最新の観てきた!クチコミ一覧

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ウィキッド

ウィキッド

劇団四季

電通四季劇場[海](東京都)

2007/06/17 (日) ~ 2008/08/31 (日)公演終了

号泣
素晴らしかったです!
オズの魔法使いシリーズはほとんど読んでいましたので、
別の観点からのオズの物語が楽しめました。
登場人物の友情や人間関係の悲しいお話も描かれていて
号泣です。
悲しいエピソードもあったけど、あたたかい友情があるからこその感動だったと思います。
歌も本当に素晴らしくて満足です。
また観たいです!

焼跡のイエス

焼跡のイエス

シンクロナイズ・プロデュース

東演パラータ(東京都)

2009/02/11 (水) ~ 2009/02/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

確かに、石川淳でした!
観劇させて頂きました。この作品は、石川淳の戦後まもなくに発表された「焼跡のイエス」を原作とした作品でした。しかし、「焼跡のイエス」の物語を基本にしてはいましたが、大幅に解釈・加筆された作品でした!公演タイトルは「焼跡のイエス」でしたが、作品に描かれていたのは「石川淳そのもの」でした!もともと「焼跡のイエス」は非常に短い小説で、そのまま演劇作品にしたのならば10分もあれば済んでしまうのではないかとも思える程の短編作品です。個人的には石川淳の作品を演劇作品にするならば、中篇の「鷹」や「紫苑物語」あたりの方がそのまま演劇作品にでもなりそうな物語だとも思いますし、そもそも芸術祭公演のために書かれた「おまえの敵はおまえだ」「一目見て憎め」といった、ちゃんとした戯曲があるのにもかかわらず、なぜ短編の「焼跡のイエス」を選ばれたのかが、個人的には非常に興味がありました。本公演時間は80分でしたが、10分もあれば済んでしまうだろう「焼跡のイエス」には大幅に加えられた物語がありました。本作品は石川淳の中期以降の作品を思わせる、極めて日常的な世界から出発してどこまでも広がっていく世界観、場合によってはSFとも思える世界にまでたどり着いてしまいますが、そこに行き着いても描かれるのは「人間の姿」、と言う世界観そのものが本作品の物語でも展開されていました!そして、その中では石川淳そのものの考え方が多く観られました!石川淳の小説は非常に重厚で読み応えがある作品ばかりなのですが、なぜか出てくる女性をさながら崇拝するように描くところがあります。その他にも、いろいろと独特な考え方がありますが、本作品は「石川淳」そのものが描かれていました!石川淳をよく調べ、理解していると個人的には思います。石川淳の小説は非常に読み応えがある幻想感と独特の文体で書かれていますが、そのまま演劇作品にしてはまず大半の観劇客には理解できないかと思いますが、本作品では非常に分かりやすい比喩表現と呼ぶよりもいい意味で洒脱で軽妙な言葉遊びと言いたくなる表現と、詩的とも思える非常に短い台詞で構成されています!人によっては難解に感じられる方もいらっしゃるかもしれない石川淳の独特の文体がこれ以上ないほどに分かりやすい台詞で構成されています!そして、石川淳の小説の幻想的物語を舞台演出で表現していました!舞台上にはほとんど何も無いのですが、役者さんたちが単純な小道具や身体表現等で本作品全体に幻想的世界観を創り出していました!この作品は「焼跡のイエス」とされていますが、基本的なところにはその話があっても、全体としてはほとんど別物の作品とも言ってもいいような作品でしたが、石川淳は演劇についても書いており「原作を忘れさせるものこそ芝居」「芝居は総合芸術だが、その総合という操作を役者がどのように引き受けるかが見もの」とも述べており、自分としてはその日・その時で「その通り」とも思うし、「ちょっと違うのではないのか」とも思ったりしてしまいますが、本作品においては石川淳がもし知ったら大喜びしそうな作品になっていました!今回の作品の評価においては、自分の年代には少し懐かしい気がする台詞表現・舞台演出などでしたが、今ではもうすっかり観ることが出来なくなり、久しぶりに観るとやはり「いいなぁ~」と思ってしまいますし、もし今の若い方が観劇されたのならば恐らく観たことがほとんどなくて、むしろ斬新的に思われるかもしれません。個人的には、いい意味で巧みな言葉遊びとも思える饒舌な台詞表現と詩的とも思える台詞表現の組み合わせ方は良い構成だとは思いますが、少しせっかくの詩的な台詞表現の全てまで説明してしまうくらい饒舌なところもあるようにも思えましたが、好みなのでしょう。むしろこの方が分かりやすくて良いと思われる方もいらっしゃるかも知れません。ですが、本作品においては舞台上に発想力と創造力だけを持ち込んで、総合力により本作品を創り上げたところが、ちょっと古いように思えても逆に今ではまず観ることの出来ない、自分の好みの点による満足感と確かに「石川淳の作品!」と満足させて頂いた点による、二重の満足感による星の評価です!本作品を観劇させていただき、押入れの奥の方にしまいこんでしまった石川淳の小説を引っ張り出し、久しぶりに読みたくなってしまいました!本作品については、確かに「石川淳の作品」でした!

『帰れる場所はありますか・・・。』

『帰れる場所はありますか・・・。』

劇団光希

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2009/02/05 (木) ~ 2009/02/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

家族愛
『性同一性障害』 と言うとかなり、重い話しになりそうですが、かなり「コミカル」話しになってたと思います。勿論最後は、涙、涙で。 普段の生活では、忘れてしまった『大切』なものを改めて思い出させてもらいました。多少長いかな?!っと思いましたが…。観て損はないと思いました。

『a day』

『a day』

劇団チョコレートケーキ

ザ・ポケット(東京都)

2009/02/04 (水) ~ 2009/02/08 (日)公演終了

満足度★★★★

泣けました
話は良くできていました。登場人物がうまく絡み合っていました。
一つ一つのエピソードは、重いものばかりでしたが、最後はハッピーエンドという形も良かったです。
亡き妻の手紙のシーンは泣けました。

ちっちゃなエイヨルフ

ちっちゃなエイヨルフ

メジャーリーグ

あうるすぽっと(東京都)

2009/02/04 (水) ~ 2009/02/15 (日)公演終了

満足度★★★

会場が悪すぎる。。。
午前の部(13:00~)を観てきました。

会場(環境)が、とにかく悪いです。
観客席で、物を落としてしまった音や、姿勢を変えた時に出てしまう生地の擦れる音でさえも響き渡って、いちいち気になります。ものすごく芝居に集中しずらい。。。(ただでさえ、会話劇なので集中しなきゃならないのに…)
究極だったのは、寝てる人のいびき(←しかもでかい!)まで聞こえてきて、もう最悪でした。

お話のほうは、「それでもみんな生きている」というコピーに集約されるような内容です。人の心の奥底にある感情がストレートに声に出されていて、「ひどい!」って思ったり、「そう考えますか、なるほどねー」と思ったり。自分の感覚と照らし合わせながら見ていました。

個人的に、勝村政信さんが好きで今回見に行ったのですが、勝村さんのアドリブ的なおもしろさがほとんどなく、ちょっと残念でした。(唯一、1か所だけはあった気がしますが・・・)

いい環境であれば、もっとじっくりと話に集中できました。それにつきます。
加えて、要らないパンフレット捨てる箱も設置してください。



真夜中の桃

真夜中の桃

イマカラメガネ

OFF・OFFシアター(東京都)

2009/02/11 (水) ~ 2009/02/15 (日)公演終了

満足度★★★

あっというまにラストで
もうひとやまあるかと思ったら。古川直美さんの普通っぽさと森口美樹さんの衣装に惹かれますね。

汝、隣人に声をかけよ

汝、隣人に声をかけよ

コマツ企画

インディペンデントシアターOji(東京都)

2009/02/06 (金) ~ 2009/02/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

良いっ。
やや、まさかぐっとくる瞬間があると思っていなかったので不意打ちにやってきたそれは、あったかい。

ネタバレBOX

もう一つ二つ別に話を作れそうなのに、一つの芝居にまとめてあったのが贅沢だな〜なんて思いました。
ちょっと変わった人、に見える人には割と積極的に話かけるほうなのですが、相手からしたらこちらがちょっと変わった人なわけで。

コミュニケーション。自然から離れると本来持っていたはずのテレパシーを受け取る能力が薄まってしまうように思います。木や土から離れて暮らす影響は多分大きくて、でもそれはコンクリートの中から出た生活をしないと解らないと思う。今は言わないと伝わらない時代なので、お察ししてくれると当てにしていると、がっかりすることもしばしば。なので嫌でも話さなくてはいけない。元々話すのが苦手な日本人なのにです。相手の気持ちを察する勘のいい人と話す時って、言葉が少なくても伝わるから楽だと感じるけど、いつもそうはいかないので話すのが億劫でもあり。そして自分だって相手を疲労させているかもしれない。こうなりゃオリジナル象形文字を作ってしまおうかしら。一目でわかるやつ・・・・なんてことを考えてみる。何か考えたくなる、そんな作品。

コマツ企画の役者はもちろん、客演の皆さんも良かった。壊さないように大事に演技しているように感じました。ああ、ドゲスも観たかったなー。
ラストの大合唱は川島さんの和田アッコが耳に残りました(笑)
あと誰か、うる星やつらを歌っていたような・・・・
そして客演のセレクトがほんとに良くてピッタリ!
いいテーマだし非常に面白かったです。大ちゃん、他の芝居でも観てみたいです。観ながら興奮したのが久しぶりでした。あ、お尻を見たからではないのです(笑)
『帰れる場所はありますか・・・。』

『帰れる場所はありますか・・・。』

劇団光希

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2009/02/05 (木) ~ 2009/02/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

心にしみる良い話でした
平凡な日々を送っている、小さな漁師町。血の繋がっていないある家族が繰り広げる日常…。  家族でもないのに、まるで自分の家のようにヅケヅケ入ってきて、おもしろ3バカ兄弟の照光と話す衣美。二人のテンポのいい会話?が、実に愉快。海女の親分、波江さん、いい味だしてる。 何気ない日常から、性同一性障害という、悩みを抱えている、実の長男にスポットライトが当たり、核心へと移行していくストーリーには、驚かされました!
まだまだ世間では、理解してもらえない障害だが、家族だからこそ分かり合おうとする。家族とは、絆とは…考えさせられる二時間でした。



クロウズ

クロウズ

スロウライダー

新宿シアタートップス(東京都)

2009/02/07 (土) ~ 2009/02/15 (日)公演終了

みた。
どうやってみればいいかわかんなかった。たぶん好きじゃないだけ。

俺の宇宙船、

俺の宇宙船、

五反田団

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2009/02/06 (金) ~ 2009/02/15 (日)公演終了

みた。
最初のシーンと最後のシーンだけおもしろかった。

ちっちゃなエイヨルフ

ちっちゃなエイヨルフ

メジャーリーグ

あうるすぽっと(東京都)

2009/02/04 (水) ~ 2009/02/15 (日)公演終了

満足度★★

極々いたって普通な会話劇
とても真面目な作品です。どこにもフザケタ部分がなく、
真正面から題材捕らえている印象があります。
シアターガイドのインタビューで、勝村氏と演出家が
「とにかく本読みを繰り返している」と書いてましたが、
その効果と思えるよう、とにかく台詞は役者の芯から発せられている
感があり、とても自然な役つくりになっていると思います。

だけど、ただただ、それだけ・・・・

真面目な人って、誠実な人って、面白味にかけるし、
退屈、ある意味、絡みづらいのと同様、
(もちろん、僕の場合だけど)
何の変化球もない展開の中、
だいたい先が読めちゃうような話、
極々いたって普通な会話劇に付き合うのは
ツラかった。睡魔との闘いです。
会話劇といっても、シェークスピアや三島作品ほど、
台詞の言い回しのテクニックを楽しむ内容でもなければ、
芝居に抑揚もなく、
ラジオドラマで十分っすねぇ。

あ、生で見なきゃ、とよた真帆の背の高さは堪能できないけど。
大林素子と同じ位!本当に背が高かった。

2回目の「あうるすぽっと」
前回は3000円で地方小劇団を見たんですが、
今回は、定価6500円もして
テレビに出ているスターさんの作品。
ここの劇場もねぇ、どうもシアター1010同様
地方の公民館的な安っぽさというか、簡素さというか、
重みもない劇場。
エレベータの基数も少なく、2階という名の4階まで階段で上がらされ
(これは本当に注意が必要、階段ツライです)
四季の仮設劇場を思わせる薄い床、トタンのような、壁。
3000円ならいいけど、5000円以上する作品って、
ドロウジ-シャペロンじゃないけど、現実を忘れさせるような
雰囲気作りを劇場はすべきと思うんだよね。
ソフトとハードは連動するものですし。

でも、あうるすぽっとも、シアター1010も、赤坂レッドシアターも
稼働率がいいっていうか、コンスタントに上演されてますねぇ。
この不況なのに、演劇ファンの裾野が広がっているのか、
それとも賃料を既存の劇場より安くしているのか。
劇場としてのカラーというか特徴は全くないけど。

ネタバレBOX

これも、シアターガイドの前情報だったんだけど、
演出家は変態な作風だから、この作品も、そういう傾向があるような
話でしたが、何も変態チックな場面はありません。

舞台装置も、コロセウム風で、どこにもノルウェーっぽさは
なければ、むしろ作品の場面設定さえわからなくなるような
アンバランスさ。
とりあえず、イメージで作っておいたのかな。
まぁラジオドラマ程度だから、セットなんかいらいないんだけど。

ブラジル

ブラジル

ラッパ屋

紀伊國屋ホール(東京都)

2009/01/17 (土) ~ 2009/01/25 (日)公演終了

満足度★★★★

とてもありそうな
ほろりと泣けて、ぽわんと笑えた。とてもありそうな、なさそうな2泊3日のサークル同窓会のお話し。
生きることを考え直してみるきっかけをくれた作品でした。

アロハ色のヒーロー

アロハ色のヒーロー

東京天然デザート

池袋GEKIBA(東京都)

2009/02/07 (土) ~ 2009/02/08 (日)公演終了

満足度

子供にみせるような芝居
もう、これはダメだしする他ないでしょうね。
それほど、酷い。久しぶりに酷い。

以下はネタばれBOXにて。。

ネタバレBOX

第一、役者の演技力がない。ストーリーの展開が幼稚。
練りが甘い。
ヒーローものをやるなら、レンジャーの中に入る人たちはある程度、筋肉質でなければダメでしょ。

全身タイツだから見るからにメタボ高いです!みたいなのが解ってしまう。
そんなだから、動きに切れがない。やっとのおもいで足をあげてる様子。
夢を売るどころか夢はちぎれて粉々・・。
まさに樹海レベルで弱そうです。
壮絶なクライマックスもなければ、コントも受けない。シーーン・・。

「父さんの背中、結構ちいさかったんだね。」みたいな気持ちになって、卒倒しそうになりました。

そんなワタクシの気持ちを知ってか知らずか、それでもレンジャーは、生きてることが精一杯ってナリで戦うわけ。
まるで木彫りのピノキオがギクシャクしながら戦ってるような勢いで、「油さしてやろうか?」と哀れに思ってしまう・・。

そんなだから、1on1のサシ勝負の時は愛に満ちたお友達パンチを繰り広げたかと思うと、トォーー!と木枯らしが吹く音のような切ない声で、その叫びを繰り返していました。あんまり哀れ。

「きッたかぜー、こーぞうォーの、かんたろー」
外も心も懐も寒い日でした。

メタボレンジャーを見せるならコメディーでないとキャラ立ちしません。
次回はコメディーをお勧めします。
Tragic Situation Theater『蛇姫様-わが心の奈蛇-』

Tragic Situation Theater『蛇姫様-わが心の奈蛇-』

フジテレビジョン

ル テアトル銀座 by PARCO(東京都)

2009/02/05 (木) ~ 2009/02/15 (日)公演終了

満足度★★★★

EXILEファンには酷な舞台
山口紗弥加さんの演技が凄い!(ので☆+1)
ライセンスの藤原さんも大健闘!(どうしても所々声がかすれ気味だったが)
山口さんの母親役の人(役名シノだっけ?)良かった。
↑この人が唐組の人だったのかな?

USAさんも悪くはないが、なんか観ているとそわそわする。
この役はやっぱり経験のある役者さんがやった方が舞台が引き締まったのでは?

分かりにくい唐作品をいかに見せるか、工夫も感じられたが、
やはり分かりにくい! でも前に観た唐組の『ジャガーの眼』より楽しめた。
会場にはUSAさん目当ての若い人や親子連れも多くいただけに
高いチケット代払ってきたEXILEファンにはかわいそうな舞台だった。
それに名目上主演だったUSAさんの出番意外と少ない。

静かな爆

静かな爆

東京タンバリン

駅前劇場(東京都)

2009/02/04 (水) ~ 2009/02/09 (月)公演終了

満足度★★★

良く出来た作品だとは思いますけど・・・
街中のワンシーンをさまざまな角度とテクニックで切り取っていく、そこで描かれていくテーマの「切り口」はとても鮮やか。役者さんの演技や舞台美術も含めて、観ていてホントに上手いなあと思うし、観終わった後もいろいろなことを考えさせてくれます。

けど、これは好みの問題としか言いようがないのですけど、自分にはどこかしっくりとこない。妙にリズミカルでわざとらしい会話、キレイに作りこまれ過ぎた作品、実社会に寄り添ったテーマ。この三者の間にぎくしゃくとした噛みあわなさのようなものを感じてしまい、上手く作品の中に入り込んでいくことができませんでした。過剰なまでに一定で単調な会話の間を替えてくれるだけでも、自分の中での作品のイメージが随分と変わってくると思うのですけど。

という訳で、自分の中では作品の評価がこんだけ難しい作品は珍しいです。作品の質的には、☆5つでもいいくらい。けど、自分に合わないということでは、こんだけ合わない作品も滅多にない。ということで、評価はその真ん中ということで・・・。

クロウズ

クロウズ

スロウライダー

新宿シアタートップス(東京都)

2009/02/07 (土) ~ 2009/02/15 (日)公演終了

満足度★★★★

不満な点はたくさんあるのだけれど、
それを補って余りある“思い”の強さに圧倒された。解散してしまう、劇中の言葉を借りれば「滅びゆく」スロウライダー8年間の時間の詰まった、山中隆次郎の叫びにも似た“思い”に。途中から、ずっと泣きながら観てしまったよ…。

ネタバレBOX

序盤、正調なホラー映画、というかリビングデッドものとしてはじまるも、
登場人物たちが逃げこむ山荘は舞台の奥に狭い空間しか占めておらず、
メインのアクト・スペースはその前庭という状況で、
どうやって物語を紡いでいくのか、いけるのか、なんだか心配にもなったんだけど、
すべては杞憂。

ああ、ゾンビ側を描くのね。
しかも、とても人間的で、のほほんと脱力した雰囲気で。
これが明らかになるところの音楽の使い方とか、上手すぎだよ!

あと、その直前、
人ならぬ動く屍に対して「ワタナベ!」と人間ながらゾンビ支援者のウロコが悲痛に叫ぶシーンで、早くもグッとくる。
その一言で、人間とゾンビの共存を問う内容(←好み♪)だと瞬時に伝わってきたから。
そして彼らゾンビは、ゾンビとしての生存本能すら抑え、あえて人間を喰らわない、という掟を作り、それを頑なに守ろうとし、そのためには滅亡すらも甘受し必至に耐えようとする、なんて設定も素敵すぎ。

しかも、芸術家村を作るゾンビ、なんて展開も痺れる。
すでに死者であるがゆえに不死の彼らは、満足のいく作品ができたら、消滅してもいいと誓うんだよねぇ…。
いやあ、こんなにも優しく切なく気高いゾンビはみたことないよ!

でもって、なんかそのあたりから、差別とかの話から、
前作『トカゲを釣る‐改‐』と同様に、作・演出の山中隆次郎の創作活動への思いみたいなものが前面にでてきて。
なにしろ、スロウライダーはこの公演を最後に解散してしまうわけで、そりゃあ、“思い”が溢れてくるのは当然で。

なんてことを勝手に読み取り、同調していたので、ずっと泣きながら観ていたわけです、はい。

もちろん、作品としては、虚構性の強い内容な分だけ、もっと観客が疑問に思って立ち止まってしまいがちな部分をしっかりと脚本的に潰しておかなければならなかったとは思うし、どの役者にもちゃんと見せ場を作るという劇団主宰的な配慮なんか捨てて、もっと、サトルとミツ、あるいはサトルとウロコに集約した物語をみせてくれれば良かったのに、なんて不満もあるのだけど。

実際、サトル役の池田ヒロユキの立ち位置があまりに素晴らしくて、もっと彼中心でこの世界を観たかったなあ。
しかし一方では、小狡い人間である河島役を飄々と演じた中川智明の演技も大好きなんで、もっと出番が多くてもよかったとかも思ってたりしますが(笑)。
グッドラック・ユア・メモリーズ

グッドラック・ユア・メモリーズ

GAIA_crew

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2009/02/06 (金) ~ 2009/02/10 (火)公演終了

満足度★★★★

初見の劇団だったが、
力作なのは観ていてよ~くわかった。

狭い舞台をフルに活用し、ダイナミックな演出も盛り込まれていた。最後まで見応えがあったのは確かだ。登場人物一人ひとりがキャラ立ちしているし、見ていてほんとに楽しかった。

とくに雫に扮した女優さんは、幸田来未にそっくりな声と顔付きだったので、可愛いなあ~と思った(最後の挨拶ではいきなりカツラを取ったのでビックリ!!!)。

ただ、シナリオのなかにどうしても論理矛盾があって、イマイチ心の中で納得できなかったというか、最後まで棘のように引っかかった部分があった。ま、そんなとこにこだわってもしかたないということか?

とにかく完成度は高い。次回作にも期待したい、というか、期待できる劇団だ。観てよかった!!

ネタバレBOX

キーアイテムとなる8角形のダイスは、じつは心臓を結晶化したものだとか!
それはそれでいい。この2人の兄妹は、親子代々エスパーという家系なのだろう。そういう解釈はできる。

自分が人生のピンチを迎えたときこのダイスに念を込めると、なんと瞬時に時間が逆戻りし、やり直しことが出来る。これも理解できる。

でも、当人だけがワープして、他の人というか世の中はそのまま。ストーリー的には映画「バックツゥーザフューチャー」に似ているが、その辺の詰めが甘い。

8角形ダイスに念を込めると、代償としてその当人は記憶がだんだん薄れていく。それは樹と雫の兄妹の生きる力となるからだ。しかし、思い出の詰まった8角形のダイスからどのように生きる力を取り込むというのだろうか?

ウ~ン、私の脳みそではここが解決できない!!
クロウズ

クロウズ

スロウライダー

新宿シアタートップス(東京都)

2009/02/07 (土) ~ 2009/02/15 (日)公演終了

感想というか、なんか違いますが
最初に見たのは「向こう岸はエーテルの国」でした。
終演後コーヒーショップで一人絶句して、「もしかして、やりたいことを全部やられてしまっているんじゃないか」という気分に一瞬なりました。
最後の公演でもスロウはスロウでした。
下卑ていて安直な、大人数お祭り騒ぎに巻き込まれるくらいなら、山中さんのホラーショウを安全な側から見てるほうが僕は百倍好きでした。きっとこれからもそうでしょう。

残念でなりません。

出演していた皆様、お疲れ様でした。がんばってください。

ベジャール・ガラ

ベジャール・ガラ

東京バレエ団

ゆうぽうとホール(東京都)

2009/02/06 (金) ~ 2009/02/11 (水)公演終了

満足度★★★★★

他の2演目も楽しめたけど、
やっぱり ギエムの「ボレロ」に尽きる。
なにより、上演直前の会場中に漲っていた期待感あふれる空気が素晴らしかった。
1800席の大ホールで、あんなに観客の集中力が高まるなんて、ある種の奇跡。
そしてその空間を作りだし、最後まで支配しきったギエムもさすがだった。

Tragic Situation Theater『蛇姫様-わが心の奈蛇-』

Tragic Situation Theater『蛇姫様-わが心の奈蛇-』

フジテレビジョン

ル テアトル銀座 by PARCO(東京都)

2009/02/05 (木) ~ 2009/02/15 (日)公演終了

ポップな唐芝居
昔観たアングラを
現代風にビジュアルにポップに商業的に演ると、
こんな感じになるだろう、という典型の芝居。
言葉遊び豊富な台詞とスピーディーな展開、
時々つか的な演出も入り、3時間も飽きなかった。
ただし物語に面白さは、ほぼ無し。
山口紗弥加のキュートさに頼る点多し。

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