
ぬけがら
文学座
紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)
2007/05/08 (火) ~ 2007/05/17 (木)公演終了
満足度★★★★
体がすっと軽くなる
不思議な話だった。
脱皮を繰り返す父と、それに翻弄される息子ら。
とんでもなく不条理な設定なのに、疑問を感じさせないその惹き込みかたは凄い。最後まで集中してしまった。
何度か涙が出そうになった。なかなかない経験だ。
なんでもない日常の姿がいとしい。

狼少女ダルマ〜日出処の天女
X-QUEST
あうるすぽっと(東京都)
2008/04/02 (水) ~ 2008/04/06 (日)公演終了
満足度★★★★
「選挙」からよくあそこまで発展させた。
与えられた「選挙」というお題から、よくあそこまで発展させたもので、お見事。
今の社会で話題にのぼるキーワードも盛り込まれ、不変な人間社会のエッセンスも盛り込まれ、面白い作品でした。
他の方が書かれているように、ダンス、殺陣がかなり入ってますが、そこはX-QUESTならではの特色でもあるし、ファンタジーに走らないわりと現実感のあるシナリオでのエンタメというのは、なかなかないように思えて、ファンタジーに飽きかけていた私には新鮮。ある程度、なぜここでダンスが入るのか?とかが自分なりに理解できたので、「良し」という思いです。

(紙の上の)ユグドラシル
innerchild
青山円形劇場(東京都)
2008/04/03 (木) ~ 2008/04/07 (月)公演終了
満足度★★★
登場ジンブツの把握が大変
関係図のチラシが入ってはいたものの、それだけではサッパリわからず、登場ジンブツの把握が大変でちとワケワカでした。
ユグドラシルというのは、ネットを検索するとちゃんと情報が出てきます。
前もって予習をしておけばよかったかな。

ぼんち
ココロ公演事務局
紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)
2008/04/03 (木) ~ 2008/04/21 (月)公演終了
満足度★★★
いつもの沢田研二座長公演
いつもの沢田研二座長公演。客層はジュリーお目当てなのか、年配層多い。
音楽coba、振り付け南流石。
沢田研二さんの歌が、役柄・バックグラウンドを反映してか、圧巻の歌唱力は見られず。
土居裕子さんの歌パートもいくつかありますが、やはりこの方は神の声の持ち主で、ぐぃっと引き込まれます。
山崎豊子原作ということもあるのか、なかなか面白みのある作品でした。

顔よ
ポツドール
本多劇場(東京都)
2008/04/04 (金) ~ 2008/04/13 (日)公演終了

ピース!!!
劇団Peek-a-Boo
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2008/04/02 (水) ~ 2008/04/06 (日)公演終了
満足度★★★★
愉快な登場人物
前回の『ONE!』同様、テーマは同じである。
負けない。夢を追い続ける。諦めない。
そうして、またまた前回同様、主役(ベガ)は死ぬのである。
欠片みたいに小さな星『Pease』で宇宙に旅立つ事を夢見る一人の老人ベガが居た。
老人は子供の頃からガラクタを集め、空を目指す。
一方、この星ピースには知恵に長けた『Ants』からの移民者、知能の低い戦闘民族『APES』からの移民者、科学力に長けてピースを支配する『Regulus』の移民者らの争いが絶えなかったがベガの説得によってその争いが氷解する。
『争うな。誰が偉いとか、誰が凄いとかどうでもいいだろう。お互いがお互いのありのままを受け入れて協力していけばいいんだ。大切なのは許すことだ。』
・・・・ここ、『ONE』とかぶります。前回公演でも「ニンゲンと戦うなんてダメだ!!」と言ってから、似たようなセリフを吐いてます。
そうして、またまた前作同様、『自分を信じろ!』というセリフ。。
要は芝居に表現する主軸は一貫してるってことですね。
でもでも、前作より今回のファンタジーのほうが好みなのは間違いない!(^0^)
何しろ、登場人物が面白い!
更にスローモーションの動きは良かった。
先代レグルスを演じた伊藤瑞浦にはツボられました。
ナニーあれ。(^0^)
ラスアル・ハゲはすっかりハゲがチャームポイントになってました。
口パクのハゲ、すんごく笑った~(^0^)
手の震えかたも受ける~~。
しかしながら、宮林、嘆くでない!
男性は気にするみたいだけれど、殆どの女性は特別にハゲは気にならないという意見が大半です。
アメリカ人は4割の男性がハゲだしね。
ワタクシ自身もハゲは嫌いじゃあないです。むしろ好きです。
中途半端にカッパにしとくならスキンにしちゃえよ。と、思います。ブルースみたいに。。
今回、残念だったのはサイドの席の後方でした。
芸術劇場って椅子の配置が悪いよね。
舞台の前面に役者が来ると頭しか見えない!ってのっ。
この芸術劇場の椅子の配置を逆手にとって巧みに利用したのがコーヒー牛乳の『ごんべい』でした。。
で、毎回の事ながら、この劇団の営業の上手さはここにあります。
終演後必ず次回公演のシーンを5分ほど見せます。
「次回も観に来てね~。」と。
すると・・・なんとなく、行こうかな~。。”)ってな気になります。
暗示にかけられてるのとちゃう?(--;)

御前会議
青年団若手自主企画 柴・宮永企画
アトリエ春風舎(東京都)
2008/04/07 (月) ~ 2008/04/14 (月)公演終了
満足度★★★★
リズミカル〜。
なるほど、まさに現代口語ミュージカル。
声は音だということを普段は意識していないのでとても新鮮でした。人間関係のからみがさらに感情に動きをつけて、舞台をおもしろいものにしています。議題のセンスもひかってました。ああ、おもしろかった〜。

顔よ
ポツドール
本多劇場(東京都)
2008/04/04 (金) ~ 2008/04/13 (日)公演終了

龍馬よ雲になりすませ
劇団前方公演墳
萬劇場(東京都)
2008/04/04 (金) ~ 2008/04/06 (日)公演終了
満足度★★★★
期待どおり!
幕末を題材にした作品なので、えてして重くなりがちですが、期待どおりに笑いが織り込まれていて、初日・千秋楽と楽しむことができました。

WILD ADAPTER
_
シアターアプル(東京都)
2008/04/05 (土) ~ 2008/04/06 (日)公演終了

ムネモパーク
NPO法人アートネットワーク・ジャパン(ANJ)
川崎市アートセンター アルテリオ小劇場(神奈川県)
2008/03/11 (火) ~ 2008/03/12 (水)公演終了
こういうのも有り
舞台芸術として、こういう作品もあるのかと、感心。
日本に連れてきたプロデュース力は、立派。
それにしても、4,000円の入場料は、何とかならなかったか。

Change The World/チェンジ・ザ・ワールド
劇団 マグナムブラザーズ×サムライモンキー
萬劇場(東京都)
2008/03/19 (水) ~ 2008/03/24 (月)公演終了

人間合格
こまつ座
紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)
2008/02/10 (日) ~ 2008/03/16 (日)公演終了

屋上庭園/動員挿話
新国立劇場
新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)
2008/02/26 (火) ~ 2008/03/09 (日)公演終了

エロエロ大作戦
演劇ぶっく社
笹塚ファクトリー(東京都)
2008/04/05 (土) ~ 2008/04/06 (日)公演終了
満足度★★★
毛皮族の舞台みたい
ENBUゼミの方々なので演技は相当ばらつきがあって、正直見ててあぶなっかしい人のほうが圧倒的に多いのだけど、江本純子さんらしい舞台に仕上がってました。っていうか、毛皮族そのまんまでしたね。2回のインターミッションとか、途中指揮者の格好で舞台に出てたりとか、本人もちょろちょろ出てました。
宝塚と毛皮族を足して、経験の少ない役者の卵が演じた感じで、背伸び感は否めなかったな。でも、楽しさはやっぱり本物。

TEXT
ラーメンズ
天王洲 銀河劇場(東京都)
2007/02/01 (木) ~ 2007/02/10 (土)公演終了
満足度★★★★★
オトナなラーメンズ
「箱」にこだわり続けたラーメンズ、2年振りの本公演は、彼らの身体を規定する「TEXT」というブラック・ボックスに真っ向から勝負を挑んだ。
前回公演「ALICE」のお祭り騒ぎから一転、練られたテキストを忠実に淡々と追うスタイル。得意の言葉遊び、詭弁、トリック、パズル、ギャグ…独自のコンテキストの中で冴え渡るテキストの数々。銀河劇場という巨大なハコを笑いと賛嘆で満たし、オトナなラーメンズを見せた。

ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ
ニッポン放送
新宿FACE(東京都)
2008/04/04 (金) ~ 2008/05/06 (火)公演終了
満足度★★★★★
共演者が良いと・・・
こうも変わるものか・・・
去年も良かったけど、今年のヘドウィグはさらに妖艶さが加わり、歌はますます磨かれ、Rockな魂が炸裂している。
それもこれも、ソムン・タクという類まれなるRock魂を持った女性歌手との共演のなせる業か?
去年の公演に不満だった方ももう一度試してみれば?

PYRAMID SONG
劇団印象派
タイニイアリス(東京都)
2008/03/28 (金) ~ 2008/03/30 (日)公演終了
満足度★★
良く判りませんでした
キャラ的に面白かったですが、
お芝居が発している世界観が
良く判りませんでした。
事前に説明書きを読んでいたのですが、
感じるものがあまり無かった、というか
私の感受性が萎えているんでしょう。
研ぎ澄ました気持ちを次回まで磨いて
おきます。スミマセン。

ピース!!!
劇団Peek-a-Boo
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2008/04/02 (水) ~ 2008/04/06 (日)公演終了
満足度★★★★
活気のあるお芝居でした
テンポや勢いのあるお芝居は、観ていても気持ちが良いです。
これでもか、っていう力強さもあったし、ホッとする落ち着いた場面もあり、
バタバタしている日常を忘れて観劇できました。
ちょっと気になったのは、舞台の使い方です。
間延びするような舞台配置が最後まで意味合いが
よく判らなかったです。

TVロード
劇団東京乾電池
駅前劇場(東京都)
2008/04/05 (土) ~ 2008/04/09 (水)公演終了
満足度★
・・・
全体的にレベルが低い。
彼らは今まで何を学んできたんだ!って思う。
セリフつっかえるのは当たり前。棒読み当たり前。
芝居が止まっちゃうのも当たり前。
「アクターズ・ラボ卒業公演」って言っていたから期待していたのになぁ。
ちなみに、この芝居に起承転結はない。
ハリウッド映画が好きな人には絶対に嫌われる。
起伏のない内容とヘタな演技が眠気を誘う。