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play unit-fullfull「
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えりお(1244)
満足度
★★★★
嫌いじゃない。
いや、むしろ好きかも。
物語の構成がよかったし、最後の終わり方もよかった。
ネタバレBOX
とはいえ、最初は少々不安だった。
自分のことを『おい』やら『あい』などと言う奇妙な言葉を話す人達が現われて・・・。
この人達いったいどこの人なんだ?
と、いまいちわからない。
けれど、方言としては名古屋弁っぽい。そうなると名古屋人の自分としては黙ってられない、イライラしてくる。名古屋を馬鹿にしてるのか?と。
まぁ東京で公演して、その方言を特定できない人達を相手にして、『ああ、これはどこかの方言なんだな』と漠然と田舎感を出すのであればいいが、名古屋でも公演をしたという。そうすると名古屋人には相当反感をかったんじゃないかとなんだか逆に心配になったが、大丈夫だったんだろうか?
とはいえ、かすみは比較的上手に方言を話していた。
誠一、弘美、武辺りは聞いてて辛かった。
特に誠一の『やや!ややややや!』という言葉・・・。え?どこの人?ってゆーか、使う?そういうのって?と、自分の短期が嫌になるほどイライライした。まぁいいけど・・・。
まぁとにかく一人くらいはまともに『僕』だとか『俺』なんていう言葉を使ってもいい気がした。特に立石は街から来ているわけだし。
と、まぁそんなどうでもいいことを思いながらのスタートだった。
そして物語は続いていく。
まずは、のんびりと日常の生活が非日常的な会話が交わされながら進んでいき、途中、やまちゃんの登場で少々アクセントが付いた。
ここでようやく作者のいうところのコメディーという味が少々出てきた。
さらに立石の登場が大きく空気を変えた。彼が出ていなかったらお堅いNHK風の物語になっていたに違いない。まぁそれはそれで素朴でいいんだろうけど。なにしろコメディーと言うのにようやく適した人物が現れた。
そして物語はいくつかの問題を提起し、暴かれ、解決され・・・たりされなかったりでゴールへと加速していく。
最後は武が前向きにがんばる姿が爽やかで、さぁやってやろう!的な感じで終わる。
ああいう感じ好きだ。映画『スペーストラベラーズ』の最後っぽい。
さて、物語と離れて勝手に思いついたことをいくつか・・・。
・誠一の浮気について
道代と千鶴子とはきちんと別れて、二人にも明るい未来を見せてあげて欲しかった。せっかく武と陸が前向きに生きていくストーリーになっているのだから。
・武が柱に挟まれることが好きなことについて
もっとこれを使えばいいのにとやきもきした。
例えば全員が挟まれて試してみるとか。
せっかくセットがそういった造りになってるのに。
・反対勢力の件について
ひともんちゃくあるのかなと思わせる場面があったわりに特に触れずに終わって、なんだったんだあれは?と疑問をもった。
・明日はなんの日でしょう?について
つまり武の誕生日なんだけど・・・あの意味ありげな武の言い方のわりに、なんだやっぱり・・・と思わせる程度。なんか工夫が欲しかった。
じゃあ、どんな?と聞かれると困るけど。
・げんろくぐるぐるおにとんぼちょうばん について
結局なに?柱?もうちょっとわかりやすくしてほしかった。っていうか柱なら柱ってちゃんと言って欲しかった。いまいちよくわかんなかった。
・立石について
まぁ、空気を変えたね。
彼の味付けはかなりよかった。
と、
まぁ、
なんだかんだ言ってなかなかよかった。
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2008/10/25 14:40
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