玉ノ井家のエンゲル係数(公演終了しました!)
劇団ぎゃ。
ColaboCafe tsubomi(大阪府)
2009/06/13 (土) ~ 2009/06/14 (日)公演終了
満足度★★★★
予想以上におもしろかった
こんなことならもっと人を誘えばよかった・・。ま、今回の公演は、あまりお客さんが詰めかけても入れないような会場だったんだけど。贅沢した。
この距離感でお芝居できる度胸に、すごいなって思った。
次は本公演が観てみたい。
ボス・イン・ザ・スカイ
ヨーロッパ企画
AI・HALL(兵庫県)
2009/06/05 (金) ~ 2009/06/14 (日)公演終了
ショートストーリーズ
劇団6番シード
劇団6番シード稽古場(東京都)
2009/06/26 (金) ~ 2009/07/12 (日)公演終了
満足度★★★
観劇メモ
A,B,C と観劇。
この劇団がどんなテイストの芝居をやっているか、とてもよくわかる内容でした。
いろいろなアプローチで出してくる劇団もあるが、この劇団があくまで漫才のような掛け合いが命。
全部見たあとで言っちゃうと、全体的に似た作品ばかりで、ちょっとマンネリ感を感じました。
もう少し、それぞれ味付けの異なるものをみたかったな。
しかししかし、天気と戦う女は秀逸でした。
最近芝居を連続して見過ぎているせいか全体的に満足感が低くなりつつある自分だけれど。
久々に見て良かったと、素直に思える作品でした。
ネタばれに、各編の感想書いてみます。
ネタバレBOX
・3人と1人の女
なんというか、普通でした。普通の6C。
もっといい作品は沢山みているので、褒めることは出来ません。
・渋谷警察~
テンテロより短い分、よく出来ていたと感じました。
・Re:
人の携帯のぞき見る、、、という点で受け入れられません。
また、その後の展開もありがた迷惑としか思えず、
この感情を素直に文章にすると、不快、でした。
・新妻さん~
まさに漫才です。
ショートコントとしてテレビとかでやってそうな。
息抜きにはいいけど、うむ。テレビで見れるからいいや、みたいな感想を持ちました。
・取調室~
うん、これはなかなか面白かったと思います。
ただ、始めに見た奴の内容は微妙に忘れている部分などがあって、
うまいこと纏めて説明してくれると良かったのになぁと、
最後の1フィートの第2部を思い返したりしながら思ったり。。。
・潜入~
新妻さん~の方が全然脚本がよく出来ていると思いました。
5分間の物語と逆の方が絶対良いです。息抜きになるので。
・5分間~
なんだろう。。。本当に公開練習的な印象を抱きました。
きっちり5分っていうので何秒ずれるかな、なんて意地の悪い見方をしていたのは
自分だけではないはず。
というか5分に縛られなければ全部もっと面白いものになるんではないかなぁ。
5分でやるということに面白さを見いだすなら、競技的な意味合いを持たせてそれぞれ
タイムを競ってみたりとか、
大きな時計を設置し、秒針が動き出してからきっかり5分とか、もっと厳密にやらないと
観客にはなんらメリットのない、自己満足になっているんじゃないかなぁ。と思いました。
役者が時計を気にして芝居をするってのも危険な気がしますが。。。
・天気と戦う女
長編の前には5分でいいので休憩があった方がいいんでないでしょうか。
とーっとも面白かったんですが、おしりが悲鳴をあげてました。
雨女の仕組みがいろいろ無茶な理屈で説明していたのがとても面白かった。
その場限りで結局は天気という意志を持った奴の気まぐれというなんとも
ぐだぐだな流れだったけれど、全然気になりません。
それにしても、主演の方、ものすごい汗だくでしたね。
セクシードライバー
財団、江本純子
ギャラリーLE DECO(東京都)
2009/06/26 (金) ~ 2009/06/28 (日)公演終了
満足度★★★★
お互いを触媒として
キャラクター設定がすごく緻密でふくらみを持っているのだと思います。
それぞれのキャラクターがふれあいぶつかり合う中で
浮かんでくるいろいろなものが
常ならぬ力で観客をとりこんでいく・・。
時間を忘れて取り込まれ
終演時には大満足でございました。
ネタバレBOX
安藤玉恵の演じる女性から漂ってくる
ひとりよがりさと芯の思いの強さ。
前田司郎の演じるタクシードライバーの
奇妙な気の弱さとなれなれしさ・・・。
二人のキャラクターが
台詞によって定められていくのではなく、
予め細かく作り上げられたキャラクターが演じられるなかで
台詞が次々と溢れていくような感じ・・・
しかも溢れた台詞が、今度はそれぞれのキャラクターをさらに深く晒していく。
それぞれから滲み出てくる人間臭さがすごく良い・・・。
観ていて、ゆっくりと深夜の時間の流れの渦巻きに
巻き込まれていくような感覚がありました。
また、江本純子の短い登場が効くのですよ・・・。なにげに、調子よく演じているようで、タクシーの客と運転手というふたりの客のうまいつなぎ役を見事に果たしていく。川口というキャラクターに江本の脚本と演技両方でのしたたかさを感じて・・・。
3人の役者が三様の演技で、それぞれにヴィヴィッド。
安藤さん、ポツドールのころから底力のある役者だとは思っていましたが、今回のお芝居では深い円熟すら感じました。携帯電話を見られたことがわかったときのその表情の秀逸さ・・・。凄く近かったこともあって、彼女からやってくる言葉にならない感情に、釘付けになりました。
前田司郎の演じるキャラクターの軽さも、ほんと常ならぬ色があって、
ちょっと駄々をこねるような部分に不思議な実存感を感じたり・・・。
その二人と江本のキャラクターがびっくりするほどかみ合う。彼女のお芝居のユーティリティの広さに舌を巻いたり。
終わってみれば心地よいボリューム感がしっかりとあるし、なにか一流の肌触りがあって。
こういうお芝居大好きです。
眠るために目醒める
reset-N
インディペンデントシアターOji(東京都)
2009/06/25 (木) ~ 2009/06/30 (火)公演終了
満足度★★★
迷走する妄想劇
全ては脚本家・演出家の妄想劇と稽古場での風景を混ぜ込んだような芝居。
ここで表現される情景ではどうやら作家は不眠症で女性を癒しと位置づけている。
以下はネタばれBOXにて。。
ネタバレBOX
ひじょうに繊細な物語だ。
稽古場では演出家不在で役者のみが演出家のメールを頼りに自主的に演じる。稽古場での風景そのもの。そのうちそれぞれの役者が見た夢。と題して、夢を語っていく。この夢は演出家の妄想だが、「魚の目を食べると海を見る夢」や「裁判の夢」「エアー女の子」の話は面白い。
一方もう一つの舞台では演出家の傍で眠る女が居る。彼女は不眠症だが、演出家の部屋でなら眠れる。彼女とは演出家の願望で架空だ。
稽古場での女が不眠症を理由に50人以上の男に抱かれて寝たが、それでも不眠症は治らない。とやっと気づく。稽古場での女と演出家の傍で眠る女はこの場面でリンクする。要するに同一人物だ。
演出家は不眠症と創作について苦悩しながらも自分が生きてきた事を肯定しようとしている。そう努力しながらも、眠った後は必ず目覚めるようにアイデアも水のように湧き出て欲しいと願う。
脚本は非現実な夢を見せる創作だが、演出は現実的にどう見せるかの創作なのに、脚本と演出を同時に受け持つのは、夢を見ながら現実と向かい合うという反面に疑問を抱く。
そんな演出家の自分自身の内面を描いた作品。
これを理解出来る人がどれほど居るか?
もうちょっと大衆化、単純化した方が良いと思う。凝りすぎると観客に受け入れられなくなるから。
それから全体的に長すぎ。色んな部分を追求し表現したかったのだろうけれど、もっと削ぎ落とした方が観易い。そうして、最後の場面、男優の小芝居はいらない!(苦笑!)
腕呼争場 -WANKO SOBA-
トラブルカフェシアター
いわてアートサポートセンター・風のスタジオ(岩手県)
2009/06/27 (土) ~ 2009/06/28 (日)公演終了
満足度★★★★★
熱かった!
会場も、役者も灼熱!の1時間45分。
汗を飛び散らせながら技をかけ合う様、友情・努力・勝利による熱い展開は、本当に少年ジャンプの世界観という感じでした。
明日も頑張ろう!と、元気をくれる公演でした。
『Tepes』
劇団パラノワール(旧Voyantroupe)
ザムザ阿佐谷(東京都)
2009/06/26 (金) ~ 2009/06/30 (火)公演終了
満足度★★★★
前評判に助けられた。
おもしろかった・・・
・・・よなぁ、たぶん。
CoRichの感想で『中盤辺りからおもしろくなる』ってのを読んでなかったらきっと、隣の学生さんや、反対隣のさらに隣のおじさんのようにウトウトとしていたんだと思う。
ネタバレBOX
物語は結局親子愛、そして男女愛の激しい姿を描いたもの・・・なのか?
こちらを愛することはあちらへの裏切りになる、だからこちらは愛せない、いやむしろ逆か?逆なのか?こちらを愛さないこと自体があちらへの裏切りになるのか・・・どうなんだ?ええ?いったいどうなんだよ!こんちくしょー!!
・・・という、なんだか車の免許試験のようなひっかけ問題が物語のどまんなかで陣取っていた。
なんかもう『んぁああああ、どっちなんだいったい!?』ってなった。
とはいえなんだか引き込まれ、二時間程の長丁場ながらがっつりと食いつきながら観終わることができた。
最後はなんだか救われた。
熊野
劇団渡辺
atelier SENTIO(東京都)
2009/05/30 (土) ~ 2009/05/31 (日)公演終了
曲者
昨年観劇した斑女の印象が強かったので、シンプルな、言ってしまえば戯曲をそのままやっていた事に、逆に驚きました。
リーディングパフォーマンス「水妖忌」
ユニットR
こまばアゴラ劇場(東京都)
2009/06/28 (日) ~ 2009/06/28 (日)公演終了
満足度★★★★
飲む!食べる!飲む!話す!(^0^)
いあいあ、すんごく楽しかったっ!(^0^)
公演後、献杯という趣旨の元、でるわでるわでるわ!銘酒とビール!ついでにおにぎり、つまみ、寿司(海苔巻きと稲荷)!そんでもって劇団員がホストとなって各席に回って盛り上げるっつーか、ワタクシが盛り上げたっつーか!(^^;)そんなだから楽しくないはずがない!来年、お勧めですぞ!飲める人は最高ですねん。惜しむらくは、ここのところ気持ちよく座っていたパイプ椅子が幼稚園席になっちゃってたこと・・。
以下はネタばれBOXにて。。
ネタバレBOX
元は「水妖記」。怪奇幻想的な作風で、おどろおどろしくも切ない。"水に堕ちて"というみずえの蠱惑の誘い。 "冥府の川"を描きたいという画家の渇え。水と血の怪異譚。
タキガワの妻みずえはタキガワの不在中に流と恋に落ち不倫した。それを知ったタキガワはみずえに、世間体から偽装心中を持ちかける。
みずえが死んで自分だけが助かってしまったと思っていた流は苦悩しながらもタキガワに世話になりながら生きていた。
一方タキガワはみずえに似た女性・雨子と結婚し、世間的にはこの世のものではないみずえはタキガワの世話を受けながら洞窟で生きていた。
ある日、みずえ(この時点で亡霊だと思い込む流)は流に「死んで!一緒に死んで・・。・・・・もう一度堕ちるの。水に堕ちて地獄を見に行くの。」と再度、流に心中を持ちかける。流はみずえと一緒に死のうと決心し、湖に行くがそこにタキガワが登場し「裏切るのかっ!」と襲い掛かる。みずえは流をかばって刺され、タキガワも揉みあってるうちに水に堕ちる。
やがて二人の遺体は湖畔まで流されうち上げられる。流は警察に自首するが戻ってみると遺体は跡形も無く消えていた。警察は数年前の心中の出来事から流が心身を病んだのだと思い、この一見は闇に葬られ、その後、流は雨子と結婚する。この話はここでめでたしめでたし・・。と終わるはずだが、雨子には秘密があった。
秘密とは・・・、二つの遺体を隠したのは雨子だったということ。彼女は自分をつま弾きにして3人で秘密を持って居る事が許せなかったのだ。だから、タキガワか流のどちらか、生き残った方と結婚しようと決めていた。
ホラーの分類でしょか?
今回の物語を11人のキャストによって繋いでいくというリーディング。
ちょっとエロで妖しいが、ワタクシの好みとしては登場人物に一人のキャストの方が好みだった。だって、みずえや雨子の声が急に男の声になったりするのだから・・(^^;)
女に振り回された男の物語。
『Tepes』
劇団パラノワール(旧Voyantroupe)
ザムザ阿佐谷(東京都)
2009/06/26 (金) ~ 2009/06/30 (火)公演終了
満足度★★★★★
ぶっとんでました!
転換の演出は圧巻でした。話は宙に浮いたように頭の中をぐるぐる回ってます。
それでいて、やはり感動させてくれました。
この内容でよく持っていったと思います。
すっかりやられました。。
ハルメリ
西村和宏(青年団演出部)+ウォーリー木下(sunday)企画
アトリエ春風舎(東京都)
2009/06/23 (火) ~ 2009/06/30 (火)公演終了
満足度★★★★
ハルメリっていう空気みたいなものを「読む」ということが日本的
「ハルメリ」というファッドな流行を軸に、現代の、というより、「ハルメリ現象」とも言えるような、日本人的な精神構造を描いた作品だった。
物語の構造・演出も面白く、楽しんで観劇できた。
ネタバレまた長くなりました・・・。
ネタバレBOX
冒頭のハルメリ・クラブを見て思ったのは、これって、例えば、渋谷のセンター街だったり、原宿の竹下通りだったりするのではないかということだ。
若いエネルギーに溢れているようだが、横一線に並ぶことで安心できる空間。最先端のようで、そうではなく、よく見ると、誰も前には出ていない横並びの関係=安心がそこにある。
「ハルメリ」とは、人より前に出ない、出る者は打たれるというような感覚であると言う。しかも、それは「負け犬」的でありながら、「冗談」であると言い切ってしまう。
横一線にあることで安心しているのだが、やはり本当は前に出たいし、目立ちもしたい。そんな自分を気持ちが恥ずかしいから、あるいはそうできないから、「冗談」と言うしかない状況がある。
それを「優しさ」なんていう「インチキ」で、聞こえのいい言葉で言い表してしまうことの欺瞞。そう言われたら返す言葉がないズルイ言葉によって、ハルメリは鎧を着る。
だから、老若男女に受け入れられるし、はやりもする。受け入れない者、本音を語ってしまう者は、はじかれる。
だから、コトの本質を見抜いてしまいそうになった男は抹殺されてしまったのだ。
でも、よく考えてみると、そういうハルメリ感覚は、実は、現代の「若者」特有のものではない。会社の中、いや社会の中でも横並びなら安心という感覚はある。日本人特有のものではないだろうか、そういう感覚は。しかし、一歩先んじたいという意識は「冗談」という糖衣をまとって、心の奥底に間違いなくある。
昔「ナンバーワンよりオンリーワン」なんて言葉が流行ったけれど、やっぱり(何かで)「ワン」にはなっておきたいのだ、本音は。
ファッドはすぐに消え、新たなファッドかファッションに取って変わられる運命にある。それを知りつつもやはり、横に並びたい、人と同じでいたい、「フツウ」でいたい、という感覚で、そこに参加してしまう。
それに心から「帰依」してしまう者もいれば、「装う」ことでしたたかに自分の位置を確保する者もいる。
横並びなのに、「ナンバーワン」を決めるTVの企画はそこをうまくついている。
それは、例えば、「エコ」という流行の中で、「この商品はエコです」ということを訴えるために、資源を無駄に浪費して宣伝する行為にも似ている。
純和風なハルメリの構造はここにもある。
さらに、ハルメリそのものを取り上げることで、視聴率や購読者を増やそうとするTVや雑誌、そのお膳立ての上でさらに自らをハルメリ商品として提供する、元主婦のコメンテーター、ハルメリ美女、アイドルたち。
そんなハルメリそのものの面白さだけでなく、それを取り巻く人々の思惑や商売を含めて「ハルメリ現象」として描いたところに、この舞台の面白さがあったと思う。
「ハルメリ」という設定も日本人的だし、それによって引き起こされる「ハルメリ現象」と言えるようなことも、まさに日本人的感覚なのだ。その二重構造が見事。
ただ、、その見せ方は、TVのワイドショーを揶揄したような展開だったが、現実のワイドショーが低迷している今、なんだか変な古さを感じでしまった。何かの流行によって、コメンテーターに祭り上げられてしまうことは、ずいぶん昔のワイドショー華やかなりし頃の出来事だし、2ch実況スレみたいなものも、なんとなく古さを感じてしまった(TVの2ch実況スレ的な演出は、あるようでなかったと思い、とても面白かった)。
「普遍的なテーマ」を「現代的な切り口」で見せたのか、あるいは逆に「現代的な見せ方」で「普遍的なテーマ」を浮かび上がらせたのかはわからないが、内容的にはとても興味深いものがあった。
「普遍的なテーマ」であるから、この戯曲は長く残るものであるのだが、逆に「今」を素材として扱っているために、この「今」だけでしか成り立たないもののようにも感じた。
ラスト近くで、唯一、傍観者的立場を固持していた女性記者と編集長の惨劇は、女性記者が仕事に生きることを選択にしたにもかかわらず、すでに仕事を辞めて専業主婦となっていた女性の成功と比べられることで(この女性と仕事と家庭という関係、2人の比較設定はどうなのかなぁ)引き起こされるのだが、この展開は、まるで考えるのをやめてしまったようで、イマイチ面白くない。
ハルメリ騒動に決別するのならばそういう方向で、取り込まれるならばそういう方向で、何と言うか、リアルな、というとちょっと違うが、今回のような血を見る、安直な方向だけにはしなかったほうがよいと思った。それまでが面白いだけに。
例えば「産まない」ことを選んだ女のように。
たぶん、ハルメリ的な気持ちがあるのは確かだけど、ハルメリ現象には乗ることがないだろう自分を彼女に投影して観ていると、強くそう思わざるを得ない。
そして、また、ファッドでしかない、新たなハルメリが続く。
酒神 ディオニュソス
SPAC・静岡県舞台芸術センター
舞台芸術公園 屋内ホール「楕円堂」(静岡県)
2009/04/25 (土) ~ 2009/05/09 (土)公演終了
凄まじく
以前、大きな劇場で観劇した時と違い、楕円堂という半円形の劇場だった為か、(変な例えですが)シネコンとI‐MAXのスクリーンの違いと言いますか、圧倒的なエネルギーを体感しました。
眠るために目醒める
reset-N
インディペンデントシアターOji(東京都)
2009/06/25 (木) ~ 2009/06/30 (火)公演終了
いかんせん
多分もう二度と観には来ないと思いました。
6~7年は応援し続けてきましたが、もう無理です。
眠るために目醒める
reset-N
インディペンデントシアターOji(東京都)
2009/06/25 (木) ~ 2009/06/30 (火)公演終了
満足度★★★★
確かな深化を感じる、が。
フリのお客さま、演劇ファン、小劇場ファン、演劇関係者(役者、演出家、脚本家、スタッフなど)、そしてreset-Nという集団に関わっているヒトビト。それぞれの立場によってかなり異なった反応がありそうな・・・というのが率直な感想。おそらくは演劇関係者こそ見たらたまらなく面白い作品のような気がします。
10年来の(でも1年振りの観劇となった)reset-Nファンである私としては、そこここに現れる「知っていれば笑うしかないリアリティ」をもてあましてしまったが、その一方でコレまで観て来た、そしてreset-Nが評価されてきた方向性とは若干軸足を異にするものの萌芽を感じ取れた作品であることを高く評価したい。
演出家自身の思いを代弁する台詞に見られる「なんぼなんでもというほどの生硬さ」や「旧来のreset-Nらしさを感じさせるスタイルがかえって空回りしている部分」も散見されるが、この作品には「これまでにない、これからのreset-N」への期待を感じる。
舞台版「心霊探偵八雲 魂のささやき」
オフィス・REN
紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)
2009/06/19 (金) ~ 2009/06/28 (日)公演終了
満足度★★★
怪奇ミステリー・ライトノベルシリーズの舞台化第2弾。前作が好きでしたが…
怪奇ミステリー・人気ライトノベルシリーズの舞台化第2弾。
前作の青山円形劇場から、サザンシアターに舞台を変え、
今回は屋敷を舞台にした幽霊殺人事件の謎に挑む。
今回も同じ原作者による脚本、同じ演出家と作曲家による音楽。
出演陣では、主役が中村誠治郎さんに交代。
今回のほうが若く静かな印象で、いい。
続投は、ヒロイン晴香の岡あゆみさんと、
若手の石井刑事役の佐野大樹さん。
特に、何をやってもドジで叩かれて、必ず転ぶ、
何度も転ぶキャラの佐野さんがとても好演、
観ていて楽しいです。
ネタバレBOX
しかし、脚本が、ほかの観客の人も言っていたのですが、
昔の2時間ドラマのようで、あまりにありきたり。
犯人もすぐわかる。
前作は、とにかくいろんな要素がぶち込まれてたし、
展開も複雑。
円形劇場だったことからも、はじけるエネルギーが
間近に伝わってきた良い作品でした。
今回は無難に、大人しくまとまりすぎでした。
玉ノ井家のエンゲル係数(公演終了しました!)
劇団ぎゃ。
ColaboCafe HAKATA(福岡県)
2009/06/27 (土) ~ 2009/06/29 (月)公演終了
満足度★★★★
大千秋楽
ツアーのラストのラストを飾る大千秋楽♪
あーよかった、最高だよ、ぎゃ。
イヌ物語
劇団サーカス劇場
シアター711(東京都)
2009/06/24 (水) ~ 2009/07/05 (日)公演終了
満足度★★★★★
迫力!
小さな舞台なのにとっても迫力があった。役者もみんな個性的だし、舞台美術もとてもリアルで見ごたえ充分!
ちょっと難解で、どの程度内容を理解出来たのかわからないけど、とにかく役者のパワーがすごかった!やっぱり舞台を作るうえで役者の存在って大きいなぁと改めて痛感‥。思わず公演台本買って帰りました‥。
『Tepes』
劇団パラノワール(旧Voyantroupe)
ザムザ阿佐谷(東京都)
2009/06/26 (金) ~ 2009/06/30 (火)公演終了
満足度★★★★★
強烈でした。
静か→ぞくっと怖い→笑い→泣き→感動
盛りだくさんでした。
それぞれの場面の雰囲気がすごく良かった。
ちょっと言葉は難しかったけど、それもなんかかっこよくて、
最終的に大きな愛に辿り着いて泣いてしまった。
今まで観た舞台の中で一番良かった。
鹿殺し 路上パフォーマンス
劇団鹿殺し
新宿・池袋路上ライブ(東京都)
2009/05/23 (土) ~ 2009/07/12 (日)公演終了
おもしろいなぁ
新宿GAP前で観劇。
いやぁ、面白かったです。
「楽しませるんだ!」って心意気がバンバン伝わってきて、短い時間ながら楽しめました。
じゃじゃ馬ならし
SPAC・静岡県舞台芸術センター
静岡芸術劇場(静岡県)
2009/06/27 (土) ~ 2009/06/28 (日)公演終了
満足度★★★
確かにパワフルな舞台だったけど・・・
個人的にはちょっと好みではなかったかなあ。台詞は元々の戯曲そのままで、設定など他の要素を現代に置き換える演出は、正直伝わってくるものがなかった。リアルな芝居をする役者など、良かった点ももちろんあったけど、迷った末の★3つ。