最新の観てきた!クチコミ一覧

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別冊谷崎潤一郎

別冊谷崎潤一郎

SPAC・静岡県舞台芸術センター

舞台芸術公園 屋内ホール「楕円堂」(静岡県)

2008/11/08 (土) ~ 2008/11/22 (土)公演終了

満足度★★★★

健在
今年は利賀でも二本、鈴木演出をみれたが
健在である。
プロデューサー的仕事が増えてしまっていたが、今年からは、
「死ぬまで」芝居をやり続ける由。

第一世代、まだまだげんきということを見せつけてほしいものです。

芝居は文句のつけようがないですね。
これはこれで完成しきってますから。

さ、若手はこの巨人をどう、乗り越えていくか?
ですね

すてるたび(公演終了)

すてるたび(公演終了)

五反田団

アトリエヘリコプター(東京都)

2008/11/15 (土) ~ 2008/11/25 (火)公演終了

満足度★★★★

ヘリコプター
ってほんといいアトリエ。超いまふうな、大崎超高層マンション街を抜けると、いきなり、昔ながらの大崎の工場街、「東洋現像所」が「イマジカ」に替わるようにどんどんおしゃれーな町に…。その中で、ほんとに「町工場」って感じの、ヘリコプターはすてきすぎます。1階ロビーには図面入れの木製キャビネットや計測機器なんかが、セットのようにおかれ、うーむ「明和電機」(?)という雰囲気も。
でもそのアトリエに100名からはいるんです。
すごいです、さすが前田司郎です。今回1500超の動員予定とか、、、
アトリエ公演の規模を越えてますね。

とにかく「紐付き」の助成金で芝居をやるのは止めたほうがいいってことですね。
あんな、妄想形ゆるゆるは「新国立」ではできません(笑)。
シャンプーハット黒田が激しくて、いいパッションを高いテンションで表現。次はサンプルだって、楽しみ。

いいアトリエもってるんだから、好きなことをやってくれたまえ。

冒険王

冒険王

青年団

こまばアゴラ劇場(東京都)

2008/11/15 (土) ~ 2008/12/08 (月)公演終了

満足度★★★★

ちょっとずつ自分
登場人物を少しずつつなぎ合わせていったら
自分が完成する気がする。
そういう意味でも“終わった感じがしない”作品。

「7割は実際に交わされた会話です」と当日パンフレットの前書きに書いてあった。
演劇に成るのに、7対3の比率がすごく重要なんだろう。

玉ノ井家のエンゲル係数

玉ノ井家のエンゲル係数

劇団ぎゃ。

青年センター ワンコイン実験シアター(福岡県)

2008/11/14 (金) ~ 2008/11/15 (土)公演終了

面白いセンス
ぎゃ。の独特のセンスいいですね。
なんかもっと主張したいことがあるっぽいけど、突飛な展開や笑いが照れ隠しのように見える。それも愛すべき特徴かもしれないです。
あ、でも中村さんの笑いなし、殺しなしの本見てみたい気もするなぁ。

天神開拓史

天神開拓史

ギンギラ太陽's

西鉄ホール(福岡県)

2008/09/30 (火) ~ 2008/11/03 (月)公演終了

常設劇場できんかなぁ。
客層が幅広いなぁ。ギンギラ太陽’sを観にいくという一つのジャンルを確立しているように見えました。着物着てるひともいた。
常設の劇場でやって、天神名物になるといいなぁ。と無責任に思いました。

いまさらキスシーン(玉置玲央一人芝居)

いまさらキスシーン(玉置玲央一人芝居)

柿喰う客

インディペンデントシアターOji(東京都)

2008/11/19 (水) ~ 2008/11/24 (月)公演終了

満足度★★★

ダークな柿に
びくつきながら観劇。

七味さんの一人芝居に比べて、
公演時間が短いのと玉置さんの体力がハンパないので、
ストーリーも相まってこちらのほうが軽い気持ちで笑える。

足の筋肉に目を奪われっぱなし。

でも、今まで見た玉置さんの本気は、こんなものじゃなかった。

楽日に期待。

有限サーフライダー

有限サーフライダー

飛ぶ劇場

J:COM北九州芸術劇場 小劇場(福岡県)

2008/10/23 (木) ~ 2008/10/26 (日)公演終了

満足度★★★★

痛々しいシュミレーション
鬱屈したものを抱えた登場人物が心身ともにくんずほぐれつする様を見ながら、あぁこの状況じゃこうなるかもなぁという痛々しいシミュレーションを味わった。

筋だけを人に話そうと思うと、ちょっと違う感じで伝わってしまうくらいあり得ないような展開なのですが、そりゃないぜと思わせない筋運びは感嘆に値しますねー。

いきなりベッドシーン(七味まゆ味一人芝居)

いきなりベッドシーン(七味まゆ味一人芝居)

柿喰う客

インディペンデントシアターOji(東京都)

2008/11/19 (水) ~ 2008/11/24 (月)公演終了

満足度★★

勢いに欠ける
勢い不足。
柿喰う客は、音楽・映像・照明、そして俳優の動きが派手なのがいいんだけど
今回はその要素の大部分が演出段階から切られているので
普段の感動は拝めない。

たったひとりの空間をところ狭しと動き回る姿を想像していたので、
ほぼ動かず立ったままのお芝居はどちらかというと朗読。

演出がもったいない。

初めのほうに見に行ったせいもあるが、
45分の時間に退屈してしまった。

時間があれば楽日も見て、その変化を楽しみたい。

紅き野良犬

紅き野良犬

JACROW

サンモールスタジオ(東京都)

2008/10/31 (金) ~ 2008/11/09 (日)公演終了

満足度★★★

個人の特徴
それぞれ、際立った特徴があってよかった。
顔をすぼめる、足をひきづる・・・。
衣裳がわりと似ていたので、はじめは誰が誰だか分らなかったが、
とても個性的だった。

チャンバラないのは個人的にはさびしい。

ネタバレBOX

半裸の三浦さんに「風邪ひいちまえ」は笑った。
ブレス

ブレス

劇団東京イボンヌ

新宿村LIVE(東京都)

2008/11/19 (水) ~ 2008/11/24 (月)公演終了

満足度★★★★

生きる
生きるためには呼吸ができないと。そして呼吸があわないと…。とても深い海、大きな月=引力。ゆらめき。
なるほど、あの特殊なステージをうまくつかい何組かの愛情劇が哀しくも可笑しくも繰り広げられていました。

ネタバレBOX

パイプ椅子に2時間5分はきつかった。また、せっかくの音楽も椅子の軋み音で台無し。客層がすごく不思議な感じでしたね。でもだれでもが観入れるそんな作品でした。
泣けたところもありました。「だって恥ずかしいんだもん」ってところで。
第3回公演も楽しみです。
友達

友達

世田谷パブリックシアター

シアタートラム(東京都)

2008/11/11 (火) ~ 2008/11/24 (月)公演終了

満足度★★★★★

権力でも、解釈でもない演出
「他人の作品を、作者以外の人間が演出するという制度がある理由がわからない」とかつて語っていた岡田利規が、他人の作品を演出する日がやってきた。

もう、どきどきわくわく。

蓋を開けてみれば、彼は、今回、演出家というより、振付け師のような立場で作ったみたいにみえる。そして、そこには、ものすごく知的な戦略があるみたいにみえる。ああ、すごいなぁ。演劇とはなんだろう、文学とはなんだろうと、考えずにはいられない。頭と身体がうずいてたまらない作品だった。2回観たけど、もう一回くらい観たい。

ネタバレBOX

別役実は「演劇における言語機能について 安部公房<友達>より」という評論(1970)で、「友達」について、ものすごく細かく分析していて、岡田利規の今回の演出は、この文章を出発点にしているという。

この約100ページの文章から、誤解を怖れずに無理矢理必要な部分を取り出すと、次のようになる。

・不条理演劇とは、日常的状況と極限的状況が併存するなかに、役者の実存をかいま見るという手法である。<友達>は、不条理演劇といえる

・ <友達>は、この「極限的状況」の作りが、不徹底である。つまり、男の家に侵入し、暴力を加える家族が、それを「善意」で行うところに極限的状況があるのに、家族のせりふには、それが「善意」であるとは思われないようなものが混じっている。

つまり、「友達」には、特に、登場する「家族」のキャラクターにおいて、ブレがある、というのだ。彼らの暴力は、徹底的に善意であったほうが、より効果的だ、そのほうが、不条理演劇として、わかりやすいというのである。

さて、岡田利規は、この批判にたいして、<友達>のブレを極限まで大きくすることによって、演劇そのものを極限的状況にしてしまったのではないか、と思う。つまり、別役実のいう「わかりやすい」ものではなく、逆に、徹底的に「わからない」ものを目指すことによって、演劇を観るという体験そのものを、極限的状況にしてしまったのではないか、と思う。

岡田は、プログラムで、「これは、暴力についての作品です」と、テーマをバラしたうえで、「できれば、テーマ以外のところをみてください」と断りをいれている。つまり、あらかじめ、舞台が、意味として論理的に捉えられることを、避けている。

さらに、岡田演出は、観客の目を、作者安部公房の意図とは違うところに持って行く。これが、とっても面白い。たとえば、謎の家族に突然自分の家を占拠された男が、警察を呼ぶシーン。舞台上では、警官と男と家族のやりとりがつづくのに、なぜかスポットライトは、全然せりふのない、中年のさえないおばさんである、この家の管理人に当たり続ける(客席からは、笑いが起こる)。たとえば、なぜかカラダをグニャグニャさせながら、ものすごい体勢でせりふをしゃべる「家族」の父親。なぜこのせりふを、逆立ちしながらいうの? 父親の身体のすごさに目がいってしまう。

つまり、戯曲の持つ「物語/言語」という、論理的なテーマに、岡田は、そうではない、たとえば身体のような、非論理的なものを、相反するものとして、併存させる。そして、そのとき、その向こうに、何かが浮かび上がる。この「何か」とはなんだろう。言葉にしてしまったら、演劇は終わってしまうのだろうけど、考えさせられる。

演劇は、言葉(戯曲)と、身体(役者)が、同時に併存して、初めて完成する。通常、演出家は、戯曲の言葉を優先させる。つまり、演出は、戯曲の言葉を補強するために、つけられる。言葉という論理が上位という関係が、暗黙のうちに前提となる。

ところが、今回の岡田演出は、言葉と身体に、優劣がないし、ふたつがぶつかりあうこともない。演出が、常に、戯曲の意味に、ゆるやかに疑問を投げかけ続ける。なぜここで、その演出なの? と。演出は、むしろ身体という、非論理の部分に、スポットを当てつづけるが、それは、言語を意識しつつ、変幻自在に行われる。だから、戯曲の側からも、演出に対して、常に、疑問が投げかけられるという、不思議な関係が生じている。

ここがすごい。最近の演出家には、言葉か身体、どちらかを、一方的に優先させる人はたくさんいるけど、なかなか、同時に、可変的に扱うことは、できていないと思う。岡田は、どちらかに権力が偏ることを、徹底的に避けている。言葉と身体は、一瞬ごとに、ぐにゃぐにゃと関係を変化させる。これは、普段の演劇の観方をしている僕ら観客を、相当に戸惑わせる。普段の演劇は、演出か、戯曲、どちらかの側に、権力があって、観客は、権力の側に寄り添いながら観れば、それでことたりるのだ。僕らは、演出と戯曲が併存する舞台をみて、どこを観たらいいのか、どういうふうに「把握」したらいいのか、わからなくさせられる。そして、たぶん、そこに、この演劇の目的がある。

「関係性」を把握させないようにという岡田の意志は徹底していて、たとえば、役者が、つねに観客をみて、観客を十分に意識していることをアピールしつつ、演じるという、独特のあり方も、観客と役者という関係を、ゆさぶっていたりすると思う。

だけど、なんとなく、こういう、極限的状況のもとで、論理という権力から逃れるという構図は、安部公房の基本的なテーマでもある、という気がする。「友達」でも、男が、犬になるシーンがあって、ここは、論理を越える、すごく面白い場面だと思う。そして、岡田は、そういう、安部公房が、はじめから持っていた、論理にたいする、ゆさぶりかけるような力を、増幅して、大きくしたのだという見方もできるかもしれない。

こんなふうにたくさん言葉を費やして語ってみても、極限的状況である、この舞台の、体験としての魅力は全然伝えきれていない。レビューは、言葉しか使えないので、もどかしい。カラダが、うずうずする。頭が、燃える。それは、演劇というより、なにか別の、新しいものを見せられたことによって、僕のカラダが、普段の理性を越えたなにかを芽生えさせているということだったら、面白いのに。

人間の、理性の檻から、逃れたい、と思った。

ワオーーーーーーーーーーーーーーーーーン。
いつか見る青い空

いつか見る青い空

弘前劇場

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2008/11/07 (金) ~ 2008/11/09 (日)公演終了

満足度★★★★

青い空はいつか
深くて、怖い、作品だった。

東京って、なんだろう。そんなことは、普段、あまり考えない。僕には、当たり前に、東京は東京で、それを、単純に、「現代」だと思っていたふしがある。それが、弘前劇場の新作を観て、ぼろぼろに崩れてしまった。東京=現代では、決してない。そう知ることが、怖いことだということさえも、僕は、これまで、知らなかったのだった。

ネタバレBOX

禅寺で、座禅を組む人の後ろ姿が見える。ぴくりとも動かない。線香の煙だけが動く、静かな空間。なんだか、静粛な面持ちで、みんな、開演を待つ。



開演。いったん暗転して、パッと明かりがつくと、一人の男が、もう一人を、長ドスで刺している。血がたれている。本物の液体がしたたる音が、ぽたりぽたりと、聞こえる、静寂の中の暴力に、圧倒される。よく見ると、ドスは、すんでのところで、受け止められている。刺さってはいない。



「左手は、もう使い物にならないだろうね」

「すいません」



その後のやりとりで、これは、殺された親の仇うちだ、とわかる。静かに、このシーンは終わって、また、もとの禅寺に戻る。そして、その後につづく物語は、実に平和な、禅寺に集まるひとびとの、日常生活の様子なのだ。



観客として僕は、このギャップに、くらくらする。あまりにも強烈に焼き付いた冒頭の暴力がこびりついているもんだから、日常生活のシーンを観ていても、その底に、死の匂いを捜してしまう。そして、それは、せりふの端々に、小道具の中に、役者の表情の影に、周到に、配置されている。折しも仇うちに失敗して逃げていた若者が東京から帰ってくる。



若者は、ごくごく普通に、みんなと接する。殺し損ねた仇とも、普通に接する。暴力の影は、表面上は、みじんも見せない。当然、周囲の人々も、生活している以上、みな、悩みを持っている。実はガンだったり、実は妊娠していたり、それでも、それらの、どうしたって避けることはできないものと、みんな、しっかり向き合っている。だから禅寺に座禅を組みにくる。そして、悩みは当たり前のものなので、特に表に出したりしないのだ。



舞台は、その後、日常生活のさなか、青年の仇うちが再び実行され、ドスが突き刺さる一瞬、研ぎすまされた暴力を、両手を広げて受け入れる、仇の男のシーンで、瞬間的に終わる。

つまり、この作品は、とてつもなく強烈な暴力を、冒頭と末尾に配置して、強固な枠組みを、作っている。平穏にみえる日常は、この暴力の枠内で行われるにすぎないのだ。

枠として、悩みの究極、不条理そのものとしての生死の問題が暗示されているので、その中で行われる日常が、普通のものであればあるほど、人間を捉えてはなさない不条理な部分が浮かび上がってくる。逆にまた、生死を意識しつつ見る日常は、特別にはっきりと映る。さらに、はっきりとしたスジがないだけに、登場人物としての役を越えて、演じている役者そのものが、人間として、浮かび上がる。そうなるように、作られている。



さて、ここで、「東京」が浮かび上がる。僕は、長谷川孝治関連の舞台は、これでたったの三回目。なのに、弘前劇場の役者たちが、名前からなにまで、しっかりと頭に残っている。僕が東京で舞台を観始めたのは最近だけど、観始めのころ、役者を覚えることの難しさにびっくりした(今もあんまりかわってないけど)。同じ劇団でも、公演ごとに役者は全然違うし、見るたびに印象がすごく違ったりして、捉えるには、努力がいるのだった。東京の舞台は、誰がやっても大丈夫なようにできていて、つまり交換可能で、役者たちも、演じるものとして、できるだけニュートラルになろうとしているのかもしれない。役をプログラムとして、その都度インストールするように。



あまりにも流れの速い世界に、即時対応するべく、なるべく、ノイズのもとになる「自分」が固定化しないように、ニュートラルを保つ。それは、東京で生きる、僕の生活そのものなのだった。そして、弘前劇場の、青森という土地の、「自分」を受け入れて生きる世界が、空よりも、地面を見ることを受け入れる姿が、うらやましく感じた。



だが、同時に、この作品は、その、人間としての「自分」みたいなものを、どこか、「逃れられないもの」として捉えており、そのうえで、その「自分」からの「逃れられなさ」に対する、無抵抗のもがきのように描いているような気がする。タイトルには、そんな思いが込められているんじゃないかな、と思う。



ガンにおかされた魚屋さんと、禅寺の次女との禅問答のシーンがある。次女の答えが観念的になると、魚屋さんは、「それは形而上」とたしなめる。魚屋さんは、自己の肉体に、つまり形而下にとどまるように説いているのだけど、そのように、形而下が志向されればされるほど、逆に、形而上への、あこがれのようなものを感じてしまう。そしてそれは、肉体を、形而下を、「牢獄」と表現したプラトンみたい。肉体を、自分自身を、必死で受け入れようとする姿は、逆に、肉体(自分の根付いた、土地の比喩でもあるだろう)への嫌悪、受け入れようと努力しなければ受け入れられないという思いを感じさせるのだった。



だが、東京で、僕が行う、自分を、ノイズと捉え、ニュートラルにしようとする、その作業も、果たして、自ら進んで、望んで、そうしているのだろうか。当たり前に行っていることが、あまりにもゆるぎない「自分」を見せる舞台の前で、今、揺らぎ始めてしまっている。

夕暮れ放課後ひみつきち

夕暮れ放課後ひみつきち

ペテカン

赤坂RED/THEATER(東京都)

2008/11/15 (土) ~ 2008/11/24 (月)公演終了

満足度★★★★★

二度目の観劇
もう一度見たくて今日来ちゃいました。
やっぱり良いです、なんだろう、自分のボキャブラリーが少ないので表現が上手く言えないけど感動します。
でも笑えるけど泣ける、見ている私と意識との共感が物を言うのかなぁ?個人的にはエンディングの感じが好きです、映画見た時みたい。

ネタバレBOX

生きていれば色々有りますよね。
鹿 金

鹿 金

少年かしこ

OFF OFFシアター(東京都)

2008/11/19 (水) ~ 2008/11/24 (月)公演終了

満足度★★★★★

とっても素晴らしい!!
いや~、期待以上、とっても素晴らしい!!

とても素晴らしい作品!
まだまだ公演中なので、以下ネタバレBOXに・・。

ネタバレBOX

全体の構成、脚本、そして何より、緩むことなく最後まで疾走する、緊迫感溢れる展開が素晴らしい!

いや~、いい意味で期待を裏切られた、てか、とても素晴らしい!

細かく観ると、確かに不条理、不合理だらけなんだろう・・。

でも、そんな瑣末な事は全く感じさせず、高度なテンションを保ったまま疾駆する・・。

何やら、古き良き時代の、向こうもののB級ホラー、サスペンスの香りも豊かに、すっかり作品世界に魅了された・・。

昨今、緊迫したミステリアスなテイストの作品でも必ず笑いどころを取り入れているようだが、この作品はそういった遊びは一切なし・・。

終始緊張感溢れる展開が、心地よいテンションを保つ。
ヒロインの火傷の傷跡も何とも効果的・・。

何度か、背筋が冷たくなり、全身ゾクっと鳥肌が立つようなシーンもあった・・。
単純な暴力や狂気ではなく、何やら得体の知れない心理的な病巣を抉り出すような描写が、徐々に恐怖感を増幅させたのだと思う。

いつの間にやら作品世界に導かれているとしたら、やはりそれは秀作だったということだと思う・・。

途切れることなく保たれるテンションが誠に心地よい・・。

良い作品を魅せてもらった・・。

次も楽しみにしたいと思う。


とける

とける

ブルドッキングヘッドロック

サンモールスタジオ(東京都)

2008/11/13 (木) ~ 2008/11/24 (月)公演終了

満足度★★★★

初ブル
面白かったし、怖かったし。。。

とける

とける

ブルドッキングヘッドロック

サンモールスタジオ(東京都)

2008/11/13 (木) ~ 2008/11/24 (月)公演終了

満足度★★★

スクールガールの多さが好き
軸かと思ったエピソードが、流れのひとつだった、そうか、瞬間をすくいあげたのかと。

すてるたび(公演終了)

すてるたび(公演終了)

五反田団

アトリエヘリコプター(東京都)

2008/11/15 (土) ~ 2008/11/25 (火)公演終了

満足度★★★★

白昼夢か、それとも人生か。
前田司郎の思うような展開にほくそ笑む。なるほど、紛うことなく変な夢だ。
彼がしつこくテーマとしてきた「生と死」が、今回も根強く見えている。
人生を旅に例えるだけなら安易だ。
しかしながら、ニッチなところを攻めるのは流石の五反田団クオリティ。

4つの椅子で、情景を浮かび上がらせるのはチープだけど、凄い。
「チープだけど」という枕詞がつくのは、五反田団として正しいんだと思う。
今までとは少し違った見せ方が新鮮であった。

それにしても、黒田大輔に五反田団は似合いすぎる。

ネタバレBOX

子作り神社(酷い名前だ…)の穴(まあ、椅子なんだけど)を潜る所など、
どこまでも飛躍していく感があって、温泉に辿り着く所など秀逸。
まあ、暗喩と言えば暗喩なんだけど。

しかしながら、ラストにかけて、ちょっと失速。
なんか、脱力というよりは失速の感がある。
息切れというか、まとめにかかりつつ散らかそうとしたというか。

結局、有機的な繋がりに欠けるものになってしまった感が否めない。
不条理とは言え、繋がりは大事。
賊

劇団6番シード

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2008/11/14 (金) ~ 2008/11/24 (月)公演終了

満足度★★★★

迫力
皆さん、一人ひとりの個性が輝いていてとってもカッコ良かったです。
とくに女衆はズラリと並ぶと迫力満点。
久しぶりにアツイお芝居を観させていただきました。
ありがとうございます。

ネタバレBOX

謎かけの答えのインパクトが…。
途中、東の賊と西の賊が入り乱れ、どっちがどっち?状態。
今はどこの舟?どこの島にいるの?と場面について行けず、答えがわかるまでに、私が疲れてしまっていたのかもしれませんが。
SAMURAI 7

SAMURAI 7

ネルケプランニング

新宿コマ劇場(東京都)

2008/11/14 (金) ~ 2008/11/24 (月)公演終了

満足度★★★★

コマ劇場閉館は惜しい…
天井が高くて、座席の傾斜も良い感じに付いてて、見やすくて広くて豪華な劇場なのに。
無くすには惜しいです…

映画もアニメも見てなかったのですが、この舞台を観て興味を持ちました!

凄く面白かったです♪
もう一回観たいなぁ…

レイザーラモンHG、カッコイイですよ。
サングラスしてないから、最初は誰だか分からないかも知れないですけど(笑)

アニメのキャラ設定なのか、殺陣とは言えない動きをする侍がいますが、アニメ原作っぽくてそれも良いんじゃないでしょうか。

ネタバレBOX

やっぱ子役は強敵ですなー。
戦場に向かう侍に
「大きくなったらオッチャンと結婚してあげる」
なんて言われたら泣きますって。

レイザーラモンHG、良い役もらったなー。
ザブザブ波止場

ザブザブ波止場

劇団道学先生

新宿シアタートップス(東京都)

2008/11/05 (水) ~ 2008/11/19 (水)公演終了

満足度★★★★★

たのしかったぁ~~~
いい時間をすごしました!!

時間とお金を費やす価値がそこにはありました!!

すべてがいい感じのバランスで、一個にまとまっていましたね。

セットのぬかりもなく、演じる人たちも自然で、お話もわかりやすくて、緩急もあって、照明や音響もすごくいい感じでした♪

ぜ~~~んぶが合わさって、まじりあっていって、劇場にいるはずが、夏の港町にいる感覚になりましたなぁ~~~。

そこの匂いとかまでしてきそうな、そんな感じ。

いやぁ~~~~、ほんとによかった!!!

演劇に興味のない人でも充分楽しめる舞台だったとおもいます!!!!

次回作が今から楽しみだぁ~~★

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