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THE BLUES BROTHERS ~ブルース・ブラザーズ~

THE BLUES BROTHERS ~ブルース・ブラザーズ~

テイト・コーポレーション

LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)(東京都)

2009/06/18 (木) ~ 2009/06/18 (木)公演終了

楽しかったけれど・・・これはライブ・コンサートになるのでは・・・
観劇させて頂きました。この作品は、全身黒ずくめのジェイク&エルウッドの「ブルース・ブラザース」のミュージカル作品だと思い観に行きましたが、ほとんどライブ・コンサートでした。映画「ブルース・ブラザース」のあのシーンやこのシーンがどのように舞台化されることかと思えば、カセットテープが擦り切れるまで聴いた懐かしのあの曲この曲のオンパレード!確かに楽しかったですが、事前に予想していたものとは全く別の意味での楽しみ方でした。「ブルース・ブラザース」に夢中になっていた時代の興奮は公演時間いっぱい味わうことが出来ましたが、「ブルース・ブラザース」の純粋なミュージカルだと思われていた方はどの程度楽しめたかは全く分かりません。公演中「あぶない刑事」は「ブルース・ブラザース」がひょっとしたらもとになっていたのかなぁ~、とその後の年代の積み重ねのようなものも感じたりもしましたが、楽しめたことは楽しめました!「ブルース・ブラザース」に夢中になっていた時期があったから!今回の作品の評価は、ライブ・コンサートとしてならば星4つつけるだけの満足感だったのですが、ミュージカル作品として考えるならばちょっと星がつけることが出来ません。涙してしまう程の懐かしの曲の連続に自分の場合は楽しむことが出来ましたが、純粋なミュージカルを必要以上に期待すると別の涙をしてしまうかも・・・

逆鱗に唇を

逆鱗に唇を

地球割project

タイニイアリス(東京都)

2009/06/10 (水) ~ 2009/06/14 (日)公演終了

嫌いにはなれない。
手前から奥から台詞が飛んでくる地球割スタイル、ステージを額縁みたいに囲っていたのと白テープの凹凸に声が吸収されてしまったのか聞き取れない台詞が多かったような(後ろの席では)。あらすじ説明で大まかに掴んだものの細かく理解できていない為、悩みつつコメントです。
蜘蛛の巣みたいな白の世界は照明が当たると綺麗で、繭の中にいるみたいでした。ステージと客席を真横から見たら「逃げられない人たちを遠くから傍観してる人々の絵」みたいでもあり、話の内容とは違う面白みを感じました。台詞が繋がるというよりは踊る感じなんですね、たまに置いていかれるのは私がトロいんだろうと思う。
これ以上やったらグロテスクかな、という線を気にしないで人間の滑稽さをもっと出しても大丈夫。高橋さんの世界は今後も観たいと思いました。

厩横丁くろにくる

厩横丁くろにくる

気まぐれ倶楽部

市田邸(東京都)

2009/06/11 (木) ~ 2009/06/18 (木)公演終了

満足度★★★★

豪華な役者陣です。
重要文化財の民家での公演。団扇片手にいいなんじです。

空耳タワー

空耳タワー

クロムモリブデン

赤坂RED/THEATER(東京都)

2009/06/16 (火) ~ 2009/06/21 (日)公演終了

満足度★★★★★

潔くシンプルで深い
会話に独特な質感や
それぞれのキャラクターの鮮やかな個性に目を奪われているうちに
物語がどかどかと積みあがっていく感じ。

決して複雑ではないのだけれど、
言葉にできないような
深く不思議な感覚が残りました

ネタバレBOX

キャラクターはそれぞれに、
何かを具象化したような強いイメージを発しているのですが、
一方でバックグラウンドが
心地よいほど潔くそぎ落とされていて・・・。

それらが面と向かって深く絡まりあうことがなく、
色をそのまま保ちながら物語を進めていくのです。
饒舌に語られる言葉に対して、
短いイメージのような言葉がまるでダンスのように返されて
(短い言葉がリズムを刻むように繰り返される)、
個々のキャラクターの色が一層強調されていく。。

ストーカーの息子の犯罪を、
「物を買って出したお金よりも多いおつりがくるような方法」で
かばう母親、
その冤罪にさらされた男や無実を証明する劇団の振りこめ詐偽、
さらには誘拐・・・。刑事にも独特の趣があって・・・。

嘘と本当を見分けることができるようになるという
丸くて四角くて三角のオブジェが配布されていくその中で、
不揃いのドミノがそれぞれの形状を保ったまま倒れていくような感覚で
つながっていく物語。
思いっきり惹き込まれているうちに、
虚実の色分けが独り歩きをしていく中で現出した終盤の世界に
取り込まれてしまうのです。

それにしても、役者達の演技の緻密なこと・・・。
たとえば奥田ワレタの母親役からやってくるある種の「ピュア」さなどにはものすごい実存感があるし、
ケイっぽく劇団の主宰を演じる板倉チヒロから伝わってくる「したたかさ」の質感にはぞくっとくるようなきめ細かさがあって・・・。
他のキャラクターにしても役者がしっかりと背負いきっているので、強くデフォルメされた表現が連続しても舞台の流れが揺らがない。

だからこそ、最後のシーンたちからあざとさを感じることなく、
絡まった紐がすっとほどけるような心地よさがやってきたのだと思います。

この作品、人によって好みは分かれるかもしれませんが、
少なくとも私にとってはツボを連打されたような部分があって
むさぼるように観てしまいました。
笑いのセンスも個人的には大好き・・・。
あと、衣装に舞台の色を維持する洗練があって旨いと思う。

用事ができてしまい終演後あわただしく劇場を出たのですが、もう少し劇場で余韻に浸っていたかったと思わせるような魅力がこの舞台にはありました。
空耳タワー

空耳タワー

クロムモリブデン

赤坂RED/THEATER(東京都)

2009/06/16 (火) ~ 2009/06/21 (日)公演終了

満足度★★★★★

通常の1.5倍増し!
ストーリーラインはシンプルながら、

ネタバレBOX

これでもか!と詰め込まれる緻密なバカ台詞の応酬に大笑い。
従来公演より台詞量が1.5倍増し位の超会話劇だなと。
まぁ公演の数ヶ月前に脚本が出来ているクロムでこそ、
実現可能な表現なのだろうなぁと。

青木流解釈の“静かな演劇”ということだけど、
お約束の客席が揺れる爆音はもちろん健在!
反・現代口語演劇の柿喰う客etcが好きな人もカナリ楽しめるのでは?とも。

相当好きな感じなので、頑張ってもう1回観に行くことを決意!

劇場ロビー直通電話03-5575-7132にて、
当日でも予約の受付がOKという朗報もアリ!
鴨川ホルモー

鴨川ホルモー

アトリエ・ダンカン

吉祥寺シアター(東京都)

2009/05/15 (金) ~ 2009/06/07 (日)公演終了

満足度★★★

「一長二~三短」な仕上がり
オニを出さずに操る人物の表情だけでホルモー場面を表現するなどの工夫もあるが、ムダや矛盾した部分などもあり、「二長一短」であった映画に対してこちらは「一長二~三短」な仕上がりなのが残念。主人公カルテットの一角を担う秋山奈々がせめてもの救い?

以蔵の一番長い日

以蔵の一番長い日

アフリカ座

萬劇場(東京都)

2009/05/28 (木) ~ 2009/05/31 (日)公演終了

満足度★★★★

お光との「ふれあい」が胸を打つ
冷徹な暗殺者ではなく、人を斬ることに悩んだりもする人間味のある以蔵を劇団☆新感線の『いのうえ歌舞伎☆號 IZO』(08年1月)とは全く違った切り口で描いており、同じく心に傷を持った娘・お光との「ふれあい」が胸を打つ

また、「力石徹のテーマ」(だよね?)、「Let it be」(ま、ありがちっちゃありがち)、「みんな夢の中」(高田恭子ではなく最近のカバー)から「インターナショナル」(ぶっとびー!(笑))まで使う節操の無い(貶しているのではない:念のため)選曲や型破りの近藤・慶喜のキャラ設定に「時代考証その他、大幅にデタラメです」と開き直っていた(笑)倉本聰脚本の「浮浪雲」を連想。こういうの、好きだなぁ。
選曲と言えば最後に流れるのが橘いずみの「太陽」で、その歌詞がラストシーンの内容にかなり合っていて、これも見事

紙隠し

紙隠し

劇団ヒラガナ( )

ラゾーナ川崎プラザソル(神奈川県)

2009/05/28 (木) ~ 2009/05/31 (日)公演終了

満足度★★★★

大作にして力作
ターゲットを社会から消去し、新たな人物として生まれ変わらせる組織を中心とした物語、10分の休憩を挟み前半90分、後半70分の大作にして力作。休憩込みで3時間近い長さは感じさせないが、人物や組織の背景、状況説明に政治がかったテーマまで盛り込んだ前半はややモタつく感なきにしもあらず。
また、アクションシーンをフラッシュモーションで見せる演出は良いが、止めるべきところで止まっていないためグダグダに見えてしまうのが惜しい。
一方、舞台中央のニ階部分の土台を中央の通路部分を除いてほぼ丸ごと使った2つの大きなスクリーンにビル内廊下や公園などの背景や屋上から撤収するメンバーを拾うべく近づくヘリコプターの空撮映像を映写したり、開くエレベーターのドアを映写して生の演技とシンクロさせるのは見事。(AchiTION!などの手法と通ずる?)
シンクロと言えば映像で見せた後にヘリからの縄梯子にぶら下がった役者を天井から吊って見せるのも広義でそれに含まれるか。
また、プロローグ(←メイン部分の半年前の出来事)の「リベンジ編」となる後半はサスペンスアクション的要素もあり娯楽性たっぷり。これで前半のモタつき感を一掃、みたいな?

七人の息子

七人の息子

X-QUEST

THEATRE1010 ミニシアター(東京都)

2009/05/28 (木) ~ 2009/05/31 (日)公演終了

満足度★★★★

リングのようなセターステージで
母の葬儀で7人の息子たちが集結し、というオープニングからその少年時代に遡りショートコント風にエピソードを重ねるスタイルだが、終盤で死出の旅の途中に息子たちを見守る母の目線になるのツボを突かれる。また、中盤の「多数派少数派」コーナーにウケる
なお、31日に再見。

JUMON(反転)/便所の落書き屋さん【満員御礼で終了】『観て来た!』に全レス中!(ただいま1/3)

JUMON(反転)/便所の落書き屋さん【満員御礼で終了】『観て来た!』に全レス中!(ただいま1/3)

MU

ギャラリーLE DECO(東京都)

2009/05/26 (火) ~ 2009/05/31 (日)公演終了

満足度★★★★

55分の中編2本立て
タイトル通り55分の中編2本立てで、1本目の「JUMON」は1人の女性を中心とした逆ハーレム状態の共同体に動機が多少不純気味の若者が参加志願した夜、「被害者の会」の女性たちも押し入り、「信子さん(ハーレムの中心)を待ちながら」状態の物語。
タイトルに「(反転)」が付いている通りオリジナル(未見)は男女が逆で、しかし単に性別を逆にしただけではなくかなり手が入っているとのことで、確かに手を加えなくては無理だろうな、な部分もあるし、そもそも「ハーレム」と「逆ハーレム」では参加メンバーの関係というか流れる空気というかがかなり違いそうで、オリジナルを想像することができず。オリジナルの再演があったら観てみたいモンだわさ。
また、「こんな方向にコトが動いている一方で、もう一方ではこんなことも起きていますよ」というところでスパッと切り落としたような終わり方が潔い。
「あ、ここで切りますか」な感覚に SPIRAL MOON の『世界は今夜も回ってる』(01年12月)に通ずるモノも感じる。
10分の休憩を挟んだ2本目の「便所の落書き屋さん」はハセガワ主宰曰く「挑戦でした」だそうで、初見であった『きみは死んでいる/その他短編』の3本&「JUMON」とは趣を異にするコメディタッチ。
落書きをすると願いが叶うという公衆便所に行った高校生カップルが、そこで生活している(!)かつての同級生と再会し…という物語。
高校生たちの会話のかけあい漫才のようなテンポの良さ(とその内容)が楽しいし、基本的には月9あるいは往年の日曜8時の日テレ系の青春ドラマ的なノリながら、終盤で官能系あるいはにっかつロマンポルノはたまた昼帯ドラマのようなドロドロが明かされるのが可笑しい。

天気のいい日はボラを釣る

天気のいい日はボラを釣る

studio salt

インディペンデントシアターOji(東京都)

2009/05/20 (水) ~ 2009/05/24 (日)公演終了

満足度★★★

ささやかな幸せを愛でる繊細さ
せちがらい現代日本で最低限の生活を獲得するために、川辺で人知れず戦っているホームレスの人々を、とことん優しい視線で描いていたように思います。小さき者を慈しみ、ささやかな幸せを愛でる繊細さが伝わってきました。

ただ、なにげない日常が淡々と続くお芝居は、大事件でなくとも何らかの出来事が起きた時に、空気がぐっと変化するような、劇的な仕掛けが必要だと思います。照明・音響・衣裳・舞台転換などの目に見える(耳に聞こえる)演出でもいいですし、役者さんの演技の密度でもいいのですが。そういったところに物足りなさを感じました。また、具象と抽象のバランスがあまり良くなかったように思います。

終演後は一般客も参加OKの2日目カンパイ(劇場内で開催)に参加させていただきました。自己申告のカンパ制で、炊き出しの料理食べ放題・缶ビールなど飲み放題という大盤振る舞い!赤字が出るんじゃないかと勝手に心配になりましたが、お客様は皆さんとても楽しそうでした。私は缶チューハイをいただいたので150円カンパしました。

ネタバレBOX

役所や教会の人、そしてホームレスに暴力を振るう若者らの言動・行動に、致命的な想像力の欠如と愚かさを感じられたのは、川辺で鍋を囲むホームレスの人々の、ほんの数時間(数分間?)のささやかな幸せが、リアルに描かれていたからだと思います。

作品の中にぐっと入りこめたのは、開幕してから約40分後だったと思います。お笑い芸人“ぺん”(木下智巳)の川辺からの登場が、もっとドラマチックだったらな~。余命が少ないと告白するテント少年(高野ユウジ)が、ニコニコ顔の奥にある本音を表す(ケンカする)ところが良かったです。

具象・抽象のバランスについては、例えば、拾い集める缶もシールも本物だし、テントも本物。食事も本物で役者さんが実際に舞台で召し上がっていました。でも、川から這い出てきた“ぺん”が全身びしょ濡れではなかったんですよね。濡れた服を脱がせてから新しい上着を渡すはずが、濡れた(はずの)シャツの上に新たにシャツを着せていました。細かいことですが気になってしまいました。

老人シゲさん(小川がこう)が天井から紐に吊られて宙に浮くシーンが挿入されており、そのシーン自体はスリリングで面白かったのですが、なぜなのかがわかりませんでした。嵐がやってきて川でおぼれていたところ、警察(?)のヘリコプターによって助けられたんですね。翌朝になってジョージ(東亨司)が「(住処が飛ばされたので、今度は)川じゃないところにする」と言ったところで、初めてわかりました。

シゲさんが1人で釣りをするシーンは、劇的な空気の厚みが出ていたと思います。かつてジョージがやっていたように、壁に缶ビールのシールを張っていくのも効果的でした。冒頭のシーンとのつながりがもっとわかりやすければ、さらに良かったんじゃないかと思いました。
スズメバチ666

スズメバチ666

ムシラセ

d-倉庫(東京都)

2009/06/11 (木) ~ 2009/06/14 (日)公演終了

満足度★★★★

今回は
テーマがほとんど誰もが持っているところ(コト)だったので
見終わった後に考えることも少なく
さらりと流れていってしまった気がします
個人的には以前の作品のようにもう少しいろいろ考えちゃえる話のほうが好きかも!?でした

ネタバレBOX

以前の作品のネタも含まれてて楽しめたところもありましたが
登場人物が少し多かった気もしました
あと保坂萌さんを舞台の上で見たかったです
でも、やはり次回作はどんななのかは楽しみです
ボス・イン・ザ・スカイ

ボス・イン・ザ・スカイ

ヨーロッパ企画

青山円形劇場(東京都)

2009/06/17 (水) ~ 2009/06/28 (日)公演終了

満足度★★★★

見上げたもんだ
初日観劇。期待通りに楽しませてもらった。
この劇場の円形舞台をきちんと使ったうえで、見づらさ、聞きづらさから来るストレスをほとんど感じさせなかったのが素晴らしい。さすがは理系の劇作家、上田誠の面目躍如。ここ何作か、長田佳代子という人が美術を担当するようになって、そっち方面がかなりグレードアップしたのも大きい。

開演前に座席にすわって、舞台のセットを眺めながら、どんな話になるのだろうと想像をめぐらすのも楽しい時間。ゴキブリコンビナートの「ちょっぴりスパイシー」という作品の舞台装置を思い出したのは私だけだろうか。

ネタバレBOX

変則的というか、オフビートなファンタジー作品だ。本来はもっとカッコイイはずの集団が、時代の流れに逆らえず、斜陽産業の悲哀をかこっているという設定が非常に面白い。

全国ツアーの最終ということで、役者陣の演技も安定していた。
楽屋~流れ去るものはやがてなつかしき~

楽屋~流れ去るものはやがてなつかしき~

海千山千プロデュース

OFF OFFシアター(東京都)

2009/06/16 (火) ~ 2009/06/21 (日)公演終了

満足度★★★★★

おもしろい!!!
偶然か、14日までシアタートラムでやっていた『楽屋』が下北沢OFFOFFシアターでも観れるなんて、わくわくしちゃいました。

えーそゆことなの?!という仰天の展開も含め、お薦めです。おもしろいです。
笑いの要素も多くてびっくり。

「かもめ」 や 「三人姉妹」 を知っていると、より一層楽しめると思います。

京劇「覇王別姫~漢楚の戦い~」

京劇「覇王別姫~漢楚の戦い~」

楽戯舎

アクロス福岡 福岡シンフォニーホール(福岡県)

2009/06/16 (火) ~ 2009/06/16 (火)公演終了

満足度★★★

きれいだった☆
あまり前知識は持たずにいったのだが、ちゃんと日本語の解説もあり、
わかりやすい話で観易かった。字幕のみだったけど、
オペラのようなしゃべり方や歌い方で、意味はわからずとも
心地よかった。剣舞などが見応えあった。
虞姫や項羽が死ぬとき立っていたのは京劇の特徴だろうか。

ネタバレBOX

音楽も生だったのに、幕の後ろで演奏していた。ひかえめだな~
カーテンコールでは役者さん自身も拍手していた。
あーやっぱり中国人だ。
江戸の青空~Keep On Shackin'~

江戸の青空~Keep On Shackin'~

北九州芸術劇場

J:COM北九州芸術劇場 中劇場(福岡県)

2009/06/13 (土) ~ 2009/06/14 (日)公演終了

満足度★★★★

おもしろかった~!
「地獄八景浮世百景」を観てから、けっこう落語も
興味を持つようになっていたので、知ってる話しがたくさん
織り交ぜられていて楽しかった♪豪華役者で見応え十分!!
ぜ~んいん、良かったんだけど、やっぱり柳田格之進(西岡徳馬)最高☆☆

ネタバレBOX

時代劇は苦手なんだけど、こういうのなら私でもOK!
2組の夫婦それぞれに思い入れるところがあってジーンときた。
落語ネタならではの効果かな。
シャットダウン

シャットダウン

ファルスシアター

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2009/06/10 (水) ~ 2009/06/14 (日)公演終了

満足度★★★★

面白かった♪
チケプレに応募したのがきっかけで足を運ぶ事になった劇団。
今回が初見でした。

一言で言えば、いわゆるひとつの“シチュエーションコメディ”。
一幕もの、暗転なし、リアルタイム。
日常会話の積み重ねによるテンポの良さと、その中で生まれる思い込みと誤解と勘違いによるズレ。

人間1人にアンドロイド1体がついてまわる近未来の日本での、本気と浮気を巡るドタバタ喜劇。

久々にこういうスカッと笑える舞台を見た気がします。
話としてはかなり強引というかナンセンスな部分も多々ありますが、それもこれも含めてのこの世界観を楽しむ作品なんだと思うわけで。

なんと言っても、基本的にテンポがいい。
それを支える役者の力量が窺えるいい空気でした。
こういう芝居、やってみたいよなぁ。

鬱病のサムシンググレート

鬱病のサムシンググレート

エビビモpro.

サンモールスタジオ(東京都)

2009/06/12 (金) ~ 2009/06/23 (火)公演終了

満足度★★★★

(健気な)ドタバタミュージカル+いろいろ入れてみました
なんだか、いろいろ入れました、という感じ。
悪い意味ではなく、この公演のために、後から後から湧いてくるイメージは出し惜しみしませんでした、と言えるような舞台内容。

一見、とても同じ舞台に入るわけがなさそうなものまでギュウギュウ詰めて、バラバラになってしまいそうなところを、力技というか、力ずくというか、あ、そうそうミュージカルという箍(タガ)でぎゅっと押さえました、というところか。

完成度が高いとは言えない。
でも好きだ、この感じ。だって、面白いんだもの。
・・・好みは別れるだろうなぁ。
人によっては「バラバラになってる」とか「テンション高すぎ」とか「ふざけすぎ」なんていう不快感を感じるかもね。

ネタバレBOX

売れない漫画家、麻生太郎が、神々のところに連れていかれて、いろんなことがあって、歌ったり踊ったりで、勇者が揃ったり、また歌ったり、ビール飲んだり、大喜利やったり、うどんを食べたり、というような話。
ただし、麻生太郎には、それほど主人公的役割があるわけではない。つまりいろんなことがありすぎるのだ。

軸となるストーリーは、実に単純だが、とにかくいろいろ仕掛けがある。
ハプニングを装ったり、ハプニングを期待したりという企ては、実に楽しい。
初音ミクと合唱したり、いきなりポストパフォーマンストークが間に挟まったりなんてことも平気で仕掛けてくる。
あきらかにミュージカルの枠(実はどんなものかは知らないが・・)を外れているように思える。そもそも歌でストーリーを繋いでいないようだし。
挑戦的とも、とてつもない悪ふざけともとれるるような作品なのだ。
メッセージがあるわけでもなさそうだし。

ただし、メインでないところでの各々の細かい動きや役割、生演奏に映像まで、実によく構成されていて、組み立てられていると思う。
それに対応する演じ手も、一見悪ふざけのようなことなのに、実に一生懸命(叫びすぎの声はいかがなものか、というところもあるのだが)。

途中から、登場人物中、唯一、きちんとした名前がなく、説明もない「エンジェル1号」の動きに気がついたのだが、彼女は、小道具係のように、マイクだったりいろんなものを用意したりしている。
そのひたむきな表情、例えば、脇にいて舞台の中央を見ているときや舞台の真ん中に出て、観客に見せる表情に健気さを見た。
この健気さの人たちが舞台に大勢いるのが、この劇団なのだろう。健気さは、頭の薄さや体型なんかとは関係なしだし。

もう少し大きな舞台で演じたほうがいいようにも感じた。

最後の最後に、ちょっと気を抜いてしまって、台詞がちゃんと聞き取れなかったのだが、観てきた方に確認したい。・・・これって夢オチ?
ヴェニスの商人 ~逆襲のシャイロック~

ヴェニスの商人 ~逆襲のシャイロック~

あなざーわーくす

遊空間がざびぃ(東京都)

2009/04/16 (木) ~ 2009/04/19 (日)公演終了

満足度★★★★★

極致
いまさらですが、さっきこりっち登録したばかりなので。今書きます。

子供の頃に観たデパートの屋上のショウのような、奔放な時間。
ぬいぐるみに恐怖したノスタルジーを背中に感じつつ、あっと言う間の終演。

ただひたすらに、「楽しい」。
楽しいってことはこんなに簡単なのかと勘違いするくらい。いやいや違う。
ここにある高度なスキルと精神に感服!本当にすごい!
ある意味理想が完全に実現されている、その空間で呼吸できたことは幸福だった。
うん。幸福とはこういうことを言う。
なんて事を考えていたら帰り道にそういう宗教団体の建物があって、入りかけた。あぶなかった。
罪だぜ。あなざーわーくす。

「リサイクルショップ『KOBITO』」

「リサイクルショップ『KOBITO』」

ハイバイ

こまばアゴラ劇場(東京都)

2009/06/05 (金) ~ 2009/06/16 (火)公演終了

満足度★★★★★

楽しい
演劇の楽しさを存分に味わいました。

ネタバレBOX

ラストの尾崎豊の選曲がマニアックで、すっごい生々しい。
生活に穢れた世界は、かくも悲しく、美しい。
ディスコミュニケーションの原理がこんなにも愛しいものだったなんて。
この滑稽さ。たまらない。

ルー・リードの唄にあるような、疲弊感と焦燥感が織り交ざったカオスが心地いい。ベルベッツの3rdみたいな印象。
終演後、外は豪雨と雷。
出来すぎだ。
アゴラのにおい、雨のにおい、ハイバイのにほい。
すべてが本当に心地よかった。

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