最新の観てきた!クチコミ一覧

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その夏、13月

その夏、13月

チェリーブロッサムハイスクール

サンモールスタジオ(東京都)

2008/06/27 (金) ~ 2008/07/01 (火)公演終了

じゅうさんがつじゃないのかー。
ある人々の13ヶ月に渡る物語。見せ方に仕掛けがあるのですが、それはネタバレになる為にここでは控えます。それがですねー、どうも上手く機能していなかった感じなのです。明らかにそれが理由で、人物の思惑や行動原理が序盤はよく分からない。上演60分を過ぎた頃になると色々な物が繋がり出してぐっと観易くなります。しかし当てもなく待つ約60分間は決して快適ではありません。退席する客の姿もありました。作った側は当初からそのリスクも念頭にあっただろうと思いますので、腹を括って楽日まで遣り切って欲しいです。万が一その辺を曖昧に考えて幕を開けてしまったのだとしたら、今からでも括るしかないですね。
癖のある演技の役者も多かった中、個人的には波那役の宮本奈津美さんに好感。この方の演技があくどかったら観劇後の後味は確実にもっと悪いものへ変わっていたかと。以下に長ったらしくわーわー記してはいるものの、そんなに後味は悪くなかったのです。

ネタバレBOX

taraさんがネタバレBOXに記されている感想がかなり自分と近く、概ねそれに賛同します。以下はその上での私見。
時系列が逆になるので、結果→経過→理由の順に観ていく事になります。なので序盤は作中人物達の中では盛り上がりを過ぎてやたら切迫しているのだけれど、観ている客席側としては何が起きてるか分からずにポカーンな状態。掴み所がないので何を観ていいのか分かりませんでした。どうにか自分なりに探そうとはしたんですけど。そしてそんな状態のまま、30分くらい過ぎてオープニング。波那の首吊り場面。「ええぇーーー…」でした。汲み取れる感情が何処にもないので単なるポーズで終わっている。劇中での死の扱い方において、個人的に最もタブーな手法でした。ダメだよー、見栄えで人を殺したらいけないよー。同じ様に、実相寺と桃子のキスも。キスさせればそういう2人に見える、という意図のポーズ。逆なんです。「そういう2人が→キスをする」の順番になってくれないと、表面的な視覚情報に終わってしまう。私が演劇で観たいのは、内面です。
観ている最中は映写される「chapter」が終わりへのカウントダウンに思えていました。それが「物語の終わり」へのカウントダウンであれば良かったものの、実は私には「演目の終わり」になってしまったんですね。正直な話。失礼ながら、「カウントダウンが終わったら帰れるなぁ」と。同時に、裏切って欲しくもあったのです。「chapter.0」まで存在するとか、最後に「chapter.7」になって時間軸の先端をやるとか。終演する正にその瞬間まで何か予想外が起きないかと期待していたものの(予想した予想外という矛盾が発生してしまっていたのですが)、特に何もなく。逆順でやる事だけを目的としてしまったのかと惜しく思います。
俺を縛れ!

俺を縛れ!

柿喰う客

インディペンデントシアターOji(東京都)

2008/06/18 (水) ~ 2008/06/30 (月)公演終了

満足度★★★★★

幾度目かの柿喰う客
役者・美術・テーマ・素◎
柿喰う客の様々なスタイルを観てきましたが、この形が一番しっくりきている気がします。そして王子小劇場では手狭な雰囲気。観客が近過ぎて舞台全体のグルーヴが見渡せない。もう一回りくらい大きな劇場が丁度良いのではないかと。
ポスト・パフォーマンス・トークに出演させて戴きました。ありがとうございました。

ネタバレBOX

後半どんどん素に還って行く感覚はとても心地良い。そしてそれすらも投げ棄てる心意気。ラスト全員大熱唱の中、客席からかなり見えにくい所で踊っていたこいけけいこさんが最高に面白かった。
感情移入も許さない演出がたまらない。
闘争か、逃走か

闘争か、逃走か

演劇ユニットG.com

アトリエフォンテーヌ(東京都)

2008/06/25 (水) ~ 2008/06/29 (日)公演終了

三度目G.com
出演者の奮闘・ボイスパーカッション○
これは受け入れ方が難しい。脚本自体が、価値を無価値化すべく走っているため、どうしても無価値な印象を抱いてしまう。

ネタバレBOX

闘争も逃走もしない、という衝撃のラストが、2時間10分の全てを物語る。おいっ!ってなる。なった。
あゆみ

あゆみ

toi

こまばアゴラ劇場(東京都)

2008/06/18 (水) ~ 2008/06/24 (火)公演終了

満足度★★★★

幾度目かの柴幸男
脚本・演出・役者・小道具◎
素晴らしい走馬灯。こういうものを、価値のある作品と言うのだろう。
無理して観に行って良かった。ダンスは少々蛇足な気も。

大怪獣サヨナラ

大怪獣サヨナラ

The end of company ジエン社

明石スタジオ(東京都)

2008/06/19 (木) ~ 2008/06/22 (日)公演終了

二度目ジエン社
一部の鋭い台詞・一部の役者○
しかしながらとっ散らかっているので、波に乗り切れない。それが意図だったらば恐縮です。

Lucky cream soda

Lucky cream soda

O-MATSURI企画merrymaker

シアター風姿花伝(東京都)

2008/06/26 (木) ~ 2008/06/30 (月)公演終了

満足度★★★

楽しめました
まず目に付いたのが灯体の数。半端ない。
役者さんは全体的に上手な人ばかりでした。体の使い方がよくてねぇ。見習いたい。
いやー、私は脚本の荒が気になってしまいましたねぇ…。
斜めから見なければ、楽しく観れる面白いお芝居だったと思います。笑いどころも結構あったし。何より役者さんたちがそれはもう楽しそうで。仲良いんだろうなーと思いました。


ネタバレBOX

マジでヒーローごっこやってる痛い大人たちを世間がどれだけ受け入れてるのか。20年という数字がもつリアルさと、30代のいい大人がヒーローに憧れるという非現実的な状況がまったくマッチせず。
商店街の破壊という過激な行動に至る理由がとってつけたようなもので、いまいち納得いきません。
主題もクリームソーダなのか、カレーなのか。
ヒーローなのか、悪役なのか。
友情なのか、兄弟愛なのか。
俺を縛れ!

俺を縛れ!

柿喰う客

インディペンデントシアターOji(東京都)

2008/06/18 (水) ~ 2008/06/30 (月)公演終了

満足度★★★★

初めて柿を観ました
観終わっての第一声…   『疲れた…』

2時間15分という長さもさることながら、あのパワーを延々見せつけられたら疲労感たっぷり。
いやしかし、ファンつくのわかるなぁ。
演劇という枠を越えてエンターテイメントとして確立させた感じ。
正統派演劇もできるんだろうけど、「あえてやりません」「やってたまるか」的な演劇界への威嚇ともとれる芝居。

脚本がね。巧妙でね。本人の意思とは裏腹にキャラに翻弄されていく感じがとても!とてもよかった!!あたかも自分の意思であるかのようにどんどんストーリーが展開されていって、もはや誰も止められないし、客的にもその先行きが気になりすぎる構成だっただけに…最後投げちゃ駄目だろう…。
ストーリーをきちんと観たかったですよ…。あえてそうしたんだろうけどね…。
でも素に戻ったような演技(演技だよね?)はさすがでね。
これの欠点はリピーター客が2回観れないことかな。2回目も同じ展開が待ってたらあーあってなっちゃうもんね。2回目に別の展開が待ってたら素晴らしい。

不在のA

不在のA

早稲田大学演劇倶楽部

早稲田大学学生会館(東京都)

2008/06/27 (金) ~ 2008/06/29 (日)公演終了

なんだろう
公演お疲れ様です。
今日が楽日かな。作品自体も好きだったけど、役者が良かったな。
私の機嫌が悪くなるくらい。そのくらい良かった。

その夏、13月

その夏、13月

チェリーブロッサムハイスクール

サンモールスタジオ(東京都)

2008/06/27 (金) ~ 2008/07/01 (火)公演終了

満足度★★★★★

いかに遡って思い出すか。
これは意見がわかれるのを承知でよくやったと思う。怖かったと思う。

からくりに気付くのが、会場だったり家に帰ってからだったり数日後だったりする。

いつも説明じみた台詞を入れないのが特徴なので、想像力のテストを受けている気分で頭をつかいますがそれが好きな人に。
勇気を持って万人向けではないこの台本を書いた人に拍手を送りたいです。


どの作品も共通して終わった後の空気が清いのは独特の雰囲気があるなぁ。
ラムさんと荒川さんは喋るだけでも面白い。
いつも以上にラムさんの母性を満喫しました。

ネタバレBOX

最後のシーンで感じたこと。

男は最初の男になりたがる。
女は最後の女になりたがる。

記憶で征服したいのは女のほうが強いかもしれない。
例えば、好きな人の子供さえいれば生きていける、というような妄想を維持しながら幸せを感じる女性特有の性質について触れたところに、ああーってなりました。

最後のハナの想いはよく伝わりました。

法王庁の避妊法

法王庁の避妊法

オーガニックシアター

まったなしスタジオ(東京都)

2008/06/27 (金) ~ 2008/06/29 (日)公演終了

満足度★★★★

その時代の情景が甦るよう・・。
とある産婦人科医の物語。

荻野先生は婦人の幸せの為に排卵がいつ起こるのかを、どうしても突き止めたいと願いました。

不運を嘆いて生きるのではなく、運命を必然として生きる。
そこに人生を良い方向に向ける秘訣があるような気がして仕方がないからでした。

公演中なので、ネタバレBOXへ。。

ネタバレBOX

まず、役者のカムシーンが目立ったけれど、それでも、一人一人の役者のキャラが確立していて、見ごたえのある作品でした。

それぞれの役に対しての微妙な表情も素晴らしいです。

今回の役者陣、脇はおりません。
そして荻野の妻役の着物の衣装替えも見所です。。



荻野先生のお見合いの女性が現れるというシーンから、舞台は始まります。
非常にコミカルで楽しい。。

先生はやがてこの女性と結婚することになりますが、妻となった暁には今の研究の排卵がいつ起こるのか、を知りたいが為に、月経の時期と夫婦の交わりをメモして欲しいと、頼みます。

女性はこれを受け入れ妻となります。


一方、産婦人科に訪れる患者には、それぞれ少しずつ、問題を抱えた人たちばかりでした。

排卵日が解らない為に、生みたくない子供を身ごもってしまう。また、生みたいのに排卵日が解らなくて生めない。


そんな女性の悩みを解決すべき荻野先生は奮闘し、月経の論文を仕上げるために努力しますが、妻は夫の研究している事に疑問を感じ始めます。

子供は授かり物だから、自然に逆らったり、人が操作するというような、そんな事が自由になるのが怖い。と言い出します。
研究の為に協力して欲しい。と子供を作る事を提案した先生の言葉にもひっかかります。

その間、荻野先生は葛藤します。

そこで、荻野の友人のドクターが婦人を説得します。
「今まで婦人は生むか生まないかを選べないが為に苦しんできた。しかし、これからは選べるようになり悩む。そういう、進歩で幸せになる。」


妻は、ひっかかりが取れたように、

「私、幸せになる為にたくさん子供を産みます。」と言います。



物語の内容は解りやすくベタな芝居ですが、随所にコミカルさも含め、先生の誠実な人間性も見事に演じていました。

妻役の役者、患者・・・全ての役者の表情がいいです。
涙を流すシーンでも惜しげも無く涙を流し、ワタクシも勿論、泣きました。
とにかく、役者が素晴らしいです。


登場人物には年配の役者もいらっしゃって、それがこの舞台の深みを増してました。


非常に素晴らしい作品です。



幕間に10分の休憩があり、揚げたてのカレーパンが150円で販売されました。
飛ぶように売れた!(^0^)
勿論、ワタクシも食べました。

すんごく美味しかった!
いい企画だーーー!!(^0^)
恋火〜岸田理生の言霊、そして薔薇(わたし)の美学〜

恋火〜岸田理生の言霊、そして薔薇(わたし)の美学〜

青蛾館

千本桜ホール(東京都)

2008/06/28 (土) ~ 2008/06/30 (月)公演終了

満足度★★★

千本桜バージョンを拝見
まず、自分は15年前の青蛾館をしらないので、復活に対する感慨深さはないと前置きして。
のっけから妖艶で耽美な世界にはまりました。言葉が綺麗。
五話オムニバスで個々の話がダイジェスト風になっているせいか、身毒丸しか知らない自分にとってはちょっと話はわかりにくいけれど(個々の作品を個別にじっくり観てみたい)。

密八

密八

ゲキバカ

OFF OFFシアター(東京都)

2008/06/20 (金) ~ 2008/07/01 (火)公演終了

満足度★★★★

狭い空間を・・・
全く感じさせないすごい迫力・・。

とても素晴らしい作品だと思います。

ネタバレBOX

これがあのOFFOFFか、と驚かされるくらい舞台を広く使い、音響も迫力十分。
男優さんだけによるお芝居らしく、パワフルで骨太な作品。

終始緊迫したストーリーの中に時折挟むコントも、肌合いが全然違う分、意外性があって面白い。
自分は初見でしたが、あれはこの劇団お約束のシーンなんでしょか・・。
固定客と思われるファンも大喜びしているようで、とても楽しげな一幕。

全編随所に色んな工夫やネタを取り入れており、最後まで時間を感じさせることなく、とても楽しめる作品だと思います。


コウエンノキマリ

コウエンノキマリ

tea for two

「劇」小劇場(東京都)

2008/06/26 (木) ~ 2008/06/29 (日)公演終了

満足度★★

評価しがたい
あらすじに「少女が殺された」「時代の変化に合わせてルールを変えるのなら、社会は何をもとに変化していくのだろう」とあり、もっと強いメッセージ性がある芝居なのかと思っていた。宣伝文句の言葉の強さに対して、作品の色というか描き方が淡過ぎる。
一種ファンタジーっぽい後半以降の流れについていけなかった。
悪くはないのだが…肩すかし。
役者の力量も問題か。

決斗、高田馬場

決斗、高田馬場

タナトス6 プロデュース

タナトス6(東京都)

2008/06/28 (土) ~ 2008/06/29 (日)公演終了

御酢!演劇亜種異種親善試合!
吉田ミサイルと久堂秀明の一人芝居対決。
両者が1時間ずつの一人芝居を披露した後、
最後は時間無制限でセッション(エチュード)する内容。


俺は吉田ミサイルの世界の照明でした。が、観てきました。
何故なら、台本を読んでプランを組んだのが当日午後。
一度も通さずに本番を迎えたからです。
オペしながら観ました。


そして、最後のエチュードでは、何故かスタッフなのに
いきなり出場機会が与えられ、出演しました。
過激派で知られるアバンギャルド劇団、
北区うかおうへい劇団の演出家という役を考案して演りました。


いろいろ疲れる現場ですが、ライブの空気は秀逸。
今回が良い意味で親善試合だったからでしょう。
対戦相手のクドヒデさんは楽園王などで長いキャリアの
あるベテラン。大変やんちゃですが良識のある狂いっぷり。


俺はこのショウは演劇ではないと思っているのですが
大きなくくりでいえば演劇です。演劇公演でコール&レスポンス
が起きてるのって初めて観たかもしれない。
最高にピースでした。会場は4時間半、爆笑の嵐でした。


しかし、吉田ミサイルの世界の一観客として思うのは
吉田ミサイルの世界の真骨頂は今回のような
「瞬発力頼みのサブカル演芸」じゃないのではないか
ということです。もっとドープに作品をつきつめて欲しい。
台詞を覚えて舞台に立って欲しい(笑)。
それと、台本が前日には欲しい(切実)。

吉田ミサイルの世界は、イキウメよりファンタジックになれるし、
庭劇団ペニノと肩を並べるほど奇想に満ち、
ポツドールより人間賛歌を歌える可能性があるカンパニーだと思います。
……ちゃんと稽古すれば(笑)。


とゆーわけで、関係者としては☆☆☆☆☆、
観客としては☆ってとこでしょうか。


※残席情報※
6月29日(日曜)も18:30から追加公演があります。
残席ありますので、気になる方は是非!
料金はカンパ制ですのでいくらでもOKです☆

.「maniacs」

.「maniacs」

SUGAR BOY

アイピット目白(東京都)

2008/06/25 (水) ~ 2008/06/29 (日)公演終了

満足度★★★

欲張りすぎ‥
強弱のある笑いがふんだんに盛り込まれてておもしろかったです!
でもですね、2時間の間にあれもこれもと詰め込みすぎたような‥
「おいしいけど、もうおなかいっぱいで結構」って感じがしました。

しかし、これからも期待大です!

杭抗(コックリ)

杭抗(コックリ)

乞局

こまばアゴラ劇場(東京都)

2008/06/04 (水) ~ 2008/06/15 (日)公演終了

満足度★★★

20080614
20080614。
同じ施設(たてもの)が世代を越えて、違う用途に使われていくって、面白い構成。けど、それで?。

ネムレナイト2008

ネムレナイト2008

大人の麦茶

紀伊國屋ホール(東京都)

2008/06/18 (水) ~ 2008/06/22 (日)公演終了

満足度★★★

最高のキャスティングかもしれない
過去の公演のDVDを観てみたのだけど、今回のキャスティングはよりグレードアップしていて良いです。けど、これは再演を繰り返すほどの良作には思えない。

前回と演出が変わらないってのも、能があるのかないのか。。。。。

欲望のワルツ

欲望のワルツ

千賀ゆう子企画

こまばアゴラ劇場(東京都)

2008/06/28 (土) ~ 2008/06/29 (日)公演終了

満足度★★★

termね
ふくすうの戯曲からterm(ワードより長くてセンテンスより短い・・・?)を取り出して、独自に組んでみました、みたいな感じ。

一遍のドラマを演じるお芝居とは違うスタイルです。
「舞台を初めて観る」方には薦めません^^;

このあとある『料理人』て、もしかしてそんな芝居なの?というヒントというかカケラをみれるかも。

コウエンノキマリ

コウエンノキマリ

tea for two

「劇」小劇場(東京都)

2008/06/26 (木) ~ 2008/06/29 (日)公演終了

満足度★★★★

好感度抜群
わかりやすくて、さわやかで、かなり好感持てます。この感じ、この劇団ならではですね。客演さんも素晴らしい。詳しくはネタバレへ。

ネタバレBOX

実はこれでteaのお芝居を観たのは4本目です。正直当たり外れみたいな不安定さがあると思いますが、今回はその中間くらいの印象でした。よくも悪くも、という意味ではなく、この辺のバランスが一番観ていて心地いいと思います。台詞(会話)はかなりシンプルに洗練されていて、客席に放つのではなく、すべて舞台上で泡になって消えていきます。それをぼんやり眺めながら、酒ではなくまさにteaを飲んでいるといった具合。刺激が好きな人には物足りなさ全開だと思いますが、私は半年に一度は絶対に「のんびり」したくなります・・・それにしても、公園で起こった殺人事件を、これだけシンプルにさわやかで感動的にまとめるのは、ある意味すごい。

なんと言っても塚原美穂さん。相変わらずよかった。この女優さんの空気感はとても好きです。ハスキーボイスなのに、とってもかわいく思えます。ちょっと他の劇団に客演されたものも観てみたいです。
渡邉亜紀子さん。なぜかいつも客演で出演されていて、気になる存在です。前にOL役で出てたときと今回の印象が全然違って、とてもキュートでした。ジャングルジム(?)の上でのお芝居はとっても絵になってました。はやくオリジナルメンバーになってほしいです。
他の役者さんも、極端ではないが確実に実力を持った方々ばかりで、とてもバランスがとれていたと思います。客演さんの倉田知美さんは極端によかった。彼女はすごい。男優陣はもっと頑張ってほしいかな。

11月もまた観ます、間違いなく。


混じりあうこと、消えること

混じりあうこと、消えること

新国立劇場

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2008/06/27 (金) ~ 2008/07/06 (日)公演終了

満足度★★★

あくまで前田司郎作品
演出家は違っても、いつもの前田司郎さんの色がはっきり息づいた作品。80分。
新国立劇場でやるのは良いけど、これで5,000円取るの?と思ってしまった。アゴラで2,500円くらいだったら納得できるんだけど。五反田団でやった方が良いものに仕上がったと思います。でも、いつもの五反田団の方が数倍面白いですけど。そういう舞台でした。

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