
ショート7
DULL-COLORED POP
pit北/区域(東京都)
2009/04/29 (水) ~ 2009/05/06 (水)公演終了
【A】ショート×ショート×ショート×ショート
AがDULL-COLOREDで、BがPOP。らしい。これまで気にして観に行けないでいた方々には演目的にAが人気なのかも。個人的にAは確認、Bは開拓って印象。
●ソヴァージュばあさん
過去に4回観ていたり。
冒頭の在り方からしてそれ以降はもっと重苦しい雰囲気になるかと予想したけど、そこまでじゃなかった。これまで異国・異文化の空気感があったのと比べると今回は身近。日本の山奥の田舎での風景を当てはめても観られたと思います。グッと来る箇所はいくつもあったし、以前と違うアプローチにニンマリしたりも。が、なんだろう。初日だからか?妙にスルッと流れた気も。役者同士が噛み合っていないという訳でもなく、どうも着地の度に足元が覚束ないというか。個人的には『あの役者のあの武器を封じて登用するなんて贅沢なのか、それとも勿体ないのか』なんて思案も。それを別にしてもこれはきっとまだ行けるだろう、多分。もっとブッチ切りの一演目になるはず。
●Bloody Sauce Sandwitch
ギリンギバージョンよりもカラフル。視覚的にも聴覚的にも感覚的にも。不条理ながらも意味不明でなく、混沌でないスッキリした気持ち悪さが残った。
姉の暴れ度合いは抑え目になっていて、理解し得ない姉妹の温度差を一定値で見せていた。ギリンギバージョンだと姉が勝手に近付いた気になっていたのが、こっちだとずっと一定で近付けない自覚があって根深くなっていた様に見える。単品だと『谷戯曲では際のほうに位置するかも』って思えたけど、「アムカ〜」と観れば実にスタンダード。
●15分しかないの
第一声「ただいま」が15mmの時より強かったのが印象的。これも初日だからか?最初に気の強さを見せておいて最後の虚無感を際立たせるとかそういう意図じゃなかったと思うんだよな。pit北ならではのポジション取りが効いて立体的になっていた。室内感もアップ。空間の使い方としてグッジョブなのはこの演目だったかもしれない。グリーンだと良い部屋に住んでる様に見えたんだよね、広いから。それで自由時間が少なくて持て余してるのもアリだけど、狭いほうが精神的な窮屈さも得られたり。
今更だけど髪型の経緯背景を想像。黒髪ロングだった子が色気付いて茶髪になり、やがては機能性の為にボブに落ち着く。長いと動く時に邪魔だし、入浴後に乾かすには短いほうが楽で時間短縮出来るし、みたいな。
●アムカと長い鳥
「小部屋の中のマリー」を最高傑作と称したのが分かった気が。源流を見た。
写真でしか見た事なくてもっと夢見がちな話かと思ってたけど、むしろ現実的だった。演劇ならではというか、舞台芸術ならではの見せ方。でもきっと活字で読んでも面白いと思う。肉体的よりも精神的な死への接近と到達。「生きる」に相対するのは「生きない」ではなく、「死ぬ」。死んだ様に生きる状態ってのはまだ生きてる。

少年B♥KR-14【柴幸男】
キレなかった14才♥りたーんず
こまばアゴラ劇場(東京都)
2009/04/19 (日) ~ 2009/05/06 (水)公演終了
満足度★★★★
僕って宇宙人だったらいいなと思い続ける、ちょっと哀しい物語
自分の妄想に囲まれて、自分だけは周囲の奴らとは違う特別な存在であると思っている(と思いたい)中学生の頃。
それは、中学生のときだけのことではなく、今も、ずっと続く想いなのかもしれない。
素晴らしい役者になって、とか・・・。
ただし、中学生のときには、かなり本気でそう思っていたのだが、今となっては、なんとかその想いを捨てようとする気持ちも働く。どこか恥ずかしい気持ちがあったりするからだ。
もういい歳なんだから、そろそろ・・・なんていう気持ちだ。

アンデルセン
劇団四季
四季劇場 [秋](東京都)
2009/04/07 (火) ~ 2009/05/30 (土)公演終了
満足度★★★★★
大絶賛!
たまに完成された揺るぎない舞台をみたいと無性に思う。
そこには夢の世界が広がっているからだ。
以下はねたばれBOXにて。

ショート7
DULL-COLORED POP
pit北/区域(東京都)
2009/04/29 (水) ~ 2009/05/06 (水)公演終了
満足度★★★
Aプログラムを見ました
「ソバージュばあさん」「Bloody Sauce Sandwitch」が
完成度が高かったように思います。
初めて見ましたが劇団のカラーが伝わってきました。
アフタートークも少々歪んでいておもしろかったです。

少年B♥KR-14【柴幸男】
キレなかった14才♥りたーんず
こまばアゴラ劇場(東京都)
2009/04/19 (日) ~ 2009/05/06 (水)公演終了

Little Alice ―少年アリスの時間割―
ルドビコ★
こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)
2009/04/29 (水) ~ 2009/05/05 (火)公演終了
満足度★★★★★
少年アリス最高!!
内容にとても感動しました。
各俳優の演技力、演出、音楽共に素敵だと思いました。
親の愛情はとても大きいものであり、産まれてからそそがれれば、当たり前の様になり、その愛を改めて考えさせられる作品でした。
また、現代の若者の中にも殻に引きこもり、夢なのか現実なのか分からない世界にいる人間は多い。そこから抜け出す為には、過去と向き合い、弱い自分に立ち向かわなければならない!というメッセージ性を感じました。
子供が産まれてた時、親は子供の為に多くのモノを託して前へと進ませます。自分は、自分の親からどんなメッセージを託され、それに応えていける力を身に付け、夢を抱いただろうと考えさせられました。
後は、色んなサービスが沢山ついてます。
お見送りはもちろん、最後にトークショーがあったり、ブロマイドサイン入り抽選会があったり、3回分のチケット半券でキャストサイン入りパンフが貰えたりなど、おまけが盛り沢山!!
公演後、「撲滅戦隊インフルエンジャー」という爆笑レンジャーモノを披露!
会場をわかせてました。
必殺技はタミフル・リレンザらしい・・・
健康的にテンションを上げ続けるのだそうだ。

変身
THEATRE MOMENTS
シアターX(東京都)
2009/04/29 (水) ~ 2009/05/02 (土)公演終了
満足度★★★★★
キラキラしている
原作の不条理な世界観をとてもわかりやすく描いている舞台。
別の劇団のストレートプレイの「変身」も拝見しているが、それとば全く異なるテイスト。
パフォーマンス色がとても強く、あっという間に世界観に引きずり込まれる。
それが心地良い。
内容とは別に、出演者やスタッフのチームワークの良さが舞台に溢れているように感じた。それもまた心地良い。
GWにオススメの一本。

すご、くない。♥KR-14【白神ももこ】
キレなかった14才♥りたーんず
こまばアゴラ劇場(東京都)
2009/04/18 (土) ~ 2009/05/06 (水)公演終了
わきあがる。
イメージ。ふわふわと遊泳でもするかのような心地よい体験。
ストーリーも追わず、メタファーの分析もせず、ただそこにあるものを楽しんで見れた。うん、面白い。

ショート7
DULL-COLORED POP
pit北/区域(東京都)
2009/04/29 (水) ~ 2009/05/06 (水)公演終了

リビング(公演終了!!)
カスガイ
インディペンデントシアターOji(東京都)
2009/04/22 (水) ~ 2009/04/29 (水)公演終了
なんか色々。
いろいろ足りなかった気がするけど、面白かった。
本当に男の人の台本なんだっていう感じがすごく伝わってきて、そこはすごくカッコイイ部分だったと思う。
てか最後の落ちてくる姿が美しすぎた。
唖然。
ただ、最後の引っ越しのシーン…その前でカーテンコールだと思ったから集中力が。。。自分の甘さを知りました(笑

リビング(公演終了!!)
カスガイ
インディペンデントシアターOji(東京都)
2009/04/22 (水) ~ 2009/04/29 (水)公演終了
歳をとったみたい。
主宰の演劇に対する愛情深さ、情熱については知っているので、
「あー、こういう作品になるのかー」と興味深く拝見しました。
この作品を観て、「ああ、彼は若者だったな、確かに」と思ってしまう
自分のトシが。。。悲しいといえば悲しいし、嬉と言えば嬉しい。
高校野球を見ている分には暑苦しくっても「若いって素敵ね」って
満足していられるのですが、「素敵ね」までには至らなかったのは
創作物だからでしょうね。

すご、くない。♥KR-14【白神ももこ】
キレなかった14才♥りたーんず
こまばアゴラ劇場(東京都)
2009/04/18 (土) ~ 2009/05/06 (水)公演終了
満足度★★★★
すごいやん!
キラリ☆ふじみで「こたつダンス」というのをされていたのをたまたま見て、そのときの即興パフォーマンスがとても面白く、作品としてはどういったものを作られるのかと思って見に行きました。
とにかく期待以上のもの。言葉を使わず、ただ体を使って「14歳」のイメージを前面に引き出されていたように感じました。
懐かしい、あぁこんな「14歳だった」と思い出しました。

ショート7
DULL-COLORED POP
pit北/区域(東京都)
2009/04/29 (水) ~ 2009/05/06 (水)公演終了
満足度★★★★
今回の目玉は女優のキャミ姿
ではないだろうか?そんな不謹慎な!という声も聞こえてきそうだが、座り得なのは入り口から入って奥の座席だ。そんな座席の事まで心配せんでも。みたいな声は邪道というものだ。折角観るからには鼻の下が伸びるような絶好な環境で見たいからだ!(^0^)
以下はネタばれBOXにて。。

転校生◆フェスティバル/トーキョー09春
フェスティバル/トーキョー実行委員会
東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)
2009/03/26 (木) ~ 2009/03/29 (日)公演終了
満足度★★★★★
良いモノを観た
女子高生の会話がリアルではなかったという意見もあったが、この舞台においてその類のリアルに重きを置いてないのではという印象。

犀(さい)
文学座
文学座アトリエ(東京都)
2009/04/14 (火) ~ 2009/04/29 (水)公演終了

変身
THEATRE MOMENTS
シアターX(東京都)
2009/04/29 (水) ~ 2009/05/02 (土)公演終了
満足度★★★★★
とても ショックでした・・・。
とても ショックでした・・・。いいとか悪いとか そんな判断の前に 頭が真っ白になりました。
モーメンツの目指すもの・・・それは 1. 空間 2. ライブ表現 3. 変化、変形(オブジェクトシアター) とのこと。これだけでは わかりませんでしたが、一度見ると ”なるほど”と実感してしまいます。
これまで 僕もエンターテイメントの世界で働いてきましたが、その小ささに反省させられました。一度見てみることに損はありません。是非とも見てみてください!
舞台に興味のない人ほど見てもらいたい作品です。新しい世界が開かれるかもしれません。

男の60分 -東京場所-
ゲキバカ
【閉館】江古田ストアハウス(東京都)
2009/04/22 (水) ~ 2009/04/29 (水)公演終了
満足度★★★
舞台も客席もあつかった
前半の勢いのまま最後まで演られたらどうしようと思いましたが
中盤からそれぞれが抱える問題に。ストーリー性が出てきてから
ずいぶんと観やすくなりました。
楽日すぎたから大丈夫かな?
片足を怪我した河童を仲間の輪に入れるため、全員がケンケンで
遊びだすというのは素朴に感動してしまいました。
実際の子供だったら‥ ホントはもっと残酷なんでしょうけどね。
とにかく全員あせびっしょり、楽しませていただきました。

The Joker
劇団BOOGIE★WOOGIE
d-倉庫(東京都)
2009/04/17 (金) ~ 2009/04/26 (日)公演終了
満足度★★★★★
最高です
登場人物の名前から、ストーリーまでトランプがモチーフになってる。
その着眼点がよいですね。
登場人物の名前を覚えやすいです(笑)
どんでん返しがありぃのお約束がありぃの。。。
毎度毎度楽しいものを作ってくれます。
2回しか行けなかったのが、悔やまれるほどの、クオリティの高さです。

The Joker
劇団BOOGIE★WOOGIE
d-倉庫(東京都)
2009/04/17 (金) ~ 2009/04/26 (日)公演終了
満足度★★★★★
これぞBOOGIE★WOOGIE
今回は脚本が素晴らしかった!
予想できない展開に、見事に騙されました。
とてもよく練られた脚本だったと思います。
今回はダブルキャストでの公演で、標準語バージョンと関西弁バージョンがありましたが、最終的にキャストの関係性が暴露されたあとのわかりやすさという点では関西弁バージョンの方が際立っていたかと思います。
トランプゲームやマジックが多用されておりましたが、客席の後ろでもわかりやすいように工夫された演出も感心しました。
吹き出しなども効果的だったと思います。
舞台セットや照明・音楽も、今回はおしゃれで大人っぽく、素敵でした。
役者さんの演技も、今までと違った引き出しが観られてよかったと思います。
特にマジックは、ぎこちない点もありましたが、かなり練習されていて良かったと思います!
全体的に大満足でした♪

リビング(公演終了!!)
カスガイ
インディペンデントシアターOji(東京都)
2009/04/22 (水) ~ 2009/04/29 (水)公演終了
満足度★★★
若さあふれる男の子
男性脚本家・男性演出家による
男性主人公(と私には思えた)の話。
女々しさも女性器もあるけど、母性がない。
そこが「若い!」と感じたのかなぁ。
好きなタイプの話ではなかったけど
最後まで集中して観られたのは、役者陣の地力の賜物。
創りこまれた舞台セットは、それだけで説得力があっていい。
役者の目線と同じ高さで観ると一番楽しめるのでは。