
おいでおいでぷす
青年団若手自主企画 岩井企画
アトリエ春風舎(東京都)
2008/04/22 (火) ~ 2008/04/30 (水)公演終了

ハリジャン
innocentsphere
シアタートラム(東京都)
2008/04/19 (土) ~ 2008/04/27 (日)公演終了
満足度★
なんだか…
国語辞典を読まされている様なつまらなさを感じた。
本当に観客に伝えることを考えてのことなのか?やたらと言葉数が多いだけで、気持ちがストレートに伝ってこない。全然リアルじゃない。
難しいテーマ?だからこそ、もっと自然に、もっと単純な言葉で表現してもらいたかった。テーマ自体も一見重たいようで全く薄っぺらく感じた。エグるなら、もっととことんエグらなくては、全てが中途半端に思えて、白々しくさえ感じる。
役者も「この人いつもこんな感じだよなぁ~」と観ていて過去の役柄がダブって観えてくる。
会場も身内感が漂っていたり、この作品を評価している人のブログやコメントを読んでも、結局身内贔屓だったりと、なんだか…と思うばかり。

ラ・マンチャの男
東宝
帝国劇場(東京都)
2008/04/05 (土) ~ 2008/04/30 (水)公演終了
満足度★★★★★
面白かった
難しい舞台かと思っていったんですが、とっても面白かったです。サンチョがすっごく愛らしかったですね。休憩がなかったので途中目が乾いてしまいこまりましたが、集中してみることが出来ました。

似た者同士
We We BeT
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2008/04/25 (金) ~ 2008/04/27 (日)公演終了
満足度★★★★
面白かった
設定に無理があるのが難点ですが、終盤はどんどん引き込まれていきました。能天気な泥棒の憎たらしさにはほんとに「死ねばいいのに」くらいの感じが。
夫婦がまだやり直せると判断した頭のよい泥棒はいわば探偵役、心理を考えさせるやり方も良かったです。

三風谷村水没前夜
劇団バッコスの祭
池袋小劇場(東京都)
2008/04/26 (土) ~ 2008/04/29 (火)公演終了

苛々する大人の絵本
庭劇団ペニノ
はこぶね(劇団アトリエ)(東京都)
2008/04/11 (金) ~ 2008/04/26 (土)公演終了
満足度★★★★★
魅入る
気づくと毎回身を乗り出し、見入っています
ひとつひとつの動きに目を見張ります
次は何が起こるだろう、起こってほしくないけどなにかあってほしい
いま見える世界を見ていていいのかどうか
次回も拝見したいです

銀座通りのデカプリオ
昭和芸能舎
シアターブラッツ(東京都)
2008/04/22 (火) ~ 2008/05/02 (金)公演終了

苛々する大人の絵本
庭劇団ペニノ
はこぶね(劇団アトリエ)(東京都)
2008/04/11 (金) ~ 2008/04/26 (土)公演終了
満足度★★★★★
中毒になりそう。
なんだか脳内に直接訴え掛けられるような舞台でした。素晴らしく美しい舞台装置(と人)。それとは対照的な奇妙で不気味な小道具と動物?。本来交わらないであろうものが時間を共有すると、ここまであらゆるものを裏切ることが出来るのかとわくわくしっぱなしでした。とてもわけがわからない上質な絵本でした。

HIDE AND SEEK
パラドックス定数
ザムザ阿佐谷(東京都)
2008/04/24 (木) ~ 2008/04/27 (日)公演終了

ピンク祭
ピンク
こまばアゴラ劇場(東京都)
2008/03/25 (火) ~ 2008/04/01 (火)公演終了

愛のテール
ニットキャップシアター
駅前劇場(東京都)
2008/04/24 (木) ~ 2008/04/29 (火)公演終了

青葉の足音
Jungle Bell Theater
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2008/04/25 (金) ~ 2008/04/27 (日)公演終了
満足度★★★★
自然との会話をしよう!
これまで、小さな劇場で公演を続けてきたジャングルベル・シアターが、BIG TREE THEATERに挑戦と聞いて、うらやましくもあり、少し悔しくもあった(笑)。
私の劇団に客演してくれた野上敦美さんが所属する劇団で、世界観や描かれる登場人物が、とても私好みなのが、このジャングルベル・シアターという劇団だ。
大きな劇場に挑戦と言うことで、劇団的にも、大きな勝負であったろう今回の作品は、完成度が高い、とても良い作品だった。
浅野泰徳という人が持つ、独特の世界観は、とてもドラマチック。今回も、よく笑い、泣いた。
ストーリーが深く、ていねいに張られた伏線が、徐々にまとまっていく様は、本当に見事だった。
偶然にも今私は、エコロジーにまつわる番組を作っている。そこで感じた「自然との距離感」や「自然との会話」の重要性は、自分の中に深く刻み込みたいと考えていた。
そんな中、人間と自然ということがテーマになった、今回の物語。おそらく、運命(笑)。
自然と神、そして人。とても素敵な物語だった。
さて、私の劇団に客演してくれた野上敦美さんの今回の役、とてもはまっていて素敵だった。彼女が演じた、少し闇を抱えた女性は、物語の中で重要なポジションの人物。時に寂しく、時に熱く、大きく揺れ動く彼女の気持ちを、敦美さんはとても素直に、ていねいに演じていた気がした。
とても彼女は、良い役に巡り会えたと思う。今後にますます期待したい。そして、いつかまたうちの劇団の芝居にも出て欲しい。
さらに、作・演出の浅野泰徳さんとは、是非一度一緒に芝居を作りたいと思った。

ハリジャン
innocentsphere
シアタートラム(東京都)
2008/04/19 (土) ~ 2008/04/27 (日)公演終了
「ハリジャン」観てきた
正直ちょっともったいない感じだったかなー。
いや全然クオリティ高いのだけど、いつもから考えるともっともっと深みが出そうなのに・・というところ。
知り合いだから思うのかもしれないけど劇団員の魅力ももっと見たいっす。

ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ
ニッポン放送
新宿FACE(東京都)
2008/04/04 (金) ~ 2008/05/06 (火)公演終了
満足度★★★★★
インパクトは最高!
ロックミュージカルというジャンルは、私の中で特別な存在。大好きなロックと芝居の融合なんて、うれしすぎてしょうがない(笑)。
ロックのライブ感と、芝居のライブ感を一度に楽しめる事は、私にとってこの上ない幸せだ。
この「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」という作品は、数あるロックミュージカルの中でも、とびきり「ロック」な作品だった。
主人公「ヘドウィグ」の、熱く悲哀に満ちた生きざまは、「ロック」そのもの。全身からあらゆる情念をまき散らしながら、自分の「カタワレ」を探し熱唱する、山本耕史さんが演じる「ヘドウィグ」は、最高にかっこよかった。
そして、「ヘドウィグ」の相棒、「イツァーク」を演じていたのが、韓国の実力派ロックアーティスト、ソムン・タクさん。彼女の爆発的な破壊力を持った歌声には、衝撃を受けた。

THE SNAKE
SHIMAISLAND
ウエストエンドスタジオ(東京都)
2008/04/25 (金) ~ 2008/04/29 (火)公演終了
満足度★★★★★
春の心地よい曇り空
チケプレで観劇しました。シルエットや外枠、その筋道がしっかりしている。ミステリーなんて結末が見えている事こそがセオリーだとミステリー好きの私は思いますが、それをちゃんと踏襲しておられたように感じます。作品としては全体を通してやんわりと明るい曇り空なようなお芝居。どの出演者も他の作品ではみなカンカン照りな芝居でばかりでしたので、この感覚が私はとても新鮮で気持ちがよかったです。私はこのストーリーがたまらなく切なくて好きです。賛否が分かれているようですが、それはこの作品が持つアンブレイカブルな仕組みがそうさせているのだと思います。気持ちよくさせようとすればいくらでも気持ちよくなるはずですから。配役がカンカン照りなだけに、悪く言えば物足りない。雲ひとつ無い晴れが好きな人はこのお芝居は物足りないのかもしれません。私はこれを今回のキャストでなく、曇り空の配役(?)で見てみたいとさえ思いました(笑)ともあれ最終日、もう一度観劇します!

HIDE AND SEEK
パラドックス定数
ザムザ阿佐谷(東京都)
2008/04/24 (木) ~ 2008/04/27 (日)公演終了
満足度★★★★
硬質で上質な。
作家と登場人物の蜜月の関係を、実際の作品を軸に語り進める。
本当にクレバーな作品であると同時に、かなり野心的な作品だ。
硬質で上質なメタフィクションを観られたことは本当に至福である。
だからこそ、問題点を俳優陣に振ってしまいたくなるのだが、仕方あるまい。
それこそ、大御所を揃えても恥ずかしくない戯曲がここにあるのだから。
腕に自信アリの男性俳優に、どんどん出演して欲しい。
そして、照明の具合が実に素晴らしい。この作品の陰の巧者である。

ヤクザとアリス
ろりえ
早稲田小劇場どらま館(東京都)
2008/04/25 (金) ~ 2008/04/28 (月)公演終了
満足度★★
奥山雄太を水割りで。
15mmの衝撃は、結局のところ、濃度・密度の問題だったのだろうか。
120分にしてしまったところで、相当度数が薄まってしまったのは事実だろう。
やりたいことを詰め込んだ結果、散漫な印象を与えてしまっているのである。
期待を集めに集めた旗揚げ公演としては、少し残念な結果だった。
それにしても、ろりえというか奥山雄太のあざとさは苛々させられる。
もちろん、悪い意味ではなくて、各所に感じられる計算高さに「参ったなぁ」と、
こちらの唇を歪ませることに成功しているという点においてだ。
そこに、悪態をつきながらも「次も観なけりゃ」という原動力になってくる。
というわけで、悔しいけれど、次も観たい。
どらま館で、超満員・120分芝居は実に劣悪な環境であった。
そういった意味でも、90分が限界だろう、と思う。

THE SNAKE
SHIMAISLAND
ウエストエンドスタジオ(東京都)
2008/04/25 (金) ~ 2008/04/29 (火)公演終了
満足度★★
これだけのキャストを揃えておきながら・・
どーしてもっと練らなかったのでしょうか?
笑いも浅い。
キャストを生かしきれてない。
ストーリーもありふれててイマイチ、どんでん返しがない。
要は、ワタクシ、観客なのにストーリーの結果が中盤でみえてしまう。
名探偵明智のパクリでしょう?
そしたらさ、そしたらよ?(・・)
中盤でストーリーの結果が解っちゃったらダメでしょう?
次回、中途半端な笑いの導入はやめてください。
笑いを仕込むなら大爆笑です。
以下は劇団関係者は見ないでください。ネタバレBOXに。。

ZOKKYののぞき部屋コレクションPart2
ZOKKY
インディペンデントシアターOji(東京都)
2008/04/26 (土) ~ 2008/04/29 (火)公演終了
満足度★★★★
やっぱし
おもしろかったー。
確実に役者さんと「視線が合う」のはZOKKYの醍醐味ですね。それが演出であるなら、こっちも視線をそらせない。(ぼくは負けて少し身を引いてしまいました‥)
ZOKKY、他のお芝居と違って会場に行くときには、少しの後ろめたさと少しの緊張感がありますが、たぶんそのせいですね。
しかし、3本観るのに3時間‥待ったなー

三風谷村水没前夜
劇団バッコスの祭
池袋小劇場(東京都)
2008/04/26 (土) ~ 2008/04/29 (火)公演終了
安定感。
前回公演で何か突き抜けた感じがして、今回はそのまま下降せずに完成度を維持出来たかと。一歩上のステージで上手く足場を固められている印象。これまでは冒頭から中盤まで芝居のテンションがなかなか乗り切らなかったりしたのですが、今回はそれもクリア。大きな一撃よりも手数で勝っている感じ。笑いの意味での小ネタが多いのもありますが、そもそも口語演劇としての部分でも。さて、そうなって来ると次回以降にあえて一撃を狙うのもアリかと思えてきます。
もの凄い数の公演が被っている今のこの時期。月曜休演の公演もある中で普通に明日もマチネ・ソワレ共にやってます。池袋小劇場なので駅から徒歩5分。近くを通るならふらっと行ってもいいんじゃないでしょうか。