
テンリロ☆インディアン
劇団6番シード
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2009/04/18 (土) ~ 2009/04/26 (日)公演終了
満足度★★★★★
いやー、良かったです。
大好きな劇団なのでもともといつものように期待していて、期待どおりだったのですが、とにかく今回驚いたのはBOYSとGIRLSが全く違う舞台に仕上がっていたことでした。2バージョン観てこそ本当の驚きにつながるというか・・・。相変わらず確実に楽しませてくれますね(^-^)。物語の最後は心から「!」という感じでした☆毎度のことですが、「心地いい」というか、「小気味いい」というか・・・素直に「観に来て良かった~」と思って席を立ちました。できればダブルキャストバージョンも全部観たかったです。

加納の鼻
FOURTEEN PLUS 14+
湾岸劇場博多扇貝(福岡県)
2009/04/25 (土) ~ 2009/04/29 (水)公演終了
満足度★★★★
気になる
気にしてないよ。いや、気になるけどさあ、って言葉がぴったりだ。
観やすくて面白かった。
なるほど、引きこもりの話。

少年B♥KR-14【柴幸男】
キレなかった14才♥りたーんず
こまばアゴラ劇場(東京都)
2009/04/19 (日) ~ 2009/05/06 (水)公演終了

加納の鼻
FOURTEEN PLUS 14+
湾岸劇場博多扇貝(福岡県)
2009/04/25 (土) ~ 2009/04/29 (水)公演終了

シュート・ザ・クロウ (イギリス)
新国立劇場
新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)
2009/04/10 (金) ~ 2009/04/26 (日)公演終了
満足度★★★
出演者・演出は良かったが。。。
シリーズ・同時代【海外編】前回の『昔の女』もそうだったが
なんか元々の脚本があんまり面白くないような気がする。
特に前半部分は、睡魔との闘いだった。
後半取っ組み合いのケンカしたり面白くなってきたが、
いまいちよく分からない終わり方。
出演者、
阿南さん、熱い!いい感じ。
平田さん、おじいちゃん役はまってる。途中平田さんであること忘れてた。
柄本さんは正直残念な感じ。滑舌がイマイチ、早口になると
何いってるのかよく分からない。
やはり、一番の驚きは板尾さん!
元々演技はうまいのは知っていたが、
阿南さん、平田さんと比べても全然負けてない。
というか独特の存在感では勝ってる?
それにしても
『昔の女』の最後の最後で大きく可動するステージといい
今回の実際のタイル張りといい、ステージ金かかってるなー。
やっぱり、国立劇場だから?

ヘンシン
リブレセン 劇団離風霊船
ザ・スズナリ(東京都)
2009/04/16 (木) ~ 2009/04/22 (水)公演終了
満足度★★★★
コミカルのちシリアス
カフカの「変身」をモチーフに、前半は大いに笑えて、しかし真相が明らかになる中盤のヘアピンカーブ的切り返し以降シリアスに転じ切ない結末を迎える90分の作品。
モチーフとなった「変身」は概略しか知らなかったもののさほど支障はなく、むしろ某有名ミュージカルネタに大笑いでき、さらに、「そっちの方の変身(かのヒーローも考えてみれば広義で「虫に変身」するワケだ)」まであって前半はもうほぼコメディ。
が、「お母さん」以降展開されるテーマは老いることへの不安や心細さあるいは恐怖。
「家族から毒虫の如く嫌われているのではないか」とか「マンションという虫カゴに閉じ込められる」とか「虫」もキチンと使っているのは上手いし「私の記憶がなくなってゆくとその中のものも消えてゆく」なんてあたりは身につまされる。

鐘下辰男新作!!『東海道四谷怪談』
桜美林大学パフォーミングアーツプログラム<OPAP>
桜美林大学・町田キャンパス 徳望館小劇場(東京都)
2009/04/25 (土) ~ 2009/05/03 (日)公演終了
満足度★★★★
超ロックな四谷怪談
演出に若干演技力が及ばないところもあったけれど、それでもぐいぐい引き込まれた。現実離れしたシチュエーションもここまで生々しく描けるんだからやっぱり鐘下さんはすごい。そしてしばらく見ないうちに腕を上げたな!という役者もちらほらいて嬉しい限り。怪我しないように楽日まで頑張ってほしい。もちろんスタッフも!
OPAP初回は劇場に廃車搬入、次はイントレ組み立て、今年は大量の水…
年々凄みを増してるんだけども、来年はどうなることやら。
演出的に、ソワレ公演がおすすめ。

風のセールスマン
トム・プロジェクト
紀伊國屋ホール(東京都)
2009/04/27 (月) ~ 2009/05/01 (金)公演終了
満足度★★★
あ行
脚本を「せりふの時代」で読んでから観ました。また、読んで想像したものとは違う、柄本世界がありました。やはり、舞台は一人じゃできないのですね。と実感しました。

でたらめライブラリー
春の日ボタン
小劇場 楽園(東京都)
2009/04/15 (水) ~ 2009/04/19 (日)公演終了
満足度★★★★
前作よりも込み入った構造
初見であった前回は複数のエピソードが最後の一編で関連付くスタイルだったのが、今回は基本的に同様ながらもう少し込み入って、たて続けにかすかにリンクした複数のエピソードを見せ、先に進むにつれてそれらのリンクが強くなり、最終的にメインのストーリーに収束してゆく構造。こういうの(も)好きなんだよなぁ。
また、ボケとツッコミの要素も交えながらテンポ良く進む会話や、メインのストーリーのヒロインであるイマドキ珍しい(ってかもはや絶滅種?(笑))純正箱入りムスメ・まどかの暴走(妄想?)ぶりも楽しい。

穴姉妹―ANASUIMAI
お前と悪戯酒
pit北/区域(東京都)
2009/04/17 (金) ~ 2009/04/19 (日)公演終了

アントン、猫、クリ♥KR-14【篠田千明】
キレなかった14才♥りたーんず
こまばアゴラ劇場(東京都)
2009/04/16 (木) ~ 2009/05/04 (月)公演終了
満足度★★
みました
俺はシノダ作品を愛しているからいう。これはシノダ作品の中では駄作だ。ノイズが音の快楽にならない。都市も見えてこない。ひたすら冷たい印象しか感じない。それでもシノダさん、がんばってください。

赤い城 黒い砂
松竹
日生劇場(東京都)
2009/04/11 (土) ~ 2009/04/26 (日)公演終了
満足度★★★★★
馬渕英俚可さん目当てに観劇。繰り返す戦争に終わりは無いのか。殺陣と愛の表現が見もの。
赤の国と黒の国の長きにわたる戦争を背景に、繰り広げられる愛憎劇。
黒の国の「二人の貴公子」に片岡愛之助/中村獅童。
片岡さんは裏切りと陰謀、嘘を演じ、さすがにうまい。
獅童さんは、荒々しく逞しくひたすらまっすぐに。
赤の国の王女、黒木メイサさんは凛々しい戦士役が似合う。「あずみ」「何日君再来」と同様の役が続いてます。
戦争の繰り返しが両国にとって大きな意味があり、愛さえも闘いで感じるという、
獅童×黒木の関係も、迫力のある殺陣でよく表現されています。
他の殺陣・戦闘も迫力満点。特に3列目だったのもあって。
そして注目の馬渕英俚可さんは、やはりうまい。
今回は少しオーバー気味な感情表現で。
ただ出演時間は短い。もっともっと演技が観たくなります。
南沢奈央さん(長澤まさみに少し似ている)も、一幕と二幕では打って変わった演技で好演。
田口守さんの牢番は、その落ち着きが怖い。特に娘に対する態度がおぞましい。
中山仁さんは、津嘉山正種さん急病のための代役だったんですねぇ。心配です。
逆に、最近お見かけしなかった中山仁さんがお元気でうれしい。
飄々とした味がありました。
津嘉山さんの王も観たかったですが、きっと中山さんより強く逞しい王になったでしょうか。
(良い悪いではなくて)
最もキーになる役の中嶋しゅうさんも、その冷静さ、冷徹さが恐ろしい。
※中山仁さんは29年前に「ウルトラマン80」UGM隊長を演じてましたが、同じく、UGMイトウチーフをこの夜に観た「ミュージカルスターは夢を見る」に出演された大門正明さんがやってました。

毛皮のマリー
パルコ・プロデュース
ル テアトル銀座 by PARCO(東京都)
2009/04/01 (水) ~ 2009/05/10 (日)公演終了
満足度★★★
衰えたり
時代の移りは残酷です。どんなに光り輝く金銀ふりまき、照明に明々と照らされても、、何もなかった時代に燃える向上心と世界を独り占めする愛情や自負心は影も形もなく、薄汚れた世俗と独りよがりな世界観や来世妄念にまみれた老残があるばかり。あの時代の腹のそこに響いたせりふは、今は上滑りでだれに向かっているのか、天に向かって述べる台詞は、天から降ってきて、舞台の上で空回りするばかり。天に唾する仕儀と成り果てた。地平線を描いた若松。倒れこみこそなかったが年を感じさせない麿さんの姿勢のよさはさすがです。古典として時代を超え切れなかった典型で時代認識がずれ始めてるということでしょうか?今マリーさんはどこに行ってるんでしょうね。ちょっと哀しい。家賃払えてないでしょ。

テンリロ☆インディアン
劇団6番シード
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2009/04/18 (土) ~ 2009/04/26 (日)公演終了
満足度★★★★★
10人ジャパニーズ48時間
最終日のBOYs2、GIRLs2を連続してみました。題名の10人のインディアンボーイの意味がやっとわかりました。この歌は舞台のようにゆっくり唄う歌だったんですね。テンリロは題名として古典になる覚え安さと意味性を持っています。作りも役者も音も照明も全部新しい古典の誕生を実感しました。小沢和之さん、ピラミッドのところの笑いはあなたのものです。あの間はすばらしい。ますますの活躍を応援しています。

シド・アンドウ・ナンシー【CoRich舞台芸術まつり2009春 グランプリ受賞作】
MCR
駅前劇場(東京都)
2009/04/22 (水) ~ 2009/04/26 (日)公演終了
え~ん
泣いた。ラストで泣いた。初めて泣いた。やばいです。いろんな受取り方が出来ると思うんですが、とっても、暖かいものを感じました。いろんなものを抱えながらも、少し前を向こうとするその様が、リアルだった。 笑いに関しては、いつも大好きで、今回もマチネは大笑い。流石です。櫻井節。役者さんもいつも大好きなんですが、今回は、特に、中川さんが凄く良かった。嘘偽りのない演技、そして熱演。 全体的には、撮影したソワレより、マチネの方が完成度高かったですね。ソワレは、特に、あのシーン。

テンリロ☆インディアン
劇団6番シード
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2009/04/18 (土) ~ 2009/04/26 (日)公演終了
いつもの
観やすく、観劇慣れしていない方でもスーっと入っていける作品を上演されていますが、今回も、とっても観やすい作品で、しかもとってもエネルギッシュでした。Girlsバーションでは、太田さんが、いつものキャラとは違ったキャピキャピ系を演じられていて、とっても新鮮でした。椎名さんのガラの悪い女子も素敵でしたし♪ 個人的には、予想ではGirlsの方が面白いかなと正直思っていたんですが、Boysの方がより楽しめたかも。次回新作、期待してます♪ 25日マチソワで2バージョン撮影。

インテレクチュアル・マスターベーション
パラドックス定数
シアター711(東京都)
2009/03/27 (金) ~ 2009/04/01 (水)公演終了
いやー!!!
楽しませていただきましたよ! パラドックスさんは、観終わった後に、知り合いに観た方がいいよ! とついついお勧めメールを送らせてしまう魅力がありますよね~。現に、今回同い年の役者さん(男性)にお勧めしたら、自分の劇団公演が終わった直後なのに、観に行ったようで、めちゃくちゃ面白かったと、台本も買ったよと報告メールが来ました。素敵です。パラドックス定数☆
29日マチネ・ロケハン、ソワレ・撮影。

デマゴギー226
弾丸MAMAER
ザ・ポケット(東京都)
2009/04/17 (金) ~ 2009/04/26 (日)公演終了
弾丸の
弾丸のページがあるのを今、知りました。最近訪れていなかったのでね~。24日のマチネをロケハン、ソワレ撮影。マチネ公演が、残念ながらバランス悪く、ちょっぴり残念な気持ちになっていたのですが、ソワレでは、マチネ公演と同じ芝居? と疑いたくなるほどの素晴らしさで、めちゃくちゃ楽しませていただきました。カメラ3台だったのですが、とても撮影しやすいしっかりとした物語でした。

闇の向こう側
はらぺこペンギン!
「劇」小劇場(東京都)
2009/04/15 (水) ~ 2009/04/19 (日)公演終了
やはり
18日マチネをロケハン、ソワレを撮影。凄くやさしい作品だなと思いました。そして、観終わった後、とてもとてもやわらかく優しい気持ちになりました。
男性ばかりの芝居で、こんなに優しい気持ちになる作品も、珍しいのかも。
ちなみに、女子的にもいろんなボーイズがいて楽しめました♪
「闇の向こう側」タイトルに凄くかきたてられるものがあります。

義弟の井戸
黒色綺譚カナリア派
シアタートラム(東京都)
2009/04/10 (金) ~ 2009/04/15 (水)公演終了
流石
黒色さんの舞台美術は、いつも凄いな~と感心させられるのですが、今回はパワーアップした舞台美術で流石でした。小劇場系でも、ここまで作りこめるのものなんですね。芝居の方は、今回は30代、40代の役者さんが多く、いつもと違った印象。そんな大人の中で、芝原さん、中里さん、牛水さんの存在感は目に留まるものがありました。筒井さんの迫力も凄かった。情けないじめっとした役がピッタリ! な、いつもニヤニヤと楽しませてくれる大沢さん。素敵な役者さんが多かったです。次回、どんな作品が観られるのか、進化している赤澤さんに期待大です!