最新の観てきた!クチコミ一覧

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愚者には見えないラ・マンチャの王様の裸

愚者には見えないラ・マンチャの王様の裸

ノアノオモチャバコ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2008/10/22 (水) ~ 2008/10/26 (日)公演終了

満足度★★★★★

この劇団好きになるかも
斬新な舞台のつくりと客席の目の前を動き回る役者たち。そしてストーリーは拡がりつづける。いやー好きなタイプの芝居です。明日の「人形の家」がとても楽しみになりました。物販でDVDとか売らないのかな?

ガニメデ ハイツ

ガニメデ ハイツ

ボタタナエラー

「劇」小劇場(東京都)

2008/10/22 (水) ~ 2008/10/26 (日)公演終了

満足度★★★

みっきーの悪役ぶり(好)
あと中尾さんと古川さんの言い争いシーンに見入る。

愚者には見えないラ・マンチャの王様の裸

愚者には見えないラ・マンチャの王様の裸

ノアノオモチャバコ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2008/10/22 (水) ~ 2008/10/26 (日)公演終了

満足度★★★★★

果てしない夢と裸族!
とにかく素晴らしいです。
終盤になって秘密が暴かれ、伏線は繫がり納得します。

色んな色がギュッと詰まってその色は混ざり合って何色にも見える。そんな舞台です。いあいあ感動だなー、観て良かった!

以下はネタばれBOXにて。。

ネタバレBOX

舞台の作り方が上手いです。2階のワタリの部分にベッドを置いてその上には患者が。この患者は後に精神を病んでしまった森村先生ということが解ります。

正面の舞台のセットはロープのないリングです。三方に観客席。

裸の王様と道化師とサンチョ・パンサはとある宿屋にやってきます。
ノーテンキな3人はこの宿屋で旅芸人の親子に会いますが、この子供たちは盗みをしても良心が痛まないほどにささくれ立ってしまっていた悪ガキでした。そもそも、こうなった理由は、10年前に裸の王様が居なくなってからというもの、この国はすっかり変わってしまい荒れ果てていたのでした。

裸の王様の一件から目に見えるものが全てで本当のことを言うようになった全ての子供たちは、攻撃的で野蛮になってゆき国全体が崩壊していたのでした。

この子供たちを立ち直らせようと、宿屋の主人を含む大人達は説得をしますが、その心意気をあだにして子供たちは宿泊代のツケを支払う為に自分の体を売って金を稼いできてしまいます。良心が届かないと理解した宿屋の主人は落胆しますが、更に子供たちに自分の秘密をばらされ傷つけられた主人は逆上し、憤慨し、そして自分の行為が無駄だった事を悟ってしまいます。

主人は儲からない宿屋を止めて、裸踊りを見せる「見世物小屋」に商売を替えると提案し、子供たちに見世物になって金を返せと逆ギレして脅しますが、脅された娘は何のおくびもなく衣類を脱ぎ捨ててしまいます。

一方舞台は変わり、とある中学校の場面に移ります。
森村先生は新任として荒れ果てた学校に赴任しました。そこは校内暴力の嵐で何人もの先生が入れ替り崩壊してしまっていた学校でしたが、先生は学校を建て直そうと正義感に溢れ努力します。しかし、その正義は生徒に伝わらずやがて空回りし孤独になっていきます。努力しても努力しても生徒に裏切られやがて先生は一人の生徒をナイフで刺してしまいます。同僚の教師からも孤立し、気が付いたら一人ぼっちの裸の王様になっていました。

それでも生徒は森村先生を追い詰めます。中身の入ってない箱を持ってきて服が入ってるとプレゼントします。「先生、その服が見えないの?」と。

先生はやがて孤独の淵から突き落とされ精神が病んで入院することに・・。
最初の情景と最後の場面の伏線がつながり物語のなぞは解き明かされます。

深層心理をついたひじょうにレベルの高い作品でした。先生のしたことは正しいことだけれど、1対多勢の闇の勢力は一人の教師の力ではどうにもならなかったこと。最初は教師という正義感の為に突き動かされた清らかな精神も、徐々に生徒と言う残酷な塊を相手にしているうちに、他人が怖くて仕方がなくなっていくさま。ドンキホーテを気取っていながらも実は自分は裸の王様だったのではないか、と気付く過程・・・。
こうして先生は入院してる今でも夢の中でドンキホーテになったり、裸の王様になったりしながら旅を続けさ迷い歩いているのです。

キャストが素晴らしいです。ビンタのシーンは3回あったけれど、手を抜きません。本気で殴っていました。会場に音が響いて、その音が妙にリアルに耳に残りました。全員が迫真の演技で観ていて納得のいく芝居でした。

いあいあ素晴らしいです。これだけ観客を満足させたら感謝と拍手で役者出しするほかないでしょ。(^0^)

幸せ最高ありがとうマジで!

幸せ最高ありがとうマジで!

パルコ・プロデュース

PARCO劇場(東京都)

2008/10/21 (火) ~ 2008/11/09 (日)公演終了

満足度★★★

あれれ?
もう少し本谷全壊なら◎だったかな?パルコだからか作風自体が上品な感じでした。広岡由里子さんはいい味だしてました。

ぼくのおうさま

ぼくのおうさま

アイサツ

早稲田小劇場どらま館(東京都)

2008/10/24 (金) ~ 2008/10/27 (月)公演終了

満足度★★★

思っていた以上に
面白い公演を観る事が出来た。

イザナキとイザナミ

イザナキとイザナミ

劇団千年王國

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2008/10/04 (土) ~ 2008/10/06 (月)公演終了

満足度★★★★

古事記が
知識として知っていた「古事記」が、一人の女のお肉をつれて立ち上がってきました。知人が泣いたという話を聞いて「古事記で?なんで?」と思っていたのですが、私も泣いてしまいました。
少女から女へ母へ死人へと一人で演じる女優さんの力量のすごさよ。プロフィールを拝見したところ、おそらく年齢は私とさほど変わらない様子。むむむ。がんばらなければ!

シルバニアファミリア

シルバニアファミリア

ムシラセ

【閉館】江古田ストアハウス(東京都)

2008/10/23 (木) ~ 2008/10/26 (日)公演終了

満足度★★★★

勇気あるなぁ~
観劇させて頂きました。この作品は全体が少しアバンギャルドな作風で仕上げられています。役者さん全体としては、まだ少し若い方が演じられていて、よくまとまった演技ですが、何かあと一つ足りない感じもしますが、おそらく場数さえ積めば会得できる質のものですからさほど気になりません。ただ、この作品色々と面白い試みを作中に取り入れていて、その表現、演出等にむしろ合っていたようにも思えます。この作品を古めかしい言葉で言うならば前衛的とでも呼ぶのでしょうが、自分の観劇した限りではそれと少し違うような気もしますし、音楽ならばパンクに近い気もしますが、根底にキッチリとしたものがはっきりみえて来るのでそれともまた違う、むしろプログレかなぁ~?・・・どうも古い年代の自分にはこの作品に適した語彙・表現を持ち合わせていないようです。しかし面白いのは、あまり「芸術作品」「大衆作品」といった言葉を使いたくないのですが仮に使った場合、芸術的表現・物語を押さえられるだけ押さえて「大衆作品」の範疇にまで落ち着けることで、たとえ芸術的面を取り入れていても観ている者が作品に出来る限り近づかないと理解できないものではなく、むしろ作品の方が観ている者のすぐ目の前まで近づいてきてくれる、実に面白い作風です。今まで自分が観劇してきた作品の中でこれほど芸術的方向を観ている者に近づけた作風もちょっと思い出せません。小劇場で公演される作品群のなかで異彩を放つ作品とでもなるのでしょうが、これまでにこの作風で公演された演劇あるいはそれ以外の分野で基準となる参考例が無いだけに作品中の試みもまだ確信をもって演じると言うより、手探りの部分もあったかもしれません。さらにそれ以上に観ているものがまずこの作風を観劇するのは初めてでしょうから、反応しようと思っても周りの観客の様子をうかがってから反応していたようにも思えます。自分もまたゲラゲラ声を上げて笑いそうになった場面が何度かあったのですが、周りの方がシーンとされていたので声を押し殺して笑ってしまいました。まだ評価が定まらず認知されていないだけに、この作風にはまだ底が見えてこない可能性が秘められている気がしてなりません。ただ、今回の公演作品はまだ未完成な部分もあったような気もしますし、観劇客もこの作風をじっくり楽しむだけの確信を持って観るところまで気安く知ったものでもありません。こちらの劇団が本公演の作風で今後公演していくならば、この作品は完成前夜の作品かもしれません。星で評価するならば本作品は星3つと4つの間のような気がしますが、この作風で公演活動を続けていくならば近い内に名作・傑作が生まれるのも時間の問題かもしれないだけの能力をすでにもっていると思えますし、期待も出来ますので、個人的満足感も加えて星4つの評価とさせていただきます。しかしこの作風、観ている者がどのように評価するか参考になる基準らしい基準などなく、自分たちで試み、判断していくしかないばくち的要素もまた強い作品で、第二回公演としては思い切った試みだったと感心してしまいます!個人的には、こちらの劇団の今後の活動が非常に気になります!

デーモンズ

デーモンズ

北京蝶々

Space早稲田(東京都)

2008/10/20 (月) ~ 2008/10/25 (土)公演終了

満足度★★★

なかなかの仕上がり。
いつもの北京蝶々がどう仕上がるのかと思い、観に行ったが、上手い方向に仕上がっていて、なかなかだった。

温暖化怪獣オカラ

温暖化怪獣オカラ

脱線劇団PAGE・ONE パートII

シアターブラッツ(東京都)

2008/10/23 (木) ~ 2008/10/26 (日)公演終了

満足度★★

上演時間70分!
とにかくストーリーなんてどーでもいいような内容です。
子供が観ると喜びそうなレベルです。

以下はネタばれBOXにて。。

ネタバレBOX

巨大怪獣オカラが現れたいきさつというのが、博士が都心にあるオアシスの中の一本の木に絡まれたことから始まる。

舞台は二酸化炭素を食らう怪獣「オカラ」が突如として現れ、東京のシンボル、東京タワーを壊してしまう。

マスコミやら総理やら防衛庁やら大慌てでのドタバタ劇だが、これといった落しどころはない。笑いのネタもイマイチぱっとしない。
オカラに立ち向かうウルトラマンやエコ戦隊グリーンズも登場し、ゆろゆろ~と戦い、正義が敗れるが、最後は隕石が怪獣に当たってオカラはメデタク死ぬ。という筋。

子供を連れて行くと喜びますね。大人は少々退屈です。
観れば解ります。

もうちょっと・・・言葉で笑わすネタを研究してホシなー(^^;)
重要なことは棚に上げて話す

重要なことは棚に上げて話す

play unit-fullfull

サンモールスタジオ(東京都)

2008/10/24 (金) ~ 2008/10/28 (火)公演終了

満足度★★★★

嫌いじゃない。
いや、むしろ好きかも。
物語の構成がよかったし、最後の終わり方もよかった。

ネタバレBOX

とはいえ、最初は少々不安だった。
自分のことを『おい』やら『あい』などと言う奇妙な言葉を話す人達が現われて・・・。

この人達いったいどこの人なんだ?
と、いまいちわからない。

けれど、方言としては名古屋弁っぽい。そうなると名古屋人の自分としては黙ってられない、イライラしてくる。名古屋を馬鹿にしてるのか?と。

まぁ東京で公演して、その方言を特定できない人達を相手にして、『ああ、これはどこかの方言なんだな』と漠然と田舎感を出すのであればいいが、名古屋でも公演をしたという。そうすると名古屋人には相当反感をかったんじゃないかとなんだか逆に心配になったが、大丈夫だったんだろうか?

とはいえ、かすみは比較的上手に方言を話していた。
誠一、弘美、武辺りは聞いてて辛かった。
特に誠一の『やや!ややややや!』という言葉・・・。え?どこの人?ってゆーか、使う?そういうのって?と、自分の短期が嫌になるほどイライライした。まぁいいけど・・・。

まぁとにかく一人くらいはまともに『僕』だとか『俺』なんていう言葉を使ってもいい気がした。特に立石は街から来ているわけだし。

と、まぁそんなどうでもいいことを思いながらのスタートだった。
そして物語は続いていく。

まずは、のんびりと日常の生活が非日常的な会話が交わされながら進んでいき、途中、やまちゃんの登場で少々アクセントが付いた。

ここでようやく作者のいうところのコメディーという味が少々出てきた。

さらに立石の登場が大きく空気を変えた。彼が出ていなかったらお堅いNHK風の物語になっていたに違いない。まぁそれはそれで素朴でいいんだろうけど。なにしろコメディーと言うのにようやく適した人物が現れた。

そして物語はいくつかの問題を提起し、暴かれ、解決され・・・たりされなかったりでゴールへと加速していく。

最後は武が前向きにがんばる姿が爽やかで、さぁやってやろう!的な感じで終わる。
ああいう感じ好きだ。映画『スペーストラベラーズ』の最後っぽい。


さて、物語と離れて勝手に思いついたことをいくつか・・・。

・誠一の浮気について

道代と千鶴子とはきちんと別れて、二人にも明るい未来を見せてあげて欲しかった。せっかく武と陸が前向きに生きていくストーリーになっているのだから。


・武が柱に挟まれることが好きなことについて

もっとこれを使えばいいのにとやきもきした。
例えば全員が挟まれて試してみるとか。

せっかくセットがそういった造りになってるのに。


・反対勢力の件について

ひともんちゃくあるのかなと思わせる場面があったわりに特に触れずに終わって、なんだったんだあれは?と疑問をもった。


・明日はなんの日でしょう?について

つまり武の誕生日なんだけど・・・あの意味ありげな武の言い方のわりに、なんだやっぱり・・・と思わせる程度。なんか工夫が欲しかった。
じゃあ、どんな?と聞かれると困るけど。


・げんろくぐるぐるおにとんぼちょうばん について

結局なに?柱?もうちょっとわかりやすくしてほしかった。っていうか柱なら柱ってちゃんと言って欲しかった。いまいちよくわかんなかった。


・立石について

まぁ、空気を変えたね。
彼の味付けはかなりよかった。


と、
まぁ、
なんだかんだ言ってなかなかよかった。
おわりのいろは

おわりのいろは

ホチキス

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2008/10/17 (金) ~ 2008/10/26 (日)公演終了

満足度★★★★

楽しい時間でした。
全体通すととても面白かったという感想です。
小玉さんを筆頭として、漫画のようなキャラクターに負けない強さと器用さを兼ね備えた役者さん達に魅力を感じました。
舞台美術と演出も合わせて、非常に見ごたえのある出来。
このチケット代でこれだけのもの観られるのかぁ。お勧めです。

ネタバレBOX

ストーリー自体は途中でだれました。長いし。
後半は進行のためだけに舞台が動いているようで、しかもそれも慌ただしくあっちこっちするので、そのあたりは退屈な空気に。

あとこのレビューでどなたかもおっしゃってましたが、
クライマックスシーンの母の説教台詞がいまいちと思いました。
かっこよくないし分かりづらいし説得力もないし。
あのシーンばっちり決めてくれたら、もうそれで全部Okみたいな気がするんですけどね。

照明かっこいい。

勝負エプロンは小玉さんの手書きと聞いてびっくりしました。すごい。
ブロードウェイミュージカル『CHICAGO』

ブロードウェイミュージカル『CHICAGO』

TBS

赤坂ACTシアター(東京都)

2008/10/08 (水) ~ 2008/11/02 (日)公演終了

うぅ
残念ながら面白くありませんでした。
なんか平坦なままはじまって終わっちゃった。
好きな曲が終わるたびになんかがっくり。
キャバレーショー的なつくりのミュージカルなんで、アピールが弱いとこんなにも面白くなくなるんだなぁとこれはこれで意外な発見。
せめてキャスティングが違えばもっと面白かったのかなぁ。
和央さんの歌はとてもお上手でしたが、ヴェルマの華やかさに欠ける気がするし。
米倉さんはキュートというキャラではないし。イメージだけでいえば彼女の方がヴェルマだなぁ。
河村隆一さんはそもそも舞台向きではないかと。。

砂時計は壊れている

砂時計は壊れている

はらぺこペンギン!

ザ・ポケット(東京都)

2008/10/08 (水) ~ 2008/10/12 (日)公演終了

満足度★★★

たくさんの断片の中からいくつかを拾う感じ。
ただ、全体の一本芯が弱いため、断片が断片のままの印象。
幽霊や砂時計の演出がちょっとドラマチックさに欠けてて、全体にまぎれてしまっていて勿体ない。
出演者の多さも問題かも?もっとぎゅっと凝縮したものが観たかった。
お芝居の雰囲気やキャラクターはとても好き。

ネタバレBOX

観た回はPPTがありました。
最近PPTをやる団体さん多いけど、内容はもう少し考えてほしいかも。
今回はカナリアさんが出ていて、そのファンの方々を対象にしていたのでしょうから、彼らがでてフリートークというそれだけでもよいのかもしれませんが・・・
別に彼らのファンというわけでもなく、ぺこペンの常連客というわけでもなかったので、なんというか、聞いてても「ふーん」という感じで。。

お金をとってやっているわけではないし、別に興味がないなら帰ればいいというだけの話なのですが、作品のことについて何か聞けるかと期待してして残ってしまいました。
トークをしている人が誰なのかはわかりますがどういう人なのかは全然知らないので(恥ずかしながらカナリアさんは存じ上げませんでした・・・)、せめて自己紹介くらいはしてもらえるといいなぁと思いました。
最初にそういう人なんだーと人物に興味が持てれば、話の内容が雑談にずれていってもついていけると思うので。
貧乏が顔に出る。

貧乏が顔に出る。

MCR

劇場MOMO(東京都)

2008/10/21 (火) ~ 2008/10/26 (日)公演終了

満足度★★★★★

おかしくも味わい深い
今回で3回目のMCR。
今週は見たいものが沢山あったけど、とりあえずMCRは無条件で見たい劇団です。

30代のダメ男3人のグダグダ貧乏友情物語、と簡単にはまとめ切れない深い舞台でした。
MCRの軽さが好きだ、って人には違和感があるのかもしれないですが、個人的には相変わらずの笑いだけでなく、しっかりとしたテーマやとても巧妙な伏線の張り方、キャラの生かし方に大満足でした。

ネタバレBOX

オープニングはかなりグダグダな感じで、役者たちも素で笑っているような感じで大丈夫かな、と思ったり。
チェーンソーを何の脈絡もなく出してくるのも、それに「青年団って書いてあるぞ!」っていうのにも大笑いしつつも、役者半笑いのやりとりに不安を覚える。でも、チェーンソーがあんな風に最後につながっていくのですね!
大事な思い出や感覚と引き換えにお金を渡すというリアルな地蔵の存在もおっかしい、と笑っていたら、最後ああやって物語が一点に集約されていくとは。。。

役者さんの演技はまだ安定していなかったけど、でもそれぞれの味が出ていて良かったです。
中川さんのキャラがまたダメダメで、出てくる人みんな、とにかく駄目な人ばかりで、でも愛すべき駄目人間たち。
うーん、好きだなあ、こういう話。
重要なことは棚に上げて話す

重要なことは棚に上げて話す

play unit-fullfull

サンモールスタジオ(東京都)

2008/10/24 (金) ~ 2008/10/28 (火)公演終了

満足度★★★

せつなくほんわかイライラ系?
全体としては主人公?の中の葛藤が最終的に癒され,物語としてせつなくも気持ちがほんわかさせられたのですが,外部の他人がいきなり物語りに介入してきて自分勝手な言動を繰り返したり,様々に絡まりあった人間関係が結局落ち着きを見せないで終わってしまったり,ダム建設で村が沈んでしまったら蔵に残る云々の話じゃないだろうとか,イライラさせられたのも事実です。主題を生かしつつサイドストーリーも物語としての結末が欲しかった。あと山本美月さんは役柄にぴったりで魅力的でした。

重要なことは棚に上げて話す

重要なことは棚に上げて話す

play unit-fullfull

サンモールスタジオ(東京都)

2008/10/24 (金) ~ 2008/10/28 (火)公演終了

満足度★★★★

切ない叫び
抑え込まれたり、自分で閉じこもったり、なだめすかしたり、諦めたり。
自分のかつての家族でも似たようなことが起こっていて、それが解決されないまま離れてしまったからか、兄弟の許し、許されの場面が一番心に残った。

武の叫び声、切なかったなぁ。
で、叫んだことで、陸も、武も一歩前に進むことができて、じんわりと安堵。
ふっきれた武の顔が凛々しくなっていて、羨ましかった。

怪談 牡丹燈籠

怪談 牡丹燈籠

花組芝居

道新ホール(北海道)

2008/10/09 (木) ~ 2008/10/11 (土)公演終了

大千穐楽に
観ました。原作を読んでいたので、より楽しめました。人間関係がチョッと複雑ですからね。

氷

メタリック農家

OFF OFFシアター(東京都)

2008/10/23 (木) ~ 2008/10/27 (月)公演終了

満足度★★★★

ファンタジーっていいな♪
冷蔵庫のなかの話だけれど温かいファンタジーで、よい気持ちになれました。
ちょっと絵本で読んでみたい話かも。

ネタバレBOX

 ファンタジー系テーマパークのようなセットとお城の模型がすばらしい。
ヨーロッパの田舎のような雰囲気もよい。
 ひとひねり半したようなラストは秀逸。

 古市さんと嶋村さん二人のクライマックスの場面は、見ながら心の中でガッツポーズ、このくだりのセリフは素敵だと思う。

ピンポイントで登場の葛木さんは、期待通りのキャラで満足(笑)




ジャガーの眼・2008

ジャガーの眼・2008

劇団唐組

三鷹の森ジブリ美術館横・木もれ日原っぱ(東京都)

2008/10/04 (土) ~ 2008/10/19 (日)公演終了

満足度★★★★

突飛な小旅行気分
言葉に翻弄され、役者陣に翻弄される楽しみを存分に味わえました。テントの中に熱気が充満していて、素晴らしい公演でした。

チャンスは2度来る!!

チャンスは2度来る!!

劇団SHOW&GO FESTIVAL

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2008/10/23 (木) ~ 2008/10/26 (日)公演終了

満足度★★★★

手作り感が心地いい!
観劇させて頂きました。この作品の時代設定は1984年。始まりから流れる音楽もこれから連想するアルバムからと、1984年がこの作品のキーワードになってます。この頃「ベストヒット U.S.A.」を毎週欠かさずチェックしていた年代の方ならば、「あった、あったのお楽しみ話題」がもり沢山!この話題が楽しめるかどうかが、この作品の最大の評価の分かれ目かもしれません。ただ、自分はこの話題を知らない方がどう思われるのかも見当がつきません。作品全体は素朴な手作り的な作品であり、恋愛を扱っている作品なので女性で表すと「垢抜けない田舎娘的作品」かもしれませんが、自分の若い頃を振り返ってみるとそういう女性に魅力を感じることが多かった気がするので、やはりこの作品にも心を許してしまいます。作品中の恋愛観もまた、今の若い方から観たら古臭いかもしれません。正直、この作品は観る方により評価がかなり変わってくる要素が多い作品です。観る方により作品自体の基本点に+αのお楽しみ点数が加算されるか、減算されるか、全くわかりません!今回は客観的な視点からほとんど作品の評価をせず、ほとんど個人的な主観からしか星による評価はしていません。ただ、この作品を最も楽しめるのは現在30代、40代の方で「赤い糸」を信じることが出来る人かなぁ、と思うところがあります。しかし、本当のところは観る方がどのような評価を下すのか想像がつかないのが本音です。この作品を観劇される方は1984年に何があったか思い出されてから観に行かれると多少楽しみの度合いが増すかもしれません。なお、まったくどうでもいいような事ですがオイルショック以降紙質が薄く、安価な「丸めん」が駄菓子屋に登場し主流になり、あっという間に「角めん」が駄菓子屋からほとんど見かけなくなった、あるいは高級品として気軽にめんこ遊びに使えなくなったものでしたが、1984年の子供にとっては駄菓子屋で10円の違いに頭を悩ませることの無いだけのおこずかいをもらっていたのでしょうか?なんとなく「角めん」を使って遊んでいる子供たちの姿が気になってしまいました。どなたか御存知でしょうか?

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