
4x1h Reading #0
4x1h project
ギャラリーLE DECO(東京都)
2008/05/23 (金) ~ 2008/05/25 (日)公演終了
group B
両グループの中から2作品が選出されて9月に公演を迎えます。なので今回はコンペみたいなもの。ってことで、各演目の終わりに拍手をしない事を心掛けました。シビアに観たよ。

「卒塔婆小町」「葵上」
三条会
三条会アトリエ(千葉県)
2008/05/24 (土) ~ 2008/05/30 (金)公演終了
満足度★★★★★
異端的かつ正統的な三島由紀夫
今、これを見ないでどの芝居を見に行くっていうんじゃぁ!!と叫びたい。
きわめて独創的、異端的でありながら、今見ることのできるもっともまっとうな『近代能楽集』であるような舞台。
千葉までの道のりを後悔することはないはず。
とにかく見るべし!

田中さんの青空
演劇集団円
ステージ円(東京都)
2008/05/15 (木) ~ 2008/05/25 (日)公演終了
満足度★★★★
コントラストの醍醐味
日常生活のスケッチのような、エキセントリックな女性が出てくる一人芝居で、五人の女優の芸力を堪能したあと、また別の世界が展開していく。前半と後半のコントラストの鮮やかさ、展開の意外性、そしてシンプルだが濃密で力強い物語、技巧と内容の両面で楽しむことのできる作品だった。

黒蜥蜴
パルコ・プロデュース
ル テアトル銀座 by PARCO(東京都)
2008/04/18 (金) ~ 2008/06/01 (日)公演終了
満足度★★★★
ゴージャス
三幕構成、一幕約1時間で一幕毎に15分の休憩があった。
とにかく美輪さんの存在感が素晴らしい!!
あと、衣装が豪華なので、エキストラの人たちと違和感があった。
同じ時代の話なのかと思えてしまった。。

しーくれっと◆DRIVE
Marmoset
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2008/05/23 (金) ~ 2008/05/25 (日)公演終了
満足度★★★★★
キュートで刺激的で・・・☆
観終わったときの「○○○○感」に大満足♪♪♪
これは舞台を観にいかなければ感じられない感覚!!
キュートでお洒落で刺激的で、楽しくて切なくて・・・・・、そして深い…観る人の心をググッとつかんで離さない作品でした。
クオリティの高い映像とのコラボレートも新鮮で、新しいスタイルの舞台だと思います。
次なる作品も期待!!!

ヤマトタケル
松竹
大阪松竹座(大阪府)
2008/05/04 (日) ~ 2008/05/27 (火)公演終了
満足度★★★★
初!松竹座
長い歴史のある劇場だそうで外観に重みのある松竹座。
なかなか機会がなくて、今回、初めて入館。
席数が1000席ちょっとしかないんですよ、
いわゆる商業演劇の小屋としてはふた回りくらい小さいです。
今回、3階席の一番後ろから見ましたが、
とても良く見える。演舞上で見るより、ずっと見やすい。
コンパクトな劇場がゆえに、舞台サイズも、
演舞場、博多座、中日に比べると大分狭そう。
猿之助じゃない主演のスーパー歌舞伎、初めてでした。
スーパー歌舞伎自体が、オグリか何か以来なんだけど、
いやいや、今回が一番ゴージャスでダイナミックと感じた。
これは進化?
なにより出演者が60人以上いるので、宝塚同様、賑やか!
人数が多いというだけで、派手は生まれるし迫力が増す。
ゆえに内容にメリハリがつく。
中国雑技団のようなアンサンブル?(黒子?)が、
くるくるくるくる回ってアクロバットを加えた立ち回りが
何度もあります。
これが体育会系っぽくってすがすがしい。
役者陣ですが、若くないけど若手だけの構成(夜の部観劇)。
改めて猿之助って、立っているだけで
オーラのある人だったんだなぁと思いかえしたりもしましたが、
いなくても結構大丈夫でした。
「スーパー歌舞伎」という一つのジャンルで
上演されれば、これ実力が伴えば、誰でもいいんじゃないかな。
ミュージカルでいう「キャッツ」や「ライオンキング」と一緒。
決まった型を上手に演じれば、それほど役者の個性に
偏らずに楽しめる貴重な作品と言えましょう。
何作かスーパー歌舞伎は見ましたが、
全部、構成は一緒ですな、新鮮味はない。
でも、わかっていても宙乗りシーンは感動します。
あれは不思議。
いまや宙乗りなんか珍しくないし、それこそ「ルドルフ」で
浦井マジシャンも宙乗りしてますし、
「SHOCK」で光一スシ王子は、命綱なしに宙吊りで、
しかもクルクル回ってます。
でもね、スーパー歌舞伎の宙乗りは違うんですよ。
本家というか、迫力が違う。
このシーンを見るために、このシーンで感動を共有する為に、
長い時間、作品に付き合わなきゃいけない、と
言っても過言じゃないでしょう。
大阪で見なきゃいけない作品ではないけど、
いろんなジャンルがゴチャ交ぜになった、
スーパー歌舞伎、いろいろ詰め合わさって
「お値打ち」な作品、そんな作風は大阪っぽいかな。

ジンジャーに乗って
快快
インディペンデントシアターOji(東京都)
2008/05/15 (木) ~ 2008/05/25 (日)公演終了
満足度★
空っぽだった
あまりの内容の無さに呆然。
只々「僕たち楽しいですよぉ~!みんなももっと楽しもうぜぇ~!」みたいな空気が充満していた。
人数合わせで連れてこられたコンパで周りがすっごい盛り上がってるのに、自分は今ひとつ引いてしまって顔は笑ってるのに心の距離が開く一方、みたいな。
自分は何か期待するものを間違っていたらしい。
サイトの方に「岸田戯曲賞最年少でとります」とか書いてあったけど、この人達はそんなもの必要としてないし、とる必要もないし、とれないでしょう?なんでこれでとろうとか思うのか皆目分からない。
あと、別にこれはこの劇団に限ったことじゃないけど、何で踊る(というか只の振り付けでしかないんだけど)必要があるのか分からん。「何でも節をつけて歌えばミュージカル」みたいでどうも好きになれない。
あの中で、ちゃんと身体があって踊りとして観られるのはパパ・タラフマラの(で良いのかしら?クレジット無かったけど)池野さんだけだった。
総じて空虚な60分だった。
唯一の収穫は、「あー、東京でしか生きられない人達っていうのがいるんだなぁ」ということに気が付いたこと。
まあ、でもこれもまた「舞台」なんだよなぁ。

ショウジさんの息子
渡辺源四郎商店
アトリエ春風舎(東京都)
2008/05/22 (木) ~ 2008/05/25 (日)公演終了
満足度★★★★★
ショウジさんの息子
人を思いやる気持ちって、まったく切ないね~。
前回も泣かされましたが、改訂版はますますグレードアップし、見所&聞き所満載で、必見の1作!
そこにいるだけで存在感ずっしりの80翁・宮越さんと、その年輪を正面から受けて立つささきさん。静かで深い応酬が、痛くて温かい。
店主・畑沢さんの久々の登場を目の当たりにできることも、コアなファンには嬉しい限り。地元青森にこんな劇団があるなんて、ほんと嬉しい限りです!

しーくれっと◆DRIVE
Marmoset
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2008/05/23 (金) ~ 2008/05/25 (日)公演終了

ルドルフ
東宝
帝国劇場(東京都)
2008/05/06 (火) ~ 2008/06/01 (日)公演終了
満足度★★★
大爆笑なトークショー
2回目の観劇。1回目よりも余裕を持って観劇できたので、
曲の深さ、歌詞に含まれた意味をかみ締めることが出来た。
でもやっぱり芝居としてはB級、ドラマで言えば、昼メロ、ソープドラマ、
決して月9や金ドラのようなゴールデン枠、ましてや映画レベルでは、
ありません。
そんなでもリピートしたのはチケット代の殆どが、この意味と
言ってもいい、アフタートークショーがあったから。
Wルドルフの会話って聞いてみたいじゃないですか。
(初代ルドルフの香寿たーたん入れたらトリプルルドルフだ!)
「この作品への思い入れは?」と聞かれた井上芳雄は、
「何も考えていません、仕事ですから。社会人なんですから」と
訳のわからない回答をしている。
井上芳雄は、どにかく浦井に対し攻撃的、トークショーの中で
唯一優等生的な回答や発言をする浦井へ、揚げ足はとるわ、
いちゃもんはつけるわ、完全ないじめ、やりたい放題。
それだけでなく出演者に「河童」呼ばわりされている浦井、
衣装も芝居も好き放題な岡、
よく言えば役者の個性が活かされた芝居である、自由な雰囲気な
作品と言えますが、
「なんだ、適当にやってんだ」って、納得しました。
40分以上におよぶトークショー、ミュージカルの裏話、
ルドルフの裏話、
なにより素顔の役者達が、帝劇の舞台の上にもかかわらず、
キャピキャピって、
おいおいここは飲み屋かよ!つっこみたくなるほど、
楽しく、芝居よりもイキイキしている姿が見れたのが面白い。
あぁ今週のレディストークショーも、行きてぇ、でも大阪遠征・・・残念

ガンまげ
TV TOKYO
紀伊國屋ホール(東京都)
2008/05/21 (水) ~ 2008/05/28 (水)公演終了
満足度★★
もっと面白くなってもいいはずなのに
この手の、いわばバックステージものって、
お約束のイライラするような勘違いや、結末は綺麗に締めようって大団円に
向けた感動が入り混じって、ワンパターンだけど、それほど間違いのない、
それなりに楽しめる作品になるはずなのに・・・・
後半は、やや盛り返すにしても、どうにも退屈な前半のダメージは
覆せず、全体としては残念ながらテンポの悪い、まとまりのない
作品という印象といわざる得ない。
見応えがあったのはAAAの若い男の子だけ。
彼のラストの独白は、ちょっぽりホロっときました。
小劇場の中では、人気者を集めた企画のようですが、
塵は積もっても塵は塵、山にはなりません。
目立ったのは、原知宏くらいで、あとは見事に華がない。
にもかかわらず、見ていて不快感があったのは、
それぞれの劇団の中では、
人気者なんでしょうか???誰も知らないけど、どいつもこいつも、
自分を押し出す芝居ばかりして酔いしれた芝居をしているのが
鼻につく。
だから芝居のカラーに統一感がない。
芝居は演出家のものだから、自分の劇団ではどういう解釈で芝居を
するのであれ、演出家の強いリーダーシップで作品を
作り上げなくちゃ、と思っていたら、
演出家も交代していたんですね。
これじゃ支離滅裂になるはずだ。
しかし、舞台の上以上に、酷かったのが客席。
20代の女性を中心に、帽子はとらない、頭の高い位置にポニーテール
をする、大きな花飾りを頭につける、と
これわざと後ろの人の邪魔しているのかって身だしなみ。
ペチャクチャしょっちゅう隣同士にしゃべる、携帯のバックライトを利用すると、
まぁ本当に芝居見る時間があったら品格の本でも
読んだほうがいいんじゃないかって思います。
後ろにいた20代の男の子4人組は、ギャグ漫画のように、
「ガーガー」っていびきかいて寝てましたよ。ビックリしました、
4人とも寝てるから仲間うちでは誰も注意しない、
係員も注意しない。
寝るのは仕方ないにしても、いびきが目立った時点で、ねぇ。
こういう人が多くなるから
上演前の注意事項が、電車のマナー同様、
どんどん、どんどん、どんどん、増えていくんだなぁ。

MYMYのコメディーパフォーマンスライブVol.6
MYMY(まいまい)
R's アートコート(東京都)
2008/05/24 (土) ~ 2008/05/24 (土)公演終了
満足度★★★★★
面白さの巾が広~い MYMYです。
昨年に続き2回目の観劇ですが、ネタの幅広さはもちろんですが、タップ、風船芸、そしてネタのない様なところでも笑いを創り上げる舞台は、ホントに”お笑いエンターテイメント”そのものでした。★舞台が終了して、お笑いで見たことのないアンコールが2度起きるなど、面白さの深さも観客の皆さんの折り紙つきです。次回は秋に公演があるとのことですが、これも見逃せません。 テッド・K

ショウジさんの息子
渡辺源四郎商店
アトリエ春風舎(東京都)
2008/05/22 (木) ~ 2008/05/25 (日)公演終了

三島由紀夫をこころみる
劇団渡辺
atelier SENTIO(東京都)
2008/05/23 (金) ~ 2008/05/24 (土)公演終了
満足度★★★★
アフタートーク含めて大満足
静岡の劇団なので初見だし前情報もあまりなかったけど、手垢のつきまくった三島をどのように見せるのか楽しみに行ってきました。
会場に入ると黒服の男性が前説&場つなぎをしていて、小さなアトリエということもありアットホームな雰囲気。
芝居は3部構成で、最初はあらすじを3人の役者さんがユーモアたっぷりに自然体で解説。
2番目は「班女」を崩した形で、小島よしおのギャグなども交えつつ。脱力気味に。個人的にはこの2番目が一番わかりやすくて良かったのですけど。
最後は三島の言葉を大切にして、迫力のストレートな芝居。個人的にはちょっとウトウトしてしまった。
これで1時間ほど。ぎっしり詰め込まれて、演劇に正面から向かい合い、役者の肉体を全面に押し出した密度の濃い1時間でした。
劇団渡辺、次東京でやるときも見に行きます!
三条会を見る方はこちらもお勧めです。
というか、センティ

CROWN〜眠らない、夜の果てに…
劇団EXILE
青山劇場(東京都)
2008/05/16 (金) ~ 2008/05/26 (月)公演終了
満足度★★★
思ってたより・・・
ずっと本格的な作品。
客層は普段観ているお芝居とはだいぶ違ってるけど、演劇としてよくできた作品だったと思う。
公演中なので詳細はネタバレBOXに。

SHE IS BEYOND GOOD AND EVIL.
Mrs.fictions
ザムザ阿佐谷(東京都)
2008/05/23 (金) ~ 2008/05/26 (月)公演終了
満足度★★★
涙と鼻水君が演じてました!
倉科演じる喜瀬の涙は迫真の演技でしたっ!
涙と鼻水が人目を気にせず主張しちゃって、
特に鼻水くんは素晴らしかった!
アレは生きてる。
鼻水くんが一人歩きして演じてました。
誰よりも素晴らしかったです。鼻水くん!ワッショイ!
続きはネタバレに。。

メゾントーレ203
Premier☆Million☆Carats
ザ・ポケット(東京都)
2008/05/21 (水) ~ 2008/05/25 (日)公演終了
満足度★★★★
観ました!
面白かったです!ひとりひとりの個性がはっきりしてて、観ていて楽しかったです。長かったとのコメントもありますが、いかにもコメディ!という感じで思わず笑っちゃうところと、迫真の演技にどきどきしちゃうところがあって私はあっという間に感じました。

恋する病室
東京おいっす!
「劇」小劇場(東京都)
2008/05/20 (火) ~ 2008/05/25 (日)公演終了
満足度★★★★
予想以上に笑える
展開の早さと個性的な役者達に圧倒され、楽しい時間を過ごせました。いろんな意味で予想外でした。

ジンジャーに乗って
快快
インディペンデントシアターOji(東京都)
2008/05/15 (木) ~ 2008/05/25 (日)公演終了
満足度★★★★
やっぱり魅力的な集団
団体名は変わっても、遊びたっぷりの舞台は相変わらず。
入場したら既に役者さんが舞台上に揃っていて挨拶されたのでビックリ。
今日は夜の講演後に研究発表会があって、論点がわかりづらい発表会だったけど、言いたいことは「デザインの面でも見にくる人たちとの距離感をなくしたい」ということでした。確かに快快になってからは距離感を縮めようというという意味で、参加型イベントも用意されてて楽しいですね。
あと脚本がよければ★5つなのだけど。。。

SHE IS BEYOND GOOD AND EVIL.
Mrs.fictions
ザムザ阿佐谷(東京都)
2008/05/23 (金) ~ 2008/05/26 (月)公演終了
満足度★★★★
侮っていました
一見、高校生の「思春期もの」というか、青春回顧のようですが、観劇して判ったのは、その実態が、観客を掴んで「しっかり見ろ」と強く引きこまれた気持ちがするくらい、力強いお芝居でした。挑戦されているような感じさえあり、新鮮でした。
役者さんの台詞もイキイキしていました。
観ている方もイキイキできる、そういうお芝居でした。
侮っていました。
ただ、映像(というか映写というか)の使い方が中途半端な感じだったのが惜しい。