最新の観てきた!クチコミ一覧

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NOT BAD HOLIDAY

NOT BAD HOLIDAY

劇団競泳水着

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2009/05/19 (火) ~ 2009/05/26 (火)公演終了

満足度★★★★★

トレンディードラマがとまらない。
正式劇団化第一弾。
トレンディードラマ路線の継続を謳ったようだが、果たして。

今回はいつも以上に脚本に魅せられたように思う。
現在と回想の織り交ぜ方など、構成も含めて巧さが滲む。
「これからどうなるんだろう」という純粋な気持ちで、
舞台を見つめていられることは、凄く大切で貴重な時間だ。
そこだけは、今後も変わらないだろう、と信じたい。

いつも以上に、ベタで愛せる力作だ。

ネタバレBOX

最初の段階で事故のシーン。
そこに至る経緯がだんだんと肉付けされていく。
そんなベタなストーリー展開が許せてしまうのも、肉付けの仕方が
丁寧でナチュラルだからだろう。
構成も含めて惹きつけ方の巧さが、今回は特に光っていた。
「ここで終わるのかよ」というラストシーンまで含めて、やられたな、と。

ラストシーンについて言えば、昔、人から聞いた言葉を思い出す。
「シンデレラは、結婚してからが物語だ」
そう、トレンディードラマはおわらないし、とまらないんである。

また、極端に記号化された職業が多いのに、血が通っている。
そのへんの温かみも、上野演出と俳優の成せる業か。
とにかく、劇団員を含め、俳優陣には好感しかない。
無頼茫々

無頼茫々

風琴工房

ザ・スズナリ(東京都)

2009/05/10 (日) ~ 2009/05/18 (月)公演終了

満足度★★★

とにかく
良くできていた。

ただ、それだけなのが物足りず。

「男子はつらいよ~無法松の一生より」

「男子はつらいよ~無法松の一生より」

北区つかこうへい劇団

北とぴあ つつじホール(東京都)

2009/05/21 (木) ~ 2009/05/24 (日)公演終了

満足度★★★★

良くなっていた!
人情モノの精神が、物語と演技にビッシリと詰まっていて、つかこうへいが好きなら、楽しめた作品でした。

今までも、北区つかこうへい劇団の劇団員さんが行った芝居を見たことがあったけれど、今まで一番、接客だとか、宣伝だとか、しっかりしていたと思う。

小劇場でやっている人は、注目していなかっただろうけれど、こういうところからも新作や、新しい演劇の流れが生まれ始めているということを考えると、インデペンデントで芝居をやっていることが、いいことなのかどうかは言えないんじゃないだろうかと思う。

つかファンとしては、もっと政治的にエグいのをやってほしかったです。
(ちなみに、無法松に共感!!)

「グッドバイ」

「グッドバイ」

座・キューピー・マジック

「劇」小劇場(東京都)

2009/05/20 (水) ~ 2009/05/24 (日)公演終了

満足度★★★

あの世のおとぎ話
売れっ子の怪奇小説家が見た夢物語。

無体セットの作り方が素晴らしい!ベッドからあっという間に階段になったり。
霊媒師役の鶴屋紅子が見もの!楽しいです。

以下はネタばれBOXにて。。

ネタバレBOX

売れっこ小説家はアラジンのごとく三つの願いが叶った事で幸せの絶頂に居た。願いとは、売れっ子小説家になる事。古女房・政子の死。若い娘・綾との結婚だった。

ところが至福な時は長く続かない。花嫁とベッドインした矢先、花嫁は急死してしまう。そんな小説家の失意の中、妖しい霊媒師が訪れる。霊媒師役に鶴屋紅子。適役です!とにかく面白い!(^0^)
もっと笑っていいシーンなのに今回の観客はおとなしめ。
妖しい霊媒師がなんだかマジナイめいて蝋燭を持ち出したり明かりを消したり・・(^^;)  恐怖でババル人は居ないだろうけれど、もっと迫力があったら面白かったのに~~(^0^)

小説家の家に白装束の霊たちが現れ、死んだ政子も現れる。政子は「十分に愛してもらえなかった」と恨みをいい、同じく死んだはずの綾も現れ、「閻魔大王に言い寄られて困ってるから、貴方も死んで私と一緒に居て。」とのたまう。ここで小説家は死と生について真摯に考える。そして自分の生き甲斐は純文学を書くことだった。と結論に至る。同時に政子の言葉によって、かつての自分は小説家になるべく正直で純粋で輝いていた。と、あの頃の心境を思い出す。

一方で小説家を愛していたと思っていた綾は自分の死んだ父親と瓜二つの小説家に惹かれただけだったことに気付く。そのことを知ってしまった小説家は、同時に、あの夜に死んだのは花嫁の方ではなく、自分だった事にも気付いてしまう。自分の死を受け入れる事が出来なくて彷徨い続けていた、という筋。

しかし、小説家はこの間、さまざまな事を見つめ直し、政子と一緒にあの世に行く事を決意する。

全体的にもうちょっと笑いがあったら良かった。終盤に涙するシーンも欲しかったが、濃いキャスト陣を観るだけでも、相当楽しめる。
霊媒師があれこれするシーンでは蝋燭を灯したり、電気を消して暗くしたりで、ちょっとしたお化け屋敷的な感覚も楽しめるが、それ程の恐怖感はない。個人的には新妻役を福山光恵を。召使役に浦本早都美のほうが適役かと思った。新妻役の浦本はちょっと頂けない。新妻の演技がなんだか・・ずるそうなんだよねー。仮面を被ってるようなずるさが見え隠れして、白くない!(^^;)むしろ、メイドのほうが適役かと。。
まあ、個人的な主観です。

山など

山など

ナカゴー

ART THEATER 上野小劇場(東京都)

2009/05/19 (火) ~ 2009/05/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

一幕劇「日曜日」 上演時間50分なのに、物凄い情報量に驚く!
ポツドールや劇団、本谷有希子あたりが、
一極集中して苦~い物語に仕立て上げそうな悪意や欲望を、

ネタバレBOX

登場人物たちが、普通に受け入れたり&受け流したり。
変にコトを荒立てたりしないで、淡々としている姿が凄くリアルな感じ。

ま、物語が明快でない分好き嫌いは分かれるとは思われ。

癖だらけの登場人物たちの、まさかの言動や行動を
ゲラゲラ笑って楽しむのもアリなのだけど、
すべては明かされない、1人1人が持つ心情や背景が
実は物凄く細かくリンクされていて、
表面的なバカっぽさのウラに、実は凄いモノが潜んでいたのではないかと。


初夜と蓮根

初夜と蓮根

演劇集団円

ステージ円(東京都)

2009/05/14 (木) ~ 2009/05/27 (水)公演終了

20090514
拝見しました。

このスタジオ公演のシリーズは、興味深いものが多いです。
役者陣は、生き生きとしていて、全員が作品を楽しんでいる感じがあって、好感をもてました。

でも、もう一声な感じも・・。
残念だった点は、ネタバレで・・。

ネタバレBOX

土田さんの新作とのことで、期待して足を運びました。

やはりさすがで、話の展開や緩急が安定していて安心してみていられます。
着眼点もとても面白い。
笑えるポイントも多くちりばめられていて気持ちよくみられます。
ニコニコしながら見られる作品って、最近は貴重かも。

でも、そこまでわかりやすくしなくてもわかる・・想像だけしていたかった・・という部分も少しだけあり、他劇団への書き下ろしの為か、相当わかりやすさを重視している感じもありました。

また、同世代の30代の演出家の方の割には、かなり会話のテンポの演出がスローです・・。客層の高さを意識してのことなのだろうか??
せっかく若い演出家なので、ガンダム世代にしかだせないテンポを使って欲しかった。
つなぎの音楽も、ちょっととってつけたような印象で残念。

笑いの多い明るい作りは楽しかったけど、よく考えるとすごく皮肉だったり、辛い側面のある戯曲で、個人的な趣味で言うと、もう少しその辺もしっかり味わいたかった・・。
土田さんの本は、そのさりげなく含まれたダークが面白いと思っているので。
あくまで個人の趣味ですが。

奥さん役の女優さんの台詞の言い方が、かなり明瞭さに重きを置いていて、声のボリュームと声の方向性や距離感のパターンが非常にすくなくて、呼吸をあまり感じず、劇団四季の台詞みたいで残念だった。
あの台詞術は、あのキャパにはあわないと思う。
キャラクターは魅力的なのにもったいないです。

全体に男性陣の方が、芝居に抑制がきいててキャパにあった芝居で気持ちよく見れた。

辛口なことも書きましたが、自分が新劇に関わっていたこともあるので、今後への強い期待を込めてです。
神様とその他の変種

神様とその他の変種

ナイロン100℃

愛知県勤労会館(つるまいプラザ)(愛知県)

2009/05/21 (木) ~ 2009/05/21 (木)公演終了

『神様とその他の変種』を観たけど
楽屋を観終え全然元気だったので、
意気揚々とナイロンを観に行った。

下北に着いても元気だったが、
一応眠気に負けない系ドリンクを飲んだ。

当日券をゲットし入場。
上演時間1幕1時間20分休憩10分2幕1時間半。

不安が脳裏を過ぎる。

KERAさん、すいません!

1幕の終わり辺りと2幕の中盤落ちました…。

だから、ちゃんとしたコメント出来ないっす。

記憶の限りでは、シャープさんフラットさんよりはわが闇に近かったが
わが闇のがまだまだ上に感じた。

カーテンコールは半端なかったんで、
すんごい作品だったのかもしれないけど何分昇天してたもんで。

千秋楽にリベンジ行きたかったけど都合つかなかった…。

ナイロン=長作はもう分かっていることなんで、
ナイロン観る日は掛け持ちしません!

次作はカフカへのオマージュでまた楽しみなんだけど、
犯さん哉みたいなのもやってくれないかなぁ。

NOT BAD HOLIDAY

NOT BAD HOLIDAY

劇団競泳水着

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2009/05/19 (火) ~ 2009/05/26 (火)公演終了

満足度★★★★

春ですね
「トレンディードラマ」と称するだけあって、すごく爽やかな恋の風が…恋する春風が吹いております。
ほんわかした気分になれる。
本当に質のよいドラマを見ている感じでした。
なんかうまく表現できないけど、さらっとした後味がとても心地よいわ。

前作が見れなかったので今作は絶対見たいと思っていました。
やや遅刻気味だったのですが、見てよかったです。

ネタバレBOX

舞台装置の白黒での空間の変化に成程と思いました。
クロスワードにみたてた人間関係もしてやられた感じ。

あと玉置氏の優しい声音にきゅんとしました。
あと細野さん超可愛いんですけど。
関数ドミノ

関数ドミノ

イキウメ

赤坂RED/THEATER(東京都)

2009/05/08 (金) ~ 2009/05/24 (日)公演終了

満足度★★★

ラストが大好き!
再演ゆえ、劇中で描かれる難病のほうは不治の病ではなくなり焦燥感が減じてしまった印象も、作者が就職氷河期世代ゆえの「格差社会」への視点は時代的により生々しくなったかも。でも、そんなことは作品の一部であり、前川世界はもっと深い。終盤の展開が予想できたという声も少なくないようだけど、けっこう自分はミスリードされてしまった模様で、最後はなかなか“どーん”とくるものがあったよ。

ネタバレBOX

それまでずっと、他人を妬み、妄念に囚われ、ネガティヴにしか考えられなかった真壁薫(古河耕史)が、はじめて、愛する者のために祈りを捧げるかのような、決意を秘めた爽やかな表情をみせるラストが秀逸で。その一瞬にすべてを託した演出が、かなり心地よかった。

ただし、ちょっとそれぞれの役者の演技質が整っておらず、プロデュース公演的な印象を受けてしまったので、少し満足度は厳しめ…。

ちなみに、ミスリードされたのは、ドミノは人を単純に救うのではなく、別の誰かに病気や怪我、あるいは不幸を押し付けることができるような存在ではないか、と推測してしまって。助かったと思ったら、替わりに誰かに苦しみを背負わせてしまっただけだった、みたいな葛藤の物語を勝手に作ってしまったんだよなあ(笑)。
Little Eyolf―ちいさなエイヨルフ―

Little Eyolf―ちいさなエイヨルフ―

shelf

atelier SENTIO(東京都)

2009/05/20 (水) ~ 2009/05/25 (月)公演終了

満足度★★★★

哀しく美しい夫婦の物語
ほとんど身じろぎもせず、見入った60分。
あとからじわじわと胸に迫る端正な舞台。

あとはネタバレで。

ネタバレBOX

夫婦間にちょっとした隙間が生じたとき(と妻が感じたとき)に、妻は、その原因を夫そのものではなく、もちろん自分でもなく、仕事や夫の妹、さらに息子エイヨルフにまで見出してしまい、言葉によって、それらを攻撃する。
何とも言えないような、そんな「もどかしさ」のようなものは、誰にでもあるのではないだろうか。

それは、何に対して感じているのかわからないような「もどかしさ」であり、それを晴らすため、相手が家族であっても、言ってはいけないことを、つい、あるいはわざと言ってしまう。

言ってはいけないことと知りつつも、妻が発した言葉は、結果、息子エイヨルフの溺死という事実となって、自らに降り掛かる。
息子を失い悲しむ姿は、母の姿であり、言い放った言葉は別のものであった。悔やんでも悔やみきれない自分の過ち。責める夫。

さらに、その事故がきっかけで、今まで夫婦間で(たぶん)触れてこなかった、パンドラの箱を開けてしまったのか、もともとエイヨルフが障害を持つことになった出来事までも夫婦でののしり合う姿は、哀しい。

それまでは、言葉のやり取りはあるのだが、互いにその姿を見るわけではなく、「会話」ではない。台詞はすべて正面を見て発せられるだけ。そこには空しい空気だけがフィヨルドの冷たさのようにあった。
断絶しかけていた(していた)人間関係。
そして、ラストに夫婦が互いに手を握り、文字通り肌で感じて同じ方向を見つめる姿には、夫の気持ちや妻の気持ちで観ていたので救いを感じた。

それは、夫婦で一番言いたかったことを言い尽くしてしまったことにより、目の前の霧が晴れ、現実と、パートナーとしての互いの姿に改めて気づいたためなのだろうか、少し光の差すものであった、この大切な分岐点は、もっと明確に示してほしかったように思う。

ただし、手を握り合う夫婦の姿が、暗転しかけるところで、同じ方向を向いていた妻が顔を背けたように見えたのは、演出家のホンネなのだろうか。その姿はシルエットになって、心に何かを置いていった。フィヨルドの冷たい海に目を見開いたまま沈んでいくエイヨルフの姿とともに。
通過

通過

サンプル

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2009/05/15 (金) ~ 2009/05/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

200905201930
200905201930@三鷹市芸術文化センター 星のホール/終演後PPT有

控訴審

控訴審

劇団衛星

真宗仏光寺派大善院(京都府)

2009/05/15 (金) ~ 2009/05/17 (日)公演終了

満足度★★★★★

控訴審
見てきました。 おもしろかった。昨年の春に劇団衛星の「ブレヒトだよ」に日替わりゲストとして参加させていただきました。 そんな劇団の芝居を今回は観客として見てきました

ネタバレBOX

いやあ、おもしろかった。やっぱり連行さんの台本はすごいです。ここは、けいこ場でできたのかなって想像できること頃が結構あって面白かったです。 間のつなぎ方あはうまかったです。無駄な時間がほとんどなかった気がいsます。ただ、おもしろかったですが僕には少し難しかったです。理解しようとはしたんですがすべては理解できませんでした。

とはいえ、難しいこの話題をエンタメでアレンジしてとても飽きずに見れました。前回の元山伸男、スタグフレーション内藤とブレヒトのときにお世話になった人畜無害のメンバー(もっとも看板女優だったもとのくのあみとW若林はどうなったのかはすごく謎ですが・・・。)がでてきて、演劇という手法を使いながら事件を説明していくとういう手法はとてもおもしろかったです。 また、「ブレヒト!」同様、無駄のない伏線はとてもおもしろかったです。

今回は、美術の使い方をすごくおもしろかったです。会場になった大善院というお寺の境内をすべて使い、寺の門をはけ口にするしていたところがありものを前面に使っていてすごく勉強になりました。

再演希望です。
魂℃OUT~ソウルドアウト~

魂℃OUT~ソウルドアウト~

劇団ナグラチーム

池袋GEKIBA(東京都)

2009/05/14 (木) ~ 2009/05/18 (月)公演終了

満足度★★★★

気合はいってますね。
ものすごい大人数でした。
お土産までもらってしまいました。

ネタバレBOX

ただ、少々物語が複雑になり過ぎて混乱しました。
けれど最後はつながりすっきりしました。
ネロとパトラッシュと貧乏神

ネロとパトラッシュと貧乏神

CAPTAIN CHIMPANZEE

青山円形劇場(東京都)

2009/05/02 (土) ~ 2009/05/05 (火)公演終了

満足度★★★

親心的なモノを感じて納得
子供が対象だし、当日パンフに「ネロ(青年期)」という役名があることから、少なくとも原作のような悲劇的な結末ではないと予想していたら、「ビンちゃん刺しちゃうのかよ!」な中盤以降意外にもビターテイストになり、ちょっとビックリするも、そこにせよ、コドモにはやや難しいであろう幸福論的な部分にせよ、「こういうのもわかって欲しい」という親心的なモノを感じて納得。

ネタバレBOX

また、このビンちゃんを刺すシーン、躊躇するネロに何かが憑依したかのように表現し、刺した直後から別人格にしてしまうのが巧い逃げ方(笑)で、豹変するのもやむなし…みたいな?(しかも終盤で憑きものが落ちたように我に返るし)
あと、教会焼失シーンの照明や焼け落ちる鐘楼とその後の骨組みを見せた装置もナイス。
Dolce!

Dolce!

O-MATSURI企画merrymaker

シアター風姿花伝(東京都)

2009/04/25 (土) ~ 2009/05/03 (日)公演終了

満足度★★★★

そう来ましたかぁ!
大正浪漫の怪奇探偵ものということでSHAFTの『蒼龍招来 ~桜蘭館怪盗奇譚~』(03年)やしゅうくりー夢の『大正探偵怪奇譚』(06,07年)と同趣向ながら、全体的にユーモラスなこともありそのどちらとも趣を異にするのが独特。
終盤はどちらかと言えばヴァンパイアものと言うよりは「リビングデッド」シリーズのノリで、しかしそれでも笑えたりするのは『バタリアン』(これも原題には「リビングデッド」が使われているんだが)に近いかも。
また、そこを経てのあの人を喰った結末ったら!(笑)
ある意味ハッピーエンドではあるけれど、このテの作品としては予想外で「そう来ましたかぁ!」みたいな…ヤられたなぁ。

ネタバレBOX

しかし考えてみると、ああいう終わり方なら黒十字探偵事務所シリーズとしての続編も可能で、しかも不老不死になったのだから現代編にもでき…ってそれじゃあ丑三進ノ助シリーズとカブるか?(笑)
いずれにせよそういう展開にもちょっと期待。
今宵はグッドファルス~終わらせたくない夜に~

今宵はグッドファルス~終わらせたくない夜に~

コメディユニット磯川家

一心寺シアター倶楽(大阪府)

2009/05/16 (土) ~ 2009/05/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

爆笑っ!!
今回もめちゃめちゃ笑いましたっ♪♪
最高っ!!!
やっぱりコメディ見るならこの団体☆☆

ネタバレBOX

お通夜の話なので最初はちょっとしっとりした感じなのかと思いきや!!

最初の畳ですべるので完全に心をわしづかみにされちゃいましたっ♪
小麦粉の使い方とかまさか最後の伏線になってるとは思いもしませんでした!!
愛のルーシー

愛のルーシー

北京蝶々

OFF OFFシアター(東京都)

2009/05/20 (水) ~ 2009/05/26 (火)公演終了

満足度★★★

案外、暗い。
勝手にもっと明るい物語なのかと。
「バイオスフィアJ」の中で息づく8人の男女の人間関係。

以下はネタバレBOXにて。。

ネタバレBOX

地球の環境を再現させようと「バイオスフィアJ」という施設を作った研究者たちが、実験的に8人の男女を住ませて、自給自足の生活を開始させるのだが、現実の社会と同様、そこには恋愛や人間関係の煩わしさが発生する。

彼らの間では「楽園」と呼ばれる、この施設では自給自足の生活が思った以上に辛く飢えていた。中でも若い男女の事だから、三角関係の恋愛沙汰に発展し、それを面白おかしくかき回す輩も出てくる。

小さなコロニーで同じ人間とのみしか触れ合って生きることしかできない状況で、そこには閉鎖されたストレスや屈折した精神までが宿る。少しずつ全員が病んでいく環境の中、この8人を監視してるだけが使命の研究員たちは、やがて干渉しはじめ、そして自分達もそこに住み着くようになってしまう。つまり、監視しているうちに、二人の研究員はそれぞれ好きな相手ができてしまった。というオチ。

病んだ人間関係や閉塞感やどこかねじれた精神の描写が上手い。
役者もキャラが濃く見応えはあるが、あまり好みの芝居ではなかった。
どうしようもなく暗く不条理な感情だけが芽生えて、カラッとした夏のイメージが沸かない。
この物語は好き嫌いに割れるのではないかなぁ・・。

要するに、そんなちまちました人間関係や、惚れたハレタの三角関係はどーでもよくて、もっと大作を期待していたんだよね。
だって、CoRich舞台芸術まつり!2009春 最終選考作品!なんでしょ?


しびれものがたり(第14回劇作家協会新人戯曲賞受賞作品)

しびれものがたり(第14回劇作家協会新人戯曲賞受賞作品)

しずくまち♭[フラット]

d-倉庫(東京都)

2009/05/15 (金) ~ 2009/05/19 (火)公演終了

満足度★★★

ハープはやはり素敵で。
戯曲がいつの頃のものなのかわからないですけど、今回の演出を観た感じではだいぶ以前の作品なのかなあと感じました。今現在普通に起こっておかしくない事件性なので中盤からラストが想像できるわけですが、そこからが重複に感じる台詞が多かった気がします。同じニュアンスの台詞が続き、ねっとりとした演技も続くとなるとメロドラマ風になってしまいがち。よくみると衣装がこまめに何度もチェンジしていて、丁寧さは十分伝わるのですが、ねっとり・・・という印象なので長く感じました。

ハープは豊かな気持ちになる優しい音がやはり素敵で、手の動きを楽しく拝見。左手が低音、右手が高音なんですね。パッパッと音を切る際の手の動きが日本舞踊みたいで優雅。
そしてこの会場の高低差とロビーの広さはかなり気に入りました。今度は問屋街が営業している平日に行きたいものです。

朝霞と夕霞と夜のおやすみ(ご来場ありがとうございました)

朝霞と夕霞と夜のおやすみ(ご来場ありがとうございました)

FUKAIPRODUCE羽衣

こまばアゴラ劇場(東京都)

2009/05/09 (土) ~ 2009/05/20 (水)公演終了

満足度★★★★

自分は好きです!
賛否両論分かれているようですが、自分は気に入りました。

最前列で桟敷だったのでとにかく腰が痛かったけど、目の前で全力で走って歌って飛び回る役者さんたちの楽しそうな様子を見ていたら、自分にも元気を分けてもらったようでした。

年配の藤一平さんが若い人たちと同じように動き回って大活躍。
途中に深井さんとふたりで繰り広げるバカバカしい踊りとセリフの応酬のシーンではブレイクダンスな動きも見せてくれて、それがうまくない所が微笑ましかったです。

冨士山アネットのEKKYOでしか見た事なくて、その時はあまり面白いと思わなかったのだけど、今回はグイグイ引き込まれました。

ネタバレBOX

静かなシーツに包まっての朝のシーンから始まった後、一気に全員での豪快な歌と踊り!

上手いとか下手とかじゃなくて、勢いで一気にもってゆくのが凄いし、何より舞台上の役者さんたちが心から楽しんでいるのがこちらにも伝わってきて良かったです。

全体にひとつの物語のようなものはなくて、小さなエピソードをひとりあるいはふたり芝居で紡いでゆく。

ふらりと山へハイキングに訪れた男性。
最初は心晴れ晴れと山を登っていたのに、途中からガラッと哀れな感じになるのが良かった。
山は登ったら下りなきゃいけないんだよね。

藤一平さんと深井さんのシーンは何だか滑稽で楽しい。
内容は大したことないのだけど、何となく微笑ましかったです。
ここで一気に動き回ってエネルギーを出しきったのか、藤さんはその後こっそり舞台上から姿を消していました。

田舎からミュージシャンを夢見て出てきて、今では小劇場で役者をやっている男性の夢見心地な弾き語り。
全然内容はない。
飽きるひとは飽きてしまうのだろうけど、ゆるりと見れてしまうところが良かったです。

HOTELのシーンはEKKYOでも上演していたものをそのまま持ってきたのでしょうか?
EKKYOで見た時は面白いと思わなかったのだけど、今回はそこまでの積み上げがあったからか、楽しく見る事ができました。

役者さんは皆さん汗だくで、一生懸命楽しんでいる感じでした。
まるでスポーツのよう。

やはり藤一平さんが印象的でした。
あと高橋さんの表情豊かな演技、掘出者の澤田さんの透明感のある存在が良かったです。
僕たちの好きだった革命

僕たちの好きだった革命

サードステージ

東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)

2009/05/19 (火) ~ 2009/05/31 (日)公演終了

5月19日(火)S
良い意味で懐かしい!

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