪(かんざし)

水の簪(かんざし)

謎のモダン館

ぽんプラザホール(福岡県)

2008/01/23 (水) ~ 2008/01/24 (木)公演終了

満足度★★★

きっと
ものすごい情念を土台に描かれた作品なのだと思います。
が、あまりにも強すぎたのか、材料を多く準備しすぎてその処理まで手が回っていなかったような…

(今回のネタバレBOXはかなーりのネタバレです)

ネタバレBOX

相当細かく気になったポイントを挙げると、
○山戸宗吉が粘土で作った仮面をあちこちに吊るす作業が、会話の途中でいきなり始まったりして、あまりにもおもむろすぎた感が。→最初に一つだけ吊るして見せるとかで、あとは何かしら理由づけをしながら増やしていくほうがスマートかなぁと。
○パネルに無数の仮面が浮かぶ演出は、もっと出し惜しみできたかも。かなり序盤から、何回も何回も見せるので、終盤になると慣れてしまいました。→ラスト10分ぐらいまで隠し通していれば相当なショッキングシーンに変わったかも。
○「少年シリーズ」は9作と半分という設定だったけど、かなり軽く扱われている作品もあったみたいなので、全体の本数を減らして、1本1本の結びつきを強める事もできたのでは?
○舞台の奥行きが確保できていないので、小説の内容を演じるシーンで世界を広げきれていなかった雰囲気。
○下手の出ハケ口はほとんど使われなかったですね?→潰してしまって、閉塞感を出すこともできたかも。
○BGM、選曲はすごくセンスが良くて、浸れるんだけど、劇中かなりの割合で流れっぱなしなので演技に集中できなかった。
○照明のキッカケ間違いか、不自然な光量のブレが。
○役者さんの噛み率が高かった。

色々書いてはみたものの、この公演ってスケジュール的に(ボクが見た初回は特に)乗り打ちなんですよね。
それであれほどのクオリティに仕上げたと考えると、実際のところはかなり凄い事だと思います。
方向性はものすごく好きなので、これからも応援させていただこうと思います。
カズオ

カズオ

劇場創造ネットワーク

杉並公会堂(東京都)

2008/01/22 (火) ~ 2008/01/22 (火)公演終了

満足度★★★★

演じる永井さんを満喫
三田和代と永井愛が熱演。特に永井はユーモアが滲み、絶品。貴重な機会でした。バブル崩壊後の今、銀行神話の崩壊と家族の崩壊が重なるようにも思うが、特に台本には手は加えられなかった模様。銀行のイメージは古いままだった。
気になったのは、女性を演じるときにはどうしてもハイトーンの声になってしまうこと。やむを得ないのかもしれないが、キーキー響いて疲れた向きがいたかもしれない。永井はそれすらもユーモラスな芝居にしていたが。

ネタバレBOX

基本は朗読だが、二組の夫婦とその子ども、姑、姪、そのはてに起きた事件を報道するキャスターなどを、中盤は簡単な衣装による早替わり芝居で場をうまくもたせた。永井のイマドキの若者(姪)の演技に会場爆笑。
天井

天井

三田村組

ザ・ポケット(東京都)

2008/01/15 (火) ~ 2008/01/27 (日)公演終了

満足度★★★★

身につまされた…
観客は、それぞれの人生を踏まえ、この芝居を観ると、それぞれ笑えるポイント、泣けてくるポイントが違っただろう。
どの登場人物に感情移入できるか、で、何かを試されている様な気分になった。私の母は重い病気だけれど、私はまだ彼女が死ぬとは思っていないな、なんてことを、ふと考えてみたりもした。別の観客は、私がスルーした或るシーンで、号泣してしまったという。
しっかし、三田村オジサマ、面白かった。巧い役者さん達が、抑えた演技でみせる芝居かと思わせて、実はやりたい放題やってくれましたな。泣くに泣けなかったじゃないですか!
マー義理の4人の役者さん達は、初見だったのですが、一気にファンに。2月末の公演、観に行く予定。
良い素材を風味を生かしつつ調理した逸品料理、みたいな公演だったと思う。毒を孕みつつ、とても演劇的で。素材はふぐだったのか。
余談ながら、麻丘めぐみさんの瞳が、めちゃめちゃ可愛かったということを付け加えておく。尚且つ、高乃麗さんがヤン姐な役で、驚かされた。

繭

reset-N

シアタートラム(東京都)

2008/01/23 (水) ~ 2008/01/27 (日)公演終了

満足度

拒絶
呆然。たしかにリーディングなどを得意としてきた団体ではある。前々からそういう兆候はあった。しかし、だ。がっつりこっちに舵を切ってしまうとは、長年のリセットウォッチャーである私ですら思わなかった。いや、むしろ長年のリセットウォッチャーだから気がつかないというべきか。とにもかくにも、夏井氏がフランスで「生まれ変わった」証は見せつけられた。

ネタバレBOX

内容はチラシ等にある宣伝文から伺えるとおりの最終戦争モノ(戦争というか、テロリズムに脅かされる社会というか)。放射能におびえる国(日本とは明言しないが、まあ日本)の女帝が、宮廷内の人間に振り回される様子を描く。すげー90年代の終わりによくみたかんじ。古いなあと思うが、まあ古さとかはどうでもいいんだ。古かろうがなんだろうが、作品が素晴らしければそれでいい。

問題なのは、様式美にこだわるあまり、観客が置いてけぼりをくらっているということ。そこに気がついているのか?お膳立てをしてあげなきゃついていけない、そんな程度の低い客はもういらないということなのか?この入っていけなさ加減にびっくりする。

リーディングや落語がきつい制限を加えられながらも観客を魅了できるのは、想像に訴えかけ、狭いお座敷空間を越えていけるからだ。座っていながらも、心は座っていないというそのダイナミズムが魅力なのです。自由度の高い演劇という表現形式を選んでいながら、わざわざあの陣形に座らせるのとは180度意味合いがちがうのだ、と私はおもう。

凄まじい緊迫感。それをストレスととってしまった時点で、私はこの芝居に拒絶されていることを自覚した。

復帰後第一作にあたるこの作品は、これからのreset-Nがどうなっていくか、いきたいかを示す決意表明になるのだろう。たぶんわたしとはもう、別れる運命にある。悲しかった。
繭

reset-N

シアタートラム(東京都)

2008/01/23 (水) ~ 2008/01/27 (日)公演終了

200801231930
200801231930@シアタートラム

ムコウカタ

ムコウカタ

ちからわざ

新宿シアタートップス(東京都)

2008/01/22 (火) ~ 2008/01/27 (日)公演終了

満足度

不快感も感慨なのか
客演の佐藤二朗さんをたびたびみて、今回ちからわざ初見。

自由席なので早めに行き階段に並んでたら、テレビ関係者とおぼしき人々が続々来場し、タダ(?)券を持ってそこらへんにたまり始める。スタッフは時々階段の列を見に来るも無言。いつの間にか開場しており、慌てて入ったら前2列しかない自由席は4割方埋まっていた。スタッフ気がきかない!
役者は大変豪華なのだが話は中途半端。長いセリフは許すとしても、設定が一見不気味で実はすぐわかってしまう。もとより好きなタイプの話ではなく、アー早く終わってほしいと思ってみていた。佐藤二朗、味あり。平田敦子、持ち味が生かせず。本間剛、リアルな演技で場をもたせた。笹野鈴々音、メイクとあいまってフリークな怖さ。個人的には遠慮したい。とにかく後味の悪い作品だった。

ネタバレBOX

途中から「ムコウカタ」の意味がわかってくると、もったいぶりがもどかしくなった。
天井

天井

三田村組

ザ・ポケット(東京都)

2008/01/15 (火) ~ 2008/01/27 (日)公演終了

満足度★★★★

もう一度みたい
みんな違和感のないキャラで、すんなり入り込める。あの面子が小劇場の同じ舞台に立つなんて、きっと三田村さんがいなかったら実現しなかったのではないかと思ったり。ダレる所もなくテンポ良く小気味良い約1時間30分。すごく濃密で得した気分の作品でした。

ネタバレBOX

福本さんの飛ばされっぷりがすごかった。観た回が特別すごかったのか…?そうでなくともアレを本番16公演+稽古と考えると、福本さんが心配でなりません。(笑)
実はゲネで一回観てるのですが、その時は最後、野田老人が死んだとはわからなかった。たぶんヘルパーの「あれ?死んでる?」の演技が本番ほど作り込まれていなかった記憶が。でも、本番ではちゃんとわかったよね。最後、わかってるのに目からブワーとあふれちゃいました。
ちゃんと生きよう、と思います。
偏路

偏路

劇団、本谷有希子

紀伊國屋ホール(東京都)

2007/12/14 (金) ~ 2007/12/23 (日)公演終了

満足度★★★★

伏兵・近藤芳正
フライヤーでも謳っている通りホームドラマ(とはいえ本谷流)で、笑いもありつつビターな部分もあり、甘辛ならぬ「甘苦」な感じ。目当てであった馬渕英俚可、江口のりこもさることながら、終盤でイイところをほとんどかっさらってしまった伏兵(笑)近藤芳正が良かった

お台場SHOW-GEKI城『親兄弟にバレる』

お台場SHOW-GEKI城『親兄弟にバレる』

柿喰う客

フジテレビメディアタワー マルチシアター(東京都)

2007/12/15 (土) ~ 2007/12/20 (木)公演終了

満足度★★★★

人を喰っていてイイ
健全な不道徳?で、エネルギーが満ち溢れているようなところはいかにも柿。しかも自虐的に時々「物語はどこに向かおうとしているかわかりますか?」「さっぱり」みたいな台詞がはさまれつつ、あんな気恥ずかしいほどベタなモノを持ち出してまとめるなんて、人を喰っていてイイ

6よりも先/鳥の白の湖の果て

6よりも先/鳥の白の湖の果て

楽園王

ギャラリーLE DECO(東京都)

2007/12/11 (火) ~ 2007/12/16 (日)公演終了

満足度★★★

娯楽指向よりは芸術指向
中篇2作の連続上演。ともに純文学的というか詩的というか静かな作品だが、時折入る笑える部分が良いアクセントで、「鳥の白の湖の果て」は白鳥と黒鳥の表現や、後半での鳥かごの中の黒鳥の見せ方などがいかにも演劇的で面白く、「6よりも先」は複数のエピソードが併行して進み、それが交差すると舞台上の仕切りが外されるというのがナイス
どちらかと言えば娯楽指向よりは芸術指向だが、独特の味があってイイ

愛の続き/その他短編

愛の続き/その他短編

MU

OFF OFFシアター(東京都)

2008/01/17 (木) ~ 2008/01/21 (月)公演終了

満足度★★★★

すばらしい
「5分だけあげる」すばらしい。

2008改訂版・百千万(ももちま)

2008改訂版・百千万(ももちま)

劇団鹿殺し

駅前劇場(東京都)

2008/01/11 (金) ~ 2008/01/21 (月)公演終了

くそつまらない
なぜ、鹿殺しをみて笑えるのか?
どこがツボなのかを教えてほしい。。
上映時間中笑えなかった私の頭がおかしいのか?
それとも劇団メンバーの頭がイってしまっているのか?

ひとりもかわいいと思える女の子がいなかったことも問題だ。

隣にいても一人

隣にいても一人

青年団

こまばアゴラ劇場(東京都)

2008/01/17 (木) ~ 2008/01/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

じっくり見れば
人間の会話や動きってこんなにおもしろいんだな
関西弁バージョンだったけど、人間の感情がちゃんと描かれているから
笑えるし、泣ける。あそこまで人間のやりとりの細部を描ける平田オリザさんは天才だ!!!!

キル

キル

NODA・MAP

Bunkamuraシアターコクーン(東京都)

2007/12/07 (金) ~ 2008/01/31 (木)公演終了

満足度★★★★

過不足なしの初見。
初演・再演と評判の良かった作品だけに、初見なのに身構えてしまう。
それでも、高まった期待をスッと超える言葉があるあたり、名作たる所以かと。
初見の者としては過不足のない『キル』体験だった。

妻夫木聡は、惜しくも手が届かなかったという印象。
例えば、5年後にまた『キル』をやるようなことがあれば、ぜひ妻夫木で観たい。
もちろんその時は勝村政信も一緒で。正直、彼で芝居が回っていたように思う。

やはり終盤戦ということもあり、妻夫木を始め声が心配な役者がちらほら。
まあ、それも味と言えば味なんだけれども……ちょっと残念。
ガラガラしてたらモンゴルの青い空に霞がかかっちゃうじゃんか。

天井

天井

三田村組

ザ・ポケット(東京都)

2008/01/15 (火) ~ 2008/01/27 (日)公演終了

満足度★★★★

三田村さんの魅力!
役者陣揃いも揃ってみんな素晴らしかった。
いい芝居をしてる役者達に賛美半分、ジェラシー半分。

三田村さんはプロデューサーとしても役者としても素晴らしい。

上演時間もちょうどよく気持ちがよかった。

PTA

PTA

ホチキス

吉祥寺シアター(東京都)

2008/01/19 (土) ~ 2008/01/27 (日)公演終了

満足度★★★★

これがホチキス
観終わって、私が一番初めに観たホチキスに戻った(というのは語弊があるが)ような気がして、気持ちがまるっとなった。こういうのだよ、こういうのが観たかった、という感覚。映像でもない、ダンスでもない、歌でもない、センスのいい舞台美術と軽快なセリフの応酬、心にどこか問いかけるテーマ。誰にも人それぞれ、好きな劇団には思い入れがあり、イメージがあるけれど、私のホチキスのイメージはそんな感じで、吉祥寺という広い空間にそれが詰め込まれていた作品だった。観続けてきて良かったなあ、という感じになった。

ネタバレBOX

とはいえ、やっぱりどうしても佐藤さんの滑舌が気になって気になって仕方が無い。「中止」が「つーし」に聞こえるし。うーん。でも彼女に求められてるのはきっとそういうところじゃないのだから、いいのか。でもなあ。他のゲストと比べたら、それこそどうなんだろう、と。嫌味を言っても嫌味に聞こえないのは武器だけれど、アノ場合心に眠ってる悪辣さを出す必要性があるのでは。山田さん・森さんはさすがの一言。二人のシーンはすべて持ってってたなあ。今回は加藤さんが中心で話が進むけれども、今まで見た中で一番劇団員の人達が一人一人、自分の持ち味・実力。感性を余すと来なく発揮し、舞台上で魅せていたと思う。どの人も交換がきかないハマり役だったのでは。
ペテン師と詐欺師(再演)

ペテン師と詐欺師(再演)

ホリプロ

日生劇場(東京都)

2008/01/05 (土) ~ 2008/01/29 (火)公演終了

満足度★★★★

面白い
初見です。再演するのも納得の面白さ。

鹿賀さんのミョーに甲高い歌声もペテン師らしくて◎。
香寿さん愉快。
ソニン、なかなか。
アンサンブルの皆さんレベル高くて◎。

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