最新の観てきた!クチコミ一覧

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羊と兵隊

羊と兵隊

松竹

本多劇場(東京都)

2008/07/05 (土) ~ 2008/07/27 (日)公演終了

満足度★★★

う~ん、うん?う~ん
悪くはないし、何となく分からなくも無いですが、
う~ん、少し残念というか惜しいというか・・・

キライではないですが、もう一つ何か欲しかったですね。。

ネタバレBOX

どこの国のどの地域でどういう関係があって。。。
という辺りが(必要性が高くなかったと思うので)相当省略されていたこと、
話がイライラするほど進まないことなど、
話の内容の割に登場人物が多いことなどが
フラストレーションになりました。

特に開始40分間が気に入る、入らないの分かれ目になりそうですね。

それと母親と妹とアマノと軍人の存在がイマイチ明確になりません。
特に最期の妹の自殺は、辻褄合わせのような気がしてなりません。
後半開始後ほとんど出てこなくて
終盤出てきたら自殺・・・

アマノはそもそも存在させなければならない必要があったのか?
あの軍人と”自治区”の意味は?

消化不良・・・
戦国HEROES

戦国HEROES

YANKEE STADIUM 20XX

シアターサンモール(東京都)

2008/07/18 (金) ~ 2008/07/27 (日)公演終了

満足度

TVより軽薄な、笑い。
話題のヤンスタを初めて観劇。
俺にとっては苦行のような3時間15分。
4000円支払って、苦行。


本当に応援してやりたい教え子が出演していたので
途中で帰るわけにはいかない。意地になって最後まで観る。
かなりの忍耐が必要だった。


原因の一つは構成にある。
10分ほどのベタなショートコント、ダンス、アクションが
物語上に計15個くらい配置されていて
休憩一回を挟んで延々見せつけられるのである。
ダンス・アクション・コント・芝居と
どれが一番やりたいのか不明瞭であった。
おそらく全部やりたいのであろう。
でも、この演出力じゃ不可能だと思った。


「織田信長が爽やかに暴れて、謎の悪鬼集団と対決する」
というよく分からない安易なストーリーだったが、信長を演じた
座長の独裁っぷりを想像すると、この劇団自体が織田軍団
のような狂った偏りをもって見え、怖かった。
何故かロビーの壁に(トイレの中にも!)座長や劇団員自作の川柳が
いくつも貼ってあり、こりゃヤバイと感じる。


構成に加え、「笑いの感覚」が合わなかったことも
観ていて苦しくなってしまった一因である。
昭和のセンスだ。ドリフみたいなのである。
そのため、子どもからお年寄りまで楽しめるメジャー感が
あったが、ちょっとあまりにも安っぽ過ぎる。
小中学生向け(=ヒーローショー寄り)といった感じだった。
(※注…別につまらないわけじゃないし、笑えないわけじゃない。
たとえば、休日の浅草花やしきで15分観るだけなら
充分楽しめるものであった。)


首謀者のセンスに疑問を感じたが、
出演者の皆さんは皆チャーミングでキラキラとしており
観ていて愛着の湧くキャラクターばかりであった。
特に加藤清正役の山崎タカヤスさん、
濃姫役の田島実奈子さんの二人が素敵だった。
また、オーディエンスのテンションも高かった。
お客さんが舞台に上げられたり、コールアンドレスポンス
があったり、ダンスシーンでは皆起立して踊ったり(笑)。


そうだ。皆、この劇団をTVでスマップを観て楽しむ感覚で
応援しているのだ。劇団員一人一人を愛してる感じがした。
ううう。俺はTVを観ないけど、TVの笑いのほうがだいぶハイレベルで
視聴に4000円もかからないし、マシだと思った。


これと同じ感覚を過去に二度味わったことがある。
とある筋との付き合いで、渋谷公会堂に第14帝國の公演を
観に行った時。99%が女性客でかなりアウェイであった。
途中でお客さんにプレンゼントが振舞われたりする。
二度目は仕事の付き合いで前進座劇場に声優の関俊彦さん
が出演する舞台を観に行ったとき。
劇中で関さんが出てくるとすごい拍手が起こったりする。


こういった公演は動員・興行成績共にかなりの業績を
上げていそうで複雑な気持ちになる。
俺の中でますますポツドール支持を固めた観劇でした。
「ポツドール、こいつら全員、ぶっつぶせ。」
今の気持ちを川柳にしてレポを終わります。

Dial A Ghost

Dial A Ghost

劇団うりんこ

四谷区民ホール(東京都)

2008/07/23 (水) ~ 2008/07/24 (木)公演終了

満足度★★

大人のほうを、向いている?
子どもの頃に観た演劇は、大人になった今でも覚えているもの。こういう、子どもを対象にした公演は、文化を支えるうえでも大事にしたい、と思う。

とかいって、僕は、全然、そんなことは考えずに、山崎清介さんの脚本/演出、ということで観に行った。

子どものための演劇には定評のある山崎さん。演出は、相変わらずスタイリッシュで、いいなぁ、と思う。物語も、案外深刻なものを含んでいて、単純ながら、おとなでも普通に観られる。

でも、まあ、大人の目線は、関係ないとこ、みちゃうもので……(いや、子どもはきっと、もっと良く見てるんだろうな)。

ネタバレBOX

劇団うりんこ、というのは、学校での公演をメインに活動している劇団だそうだ。歴史は長いらしい。すいません、知らなかった。見てみると、結構有名な作家を呼んで、公演を行ったりしている。

劇は、ふつうに、面白かった。山崎さんの演出で、みんな、メインの役のほかに、黒子と端役を行ったり来たり。移動する舞台装置をめいいっぱい使って、ダイナミックに、シンプルな構成。

ただ、ちょっと、役者さんたちは、かみ合ってなかったかも。みんな、自分のことに精一杯。山崎さんの演出は、全員のアンサンブルが大切なのに、自分、自分な熱さ。全体が見えていない。最後、主人公が、復讐に燃えて、敵と刺し違えようとする、という、子どもには、少し強烈な場面が。そこで、主人公、まさかの熱演。鬼気迫る殺意を発散させる。最後はハッピーエンドながら、あの、凄惨な殺意だけが、「殺してやる!」の熱演で突出してしまったのは、山崎さんの意図ではないと思う。

熱い。とにかく、熱いのである。冷静さが、失われている。それには、こんな理由があったのかもしれない。

チラシに、なんだか、「演劇教育を考える」系のセミナーみたいなのが多数。うむうむ、考えたほうがいい。そんな中に、「うりんこ」の、寄付金を懇願するパンフレットがあった。近年の、少子化や、行政の予算削減で、学校での公演の機会が減って、資金難だそうだ。芸術、文化のために、必死にがんばっているようだ。僕も、助けたい、と思った。のだけれど。

子どもたちのための、演劇を行うには、大人たちの協力がいる。それは、わかる。でも、そのために、必死に、大人に向かってアピールをしている様子が、少し、ひっかかった。

舞台が終了すると、役者さんたちが、ダッシュでホールの出口で迎えてくれる。子どもたちに、手を振ったりする。そこに、なにやら、偉げな大人たちが登場。「やあやあ、観たよ」「ああ、先生、ありがとうございます」と、全員、恐縮モード。出口が、ふさがる。みんな、周りが、見えていない。

子どもたちが、そのわきを、塞いでいる大人たちをくぐるようにして、けげんそうに通り過ぎて行く。手を振ってあげるものはいない。

子どもたちの方を向くという方法は、意識されていないように思えた。これまでは、それでも良かったかもしれない。しかし、これからの厳しい時代。無理矢理大人に連れて来られた子どもたちが、むしろ、もう一度観たいと思わなかったら、先行きは、暗いと思うのだけれど。

みんな、必死に、熱く、世の中のためにと思って、やっているのだろう。すごく、よくわかる。でも、そこには、「正しいこと」や「必死さ」への甘えがある。計算ずくの時代を相手にするには、それだと、少し、厳しい。もう少し、冷静さも、必要だ。演技にも、運営にも。

19時に開演して、終わるのは21時。子どもは、寝る時間なんじゃないかな、と思った(今は、そんなこと、ないのかな?)。
SISTERS

SISTERS

パルコ・プロデュース

PARCO劇場(東京都)

2008/07/05 (土) ~ 2008/08/03 (日)公演終了

満足度★★★★★

想像以上
これは前方の席で観たかったな。後方からじゃもったいなかった。ひたすらオペラグラスで観てしまいました。

ネタバレBOX

松たか子さんのたたずまい、この存在感はすごいです。いままでそんなに思ったことなかったんだけど。圧倒されました。
前半はやや不親切な進め方。ここでの評判を読んでいたので違和感なく入れましたけど、人物像や背景、かなり手探り状態でした。うっすらとそれが輪郭を結んでくると、後はもう引きずられるばかり。
もちろん全体を眺めててもいいんですが、松さんの姿を見ているだけでぞっとします。目、顔、手、足、すべてが語ってました。
殺人同盟

殺人同盟

劇団NLT

俳優座劇場(東京都)

2008/07/16 (水) ~ 2008/07/23 (水)公演終了

満足度★★★

ダークコメディ(^0^)
どんでん返しの連続です。
いあいあ楽しい!

したたかな女達も最後には・・。

以下はネタバレBOXに。。

ネタバレBOX

一人の男の姉と二人の男の妻達を交換殺人しようという事で、とある公園に、たまたま集まった3人の男達が秘密結社をつくる。

だがだがしかし、だがしかし・・。

そんなに女性達は甘くはないのだった。

酒場を切り盛りしているポールの姉、ベルト。
アドリアン男爵の妻、テレーズは選挙に立候補したキャリアウーマン。
新聞社に勤めるレオの妻、ジュリアは浮気性で常に男を引っ張り込んでる。
憲兵隊セザールの姪、ネネットは自由奔放な娘。


そんな海千山千のおんな達を殺そうと企んだ男達も実は蓋を開けてみると、おんな達が結託しておとこ達を殺すという展開。

4人の男達は全て死んでしまうが、残ったおんな達も最終的に死んで、「そして誰も居なくなった!」状態。

いあいあ、なかなかコミカルで表面上はニコニコしてるも、心の中では憎しみあった男女が次々に消される。というダークコメディ。。




最後があっけなく全員が死んでしまうが、こうゆうコメディだからこそ、

「まあ、ありよね?」状態!(^0^)


全体的にぬるく分かりやすい芝居です。。
女が結託すると、とことん恐いっす!(^0^)





イルミナ

イルミナ

演劇ユニットSel-fish

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2008/07/16 (水) ~ 2008/07/21 (月)公演終了

満足度★★

殺陣はよかったのです
殺陣満載です、というふれこみでしたので、意気揚々と行って来ました。

音楽が多くかかるのですが、ボリュームがとても大きく、それに負けじと役者が声をはりあげている状態でした。
かすれている人がちらほら。
喉いためますね、きっと。

物語は理解できるのですが、さらりと流れていくので残念ながら心に残りませんでした。

殺陣は見事。
早いしキレはあるし。見ごたえ十分。

戦国HEROES

戦国HEROES

YANKEE STADIUM 20XX

シアターサンモール(東京都)

2008/07/18 (金) ~ 2008/07/27 (日)公演終了

満足度★★★

サービス精神旺盛はイイことだけど・・・
休憩時間を入れて上演時間が3時間15分は、ちと長いよな・・・

オポンチな小ネタは嫌いではないし、中には、殺陣のシーンで灰皿などを駆使して、昔ながらの音響効果を作り上げていた処などは素晴らしかったんだけど、全体的に小ネタがグダグダな感じがしてしまった。

疲労が溜まってきたかもしれないが、公演5回目としては、ちと作品のクオリティが低いかな・・・って感じてしまったし・・・

クライマックスシーンもイイ感じに流れていたのに、それの流れをブチ壊してしまう小ネタを入れていたのにも疑問がのこるんだけど・・・

モテイトウ

モテイトウ

連続模型

シアターシャイン(東京都)

2008/07/18 (金) ~ 2008/07/21 (月)公演終了

満足度★★★

お腹いっぱいのオムニバス
素敵なフライヤーに誘われて、見てきました!
4本のオムニバスだったのだけど、個人的には後半の2作品がとても面白かった。
なので後半2本のレビューを。

3本目の『膨張。~もう一歩前へお進み下さい~』
内容は結構ありそうな流れなのにキャラクターがとてもうまく書けていて、
「ああ、これはキャラクター勝ちだな」と思ったけど、それにさらに役者さんが上手くって、拍車をかける。
彼は違反ですよ(笑)ほんとに。
終始 大笑いだった。

4本目の『穴女括弧仮』
主人公の緊張感、それに相反する、二人のちょっと性格がゆるい男。
バランスよく、あの長さでここまでやるとは・・・なかなか見事です。
何より、すごくメリハリがあった!
舞台真ん中の穴。
そこに注ぐ、そこはかとない空気。
やってくる嵐。
状況の設定が秀逸。
最後、光が注いで、窓枠が舞台に映るとこなんかもう・・・!
ちょっと見えづらかったから、気づいた方、少なかったかもしれませんが。。


全体をつないだ転換の雰囲気が、
この4本の作品すべてを一つにしていた。
音楽にセンスを感じる。
綺麗にまとまって見事です。

ダブルブッキング

ダブルブッキング

K Dash Stage

紀伊國屋ホール(東京都)

2008/07/18 (金) ~ 2008/07/27 (日)公演終了

紀伊国屋ホール
を観て来ました。トップスとの行ったり来たりがかなり大変そうな感じでした。企画としては面白いけど、その分、バタバタしたり、余裕がなくなるのは観客としては少々残念な気がします。

ネタバレBOX

客席後方に幕を張って潰していたのにはビックリ。斉藤慶太さんはトップスの方に多く出ているよう。
Ultra Marine Snow 

Ultra Marine Snow 

笑劇ヤマト魂

シアターブラッツ(東京都)

2008/07/18 (金) ~ 2008/07/21 (月)公演終了

初観劇
海の中にいる浮遊感に浸るぅ。やわらかいソファーに力を抜いてゆったりと座り、舞台美術、照明、音楽、パフォーマンスで醸し出す世界観に浸れたら更に心地いいだろうなと思いました。演劇を観るという印象とはちょっと違う感じ。次回は歌舞伎系でアクションとのこと。どんな感じか楽しみです。

THE☆どツボッ!!

THE☆どツボッ!!

劇団たいしゅう小説家

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2008/07/18 (金) ~ 2008/07/27 (日)公演終了

満足度★★★★

ほんと、笑いっぱなし・・。
最初にほんとのことを言い出せなかったばかりに、嘘を隠す為にまた嘘を塗り重ねて・・。

全編コミカルなタッチで役者さんのキャラも明るいので笑って過ごせたけど・・。

ネタバレBOX

こういう作品で余り深く考えるのは、野暮ってもんだとは思うのだけど・・。

それにしても、自分の不倫のツケを我が子になすくりつけるってのも、ど~なんだろ・・。

息子役の八神蓮が、いかにも正直そうな好青年、手練手管なんて全然わかりませんよ~っ、て純真な役柄だったので、余計憤りが募った。

不倫相手の杏さゆりが、これまた何とも控えめな感じで、イケイケのほんとの息子の恋人役、篠田麻里子と好対照なのも上手い設定・・。


それにしても・・。

芸達者なモト冬樹もさることながら、どの役者もキャラが濃くてメチャ笑える・・。

個人的には、篠田麻里子のイケイケキャラがツボで、踊りながら、と言うか、パフォーマンスしないと携帯取れないキャラがめちゃ笑えた・・。
彼女AKB48とのことだけど、AKB48ってアイドルグループって思ってたのだけど・・。


相変わらず、美男美女を贅沢に用いた舞台は夢があって楽しい・・。
この劇団はいつも座組がほんとに魅力的。

どこにでもありそうな風景なんだけど、ちょっとイケメンと可愛い女の子・・。
少なくとも自分の周囲を見回しても居ないレベルの子達なんだけど、演じられるのはごく日常の光景で、普通の世界に居る自分も思わず日常を離れ、自然にその世界に入り込めるトレンディな世界・・。
これがこの劇団の描く世界の醍醐味なんだろう・・。

いつ観ても期待を裏切られないというのは、やはり素晴らしいセンスなんだと思う。


真夏の夜の夢

真夏の夜の夢

東京オレンジ

駅前劇場(東京都)

2008/07/15 (火) ~ 2008/07/22 (火)公演終了

満足度★★★★

夜観劇
私が見た回は場所設定がサッカー場だったのですが、
多少の人物模写は上手くいかなかったにせよ、
かなりのクオリティを見た気がします。

それぞれの俳優がてんでバラバラに散って
その場所のキャラクターに成りきるオープニングがかっこいいんです。

波に乗り切れない男性が個人的にツボでした。

アンタも喜びなさいよ

アンタも喜びなさいよ

バナナ学園純情乙女組

pit北/区域(東京都)

2008/07/19 (土) ~ 2008/07/20 (日)公演終了

満足度★★★

若いっていいな
とにかく勢いのある学生たちの舞台。脚本は柿の中屋敷氏だけど、脚本あがったのが遅くて3日で仕上げた、と書いてあっただけあって、とにかく内容がない。
でも2時間という長い間引きつけられて、逆に舞台上で発生するアクシデントも含めて目が離せなかったです。
こういういきの良い学生演劇は好きです。

もう中屋敷脚本という看板を取り払っていいんじゃないでしょうか。どんな脚本でも行けると感じたし、自分たちで書いた脚本でどこまでできるのか見てみたい。
この学生たちの芝居はヘタな大人の芝居を見るよりずっと楽しいです。今のうちに経験積んで、将来飛躍してください。

脚本が良ければ星4つなんだけど。。。

THE☆どツボッ!!

THE☆どツボッ!!

劇団たいしゅう小説家

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2008/07/18 (金) ~ 2008/07/27 (日)公演終了

満足度★★★★

篠田麻里子サイコーです!(^0^)
期待していた以上に面白かった!

内容は誰にでも分かり易いベタな内容です。

以下はネタバレBOXに。。

ネタバレBOX

作家の黒板(モト冬樹)には若い愛人がいて、その愛人が黒板の仕事部屋に来ていた時に、続々と家族や親戚が集まって来たから、さあ大変!

黒板はその場限りの嘘をついて、この大変な状況から逃れようとするが、一つついた嘘がばれそうになると、その嘘にまた嘘の上塗りをして、だんだんと事は大げさになり、その大きな嘘が思わぬ方向に流されて収支がつかなくなる。。

嘘は雪達磨式に大きくなって仕舞いには予想もつかない展開になるのだが、全員のキャラが際立っていて面白い。

時々、吐くモト冬樹のアドリブも笑えるし、平川役の小松和重のSっぷりも面白い。

なんてったって、山口由紀子役の篠田麻里子のトリッキーぶりはサイコーで、携帯の着信音にいちいち反応して踊らないと通話出来ないという、おバカっぷりがたまらなく可笑しくすんごく笑った!(^0^)



最初についた嘘から上塗りして大きくなった嘘の為に全員の話がかみ合わなくてどんどんエスカレートしていく様は、観ていて楽しい。


コミカルなテンポのいい展開と想像を超えたバカバカしい嘘にもう、失笑するしかない。


最後の場面ではそんな嘘に絶えられなくなった愛人が全てを告白しようとした矢先、作家の甥が助け舟をだして、どうにか家庭も壊れず収束する。。



ひじょうに楽しい芝居でした。
とにかく、笑った!(^0^)


SISTERS

SISTERS

パルコ・プロデュース

PARCO劇場(東京都)

2008/07/05 (土) ~ 2008/08/03 (日)公演終了

満足度★★★

へこみました
終盤の演技は鬼気迫るものがあります。重くて暗い作品ですが、その内容に負けない役者が揃ったと実感。軽い気持ちで観に行っただけに観終わった後、へこみました。

五右衛門ロック

五右衛門ロック

劇団☆新感線

新宿コマ劇場(東京都)

2008/07/06 (日) ~ 2008/07/28 (月)公演終了

満足度★★★★★

スカッとした!!
前から2列目だから迫り来る演技に圧倒された。土派手な演出はさすが新感線。RX最高でっす。北大路欣也はしびれるぜぃ。

莫逆の犬

莫逆の犬

ONEOR8

新宿シアタートップス(東京都)

2008/04/17 (木) ~ 2008/04/27 (日)公演終了

満足度★★★★

現実的なお話でした。
ココリコ田中さんの最後の一人時間は感激しました。
部屋着の膝の抜け具合など、全身ぬかるんだ雰囲気がよく出ていました。

あっさりとした終わり方も好きですね。

ぼんち

ぼんち

ココロ公演事務局

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2008/04/03 (木) ~ 2008/04/21 (月)公演終了

好みの衣装
ドリルチョコレートとは違う和服のあずきさんがみたかったので満足。
大正から昭和初期に流行ったあの髪形、よくお似合いでした。

盟塹壕大切(かみかけてざんごうたいせつ)

盟塹壕大切(かみかけてざんごうたいせつ)

劇団東京ミルクホール

SPACE107(東京都)

2008/07/17 (木) ~ 2008/07/21 (月)公演終了

満足度★★★★

ばかばかしいったりゃありゃしない!
説明では「文豪ユキャント・タチディスがなんたらかんたら・・・第一次世界大戦がなんたらかんたら・・・文壇に衝撃をなんたらかんたら・・・」っていかにも、ものすっごくお堅いイメージでござんしょ?(・・)
ところがどっこい!

以下はネタバレBOXに。。

ネタバレBOX

これはもう、殆どマニアックな世界です。

最初から最後までぶっ飛んでます!

殆どがアニメキャラ!

だから、アニメの世界に詳しくないと置いてかれます。
オタクにとってはサイコーそのもので、これ以上のアニメランドはないんやない?!(@@!)とある意味、驚愕!

いあいあ、脚本家はめっさ、勉強してます。
あんなにアニメを読んでたんかいな?一日何時間、読んだら気が済むんや!
っつーくらいのオタクっぷりぷり。

芝居というより、ホストクラブで、アニメショーを見ている気分!
ダンスあり、歌あり、突っ込みあり。

ふ?(・・?)

も・もしや・・・!この人たち、本当にホストでしょか?
なんか、そんな気がしてきたーー!


とにかくどのキャラもはじけてぶっ飛んでます。
アドリブもあり~の、役者のパンツ投げもあり~の、客席は8枚のパンツが投げられ、
きゃーーー!!(嬉しい雄叫び!黄色い声!)

拾う輩もいれば足で隅のほうへ掃く輩もいて、ニンゲンの行動というのは、ホンマおもろいです。


セットも導入音楽も素晴らしいです。
セットは本当にリアルで演出も素敵です。


本来ならいつものように、詳細なレビューを書きたいところだけれど、この劇団に限っては、そんなストーリーはあってないようなものです。

要はホストクラブに行った気になればいい!(^0^)




すっごく楽しい!私は好きです。
次回もこのホスト達に会いに行こう!(^0^)

「動物ランド」というなのホストクラブ!
アルケミスト

アルケミスト

少年社中

ザ・ポケット(東京都)

2008/07/16 (水) ~ 2008/07/21 (月)公演終了

満足度★★★★

夢は絶対に傷つかない
先日行った、WHATCOLORの企画公演で、暗い過去を背負った殺し屋兄弟の兄を演じ、各方面から多くの評価を得て、女優陣からも大人気(笑)だった岩田有民。

その彼のホームグランド劇団が、劇団 少年社中だ。

大好きな劇団なのだが、なかなかタイミングが合わずに、観る事が出来ず、今回は久し振りの観劇となった。

夢に導かれ、宝探しの旅に出た少年の愛と勇気の冒険の物語で、「これぞ少年社中!」、「これぞ王道ファンタジー!」といった冒険活劇に仕上がっていた。

旅の途中に、少年は一人の錬金術師「アルケミスト」に出会う。

彼と出会った事で、少年は少しずつ成長していく。

出会い…。別れ…。

様々な思いを胸に少年は駆け抜ける。

この物語のテーマともなっている「…世界のすべてを味方につけろ。夢は絶対に傷つかない」という台詞は、とても心に強く残った。

聞くだけで、悲しくなってしまうような事件が多い今の時代。

心がじわじわと温かくなるような物語をみて、ほんの少し元気になって、劇場をあとにした観客は、私だけではないはずだ。

この【アルケミスト】という作品に出会えたのは、幸せな出来事だった。

久しぶりに観た少年社中の成長ぶりと、その世界観のすばらしさに本当に感激した。

そんなわけで恒例の気になった俳優シリーズ。今回は特別2名(笑)

主役のサンチャゴを演じていた、堀池直毅さんんと、ヒロインのファティマを演じていた秋山えりさん。

サンチャゴという主人公は、どこか頼りなく、格好悪く、だけど懸命に夢を目指す少年。そんな役どころを、堀池さんはとても素直に、楽しく、気持ちよく演じているように見えた。

彼が見せる表情がとても魅力的で、年甲斐もなく主人公に感情移入してしまった(笑)。

また、跳躍やダッシュ、ダンスといった演出部分では、とても高い身体能力をかいま見る事が出来た。

今とある舞台のプロジェクトを進行しているのだが、そのプロジェクトの主演で、彼を呼んでみてはと思った。

そして、ヒロインを演じていた秋山えりさん。実はわたしは初めて少年社中を観た時から、彼女のファンだった。

最近、彼女は芸名を変えていたようで、フライヤーやホームページを観た時、彼女が出演していないと思っていたので、彼女の姿を舞台に発見した時はうれしかった。

っていうか、羊の姿はムッちゃかわいかったし…。(笑)

久し振りに観た彼女は、とても良い女優に成長していて、「華」の部分とか、「艶」の部分をとてもうまく表現していたと思う。

人間としても、女性としても成長している事を演技から感じる事が出来た。

是非、一緒に芝居を作ってみたいと感じた。

ちなみに、今回の舞台、【アルケミスト】は、ブラジルの作詞家で小説家のパウロ・コエーリョ(Paulo Coelho、1947年8月24日 - )の『アルケミスト―夢を旅した少年』が原作となっている。

1988年に出版したこの『アルケミスト - 夢を旅した少年』はブラジル国内で20万冊を超えるベストセラーとなり、38ヵ国の言語に翻訳された。

10年も前に、この本を原作に芝居を作ろうと思った、少年社中の主宰で、作・演出の毛利亘宏という人はどんな人なんだろうかと、今夏の芝居を観てとても興味を持った。

そんなわけで(笑)、終演後は、打ち上げの席にお邪魔させて頂き、彼と話をさせて頂いた。

今後機会があれば是非一緒にという話は、もちろん忘れずにさせて頂いた。(笑)

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