最新の観てきた!クチコミ一覧

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まほろば

まほろば

新国立劇場

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2008/07/14 (月) ~ 2008/07/21 (月)公演終了

満足度★★★★★

岸田戯曲賞受賞ってことで
改めて傑作だったと。女優陣も素晴らしかった。再演求む。この作品に関しては気になることが沢山ある。そのへんはネタバレにて。

ネタバレBOX

「水」は生命の象徴?。主人公が麦茶より水を飲みたがったり、部屋の隅に積まれた水も印象的だったし。妹(キョウコ)が何度か水をガブ飲みしてる場面を見て妊娠してるのではと勘繰ってしまったのだが。真相を蓬莱氏に問うてみたい。
Play#2 「ソヴァージュばあさん / 月並みなはなし」

Play#2 「ソヴァージュばあさん / 月並みなはなし」

4x1h project

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2009/01/23 (金) ~ 2009/01/30 (金)公演終了

初めての人にはおススメしません。
「いつもはもっと面白いんだよ?だから、今回は…」って心境です。「あの作品をどういじる?」「いつもと異なる黒澤演出」という挑戦的な実験を押し出した公演ですので、こうなるとマニアックになってそもそもを知ってる人じゃないと楽しめない。こういう演劇もあるんだ、という意味では貴重なサンプル。しかし「演劇ってよく分かんないよね」とも言われかねない。せっかく関係者がいつもはやらないような場所でやったのだから、道行く人がふらっと観に来て「へぇ、演劇ってなんかいいじゃん」とか思わせる公演になって欲しかった。
誰も手を抜いていない気概を感じただけに非常に惜しい。むしろ通り越して、悔しい。なんでこれだけの人々があんな大都会の誰も知らない様なスペースでひっそりとやってるのか。もっと観てもらいたい。けど、この文章の冒頭に戻ると観てもらいたくない。モヤモヤしています。

ネタバレBOX

「月並みなはなし」。4人どころか16人出てくる。キャッチコピーにあった通り、黒澤作品が中屋敷演出で蹂躙されてました。でも、最終的に合意されたレイプみたいな感じ。これ伝わるかなー?「言ってることと思ってる事が必ずしも一致しない。もしくは一致するからこそより思いが強くなる」、そういうものを内包したあの脚本をこう演出するのは実はある意味で正攻法で。中屋敷さんの職業演出家としての手腕は充分に観られたんですが、個人的に面白さはこれまでの中屋敷演出で過去最低。詰め込み過ぎな印象。 彼の作品はもっと、もっと面白い。過剰に期待させて欲しい。
「ソヴァージュばあさん」。リーディングの時のほうが良かった。役者が劇中の人間以外(例えば銃とか)にもなるという演劇ならではの手法だったものの、黒澤演出の骨頂は「人間をきちんと人間として舞台上に乗せる事が出来る」にあると思っています。他、映像を使ったりしたものの効果薄い。目の前でやられている事に違和感が沸いて移入出来ず、視覚に邪魔されてちゃんと観られなかった。 菊地さんの存在感はとても好き。独白も途中まではこっちが飲まれそうになった。のに、うーん。
ロックミュージカル『スーザンを探して』

ロックミュージカル『スーザンを探して』

東宝

シアタークリエ(東京都)

2009/01/06 (火) ~ 2009/03/05 (木)公演終了

満足度★★★

楽しい舞台でした
友達に誘われて、内容もあまり知らず見にいったのですが
とても面白い舞台でした。

宝塚時代の杜けあきさんのファンだったのですが
今は、また違った美しさでうっとりしてしまいました。

歌が歌えるって素敵だな~と
こういう舞台を見ると強く思います☆

エリザベート

エリザベート

東宝

帝国劇場(東京都)

2008/11/03 (月) ~ 2008/12/25 (木)公演終了

満足度★★★★★

とてもよかった~♪
朝海ひかるさんの大ファンなので、すごい楽しみにしていた舞台でした。
すごい冷たい雨の降る夜の舞台だったのですが
出演者も客席もすごく熱い舞台でした!!

朝海さんは輝くばかりに美しくって、
それに負けないくらい武田トートは色っぽくロックな歌声もウットリでした。

今は大阪公演中ですね。

もう一度見たかったです・・・

あひ

あひ

多少婦人

OFF OFFシアター(東京都)

2009/01/21 (水) ~ 2009/01/25 (日)公演終了

満足度★★★★

かんなりハマル!
不思議な空気感。いわば、天国と地獄の中間地帯。
よくわかんないでしょ?ーーそう、この芝居は普通の感覚で観ちゃダメ。


以下はネタばれBOXにて。。

ネタバレBOX

ストーリーは3本立て。

①すごく曖昧にした結果、逆に、なんか。

ズバっ!っと物事の核心に触れないまま、誰かが誰かを好きなんじゃないか?と思い込み、それをまったく核心のないままに、本人に伝えてしまう。伝えた輩も本人に「彼らは貴女に気があるようだけれど、断るにしても相手が傷つくから、ここは曖昧に断るように。」なんて忠告をしたから、話は核心がないまま、どんどん違った方向に流れていく。どこまでも曖昧に。

誰かがこんなふうに言ってた。というネタを実際の話に被さるように二重に見せる手法、とにかく楽しい。噂話を実際に演技してみせてるところに、噂の主が重なる。新しい演出方法に脱帽!


②藹(あい)の在る場所

母親の葬式に集まった姉妹8人。彼女達は母が死んだ悲しみのあまり、普通の神経状態ではないことから、なにかとぶつかり合う。それぞれが勝手に勝手なことをしているようだけれど、お互いを少しずつ許しあい、結果、それが和気藹々的な画となり、うまく収まる。


③eye-xi

夫婦が離婚裁判になった時、女の母の弁護士が女側につく。男には妻の父が男側の弁護士となる。最初から不利な男が裁判も人生もサイコロで決着しようとするが、負け越す。弁護士の母も父も、最終的に自分達がサイコロの目となって娘を勝たせるように仕組む当たり風刺的で面白い。


総括 ③番目がワタクシ的にはツボ。過去の出来事を根掘り葉掘り、穿りだされ、それを演じる役者の動きがコミカル。まるで操り人形のような動き。
セリフも巧妙で笑える。全体的な空気は不思議な世界だが、それがまた心地いい。



約束だけ

約束だけ

110SHOW

金沢21世紀美術館 (石川県)

2009/01/24 (土) ~ 2009/01/25 (日)公演終了

満足度★★★

近未来。
近未来。経済破綻した日本を捨てて英国で不法滞在して金を得る女たちと、ヤクザの監視係らしい優しげな青年。

ネタバレBOX

ある日組織が崩壊。どこに売り飛ばされるか全くわからない状態に陥る。戦時中の慰安婦や東南アジアからやってきた難民たちと同じ境遇ということ。

...この戯曲の各箇所こそ「錦鯉タッタ」風のコラージュ的な手法が使えるんじゃないの。かつての「前衛的」手法も演劇の方法に変わりないと思うのだが。

しかしながら、役者、演出とも高いレベルで安定していると思います。青年団的な芝居は全く無理なく出来ている。
ツキの王女

ツキの王女

劇団オグオブ

萬劇場(東京都)

2009/01/24 (土) ~ 2009/01/25 (日)公演終了

満足度★★★

とっても夢のある・・・
ストーリーだったと思います。

以下ネタバレBOXにて・・。

ネタバレBOX

国際色ある設定、羿と嫦娥の説話もまじえ、とっても夢のあるストーリーだったと思います。

役者さんではアナベル役の女優さん、女王様キャラがピッタリで、出てくるだけで舞台が華やぐような雰囲気がとても素敵でした。
あとチェン姉役の女優さん、こちらも切れがあってすばしっこくて、いかにも女ギャングって感じ。

身分のかけ離れた二人が容貌が似通っていることで入れ替わって冒険をする、ほのかな恋心もまじえた大筋のストーリーは良い感じだったのですが、少々安易な展開、シーンによっては大仰過ぎる表現もあったりして、個人的には少し入りきれなかったところも・・。

でも、とても懸命に、真摯に取り組んでいる雰囲気は随所に感じられ、好感の持てる劇団だと思いました。
冬物語 -新諸国綺談-

冬物語 -新諸国綺談-

project ON THE ROCKS

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2009/01/08 (木) ~ 2009/01/11 (日)公演終了

満足度★★★★★

いたるところに沙翁っぽさ
3週間ほど前の『空ゼの「夏夢」』に引き続き沙翁作品の翻案。
第一幕は「リア王」などと通ずる自業自得型悲劇、その16年後を描いた第二幕は「十二夜」的奇蹟の巡り会い系ハッピーエンドという原典の構成の巧みさに、シチリアを出羽国羽黒藩、ボヘミアを肥前久島藩に置き換えたことによる方言使用を含めた翻案の面白さやミュージカル風場面(それもラップまで使う)を取り入れた演出の楽しさが加わって「鬼に金棒」状態で2時間40分(10分の休憩込み)の上演時間も全く長さを感じず。
なお、原典は未見だったものの、いたるところに沙翁っぽさが感じられたし、日本の時代劇への翻案ならではの部分(御神託を授かるとか切腹とか)がまた妙に融合していて、脚色の巧みさにも感心。

島へおいでよ

島へおいでよ

劇団†勇壮淑女

ウッディシアター中目黒(東京都)

2009/01/07 (水) ~ 2009/01/12 (月)公演終了

満足度★★★★★

2009年も好調なスタート
島へなかなか来そうにない嫁を獲得すべく計画した集団見合いの物語という事前情報から島興し人情系ラブコメかと思っていたら実は訪れた女性陣は結婚詐欺師グループで、という予想外の展開。
以降、オトコをオトすテクニックや「A型几帳面説の根拠」「モンローのヒール」などのトリビアをちりばめながらの犯罪コメディ、場合によっては後味が悪くなるんじゃないか?などとかすめた不安は杞憂に終わり、終盤での『スティング』ばりの逆転劇を経てしかるべきところにキチンと着地させる脚本が見事。
また、文通ネタや早々に何かに気付いたらしい弥生さんなど伏線(らしきもの)をわかりやすく見せておいてそれを有効に使うとか、終盤で「あれ?選択肢ってもう1つないか?」と思わせておき、その「もう1つの選択肢」で締めくくるとか、観客に優越感(?)を持たせる手口(笑)も上手い。

O嬢

O嬢

Nojimaji

池袋GEKIBA(東京都)

2008/12/26 (金) ~ 2008/12/29 (月)公演終了

満足度★★★

「O嬢の物語」の続編
ポーリーヌ・レアージュの「O嬢の物語」の続編を寺山修司が脚色・監督した映画『上海異人娼館』の舞台化。O嬢を中心としながらも他の娼婦や日本軍兵士の物語が絡めてあり軸が定まらない感もアリ。
その一方、かつて女優だったと思いこんでいる娼婦「愛染」を演じた男優の哀しさがにじみ出てくるような演技が印象に残る
また、装置の中央が障子になっていて、時に映像を投影し、時にシルエットで演技を見せ、また時によってはそれを併用する演出も上手い…ってか美しい。
序盤で少年が主人公に関する夢(幻想?)を見るシーンなんて、それが効果的だったなぁ。

双龍無影伝

双龍無影伝

カプセル兵団

笹塚ファクトリー(東京都)

2008/12/26 (金) ~ 2008/12/30 (火)公演終了

満足度★★★★

完結編に相応しい
中国全体を揺るがす史実を背景にシリーズ共通の主人公を絡ませ、さらに始皇帝の亡霊まで登場させてスケール感たっぷり。シリーズ最強の敵の登場やクライマックスでシリーズ第2弾のキャラが駆けつけるなどという展開も完結編に相応しい。

proof

proof

コロブチカ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2008/12/25 (木) ~ 2008/12/29 (月)公演終了

満足度★★★★

もしかして反動?(笑)
じっくりコトコト煮込んだスープというか、基礎のコンクリート打ちから時間をかけたというか、隅から隅までピシッと筋が通った安定感があり、安心して観ていられる、な感じ?
その昔、労演会員である父親が都合で行けなくなった時にピンチヒッターで観に行った芝居などと共通の「落ち着いた」雰囲気が「芝居芝居している」的、あるいは「戯曲ってのはこういうモンさ」的な。
その意味でコロ主宰が普段柿喰う客で演っているものの真逆とも言え、「え、もしかして反動?」みたいな…(笑)
親子ものが弱点な身としては、第2幕第1場の回想シーンにおける父と娘の会話に顕れた父親の理解・愛情にホロリ。
また、そういえば第1幕の幕切れも鮮やか。ある意味オーソドックスで「あ、ここで休憩かな」とちゃんと予測できたりして。
さらに、数学者の父が、数学に関する才能の片鱗を見せる娘に「お前の悩みの数も数学的だ」などと言うユーモアも外国戯曲的かも。

Play#2 「ソヴァージュばあさん / 月並みなはなし」

Play#2 「ソヴァージュばあさん / 月並みなはなし」

4x1h project

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2009/01/23 (金) ~ 2009/01/30 (金)公演終了

戯曲の強度
「月並み~」は時間堂で観ていたから、比較ができて楽しかった。エンディング(までの流れとか)がかなり好きでした。
「ソバージュ~」はなんとなくギクシャクしていた印象。以前の黒澤演出とは明らかに変化があって、僕は以前の方が根底の強さのようなものを感じた気がする。深呼吸のできる演出はやめちゃったのか。この脚本は深呼吸できるくらいの方が末恐ろしい印象を受けた気がする。

即興

即興

川崎市アートセンター

川崎市アートセンター アルテリオ小劇場(神奈川県)

2009/01/24 (土) ~ 2009/01/25 (日)公演終了

即興の可能性
うまくいかないと、置いてけぼりになってしまう即興パフォーマンスだけど、今回は何かカタルシスのようなものを感じた。個人的にはポストパフォーマンストークでも話題に出た、攻撃的な照明の即興に衝撃。

エフ スカート

エフ スカート

はちみつシアター

劇場MOMO(東京都)

2009/01/21 (水) ~ 2009/01/25 (日)公演終了

満足度★★★

基本エロですか・・・
ずるいっすね。
・・・ミニスカート。

もう目のやり場に困りました。

いや、逆に困りませんでした。
ずっと足見てました。

俺・・・サイテーです。

ネタバレBOX

ってゆーか、
そりゃいかんでしょ。
あんな格好してたらそりゃそうなりますって。

そうじゃなけりゃ男じゃない!

まぁ、
ストーリー的にはなんだかダラダラ行った感じでしたね。
最後にコンサートを持ってくるやり方は盛り上がってよかったんですけどね。

それにしてもDHCの髪もじゃもじゃの子がかわいかった。
天の空一つに見える

天の空一つに見える

髙山植物園

アトリエ春風舎(東京都)

2009/01/23 (金) ~ 2009/02/01 (日)公演終了

いやぁダメでしょ。
正直ダメでした。
途中までは良かったんです。
なんだか田舎の公民館を覗いているかのようで。

ネタバレBOX

けど、
途中から、
というか最後の最後、
なんなんでしょうあのスピードアップ。
というかドタバタ感・・・。

途中までの感じで進めてもらえればすごくよかったのに・・・。
残念です。

で、
最後。
芝居が終った後の役者さん達の表情が全てを物語っていた気がします。
読み違いかもしれませんが、役者の皆さん・・・

『なんかすいません。意味分かんない芝居で・・・』って顔してましたもん。
ツキの王女

ツキの王女

劇団オグオブ

萬劇場(東京都)

2009/01/24 (土) ~ 2009/01/25 (日)公演終了

満足度★★★★

うん、よかったです。
なんだかみんな楽しそうでしたもん。
僕も楽しかったですもん。

なんだか童話のようなお話でした。

ジェラシー ~夢の虜~

ジェラシー ~夢の虜~

劇団フライングステージ

駅前劇場(東京都)

2009/01/24 (土) ~ 2009/02/01 (日)公演終了

男装の麗人×円熟?な女装
思いの外ストレートな(失礼!)虚実ない交ぜの上海近代史劇。
興味深い座組だった。

神神の微笑

神神の微笑

4RUDE

シアターX(東京都)

2009/01/21 (水) ~ 2009/01/23 (金)公演終了

難解。
たぶん何回観ても難解。
つまり何回も難解。

はぁ・・・何言ってんだか。

ネタバレBOX

ってゆーかごめんなさい。
音がでかすぎて鼓膜が破れそうになったので途中退場してしまいました。

観入ってしまう感じはあったんですけどね・・・。
Play#2 「ソヴァージュばあさん / 月並みなはなし」

Play#2 「ソヴァージュばあさん / 月並みなはなし」

4x1h project

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2009/01/23 (金) ~ 2009/01/30 (金)公演終了

満足度★★★

月並みばあさん
『月並みなはなし』
解雇、解雇で人々が路頭に迷うこのご時世に、
よくもまぁ、これだけ無駄な事をやるもんだよ。
なんだ?この無駄っぷりは!
本当、無駄ばっかり!この舞台の半分以上は無駄!
呆れるほど無駄!
そんな舞台のためにどれだけの稽古を重ねてるのかと思うと、
役者なんて仕事は本当に無駄!
そもそも演劇なんて無駄も無駄!無駄ばっかり!
こんな舞台をわざわざ観に行くなんて、、
本当、無駄な時間を過ごしてしまったもんだ!
演じる無駄 vs 観てる無駄。
だけど気付いちゃったんだけど、
楽しい事って、
無駄な事を真面目にする事かもね…。
演出の中屋敷さん。
アンタ、生きてる事自体無駄なんだよ!
無駄過ぎるよ。
・・って、そんな楽しい舞台でした。

『ソヴァージュばあさん』
一転して、
こちらは無駄という無駄は殆どカット!
ってゆーか、
言葉の違いが無いじゃんっ!
ソバージュですらねェじゃんっ!
そんな無駄な抵抗が無駄かも。
要するに、
観るだけ無駄でしょうが、お奨めな舞台です。

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