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舞台「戦国BASARA」

舞台「戦国BASARA」

TBS

シアターGロッソ(東京都)

2009/07/03 (金) ~ 2009/07/12 (日)公演終了

満足度★★

大人の怪獣ショー
ストーリーはほぼ無いです。
殺陣殺陣殺陣。。。
一番前の真ん中だったんでそれなりに迫力は伝わりましたが、ストーリーが薄いので、同じような場面が繰り返されて長くて辛かったです。
同じ内容なら30分で十分。
評価は役者の動きに免じてちょいサービスです。

ヘッダ・ガブラー

ヘッダ・ガブラー

メジャーリーグ

赤坂RED/THEATER(東京都)

2009/07/08 (水) ~ 2009/07/14 (火)公演終了

満足度★★★★★

素晴らしい!面白い!100年以上前の作品と思えない!主演:小沢真珠イメージの役で、他人の人生を弄ぶ危険な女性。
小沢真珠さんがドラマで演じたような役柄、
危険を求めていながらも、そうなってしまったら
対処できなくなる、危なっかしさにどきどきしてしまう。

かたや、町田マリーのエルヴステード夫人も
何不自由ない平凡な毎日に嫌気が差して思い切った行動をとる。

この劇の女性たちは2人とも非常に行動的。

女性が抑圧されていた時代、よくもイプセンはこういう内容の
劇をの書けたものだと驚きます。

この狭い空間で6人の役者だけで、その時代その場所各人の人生を、
役者の演技とそれを観る観客の想像力で形にする、
客に観られて想像されることによって完成する・・・演劇は面白いですね。

神の子供達はみな遊ぶ

神の子供達はみな遊ぶ

弦巻楽団

扇谷記念スタジオ・シアターZOO(北海道)

2009/04/23 (木) ~ 2009/04/26 (日)公演終了

満足度★★★

今更だが。
見ている最中はとても楽しかった。
どうなってしまうのか、目が離せないということがこれだけできているのも素晴らしい。
役者のキャラ付けも個性も、はずしてなかったので。
終わり方にはさまざまな受け止め方があったようだが、それまで見せて来た舞台とは対照的な終わらせ方に非常にモヤモヤした。

「徒花」

「徒花」

TBGZ:The Birdian Gone staZZic.

扇谷記念スタジオ・シアターZOO(北海道)

2009/06/24 (水) ~ 2009/06/28 (日)公演終了

満足度★★

少しの話だった
これといって大きなドラマはなかった。
一室で起こっていて、かつ、一家族の一風景であったので当然ともいえようか。
しかし注目させるほどの何かはなかったのである。
芝居において、日常風景にも注目させられる脚本力・演出力・役者力というのは稀なものだと思うので、その点は特に不満等なし。
話の内容としては特に印象深い点はなかったが、役者の力バランスがはっきりと出てしまい、見ている方の集中が途切れ途切れになった。
このまま進んで5年後はどうなっているのか、気になるユニットではあった。

きれいな鳥がとまるのを待っている

きれいな鳥がとまるのを待っている

intro

生活支援型文化施設コンカリーニョ(北海道)

2009/06/11 (木) ~ 2009/06/14 (日)公演終了

満足度★★

やりこんではいたのだろう
修練度というか丁寧さのようなものか。
そういうものは非常に高かったように思うが、
客の心や頭の中で話が動き出すタイミングが遅かった。
半分ちょっとだるかった。
話自体はよいものと感じたし、役者は素晴らしかった。
しかし退屈な時間が長かった。
目を離させない状態はめまぐるしいことが起きなくてもできると個人的には思うので、今後は飽きさせないものを出して来て欲しい。
次回に期待を持つ。
毒メルヘンというほど毒ではなかったように感じた。

ポラタヤから来た女

ポラタヤから来た女

今井大蛇丸/やぎ

ラグリグラ劇場(北海道)

2009/07/04 (土) ~ 2009/07/05 (日)公演終了

満足度★★

わかる人だけの世界
その世界観が出来上がっているの「だろう」から、わからない人たちは置いてけぼりでも自分たちはやっていける。
一種ひとつの偏りで、同じものを共有できる少ない人たち。
そういう世界を造り上げることだって難しいのだから、一概に悪いとは言い切れない。
そういう世界である。楽しめる人はとことん心酔して、わからない人は置いて行かれる。
どこまで引き込むことが出来るのかも、見せる側の能力の気はするのだが、もし歩み寄ればきっと色は違ってしまうだろう。

鹿殺し 路上パフォーマンス

鹿殺し 路上パフォーマンス

劇団鹿殺し

新宿・池袋路上ライブ(東京都)

2009/05/23 (土) ~ 2009/07/12 (日)公演終了

満足度★★★★★

場所がわからず・・・
携帯で調べて行くも、なかなか場所が分からず困っていると、「鹿殺し」というのぼりが!

二度目やっと見れました。

後で知ったのですが、しばらく路上パフォーマンスはお休みだそうです。

だからか、すごい人でした。直球すぎる(笑)

スメル

スメル

キリンバズウカ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2009/07/04 (土) ~ 2009/07/12 (日)公演終了

満足度★★★★

みた。
違和感の無くあの雰囲気なるのがすごい。役者さんがよかったです。また観たい。

上海異人娼館-チャイナ・ドール -

上海異人娼館-チャイナ・ドール -

青蛾館

こまばアゴラ劇場(東京都)

2009/07/08 (水) ~ 2009/07/12 (日)公演終了

耽美ではあるけれど
開演前の雰囲気作りから
物語に至るまで
独特の雰囲気に惹きこまれたのは事実

ただ、どこか古風な感覚から抜けきれませんでした。
人間の本質に潜む「何か」の表現が
追い越してしまった時代への「追憶」の範囲を
凌駕できていなかったように思います

ネタバレBOX

このような作品が
前衛的な色として捉えられた時代がきっとあるのだとは思います。

でも、その世界から浮かび上がる感覚が
珍しいものではなくなってしまった昨今では
舞台上の美もかすかに陳腐化してしまったようにも思えて。
美しさは感じるけれど
何かを凌駕して存在しうるほどに
耽美ではなかったかも・・・

よしんばそれが、第二次世界大戦前の話であっても
通常に表現しえない心の闇の普遍性までが
どこか古びてみえてしまうのはちょいとつらい気がするのです。

娼館の掟が縛るものと
縛ることによって解放されるなにかというプロットは
すっと観る者に入ってくるし
表現に破綻があったわけではないのですが
この舞台の存在価値ともなりうる
時代を超えた鮮烈さというか深淵のようなものが
今ひとつ感じられないようにも思いました。

娼婦たちが一同に会する迫力に目を奪われ、
息をのむようなシーンもたくさんあったのですが
それらのエピソードが重なっていく時に
のりしろが十分に合わさっていないような感じもして・・・。

役者達の芝居にもメリハリがあり
見応え十分ではあるのですが・・・
この作品に関しては
個々のシーンが語る事象だけでなく、
そこから醸し出される空気に
さらなる精緻が求められるような気がするのです。

まあ、それだけハードルの高い作品が
演じられているということなのでしょうけれど・・・。

プロペラ「ヴェニスの商人」「夏の夜の夢」

プロペラ「ヴェニスの商人」「夏の夜の夢」

東京芸術劇場

東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)

2009/07/02 (木) ~ 2009/07/12 (日)公演終了

満足度★★★

確かに洗練された上質な舞台だったと思うけど・・・
両作品とも正直、期待には遠く及ばずでした。それは多分に好みの問題もあるのだと思います。男性が女性の役をやる点も個人的には馴染めませんでした。確かに俳優は抜群にうまいし、アンサンブルの豊かさなんかは、劇団という形態でしかないえない賜物だったと思う。けど、何ていうか、観ているお客のほんの一部、数人でもいいから、心につきささるような生々しい表現が見られなかったような気がする。

卵の中の白雪姫

卵の中の白雪姫

演劇集団若人

池袋小劇場(東京都)

2009/07/10 (金) ~ 2009/07/12 (日)公演終了

満足度★★★

初めての劇団さん
初めて観させていただきました。
役者さんは皆いい味が出ていて、他のお芝居もまた見てみたいです。

お話はちょっと掴みどころが難しい。
メッセージがありそうで…もうしばらく自分の中で反芻すれば辿りつけそう?

『Tepes』

『Tepes』

劇団パラノワール(旧Voyantroupe)

ザムザ阿佐谷(東京都)

2009/06/26 (金) ~ 2009/06/30 (火)公演終了

満足度★★★★

第1幕と第3幕は特に印象的
吸血鬼ドラキュラのモデルとなったルーマニアの「串刺し公」ヴラド・ツェペシュに想を得て書き下ろされたフィクションで、序章的な第1幕、タイトルロールであるテペスの少年時代を描いた第2幕、その後を描いた第3、4幕という構成。中でも第1幕と第3幕は特に印象的。
第1幕はテペスの両親を描いたもので、結婚のいきさつから心臓病をかかえて出産した妻(=テペスの母)の葬儀までを、基本の衣装の上にシンプルな上衣(?)を1枚羽織るだけで婚礼衣装や喪服を表現するなど多くを説明せずにそのシーンを観客に悟らせる手法によってテンポ良くダイジェスト的に見せて◎。テンポと言えば第2幕で少年テペスが瞬く間に別役の女性に変わるのも鮮やか。
第3幕は極めてアングラ(特に寺山?)っぽく、テント小屋で演ったらモロじゃん!な内容を、木目のあたたかさが特徴的なこの劇場でストレートプレイまんまな演出で見せるのが面白い。音楽に喩えればギンギンのロックな歌詞を演歌のメロディに載せました、的な?(笑)
で、テペス親子だけでなく別の親子も含めて「親の因果が子に報い」だの「血の呪縛」だのというフレーズがよく似合う内容(ギリシア悲劇に通ずるかも)は、ヘヴィーあるいはビターだが、最後の最後にそれをフッと和らげて終わるのは上手い(あるいは「ズルい」?(笑))。
あと、自分の出生に関してコンプレックスを持つ主人公という部分に前日観た某映画を連想。

ショートストーリーズ

ショートストーリーズ

劇団6番シード

劇団6番シード稽古場(東京都)

2009/06/26 (金) ~ 2009/07/12 (日)公演終了

満足度★★★★

Bコースっっ!!!
ショートコント「新妻さん、夫婦さん」に連作短編集「取調室A・B・C ~犬と向日葵と秘密基地の話~」を組み合わせた75分。
「新妻さん…」はまさにインパクト命のショートコントながら、「新妻さん」の夫の名前はダイレクトに「スキオ」さんではなく「好夫と書いてヨシオと読むんです!」の方が良かったような気も…
「取調室…」はAとBがコメディでCがハートウォーミングという構成なのでCでは「どこで落とすんだ?」な戸惑いアリ(爆)。
が、少年の父に事情聴取する婦警も母親であり、という設定が巧みで、ラストには往年の山田太一作品などに通ずるものを感じる。

ショートストーリーズ

ショートストーリーズ

劇団6番シード

劇団6番シード稽古場(東京都)

2009/06/26 (金) ~ 2009/07/12 (日)公演終了

満足度★★★★

Aコースっっ!!!
映画『パニック4rooms』の原案でライトな謎解き系「3人の男とひとりの女」、前回公演『テンリロインディアン』の原案的な「渋谷警察24時ころ」、ラジオドラマを元にイベントでの上演用にリライトしたハートウォーミング系「Re:」の3本で70分。
「3人の…」は自殺をほのめかす携帯メールに慌てて彼女の部屋に駆けつけた3人の男たちが中心で、しかし3人の相手の名前は違っている上に大家が告げた借主の名前はまた別で…というツカミはオッケー、さらに後半の謎解きパートもテンポ良く、短編ならではのキレの良さアリ。映画版はどんなだったんだろう?
「渋谷…」は『テンリロ…』を観ていた身として「なるほど、この設定にいろいろ付け加えてああいう風に仕上がったのね」と大いに納得。
「Re:」は当日パンフにあった「元はラジオドラマの脚本で」という部分をすっかり忘れて観ており、主人公グループにとって未知の相手であるメールの送信主の表現方法を「小説など文字情報であれば簡単なのに、それをよくこういうカタチで舞台に上げたなぁ」と感心。また、親子ネタに弱い身として、ラストにはホロリ。

箱を持っている

箱を持っている

劇団あおきりみかん

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2009/07/10 (金) ~ 2009/07/12 (日)公演終了

満足度★★★★

楽しく観劇しました!
私の箱って、サイズは、色は、見たい様な見たくないような・・・・・。

ネタバレBOX

前作同様、楽しみました。
箱、数えたんだけど途中で止めました。最後は大きな箱一つに全て入ってしまったように感じました。それが潰れたとき人は・・・・。
スペシャルコントがツボにはまり笑いました。
ケモノミチ

ケモノミチ

ブルドッキングヘッドロック

ザ・ポケット(東京都)

2009/07/08 (水) ~ 2009/07/12 (日)公演終了

長いと・・
全体的に長い作品で見疲れました。

卵の中の白雪姫

卵の中の白雪姫

演劇集団若人

池袋小劇場(東京都)

2009/07/10 (金) ~ 2009/07/12 (日)公演終了

満足度★★

初・別役 実作品。
解説を読むと子供芝居作品の持つ、シンプルさ、とありますが私には?です。それでも最後まで観れたのは若人さんの力だと思います。

ネタバレBOX

魔法使いの女あたりから、う~~~ん?となり。登場人物みんな、まともじゃないなと感じてから観かたが落ち着きましたけど。卵が彼らにとってどう言う答えになるのか、やはり割ってみたい。
チケプレで観させていただきありがとうございました。
ガブリエル・シャネル

ガブリエル・シャネル

松竹

新橋演舞場(東京都)

2009/07/03 (金) ~ 2009/07/27 (月)公演終了

満足度★★★

真央様 奮闘公演
真央様の新作。
お祝いの意味を(個人的に!)込めて、初日に観劇。

3時間30分あるんだよね、しかも演舞場だからテンポも非常にゆっくり。
何度も寝てしまいました・・・

そんな失礼はともかく、
その長時間の上演時間、真央様は出ずっぱり。
客寄せで今井翼や高橋恵子も出演してますが、
とにかく真央様の喜怒哀楽を楽しむ作品です。

シャネルでもブルガリでもかまわない。
これは、真央様の一代記ですから。
そんな心構えで鑑賞すべき、珍品です。
なにせハイライトはカーテンコールですから。

ダンス・オブ・ヴァンパイア

ダンス・オブ・ヴァンパイア

東宝

帝国劇場(東京都)

2009/07/05 (日) ~ 2009/08/26 (水)公演終了

満足度★★★

キャッチコピーに偽りあり!
前回公演は3回見ましたが、決して完売なんかしてません。
ガラガラでした。全席完売って「SHOCK」じゃあるまいし。

夏はやっぱりホラーってことで、素直に楽しめます。
子持ちで離婚をしている知念が純潔の18歳の娘役とか、
市村正親が演じてナンボのプロフェサーを石川禅が地味に演じて
全然貫禄がなくなった、とか目に余る部分はあるにしても、
ポップコーン・ミュージカルとして肩の力抜いて、はしゃげます。

久しぶりの帝劇でした。クリエや銀河劇場で、
チンケや舞台装置や、簡素なオケばかりだったので、
「やっぱり豪華絢爛、厚みのある音楽で見れる劇場って、
贅沢だなぁ」と実感。
あれでこぞ、別世界、芝居の世界に浸ることができます。

残念なのは、キャストが似たりよったりなところ。
来年「レベッカ」を再演するみたいだけど、これなんか、今回と殆ど同じキャストだなぁ。
これじゃ、劇団東宝ぜよ。

クラウド・エンド

クラウド・エンド

激団リジョロ

シアターシャイン(東京都)

2009/06/24 (水) ~ 2009/06/28 (日)公演終了

満足度★★

ハードなのはハード
内容が、というか演技が非常にハード。
あれだけのエネルギーを放出し続けることができるのは驚嘆。

ただ物語の内容は賛否の分かれるところ。
こういう話をこういう表現の仕方で上演する劇団だと知っている人にとっては
いいのかもしれない。
話が進むほど、いろんなことが明らかになっていき、
展開そのものには「ああ、そうだったのか」と素直に思えた。

「死」に関して、いろんな考えや思いを持っている人がいるだろう。
この劇団ではこういう考え方です、と客に提示するのはいいが
賛同できない部分でも、やたら灼熱で畳みかけてくることに拒否感を覚える。
舞台で「死」や「殺し」を行うのは、
それをやる必然性とやる意味が十二分にあるときだけではないか。
もちろんやる側にはそれがあったのだろうが、
(主張は理解できたが)自分にとってそこまでの意味は見出せなかった。
一度、席に座ってしまったお客は最後まで身動きが取れない。
肌の合わない方には、熱い分だけつらい時間をすごさなければならないこともある。

舞台役者の方々は演技がよかったのだが、今回は違った話が見てみたいと思った。

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